ローテーションバトルシステム


ローテーションと隊列

本作のバトルでは隊列の概念が存在する。

戦車隊の隊列は前列、中列、後列の3×4=12マスの陣形の中に、
自分のユニット7組+他司令の援軍1組の最大8ユニットまで編成可能。
ただし、烈光巨人ヴーや期間限定イベントのボス怪獣(いわゆるレイドボス)が相手の場合は
援軍が呼べないため、7ユニットで相手をしなければならない。

司令(プレイヤー)はROTATE(ローテーション)ATTACK(攻撃)の二種類の行動を指示することが出来る。
ROTATEは隊列の回転で前列→後列、中列→前列、後列→中列といった具合に回転させる行動である。
1ターンに一度だけ行う事が出来、ターンも消費しない。
ATTACKは攻撃、補助行動、回復を部隊に行わせる行動である。この行動をすると1ターンが経過する。
この二つの行動を繰り返し、敵を撃破するのが目標となる。

ATTACKを行った際に敵も行動を行う。敵の行動はあらかじめパターンが決まっており、
クエスト詳細画面や図鑑にて敵の行動パターンを知る事が出来る。
これを活用し陣形や作戦を立てて戦闘に臨むことで有利に戦う事が出来る。

なお、怪獣側には隊列の概念は存在せず、複数いても一度に出現するのは常に1匹ずつのみ。

前列

敵に直接攻撃を行うことと、敵からの直接攻撃を受ける役割を担っている。
攻撃は各自自動で行われ、攻撃順番は速度によって個別に決められる。
敵も同時に攻撃行動を行うので速度によっては、敵の攻撃が割り込んでくる事もある。

前列がいない状態だと中列以後に直接攻撃されるようになる。
後列が被弾すると被ダメージが2倍になってしまう。
逆に言えば、前列が一人でも健在ならば後ろの列に攻撃が及ぶ事は無い。

例外として、乃木坂 美璃の通常隊員や『春日 未来 ミリオンライブ!』の必殺技のような
身代わり効果の発動中は、隊列の位置に関係なく効果発動中の隊員が攻撃を受ける。

中列

前列で戦う味方に補助行動を行う役目を担っている。
補助行動は攻撃補助防御補助の2種類に分かれていて、
それぞれ前列の目の前にいる1ユニットの攻撃力や防御力を、中列の攻補や防補の数値分だけ上昇させる。
中列から前列へ矢印が伸びている状態ならば、補助効果が機能する。赤は攻撃補助、青は防御補助を表す。

基本的に補助効果は一度発動すると消滅してしまうが、ローテーションを回すことで効果が復活する。
ただし、効果が発動していなかった補助効果については消費されない。
また、戦車スキルの『攻撃補助プラス』『防御補助プラス』『ダブルプラス』を持っているユニットは
1回のローテーションで表記された補助行動を2回行うことが可能だが、2回目の補助は効果が落ちる。

戦車によっては補助能力が存在しない戦車もあり、それに乗せた隊員は補助行動が出来ない。
補助能力を持たない戦車は、攻補や防補の数値が0になっている。

例外として戦車スキルロングショット』を持った戦車や、
『乃木坂 美璃 ホワイト』等の必殺技の効果で
攻撃距離が+1されたユニットは、中列からの通常攻撃が可能となる。
ロングショットは無制限に使用可能だが、必殺技の場合はターン制限がある。
中/後列攻撃が出来る戦車隊からは黄色い矢印が伸びている。

後列

攻撃や補助に参加せず回復に専念する列である。
回復には自分のみを回復する自回復、自分以外の同列の仲間を回復する列回復の2種類がある。
回復の種類は戦車によって決められており、戦車によっては回復自体行えない物もある。
基本的に回復系は列回復、全能系は自回復、その他は回復不可という能力設定になっていることが多い。
回復能力を持たない戦車は、回復の数値が0になっている。
回復効果を受けるユニットには、緑色の波線がかかっている。

戦車スキル『ラッキーヒーリング』を持つユニットは、後列から回復を行う時に
追加で自分以外からランダムに選ばれた1ユニットのHPを回復可能。
回復可能な範囲は戦車のレアリティによって異なり、
HRは後列のみ、SRは後列と中列、URは全ての列が対象になる。
つまり、被害を直接受ける前列へラッキーヒーリングをかけられるのはUR戦車のみ。

