<< 世界観 … アロウ >>
この世界は、様々な要素が混ざり合って生まれた。
始祖たるは混沌。
混沌の闇が晴れた時、そこには、多くの世界が広がっていた。
ある場所は魔法文明に秀で、
ある場所は近代兵器を扱うことに長け、
ある場所は幻想生物が息づいていた。
混沌から生まれた世界は多様な姿に変貌を遂げつつ、それでいて、寄り添うように同時に存在していた。
すべてを許容する世界。
世界は、いつしか「アロウ」という名で呼ばれるようになった。
(allow 〈…を〉許す; 〈…の〉入るのを許可する)
ここは、アロウと名付けられた世界の、とある国の、とある街。
様々な文明が、すべてを許されながら伴にある場所。
街の名は、ガーディアス。
守られし場所の意味を持つ、旅人の集う街。
すべての物語はここから始まり、そして花開いてゆくだろう。
この街は守られし場所。しかし同時に、「盾となる地」 の意味もある。
何かが起こったとき、この地に生きる者達が、世界を守る最強の盾となる。
さあ、立ち向かい、戦い、そして大事なものを守れ。
それだけの力を、あなたは、世界から与えられているのだから。
<通貨>
通貨の単位は「アロウゴールド」です。
1アロウゴールド=1円、でイメージしてください。
1アロウ、1AGなどと略されることもあります。
食品はある程度安く販売されています。
一応、電化製品も存在しているのですが、この世界では高級品であり、人々の間であまり普及していません。
持っている人は特別な仕事、あるいは変わり者、と思われます。
<騎士団というもの>
この世界には、国に属する公務員、「騎士」がいます。
騎士は、国の各地に派遣され、街やその土地を守っています。
騎士=警察官、と思っていただけると、分かりやすいかと思います。
(そのかわり、「警察」という組織は存在しません)
街をパトロールする騎士に、注意されることがないようにしましょう。
悪いことをすると、騎士に捕まります。
また、「騎士団」は自衛隊と同様の動きをすることもあり、国同士の戦いの時には国を守るために戦います。
国を揺るがすような危険なモンスターが出現したときも、騎士団は体をはって人々を守ります。
<季節と歴>
世界アロウには四季、春夏秋冬があります。
地方によって多少違ってきますが、ガーディアスでの四季は、春は3月から5月、夏は6月から8月、秋は9月から11月、冬は12月から2月です。
それぞれの月には、色と動物の名を組み合わせた呼び名がついています。
1月 白鳥(しらとり)の月 主な行事:新年祭など
2月 黒鼠(くろねずみ)の月 主な行事:バレンタイン
3月 桃兎(ももうさぎ)の月 主な行事:ホワイトデー
4月 赤蜂(あかばち)の月 主な行事:
5月 藤栗鼠(ふじりす)の月 主な行事:
6月 翠猫(みどりねこ)の月 主な行事:
7月 青馬(あおうま)の月 主な行事:建国祭
8月 黄金虎(おうごんこ)の月 主な行事:
9月 紅鹿(べにじか)の月 主な行事:運動会など
10月 茶熊(ちゃぐま)の月 主な行事:ハロウィンなど
11月 灰狼(はいおおかみ)の月 主な行事:
12月 銀狐(ぎんぎつね)の月 主な行事:クリスマスなど
誕生日を祝う習慣も一応ありますが、たいていは月初めの一日に、野外ステージで月生まれ全員の誕生祭があり、みんなで祝い騒ぐことのほうが多いようです。
(誕生月設定はありますが、基本的にサザエさんワールドなので、別に年をとらなくてかまいません。
年をとりたい人は自由に成長してOKです)
<この世界の「精霊」という概念>
この世界には、「精霊」という存在がいます。
しかし、それは「ヒト」という概念とよく似ていて、一言で言い表せないほど千差万別です。
精霊とは、「何らかの属性を自らの根幹(媒体)として存在する、エネルギー体」の総称です。
たとえば、炎を司るなら、炎の精霊。土を司るなら、土の精霊。
眠りの精霊、怒りの精霊など、形にならないものを媒体としている精霊もいます。
「春」「夜」「海」など、非常に大きなくくりを名乗る精霊はかなり強いもの(神に近いレベル)です。
「春の花の開花の精霊」「深夜の静寂の精霊」「海の潮騒の精霊」など、限定されればされるほど弱い存在です。
神格の高い精霊は、めったに地上に降りることがないので、地上に滞在する精霊は、2種類以上の制限を持つもの、あるいは特別な物質のみを媒体とするものです。
精霊には、大きく分けて、二種類あります。
「人の目に見える・さわれる精霊」と、「人の目に見えない・さわれない精霊」です。
「人の目に見える・さわれる精霊」は、人間の世界に属する精霊、もしくは、人間と契約したために自らを人間の属性に近づけている精霊です。
