設定資料集※3週目

■本編中の登場人物などに関する記述







 久遠家とは、少なくとも300年前から存在しており、大赦にも深く関わっている一族
 300年前に陽乃以外の親類縁者は周りの人間による【強制的な人柱】にて全員死亡している。らしい
 もともとは巫女の家系だったが、
 陽乃が九尾と出会い、契約を交わしたことで勇者としての力を併せ持つようになる
 その代償(※1)として寿命は一般の人間よりも短いほか
 男性が誕生する率は極端に下がり、半ば女系の色が強い
 勇者や巫女の力を引き継ぐのは女児が複数いようとその中のたった一人であり
 その子がたとえ末っ子であろうと後継者となる決まりがある他、勇者として戦い、
 生殖機能の喪失や死亡の可能性もあるため、結婚可能期である16歳で結婚し、
 子を宿して勇者から身を引くのが決まりとなっている。なお、
 子を宿すことによってその力は失われることが解っている

※1
  • 代償:九尾の力の流入により、力の均衡が保てなくなったことによる魂の疲労





 巫女の家系としての血を引いており、夫妻の一人娘として久遠陽乃が居た
 300年前のバーテックス(後の星屑)の襲来の際、陽乃や久遠家の人柄の良さと
 神に仕える巫女の一族という肩書きによって人柱を強要されたことで陽乃以外の親類縁者が全て亡くなっている
 九尾はこの時に陽乃と接触したと見られ(九尾側からか陽乃からかは不明)
 その際にとある契約を行っており、以降、九尾は久遠家に仕える精霊となっている
 若葉や千景などの勇者の魂を武器と結びつけることで
 次世代の勇者(天乃)の精霊として使用できるようにするなど久遠陽乃の霊的能力は絶大なものとなっており
 大社や一般の人々はその力を畏怖していた
 陽乃の絶大な力があった分、バーテックスサイドも力を尽くしたため
 陽乃が不在時に球子や杏が討たれたことでチームが瓦解
 バーテックスの襲撃のみならず、一般の人々の心無い言葉の数々によって千景も命を落とすなど
 勇者には甚大な被害が出たが、神世紀まで続いているため、滅ぶことはなかったと見られている





 少なくとも乃木と同等に深く大赦に入り込んでいる
 基本的に祖父母が大赦に赴き、両親が久遠家が所有している神社の神主となっており、現在もその形で関わっている
 祖父母が健在で、両親と兄(久遠大地)、姉(久遠晴海)が居るが、天乃は記憶喪失になっており、
 家族のことは一切覚えていない





 天乃の兄で、晴海の兄。つまり長男
 超がつくほどに妹を溺愛する自他共に認めるシスターコンプレックスの人間版。
 夏凜の兄である春信とは同級生
 男性であるために、巫女や勇者としての力が持てない分
 久遠を支える者であれ。という意味を込めて、大地と名付けられた
 戦闘能力は勇者相手には筋力等で劣るが場合によっては技術で勝つことも出来る
 自分の名前が○○にぃと呼び辛く、
 春信が春にぃ(春兄)と呼びやすいことに嫉妬している




 天乃の姉で大地の妹。
 陽乃と似た名前を持っているがこれは■■(神託)によって、久遠家に■■■■(次期勇者)が来るとなったが
 それが晴海ではなく天乃だったために■■■■■■■(力のない戒め)として■■■■(陽乃未満)という意味を込められてしまった為。
 兄には劣るが、こちらもシスターコンプレックスの称号があるのはその責任を感じているからである




 久遠家の次女にして、巫女と勇者を兼任する陽乃の後継者にして神の子――だったが
 現在(物語開始時)では忌み子として扱われている
 しかし、その原因も神(死神=■■■■)である
 使役している精霊は九尾・死神・素戔嗚尊・稲荷・火明命・獺の6つだったが
 現時点では神野悪五郎や死神達が満開回数をちょろまかしていた分の土居球子を追加して7つの精霊を使役している




 物語において、重要な役割を担っている組織
 登場人物となってはいるが、個人名ではなく、組織名
 元々は【大社】という組織名だったが、約300年前のある出来事がきっかけで【大赦】となった
 組織の一部に、久遠の人間が組み込まれてはいるものの
 天乃の力の強大さ、凶悪さゆえにあまり好ましく思っておらず、一部は【忌み子】として扱っているほどである
 世界中(神樹結界内部)のいたるところに組織とつながりのある企業を多数所有しているほか
 世界を守る役目を担っている神樹関連の組織のためか、発言力は総理大臣のそれを上回るらしい
 鷲尾編にて、その発言があった際(本編描写なし)、天乃は総理も実は大赦が選出しているんじゃないのかと発言しているが
 それに対する答えはなかった



三好春信

 夏凜の兄で大地の親友。神社の家系でもなんでもないが優秀さで地位をあげていく
 大赦の中で数少ない天乃の味方

夢路瞳

 大赦勤め半年くらいの新人赦員。両親は一般人
 一人暮らしをしていたが、天乃の担当を任された際、
 もう一人の勇者候補である夏凜の世話も見ることになった
 当然のように、天乃の味方



伊集院沙織

 天乃と同じく讃州中学の3年生で、大赦勤めの巫女
 本来は神樹のそばに居るべき立場だが、天乃の監視のために通学中
 もちろん、天乃の味方



久遠天乃

 勇者の中で最強にして最悪と言われるほどの力を持つ勇者
 その力ゆえに、大赦からは忌み子として扱われている

乃木園子

 天乃と同期で、鷲尾編からの旧友
 満開を繰り返したことによって体が不自由になり、動けないため、大赦の管理のもと療養中
 対勇者用の勇者

犬吠埼風

 2年前の災害によって両親を失い、妹の樹と生きていくために援助の代わりとして大赦につく。
 天乃とはそれなりの関係ではあるが、【久遠】という呼び方を変えていないのは■■■■(監視者)で有り続けるためである



