デッキを組む

対戦をするにはデッキが必要です。
もちろんハーフデッキを組み合わせるだけでも対戦はできますが、勝つためのデッキを構築することで有利に戦うことができます。

このページではカードゲームのデッキを構築する基礎的な方法論を紹介します。

テーマを決めよう

好きなカードを使う、1ターンで勝負を決める、相手の行動を阻害する、流行のデッキを対策する……と、戦いの道筋は多岐に及びます。
しかしながら、その道筋に一貫性がないと決定打に欠けたデッキが生まれてしまいます。
やりたいことを明確にして、その為のデッキを作ることが戦略上では極めて重要なのです。

今回は例として、重音テトのボーカルスキルに注目してデッキを組んでいきましょう。
重音テト
チョキ/VIP/HP:60/PW:20
ILLUST:たまちーず
【ボーカル】奇跡の嘘 20+
受けているダメージの分だけ技の威力が増加。
【コーラス】Nを増やせ!
両プロデューサーとも、ステージ上のボーカルが3枚になるまで、
手札から任意のUTAU音源を裏にしてステージに出す。
両Pが出し終えたら、カードを表にする。

重音テトはピンチに追い込まれれば追い込まれるほど、パワーを得るカードです。
この効果を最大限に活用して、背水の陣でパワフルに攻め込むことが勝ち筋となります。

サポートカードを選ぼう

どんなカードでも、強みや弱みを備えているものです。
これらをマネジメントし、最大限にポテンシャルを引き出してやるためにカードを選んでみましょう。

重音テトはHPが満タンでは火力が出ませんが、削りすぎて0になってしまっては元も子もありません。
したがって、テトの効果を活かすにはHPの状態に気を配る必要があります。

和音マコ
チョキ/HP:50/PW:20
ILLUST:ヨコル
【ボーカル】忍法・怪鳥響鳴 20
AP対象以外の敵ボーカルにも10ダメージ。
【コーラス】空蝉の術
カウンター技。
AP対象の音源を手札に戻し、手札にあるカード1枚と入れ替える。
その際、戻したカードの受けていたダメージはそのまま入れ替えたカードが引き継ぐ。

マコのコーラススキルは、テトがダメージを受けた状態で場に出るにはうってつけの効果です。
単純に他のカードを守るだけでなく、火力を稼ぐことができる点で相性は抜群です。
テトとマコに組み合わせるカードとして、櫻歌アリスも積極的に採用していきたいところです。

櫻歌アリス
チョキ/HP:50/PW:20
ILLUST:休符
【ボーカル】第一夜・吾亦紅 10+
自分の残りHPの分だけ技の威力が増加。
【コーラス】第二夜・雪柳
次ターンのじゃんけんに影響。
そのターンで発生するじゃんけんで一度だけ、やり直しを要求することができる。

アリスの他には、天音ルナのような自傷効果のあるパワー系カードを選ぶのもよいでしょう。
効果のシナジーでカードを選択していくことによって、より個々のカードの持つ強みを引き出すことができます。
また、弱みをカバーしてくれるカードを選ぶことも重要です。

ももワさん
グー/HP:40/PW:10
ILLUST:きづち
【ボーカル】にゃんきゃっと 0
相手と3回じゃんけんをする。
自分を含めた味方ボーカルのHPを、勝った回数×20回復。
【コーラス】おやつピーム
カウンター技。
AP対象にされた味方ボーカル全員のHPを20回復。

モモワさんの回復効果は、テトやアリスといった主力の弱点をカバーする上でうってつけです。
攻守にフィットするカードを選択することが、カードが「腐る」ことを防ぎ、チャンスを逃さないプレイにつながるのです。

デッキの回転に気を配ろう

さて、ここまで主力やそのサポートとなるカードを紹介してきましたが、どんなに良いカードを揃えても引けなければ意味がありません。
そこで、如何に手札を整えるかが重要となってきます。

雨歌エル
グー/HP:50/PW:20
ILLUST:りつう
【ボーカル】恋心と雨模様 ?
相手とじゃんけんをする。
勝った場合はAP対象に40ダメージ。
負けた場合は0ダメージだが、代わりに自分のHPが40回復。
【コーラス】さよならの雨
山札から3枚ドローして手札に加える。
味方ボーカル1枚を選び、ダウンさせる。

たとえば雨歌エルのコーラススキルは代償こそ重いですが、カードを3枚引けるという点でデッキの「回転」を早めることができます。
カードを引くということは単純に欲しいカードを手にできるチャンスでもありますが、デッキ枚数を削減する効果もあります。
デッキ枚数が少なければ相対的に欲しいカードを引ける確率が上がるため、デッキから手札にカードを呼び込むことは大変重要なのです。
このエルのスキルともシナジーする、戯歌ラカンも候補に挙がるでしょう。
ラカンは、獣属性を織り交ぜておけばアタッカーとしての活躍も期待できます。

こういったカード群とも相性のいいカードを選んでいけば、やりたいことを達成しやすいデッキとなっていきます。

実戦でデッキの調整をしよう

ここまでで選んできたカードや、それらと相性の良いカードで32枚のデッキを組んだら、いよいよ実戦をしてみましょう。
実戦はデッキの弱みを知る大切なチャンスです。様々なデッキと何度か戦って、苦手な場面をあぶりだしましょう。
また、周りのプレイヤーの間で流行っているカードを掴んでその対策をすれば、対戦で優位に立つことができます。

弱点が見えてきたら、少しずつデッキを組み替えてテストを繰り返していきます。
このサイクルによって、あなたのデッキはもっと強力で洗練されたものとなっていくはずです。

デッキに完成はありません。よりよいデッキを目指して、がんばってくださいね。

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最終更新:2015年12月14日 03:53