アブソリュート・パニッシュメント
「聴くに堪えん、耳障りだ。愚想もまさに極まれり。
ならば聴かせてやろう。世界を動かす歯車の音を」
瞬間、彼の顔や全身に亀裂が走る。それは傷というよりも、まるで鋼鉄そのものに刻まれた罅に近い。
そして、アレクサンドルは魂の傷口から一滴の血すらも流さない。
まるで、精神までも既に鋼鉄で出来ているとでも言うように。
己という存在に愛想を尽かし、どこまでも正気のままで……その全てを捨て去ろうとしていた。
Status
Power:6
Hardness:5
Speed:5
Generate:5
Consumption:5
System:9(交戦対象のSpeedが5以下の場合、+2)
輝装状態では直接打撃を打ち込む必要があったが、この状態では打撃を直接打ち込まずともかなり遠くの間合いまで振動波を送り込むことが可能。
攻防一体の振動結界は触れずとも、対象物を原子の域にまで粉砕してしまう。さらに振動波を拳に集中させることで更なる破壊力を生み出せる。
また
特殊機能面においても、
周辺環境の情報全てを反響音から知覚する超高性能な生体レーダーとしての機能を強化獲得しており、
ジュンが輝装状態に一矢報いた時のような索敵範囲外からの強襲も通用しなくなっている。
難点は振動結界に敵味方を識別するような機能は備わっていないために、周囲で戦う味方にまで被害を及ぼしてしまうことだろうか。
生半可な攻撃は攻防一体の振動結界に阻まれる為、この形態のアレクサンドルを倒す為には一点特化の攻撃が必要。(例として
凌駕や
アポルオンの
影装等)
その為、オールラウンダーである
礼や
エリザベータの殲機にとっては天敵と言える。
アレクサンドルの
「宗教の戒律を捨て、軍の規律に乗り換えただけ」という自己への不信。
「憎むということは、まだ信じていることの裏返し。本当は救いたい、変えるべきは自分だ」という、
“軍人”として戒め続けてきた彼の心が、未だ捨てきれず抱えてきた真実と深く葛藤し発現したのがこの影装。
影装がこういった振動兵器として発現した理由は、
「激痛を生む過去から、周囲へ慟哭を振りまいている」という想いを体現しているから。
また、反響を拾うソナー感知は
「助けを求めている者の声を見逃したくない」という私情の表れ。
アレクサンドルは自身が誠実な軍人であるほど、
「規律という教義をなぞるだけの狂信者=神を信じていた過去」に陥ってしまうというジレンマを有している。
自身が忌み嫌う姿と同様、今の軍人であるアレクサンドルは盲目的な宗教家に他ならないから。
あとはきっかけさえあれば、
真理に至れるのだが……
彼は自らを
許されざる罪人や愚者と断じ、裁かれることを望んでいるため、真理への扉を開こうとはせず現状維持を選択している。
かつて溢した無辜の民に墓前の花と償いを。願うが故に餓え乾いた。
詠唱
【展開】
「認証──汝が陰我を問う」
風は慟哭を奏で、鳥は絶望を謳う。
大地を覆うは愚想の屍――我が名はその墓守なり。
来たれ咎人。我は鋼鉄、我は無謬、我は絶対。
汝を裁きし刃は此処に在り
「受諾───素粒子生成」
「影装展開開始」
【心装】
影装・絶戒刑刀
- エリザベータルートで初めて見た時は、BGMと合わさって絶望感が半端じゃなかった -- 名無しさん (2015-03-31 20:01:31)
- Power(攻撃力):6 Hardness(防御力):5 Speed(機動性):5 Generate(瞬間出力):5 Consumption(消費効率):5 System(特殊機能):9(+2) ※交戦対象のSpeedが5以下の場合、System+2 -- 名無しさん (2015-04-01 05:06:22)
- システム特化面以外は割と平均的。ただ、敢えて真理に至らず苦行僧じみた選択に至る事で、事実上影装使いとしては最強の位置にいるんだよな。 -- 名無しさん (2015-04-01 05:10:42)
- 尚、生半可な攻撃は攻防一体の振動結界に阻まれる為、この影装展開時のアレクサンドルを倒す為には一点特化の攻撃(例として凌駕やアポルオンの影装等)が必要な為、オールラウンダーである礼やエリザベータの天敵との事。 アレクサンドルの「宗教の戒律を捨て、軍の規律に乗り換えただけ」という自己への不信、「憎むということは、まだ信じていることの裏返し。本当は救いたい、変えるべきは自分だ」という真実との葛藤により発現したのがこの影装。 -- 名無しさん (2015-04-01 05:20:00)
- 尚、影装がこういった振動兵器として発現したより厳密な理由は、「激痛を生む過去から、周囲へ慟哭を振りまいている」という想いを体現しているから。また、反響を拾うソナー感知は「助けを求めている者の声を見逃したくない」という私情の表れ。アレクサンドルは自身が誠実な軍人であるほど「規律という教義をなぞるだけの狂信者=神を信じていた過去」に陥ってしまうというジレンマを有している。自身が忌み嫌う姿と同様、今の軍人であるアレクサンドルは盲目的な宗教家に他ならないから。 -- 名無しさん (2015-04-01 05:27:42)
- もしもきっかけを掴んだらどんな真理を掴んだのかが凄く知りたくなってしまうな…… -- 名無しさん (2015-07-01 20:25:59)
- まぁ、多分、戦闘には不向きな代物になると思います。 -- 名無しさん (2015-07-10 16:42:06)
- アレクサンドルの救いたい人は戦場には程遠い場所にいるという描写がありましたから -- 名無しさん (2015-07-10 16:42:43)
- 彼の真理は、暴蝕崩弾から帰還した時の様子から、「助けを求める声の元へと、距離や時間などの如何なる道理をも無視して、即座に駆けつける能力」だと妄想しています。 -- 名無しさん (2016-04-17 00:50:06)
- 真理は綺麗な神野さんみたいな感じになるのかな? -- 名無しさん (2016-10-24 02:46:25)
- ↑は?それで何故に神野??マジで意味不明??? -- 名無しさん (2016-10-24 09:43:16)
- 絶戒の字を見るたびにおっ?久々にトシローさん関係の項目が上がってると思って飛ぶとアレクサンドルということが -- 名無しさん (2016-10-27 17:15:53)
- アレクサンドルの真理だけど、ジュンの真理と近いのになるんじゃないかな?征界から攻撃能力取っ払って、防御に特化させるか治療能力を追加させたような感じ -- 名無しさん (2017-07-12 23:15:29)
- あ、取っ払うのは擬似真理に引き上げる能力もだな -- 名無しさん (2017-07-12 23:18:32)
- >真理 一切のタイムラグなしに全ての情報を把握できるとかそんな感じかも -- 名無しさん (2017-07-13 00:05:25)
- 助けを求める声を世界規模で把握して、その場に振動結界を展開して片っ端から救うとかだろうか -- 名無しさん (2017-08-01 02:19:14)
- 歯車と中庸の真理を考えると宇宙規模。主体とする能力が音と来れば波の操作かな -- 名無しさん (2017-08-01 12:16:56)
- ゼファーさんの上位互換やん -- 名無しさん (2017-12-11 05:05:36)
- 影装の時点で… -- 名無しさん (2018-03-05 17:55:22)
- power:6とか絶対ステータスミスだって、、、 -- 名無しさん (2020-05-18 22:56:43)
- 人狼ゼファーさんの完全上位互換だ…ゼファーさんが見たら絶望するんじゃないか? -- 名無しさん (2022-10-01 22:53:15)
最終更新:2022年10月01日 22:53