照と天願の殴り合いは意図せぬ
66の介入により照が天願の片腕を格闘技によりへし折るという形で中断となった。
それに対して照はナイフを天願へと放り投げ一回自分の身体を刺してハンデなしのチャラにしてほしいと告げる
「なんでそんな似合いもしないことをする?」「改心して生まれ変わったとでも言うつもりか?」
と驚く天願相手に照は答える
「な、わけねーじゃん……卑怯者はずっと卑怯者だし、クズはクズのまま。
染み付いた性根なんて、そう変わるもんじゃねーよ」
「でも、一生に一度ぐらいなら卑怯者だって格好はつけられるんじゃねーの?
それこそ、一時の気の迷いってやつでさ……」
俺にとっての"気の迷い"……
それが何なのかは、今さら言うまでもない。嘘つきの天敵、正義の味方。
あいつが今も、俺の心の中で見ているから。
俺は今からどうあがいたって、ズルや卑怯にためらいがないこういう性格だ。
真魚みたいな真人間には、もうなれないってわかってる。
散々過去にしてきた汚いことが、たった一回で正当化されるとも思わないしな。
でも……今だけは真魚に恥じない俺でありたい。
そう思う俺の気持ちは、間違いなく本物なのも確かなんだ。
- 結構な頻度で真魚の存在が頭ちらついてたりするし、序盤から照側も意識しまくってるよね -- 名無しさん (2019-07-14 00:55:02)
- いわゆる創作物での「悪人が改心する」展開の是非に対する回答の一つだと思う -- 名無しさん (2019-07-14 02:43:03)
- 殺人鬼でも、殺してばかりじゃなくて気紛れか何かで人救ったりするだろうしな -- 名無しさん (2019-07-14 02:50:41)
- ここはどちらかというと惚れた女相手に格好つけたい男の子の意地の方だと思う -- 名無しさん (2019-07-14 03:01:09)
- そして逆襲譚に戻る。次はゼファーさんやルシードみたいなのに対してかな? -- 名無しさん (2019-07-15 07:36:52)
最終更新:2020年06月03日 01:13