暁市(旧市街)



『虚空のバロック』の最序盤の舞台となる場所。
甲信特異震災――実態は、知性群体の到来に伴う空間震による被害――により、一帯の都市機能が壊滅。
そうした直下型地震にも似た被害に加え、都市外縁部では時空間の断層が生じ、外部への脱出が不可能になっていた。
新都の新市長である古雅宗はある事情から外部に出ていたため、この被害から難を逃れていた。

神代直古雅幸は壊滅したこの都市の地下で目覚め、極限状態の中で大人達の欲望に虐げられる優理ナーラ
それぞれ違った形で震災に巻き込まれたやちる加護と出会い、行動を共にする。
直の能力で襲い来る怪物などの脅威を凌いでいたが、尾崎の襲撃で優理は離れ離れとなり、
尾崎のバロックが創った空間の歪みに飛び込んだ結果、直達のグループはあかつき新都へと足を踏み入れることとなった。

旧市街の中でも、それぞれ体感した時間の流れが幾らか異なるという現象が起きていたが、
崩壊した市街で過ごした数週間で、外の世界では10年近くもの時間が経過しており、
先に新都に辿り着いていた優理は青年に成長しているなど、「奇跡の生還」を果たした直や仲間達は変化した現実を思い知らされる。
一方、旧市街の生存者は依然、医療・食糧難および、怪物(排斥体)の襲撃により死と隣り合わせの状況に置かれたままであり、
仲間が新都で新たな生活を始めようとする中、直は取り残された人々を救う為に行動を起こそうとするが………



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最終更新:2020年11月06日 07:35