均衡を奉じる
平穏への祈りという自身の心が、
果て無き繁栄を目指す
飽くなき前進を求めるオルフィレウスの祈りに劣っているのだと突きつけられるかのような状況で搾り出された
秋月凌駕の慟哭。
後の
『シルヴァリオ トリニティ』でも
描かれた、
精神力が力に直結すれば勝つのは結局ただの頑固者ではないのか?というアンチテーゼが現れた台詞である。
ついに
真理へと至り、超越者であるオルフィレウスと同じステージへと立った凌駕。
しかし、こうして後進が自分へと挑んで来るその時を何百年もの間待ち望み
それに備えて絶えず前進をし続け、備えてきたオルフィレウスと凌駕の間には歴然たる差が存在しており、次第に圧倒されていく。
出力が足らない。火力が足りない。速度が足りない──追いつけない。
厳然たる事実として告げられる優と劣。そんな事実を前に凌駕は慟哭する
「俺の祈りじゃ駄目なのか……?」
「平穏を求める願いでは、こいつの妄執に勝てないのかよ……ッ」
永久機関の大きさ?---違う
事前情報と準備の差?---違う
刻鋼式心装永久機関とはそういった理屈を心によって凌駕するためにあるものだと
だから自分が今このように劣勢に陥っているのはそういったものではなく
ただただ自分の祈りがオルフィレウスの祈りに及んでいないのだと突きつけられて
それがたまらなく悔しくて……血が出るほどに、唇を噛み締めながら耐え凌ぐしかないのであった
そうしてオルフィレウスから告げられる
「君一人ではなく君の大切な彼女も仲間達も一緒にフラスコに飾ってあげよう」
「銘記されたラベルを見るたびに今日という日を思い出すさ。決して無駄にはしないと誓おう」
という科学文明を進めるための尊い実験体になってくれという言葉と共に繰り出されるトドメの一撃に対して
せめて、どうかお前だけは生きてくれと愛する人への願いを抱きながら特攻しようとしたその時……
「そんな言葉は嬉しくないな。それにあたしたちを忘れていない?」
『一人で決めて、それで勝っても同じだよ?それじゃあ目の前にいる相手と変わらない』
- 輝装で真理凌駕とある程度渡り合えるオルフィレウスがイカれてるだけだと思うの -- 名無しさん (2017-03-18 10:52:58)
- 数百年経ってようやく現れた真理到達者が最低二人はいないと勝てないオルフィレウスの用意したゲームの糞ゲーっぷり -- 名無しさん (2017-03-18 10:55:41)
- 常人の想像を絶した域で努力してきた超人の歴史を向こうに回してんだから、当然と言えば当然ではある -- 名無しさん (2017-03-18 11:24:31)
- 「凌駕する」ってなんかパワーワードかと思ったら普通の動詞か(錯乱 -- 名無しさん (2017-03-19 23:35:01)
- 凌駕する=特に何も理由がないのに精神がイカれたレベルで強いこと -- 名無しさん (2017-03-19 23:49:48)
- ※勝てません -- 名無しさん (2017-04-30 21:04:05)
- オルフィレウスの攻略法。1)真理到達者が挑戦側に最低三人以上で同時に真理を叩き込む(なおこの方法で撃破した場合、1割以下の確率で復活する可能性がある模様) 2)機鋼式心装永久機関以外の科学体系の真理を連れてくること。(秋月凌駕の場合均衡の彼方の真理にarriveすることから超越し、ただの生きる人を基準とした真理にaliveすることが最適) -- 名無しさん (2017-06-06 08:16:50)
- 真理到達者探すのすら難しいのにそれを複数or超越という本来ムリゲー -- 名無しさん (2017-06-06 19:12:31)
- でも凌駕さんここで特攻して死んだと思ったら覚醒して蘇ってきそうと思ってしまう俺は光に頭ヤられてるのだろうか? -- 名無しさん (2017-06-07 07:25:29)
- 凌駕さんはオルフィレウスには単騎じゃ勝てないってのは作中で何度も言われているぞ。数百年に及ぶ歳月の重みがある限りオルフィレウスを単騎で凌駕するのは実質不可能 -- 名無しさん (2017-06-07 08:50:51)
- だから数の暴力とホモ合体か -- 名無しさん (2017-06-07 09:26:56)
- 主人公側がラスボス側に敵わない理由としてはかなり妥当というか当然感あって好きだわ、ゼロイン -- 名無しさん (2017-06-07 10:51:48)
- (∴)「平穏を求める願いでは、こいつの妄執に勝てないのかよ・・・・・・ッ」水銀「アクタ・エスト・ファーブラー!」そして、再び回帰へ -- 名無しさん (2018-08-13 13:08:32)
最終更新:2021年12月21日 00:47