人間の世界に属する精霊は、「精霊族」とも呼ばれ、外見的に人間同様でありながら、人間の種族のように群れて暮らしたり子を産んだりし、精霊の属性を持ったヒトのような状態です。(プレイヤーが、キャラクターとして登録できるのは、この「精霊族」になります)
「精霊族」は、能力・属性はともかく、肉体は完全に人間の世界側にあるので、何らかの魔法・魔力がないと姿を消したり空を飛んだりすることはできません。その代わり、自分の根幹たる媒体がなくても存在していられます。
人間と契約して、一時的に人間の世界に身を置いている精霊は、姿を消したり空を飛んだりすることが可能なものもいます。(キャラクターが、能力として所持する「精霊使役」はこれにあたります)
しかし、人間と契約中は、人間にその存在を掌握されているに等しく、あまり遠くに行くことはできません(精霊が好んでその状態になっていることがほとんどですが、たまに、精霊を無理矢理使役する者もいます)。
契約が切れると、人間の世界との縁も遠くなります。
「人の目に見えない・さわれない精霊」は、神の世界に属する精霊です。
肉体や存在が神の側にあるため、微妙に存在する次元が違います。だから、声が届かず、見えず、触れることもできません。
精霊側から人間の世界を見ることは可能です。一方通行です。
神の世界に属する精霊は、総じて強力な力を持つものが多いです。人間の世界と一線を置いているのは、その強大な力で地上に混乱を招かないための優しさでもあります。
神の世界に属する精霊は、自らの媒体に強く縛られます。炎の精霊なら、炎がそこにないと存在していられません。無理矢理居ようとしたら、天界にある精霊界に、強制的に戻ってしまいます。
とはいえ、精霊自体が強力な存在なので、自ら媒体をつくって存在することは可能です。(虹の精霊が小さな虹を作る、炎の精霊が熱を放射して媒体にする、など)
神の世界に属する精霊は、自らが意識して肉体を構築し、人間世界とのリンクをつなげ、能力のほとんどを封印することによって、人間に似た姿で現れることがあります。
その場合、会話が出来、接触も可能ですが、それが出来る精霊は非常に高位で、ほとんど存在しません。(少なくとも、キャラクター登録できるほど弱い存在ではありません。500ポイントでも足りません。
また、この状態の神霊・精霊が、一時的にキャラクターとして動く場合があります[イベンター専用・イベント用NPC])
上記に当てはまらない精霊として、「非常にか弱い精霊、生まれたての赤ちゃんの精霊」がいます。
力が弱すぎる精霊(こびとなど)、生まれたばかりの精霊は、神の世界に属するほどの力が無く、地上の物質に強く影響されるため、肉体の位置づけは人間の世界側にあります。
誰でも見ることが出来、触れることが出来、会話も可能です(口があれば…)。
ただし、もちろん自分の属する媒体に大きく左右され、媒体が消失すると意識を保てなくなったり、状況によっては存在すら保てなくなって消滅します。
力が弱すぎる精霊は、本能的に自らを守るため、属する媒体の元に集い、場合によっては一緒に移動します。
季節の精霊などはそれが顕著で、季節とともに世界中を移動してゆきます。
赤ちゃん精霊を見つけたら、優しく接してあげましょう。
赤ちゃん精霊も、成長すれば、神の世界に属するようになります。
精霊と妖精は、まったく別の存在です。
妖精は、妖精というひとつの種族で、完全に肉体が人間側にあり、妖精だけで国を作ったりします。
体内に精霊の波動を宿す妖精は、波動によって「花の妖精、風の妖精」などと言われることもありますが、あくまでも妖精は妖精。精霊は精霊です。
<アロウの世界の神々>(一部のみ紹介。たくさんいます)
(イベントに花を添えるためや、世界の秩序を守るため、下記の神々をイベンターが特殊NPCとして動かす場合があります)
風と探求の神 フォーサフィーリアー(始原の神のためかなり力が強い)
春の乙女 シンフォニアータ(正確には、神ではなく神霊)
手紙の神 レターティアン
祭りの神 フェスティス
産みの神(性別担当) ルルスス
産みの神(加護担当) パシオン
剣の神(男女一対) グレイバス(男神)、セイエルダ(女神)
※ 「アロウの神」はPC登録できません。(多次元から来た神で、この世界で制限を受けて弱くなった、など設定がしっかりあればそれはOK)
※ 「天使」は、神に仕えるしもべであるため、この世界には、「アロウの神に仕える天使」しか存在できません(他の世界の天使は、他の世界からこの世界へ移動する理由がありません)。
基本的に「天使」のPC登録はできません。
最終更新:2016年08月28日 22:46