回復範囲や総合的な回復力は列回復の方が優位だが、単独では自分を回復できない欠点がある。
これは、列回復が可能な回復系戦車を複数配置したり、
自分や他者のHPを回復対象とする回復系の必殺技の使用で補うことが可能。

ロングショットを持っていて、なおかつ射程を伸ばすタイプの必殺技の効果中のみ、
後列からでも通常攻撃が可能になる。


クリティカルチャージ

ユニットのHPが最大値を超えて回復すると、チャージ状態に突入する。
最大HPと同じ数値だけ回復させるとクリティカルチャージLvが1上昇し、
次の攻撃のみダメージ倍率が大幅に上昇する。
クリティカルチャージはLv3まであり、高Lvになるほどダメージ倍率が大きくなるが
その分だけチャージに必要な回復量やターン数も長くなる。
回復量さえ確保していれば、一気にLv2以上のチャージも可能。

クリティカルチャージはLv1以上の状態で1回通常攻撃を行うか、敵の攻撃でダメージを受けると解除される
(後者の場合、チャージLv0でも解除される)。
このため敵より速度が低いユニットは、攻撃する前にチャージが解除されてしまうことがある。
ただし敵から受けたダメージが0だったり、回避した場合はチャージが解除されることはない。

ダメージ系の必殺技には通常クリティカルチャージは乗らないが、
例外的に『攻撃力○倍の発砲』系の必殺技はクリティカルチャージが乗る。
現在該当の必殺技を持つ隊員は『西園寺 馨 メイルライダー』『大山 咲 どんちゃんハッピ』。

怪獣は高Lvになるほど飛躍的にHPが上昇していくため、
格上の相手を倒すには、クリティカルチャージでの爆発的な火力が欲しい。
特に高Lvの烈光巨人ヴーや、2015年5月に行われた『A Tribute to 西園寺馨』以降の
期間限定イベントに登場するエンドコンテンツ『地獄へのかけ橋』の攻略では、
クリティカルチャージを使いこなせないと深刻な火力不足に陥りやすい。

しかし、クリティカルチャージの準備ができたからと言って不用意にローテーションすると
打たれ弱いユニットが前列に出てきた時に隙を突かれて落とされたりするので、
敵の行動パターンを確認したり、ダメージ軽減・敵攻撃力ダウン・隊列移動系の必殺技を併用するなどして
安全にローテーションできる状況を作り出すことが重要になる。

チャージを早めるには、回復役の回復力を上げ、
なおかつ味方の最大HPを上げすぎないようにする必要がある。
攻撃系や防御系の隊員は最大HPが高く回復力が低い傾向にあり、自力ではチャージがし辛い。

ちなみに、チャージ自体は後列でなくても行える。
ラッキーヒーリングやHP回復系の必殺技を使えば、前列や中列でもHP回復やチャージは可能。
百目鬼 鏡花星野 みいね小手川 スイの必殺技のように、
使用すると一気にLv1~3のクリティカルチャージ状態になる技もある。
ただし小鳥遊 かおるのような、回復値と無関係に満タンにする技で
クリティカルチャージの発生が必殺技の説明に記述されていない技では、チャージは行えない。
『星野 みいね 夏祭り!』の必殺技は回復対象のHPが満タンにならなくても、
強制的にクリティカルチャージにすることが可能。

戦車スキル『ハードチャージ』を持つユニットは、クリティカルチャージのダメージが上昇する。

クリティカルチャージ
Lv ダメージ倍率
1 ×1.5
2 ×2.5
3 ×4


必殺技

レアリティHR以上の隊員には『敵に大ダメージを与える』『攻撃力や防御力を上げる』
『HPを回復する』『隊列を移動させる』等の効果を持つ必殺技が設定されており、
規定の発動ターンが経過すると該当ユニットのアイコンが白く点滅。
アイコンをタップして発動を選択すれば使用可能になる
(必殺技が発動できない状態でユニットのアイコンをタップすると、残り発動ターンが表示される)。
発動ターンは同一クエスト内であれば、次の怪獣とのバトルに引き継がれる。

