同族殺し

カニバリズム/カニバリスト


縛血者(ブラインド)は血の気が多く、同族間での争いも多い。そのためどちらかが命を散らす場合も多い。
だがここで指し示す「同族殺し」とは、それとは一線を画す行為として「他の同族を吸血する」という暗喩を表している。
これは同族を殺して血を吸うことにより、相手の持つ力を得る事ができるという一種のカルト思想から来た思想である。

当然、実態は根拠のない伝承の域を出ない。
血は血であり、単に個体間で血液をやり取りしているに過ぎず、それどころか同族間であるために吸血による恍惚も存在しない。
あるのは激痛と容赦なき死。人にとって人肉を喰らうことが禁忌とされるように、彼らもまた同族を喰らうことを忌避している。
しかし時折、根も葉もない噂か、はたまた隠された真実か。
同族を吸い殺すことで力を得た、強固になったという縛血者の噂もまた、まことしやかに囁かれている。

この噂は半分事実である。ただし、力が増すのは同じ血統の縛血者の血に限られる。
作中では、バイロンが自身と同じ《伯爵》の血統に連なる血族を喰らい続けた果てに巨大な影の怪物と化す賜力(ギフト)恐夜影獣(フライトナイト)を発現させたほか、
ある√では、同じバイロンの継嗣であるケイトリンから吸血したシェリルが、対象の持つ蝙翔狂舞(ライヴ・ガールズ)を行使可能となった。




名前:
コメント:

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2021年04月28日 20:50