きっとそこには……そんな矛盾に苦しみ抜いてでも、貫かなきゃならない何かがあるって事だもの



闘いを終えた休息の眠りの中、不吉な予感を感じ取ったジュン。
彼女が、その不安を自己の内に残留するカレンの意思に打ち明けた際、
自分とカレンのような親友……
誰よりも理解し合っている者同士の闘いが成立するとしたなら?というジュンの仮定、問いかけに対する
カレンの答えにして、矛盾の闘争、背理の友情、それを成立させる価値の存在を認めた言葉。


ここで語られた言葉自体はありふれたものであるかもしれないが、
本作でのこの後の闘い、そして他作品の場合においても、
命よりも大事な、嘘にしたくはない“答え”を抱えて大事な存在と闘う瞬間
そうした価値・思いを全力でぶつけ合う瞬間が存在していることだろう。

以下本編より
『私の一番の親友? そんなの君に決まってるじゃない────ねえ、ジュン?』
『そんな大親友のジュンと私が、もしも争うようなことになったら?……また随分と突飛な事を訊くのねぇ』
『まぁ、まずありえない話だろうけどね。でも、もしもそうなったとしたら……』

『とことんまでやり合うしかないんじゃない?』


『誰よりも……心の底から判り合える相手と、それでも避けられない闘いがある』

『きっとそこには……そんな矛盾に苦しみ抜いてでも、貫かなきゃならない何かがあるって事だもの』

その何かはきっと、自分の命よりも大切なものだから。嘘にしてしまっては、絶対に駄目なものだから』


『だから、私はきっと本気で、嘘偽りない全力でジュンにぶつかって行くんだと思うなぁ。
 だって、そうするだけの価値がなかったら……
 私の大好きなジュンと、それでも闘う意味なんて始めからないじゃない?』



  • 伝説のホモバトルの前振りシーンですな。なお本人はレズバトル後 -- 名無しさん (2018-11-07 16:13:17)
名前:
コメント:

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2019年12月16日 21:47