オールマイトの個性?
以下の考察は、本編で謎が明かされたことにより意味のないものとなってしまいました。
その謎は是非とも本編でご確認ください。いちおう残しておきます。
オールマイトの"個性"は、言わずもがなワン・フォー・オールである。
そしてワン・フォー・オールは先代の保有者から受け継がれてきた特殊な個性であり、オールマイトも例外なく、かつては譲渡された側だったのだ。
では、もともとのオールマイトの個性とは一体なんだったのか。なにかと話題になることが多い点である。
そもそもワン・フォー・オール(以下OFA)の詳しい仕組み(もともと持っていた個性はOFAで上書きされるのか、併存するのか)が不明であるが、ここでは「個性は併存する」ものと仮定する。
そうでなければ、オールマイトの元の個性など考える意味がない。
さて、これについての主な意見は、
・マッスルフォームに変身することができる"個性"ではないか
・"個性"は持っているがOFAだけで活動しており全く使っていない(役に立たない)のではないか
・オールマイトも"無個性"だったのではないか
以上の3つだ。うち2つめの「全く使っていない説」については検証の仕様がなく、当然ながらその可能性はあるものの、ここでは考えないこととしたい。
マッスルフォームに変身することができる"個性"?
この説の論拠は、「マッスルフォームとトゥルーフォームでは体重が違う(らしい)」ということが大きい。オールマイトが自身の体重について「マッスルフォーム時だと255kg」と言っているのだ。(トゥルーフォーム時の体重は不明)
Mt.レディも巨大化するが、身長2062cmで体重2ケタぽっちでは中身がスカスカ(注)でロクに闘えず、キャニオンカノンは物凄く弱いし、少し小突かれただけで倒れてしまうだろう。それではお話にならない。
どうやら原理はともかく質量自体が増加しているようなので、"個性"で自身の肉体を変化させ質量を増加させることは可能である、ということになる。
"個性"の他に自身の質量を変える方法はさすがに無いと思われるが、OFAの作用である可能性も十分に考えられる。
出久も、ゆくゆくはオールマイト並みのマッチョになるのであろうか…
さらに「腹筋力んでるのと同じ」「画風が違う!」など、一連の流れ全てがギャグである可能性が唯一残っているところがネックであろうか。
"無個性"だった?
この説の論拠は少々弱い。雄英高校に提出する「個性届(戸籍のように役所に登録)」について出久とオールマイトが電話で話している際に、オールマイトが言う。
「個性届は変更できる。突拍子もない変更は受理されないが、もとが『なし』なら多分大丈夫さ!多分っていうか絶っ…」ここでデクが誤って電話を切ってしまうのだが、間違いなく後に続く言葉は「絶対に大丈夫」だろう。絶対と言い切る理由は何なのか、それはつまり彼も「"無個性"→"OFA"」と個性届の変更をしたことがあるからでは?というものである。
これは憶測の域を出ておらず、可能性はゼロではないというレベルである。
ただ、もう一つ付け加えるとするならば、オールマイトも出久と同じく無個性だった!なんてちょっと漫画的にいいじゃん?という考えもあったりする。
※それが良いと感じるかどうかは人それぞれです。
(注)密度が同じと仮定すると、身長162cm→2062cmつまり約12.7倍になった場合、単純計算で体積はその3乗、つまり体重も3乗の約2062倍となる。
つまり元の体重をかなり低く見積もって40kg程度だとしても、巨大化後の彼女の適正体重は82.5トンにもなる。ちなみに自由の女神像が90トンくらいらしい。