私は君を信じている。一人か二人程度もあれば、十分に次の領域へ踏み込めるだろうさ

発言者:アポルオン
対象者:万里也 ジュン


ジュンルートにてアポルオン(正確にはそれを操っているオルフィレウス)が、
自らの同属である凌駕大切な存在の喪失というーを与えれば均衡を保つ為に奇跡という+を容易く起こしてみせる筈だ
だからその尊い犠牲になって欲しいと凌駕の愛しい少女万里也 ジュンへ告げた台詞。*1
後の作品である『シルヴァリオ トリニティ』において、ボス格の一人「英雄の背負うべき犠牲って奴だ」とか言って主人公覚醒させるためにヒロインを殺そうとした件と言い、このラインのボスはこんなんばっかか


オルフィレウスの愛や絆と言ったものをそれによって起こされる奇跡という現象を発生させる要因としてのみ(・・)評価している点、
どこまでも人の命というものを自分の大好きな科学文明(・・・・・・・・・・・)を進めるために使おうとしている点という人間としてどころか、オルフィレウスが突然変異で生まれた新しい生物として考えても度し難い精神性が強く現れている台詞と言えよう。
そんなんだから「いい歳して科学記号しか愛せない」「友達いないんだよ」とか言われる上にそれに対して、「歯車だけが私の友だ」とか言い切っちゃうレベルで拗らせちゃうのである

以下本編より抜粋

『理解した──それが君の(イド)という訳か』


『ならば良かろう。踏ん切りがつかぬというのなら、
喪失(いたみ)でも一つ味わうが良い。それが最も有効そうだ』


『案ずるがいい、私は君を信じている。
一人か二人程度(・・・・・・・)もあれば、十分に次の領域へ踏み込めるだろうさ』


『さて――済まないが、犠牲になってくれないだろうか、お嬢さん。
彼はどうにも火付きが遅い。
願わくば、その散華が契機になってくれることを願うのだが……』





  • 古くは幽白から続く主人公覚醒させたいからお前死ねよ発言 -- 名無しさん (2017-03-20 10:45:00)
  • ↑つまり幽白のヒロインは桑原だった…? -- 名無しさん (2017-03-20 11:11:44)
  • ↑それはない。絶対に。 -- 名無しさん (2017-03-20 11:19:03)
  • こことか完全に光の亡者どもと同類だよなぁ. -- 名無しさん (2017-03-20 17:32:02)
  • ギルベルトの悪辣さと弱者への容赦のなさに総統の超人性とカグツチのスパコンぶりを加えて情熱を科学に向けさせるとオルフィレウスになる印象 -- 名無しさん (2017-03-20 17:46:39)
  • 大切なものの犠牲や喪失っていうのは英雄譚における大切なファクターだからね。仕方ないね -- 名無しさん (2017-03-20 18:20:07)
  • 「次の領域へ」が「次のへ」となっているの誰か修正してくれ…俺には無理だ… -- 名無しさん (2017-06-08 12:43:55)
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最終更新:2020年12月04日 23:04

*1 マレーネルートにおいても同様の発想から、凌駕にとって守るべき日常の象徴である妹の高嶺と、凌駕の恋人となったマレーネを、よりにもよってマレーネの兄を操り、凌駕の前で殺そうとしている