フィーヴァー・ドリーム
「わたし、あそこに行かなきゃ……あそこなら、お月さまに手が届く───」
アンヌ・ポートマンが血に宿す
賜力。
発動すると爪が大型化、熊じみた獣毛が全身を覆い、身体能力が大幅に引き上がる。
効果は単純明快ながら、増強されたパワーは相当なもので当たりさえすれば
裁定者の頑丈な身体でさえボロ布のように引き裂いてしまう。
回復能力の増強も地味ながらかなりのもので、暴走時には軍用ヘリに搭載された機関砲の直撃でさえ意に介さない凄まじい生命力を見せた。
暴走時以外にも
アルフライラの攻撃を耐えながら、冷静に急所に狙いをつけ傷を負わせる場面もあり、いざという時には意外な度胸を見せることもある。
ただ今まで平和に育ってきたアンヌには無理からぬことではあるが、苦痛や恐怖に対する耐性が弱く、悪意を持って自分に襲ってくる
ケイトリンにはいいように弄ばれてしまうことも。
アンヌに血を分け与えた
バイロンが
藍血貴ということもあってか、
縛血者になって日が浅いケイトリン共々早々に賜力を発現しているあたりは、大した資質であると言えるかもしれない。
ただ、
忌呪が満月で強大なパワーを獲得する反面消耗も激しく、当初
吸血に忌避感があったアンヌはトシローたちの想像以上に早く消耗していった。
詠唱
夜魔の森を駆け抜ける霊獣よ。
我が血に宿りて、猛り狂える爪牙となれ───幻獣顕身
- 能力名の元ネタはジョージ・R・R・マーティンの小説『フィーヴァードリーム』 -- 名無しさん (2015-03-26 14:17:39)
最終更新:2021年05月07日 11:15