必殺技の性能は同一系統の隊員であれば同じタイプだが、レアリティが高いほど効果はアップする。
ただし同じ名前の隊員でも、期間限定隊員の場合は性能が異なる場合がある。
発動ターンのレアリティによる差はない。
なお必殺技の依存する数値が0のユニットだった場合、必殺技は使用不可能になる。
例えば攻撃・防御・補助系の戦車に乗った場合、回復が0になるので回復力に依存する必殺技は使用できない。

必殺技は隊列の位置に関係なく使用可能で、使用後も再び規定ターン経過すれば何度でも使える。
また、必殺技を使用してもターンは経過しない。
ただし、必殺技の使用回数を複数回ストックすることはできない。

基本的に効果が強力な必殺技ほど、発動ターンは長くなる傾向にある。
発動ターンが長いと発動前に倒されてしまったり、バトルが終わってしまう可能性が高くなるため
効果だけでなく、素早く発動できるかも重要なポイントである。
発動ターンは必殺技レベルを上げたり、特定の必殺技の仕様で短縮可能。
該当する必殺技を持つのは『海沢 未央』系の隊員(一部除く)や、『月形 結 波打ち際に』。

なお、神隠・石化の状態異常中は発動ターンが減少しない。
戦闘不能状態から復活した場合、必殺技の発動ターンは初期状態にリセットされる。
ただし、部隊全滅後のコンティニュー時に150Gを払った場合は発動ターンが継続される。


オートモード

画面右下の『AUTO』アイコンをタップすると、オートモードに移行する。
オートモードでは自動的に攻撃・ローテーション・必殺技の使用が行われる。
再度『AUTO』アイコンをタップすることで、オートモードの解除が可能。
ただし、オートモード中の行動が終了するまで他のコマンド入力は受け付けない。

確実に1ターンで倒せる相手の時間短縮に使うのがおすすめ。
行動に融通の利かない面があるため、強敵相手に使うのは避けるべき。

オートモードの主な特徴は以下の通り。

  • 怪獣に勝利した時の演出が自動でスキップされる。
  • 行動順は『必殺技→ローテーション→アタック』。
    • ただし、AUTOアイコンを押したターン及び次の怪獣の1ターン目ではローテーションは行われない。
  • 攻撃後に怪獣を倒せなかった場合、怪獣が倒れるまで毎ターン強制的にローテーションを行う。
    • このため、中列以降に弱いユニットがいると狙われる危険性が高い。
  • 必殺技は発動可能になるとすぐに使用するため、キープができない。
  • オートモードの仕様の被害を最も受けるのが、前列と後列を強制交代させ、後列から上がってきたユニットの攻撃力を上げる『海沢 未央 レースクイーン』の必殺技。2ターン目以降は必殺技の使用直後にローテーションを行うため、前列に回ってきたキャラがすぐ後列に戻ってしまい、攻撃力アップ効果が全く活かせない。


隊列例

ここでの隊列はあくまでも一例。役割上どうしても外せないユニットは太字で表記するが、
その他は状況に応じて入れ替えたり、別のタイプで代用しても問題ない。
また、援軍は能力やタイプによってどこに組み入れるべきか変化するため、
この例では直接表記しない。

バランス重視

回復 攻撃 防御 空白
補助 全能
回復 全能

各タイプの長所を活かすことを優先した配置。
前列には攻撃・防御・回復を配置。前列が傷ついた時に後列に下げれば列回復できる。
中列には補助・全能を置き、補助効果を発揮して貰う。
後列は回復と全能を置き、全能が素早くクリティカルチャージできるようにしておく。
後列の回復役をURラッキーヒーリング持ち戦車に乗せれば、時折前列の回復も行ってくれる。

欠点は1台でも欠けるとそこからバランスが崩れてしまいやすいこと。
また、援軍なしの状態だと攻撃参加ユニットが最大でも3台止まりになる。
火力重視なら援軍を前列に配置。

なお例の配置を見ると分かるが、この配置だと前列の列回復役をローテーションさせた時
そのままでは自己回復できない(後列の列回復役にラッキーヒーリングを持たせても、
中列に移動してしまうと発動できないため)。
回復系の必殺技を使ったり、中列にもラッキーヒーリング持ち回復役を置くなどの工夫が必要になってくる。