伊集院家
 久遠家との繋がりは300年前からあり
 久遠陽乃という少女の人格を最終的に破壊したのもこの家
 久遠家と違い、伊集院家は元々ただの一般家庭である

 家が近いことから娘同士遊ぶようになり、陽乃の巫女としての鍛錬にも少しだけ参加するなどしており
 それが影響してか、陽乃の死後、若葉が伊集院家を訪れた際には僅かではあるが、巫女としての力を持っていた

 陽乃から預けられた子供を育てており、それが久遠家が大赦に所属している理由でもある
 陽乃が欠片を与えた別の子供に関しては、陽乃の言いつけ通り後を追っていない為不明



精霊概要
 精霊の中でも特殊な力がある久遠天乃の精霊についての記述
 基本的に言葉を話す精霊は居ないが、九尾・死神に関しては話すことが出来るなど
 大赦も天乃本人も把握できていない部分は多い
 もっとも、九尾だけは知っているようだが……



九尾について
 名前の通り九つの尾を持つ妖狐。天乃自身ではなく久遠家そのものに仕えている精霊で
 代々、力を受け継いできた娘の助力に努めているが、その正体はまったくわかっていない
 若葉編(300年前)に久遠陽乃と出会い、契約を交わしており、
 それが久遠家が勇者としての力を持つことが出来るようになった要因
 幻惑などの能力を駆使して身分詐称は基本装備。
 稲荷神を嫌っているが、これは稲荷神が狐を眷属としているほか
 昔の人間が九尾と稲荷神を同一視していたからであり当人同士の諍いは特にない
 もっとも、天乃の精霊としての稲荷神との仲が悪いわけではない

 個別ページ→【 九尾



死神について
 死神の名の通り、死へと誘う神■■■■で、久遠家がもともと祭神として扱っていた神の一人
 死神が天乃の精霊として召集されたのはそれが理由であり、稲荷および火明命に関しても同様である
 その力は強大で、再生能力を有するバーテックスのその力を無効化(破壊部位を壊死させる)ことも可能で
 それが樹海や神樹にも影響があるために、天乃が忌み子とされることになった
 人間の頭蓋を被っているが、これは郡千景の代用品の証である(より密接な繋がりを持つ為の物。つまり千景の頭g)
 死神が持っている鎌にも、生太刀の若葉と同様に千景の魂が込められているが、
 千景の死後、千景が勇者として認定されなかったため、鎌の喪失を恐れた陽乃が鎌と死神を結び
 それで一つの精霊としてしまったために、千景を呼ぶことで死神は力を委譲し消滅する

 個別ページ→【 死神



稲荷について
 死神と同様に久遠家が祭神としていた存在
 力は非常に強力なもので樹海の穢れの浄化や結界の強化も行うことが出来る
 死神によって忌み子とされながらも、いまだに崇められている理由。
 人の言葉を話すことは無いが、天乃の言葉を理解し、文を送るなど人間の言葉は理解していると見られ
 話すことも出来る可能性がある
 常に狐の面をつけており、素顔は一切見せたことは無いが、体つきは女性であることから
 中身は女性であると考えられているが……

 個別ページ→【 稲荷



火明命について
 天乃が記憶を代償とした際に現れた精霊。
 死神・稲荷と共に久遠家に祭神として扱われていた神の兄。
 なぜ弟ではなく、兄が来たのかなど。現状ではなぞの多い精霊である

 個別ページ→【 火明命



須佐之男について
 複雑な経緯の元、天乃の精霊として引き寄せられた精霊だが、ただしく言えば準精霊である。
 鎧に身を包んでいる他、仮面をつけておりその素性は明らかになってはおらず火明命と同様にまだ謎が多い
 死神や九尾が特殊ではあるのだが、基本的に姿を見せず。戦闘時にのみサポート役ではなく、戦闘要員として登場する
 その正体は、陽乃によって封印された若葉の仮の姿。久遠家の管理する神社に奉納されていた生太刀を取り戻すことで
 本来の姿を取り戻したが、封印が劣化していたからなのかは不明だが、記憶は不完全な状態

 個別ページ→【 須佐之男




獺(猿候)について
 左手の無い、小さなカワウソの姿をしているが……その正体は河童である
 天乃の誕生日である6月6日に川入りすることで、さらに強力な力を持つ、猿候へと変わる
 幻惑などの幻術に長けた能力を持ち合わせており
 九尾はあまり口にしてはいないが、九尾に匹敵しうる実力を持ち合わせている
 呼び出した際に身を寄せたりと天乃のことを気に入っている様子が伺える

 なお、女性を襲うこともあるが、久遠さんは現状(周りの)ガードが固すぎて襲うことが出来ていない

 個別ページ→【




神野悪五郎について
 混合勇者状態での満開をした際に追加された精霊
 多くの妖怪を従えていた妖怪で、様々な能力を有しており、仲間に出来れば心強い
 精霊以前の勝手な因縁で九尾を嫌っており
 同じく、精霊というだけで自分を従えている(ことになっている)天乃を敵視しており
 天乃を自分の配下(あるいは嫁)にするべく下克上、立場の逆転を目論んでいる


 個別ページ→【 神野悪五郎


最終更新:2017年03月19日 12:22