またこの例に限ったことではないが、全能系の中でもR.U.T.Y.(ラティー)の場合、
ダメージ必殺技狙いの時に後列に置いたままにすると回復技が発動してしまうので要注意。

速攻重視

回復 攻撃 防御 全能
攻撃 攻撃 攻撃
空白

回復 攻撃 防御 全能
補助
回復 攻撃

明らかに能力差が有利で、ゴリ押しで勝てる相手には前列に4ユニット配置して速攻を狙うのが最適。
ローテーションなしで火力を上げる場合、中列には補助役より
ロングショット持ちを置きたい。『乃木坂 美璃 ホワイト』の必殺技でも代用可能。

格上の相手に対しては全体攻撃や集中攻撃でボロボロにされやすく、
クリティカルチャージを活用しづらいためおすすめできない。
それでも用いるなら、中列に補助役を置いたり
全ての列に最低1台は配列して空白の列を作らないようにすると言った工夫が必要。

回復重視

攻撃 防御
全能
回復 回復 全能 回復

回復型を後列に固めて編成するという極端な例。
前列が受けるダメージは後列のURラッキーヒーリングと必殺技で回復する。
前衛の攻撃型や防御型は全能型で置き換えても問題ない。

後列4ユニット全て回復にするとクリティカルチャージを持て余しやすくなるので、
高火力のユニットを1台は後列に編成した方がダメージ効率がいい。

問題は回復系の隊員&戦車を複数用意するのに手間がかかること。
URの回復系戦車が少ないと前列へ回復が届かず、
運が悪いとラッキーヒーリングで回復して欲しい戦車を回復してくれないこともある。
また前列と後列にユニットが偏りがちになり、ローテーション時に中列に負担がかかりがちになるので、
中列にはできる限り強いユニットを置きたい。

防御重視

防御
補助 防御
回復 攻撃 全能 回復

前列に防御と回避の高い防御タイプを1ユニットだけ置いて盾にし、
ローテーションを回さずに居座って、他ユニットへの被害を最小限に抑えながら戦う戦法。
盾役の戦車スキルは『被弾経始』であることが望ましい。

後列にはURラッキーヒーリング持ちの回復役とダメージ系の必殺技を持つユニットを置く。
中列には、攻撃力を上げたり被ダメージを減らすタイプの必殺技を持つユニットを優先的に配置する。
クリティカルチャージは使わず、攻撃力を上げた必殺技の一撃で確実にダメージを奪う。

烈光巨人ヴーをはじめとした、格上の怪獣を相手にする時に有効な隊列。
強敵が相手のクエストの時は怪獣の配置を見て、攻撃力が弱い怪獣の時に戦闘を長引かせて
必殺技の発動ターンを稼ぎ、強い怪獣が来たら一気に開放する戦法が有効になってくるが、
最初に高ランクの怪獣が来たり、レイドボスを相手にする場合は
必殺技の準備ができるまでの持久力を高めることが重要になってくる。

盾役が居座る上で問題になるのが状態異常。
状態異常回復のためにローテーションを回すと、盾役以外の所へ攻撃が来て
そのまま部隊が総崩れになる可能性が高い。
海野 彩鳳滅院 凶子、『春日 未来 ミリオンライブ!』等の必殺技で対策を練っておくこと。

煉炎対策

攻撃 防御
全能
回復

攻撃
空白
回復 回復 回復 回復

煉炎が来た時、ローテーションで後ろのユニットが巻き添えにならないようにすることに特化した配置。
3ユニットで前・中・後列を全て埋めていれば、4ユニット目は4列目のどこに配置しても問題ない。

上の隊列はあくまでも煉炎を防ぐことが最優先の隊列なので、4ユニットまでしか配置することができない。
またこの配置だと補助が一切受けられないので、個々の能力が高く
回復&防御を万全にしておかないと火力も防御力も不足して各個撃破されやすいと言う欠点がある。
煉炎のダメージに耐えられ、回復手段や封印手段が確保されているなら5ユニット以上出しても良い。

下の配列は回復重視の変形で、回復技やURラッキーヒーリングで
煉炎のダメージを上回る回復値を出しながら耐えるという強引な対策法。
ユニット数を減らしているのは、前列にラッキーヒーリングを届きやすくするため。
中列ががら空きになるので、居座り前提の隊列になってしまう。
最終更新:2015年08月09日 11:33