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魔理沙とアリスの「ロボット工学三原則」殺人事件 Part3
何かこのシリーズだけ、サムネが浮きまくってる。
東方でSF推理モノ。世界観やキャラ設定に突っ込んだら負けです。アシモフの「ロボットシリーズ」のネタのパクリですwこれから読む方は、見ない方がいいかもw
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魔理沙とアリスの
ロボット工学三原則殺人事件
PART 3
an open question
第一条
ロボットは人間に危害を加えてはならない
またその行為を看過することによって、
人間に危害を及ぼしてはならない
Q:現場にはロボットしか居なかった。
第一条を守らせたまま、
人を殺させる方法は?
第二条
ロボットは人間に与えられた命令に
服従しなければならない。
ただし、与えられた命令が
第一条に反する場合はこの限りではない。
Q:第二条を守りつつ、人間から
聞かれても、犯人に不利になる証言を、
ロボットにさせない方法は?
第三条
ロボットは第一条および第二条に
反する恐れのない限り
自己を守らなければならない。
Q:抵抗した形跡も無く、
機能停止したロボット。
何故、身を守れなかった?
アリス(C-5級私服警官):
最初の推理に、一部訂正ね
魔理沙(ロボ):なんだ?
アリス:スカーレット・マネジメントが係わってないから、組織絡みの犯行では無いと考えたけど、
アリス:
別の組織絡みだったようね
魔理沙:けど、実行犯は博士じゃないかって考えは、変わらないんだろ?
アリス:まあ、そうだけどね
アリス:市長にも連絡を入れてあるし、
アリス:あとは、向こうの出方次第ね
ボーダー商会
藍(ロボ):紫様、アリス刑事をお連れしました
紫(クライアント):ご苦労様
アリス:本日はお忙しい中、面会時間を設けて頂き、有難う御座います
紫:刑事さんのお役に立てればいいんですけどね
アリス:
失礼ながら、貴方のことを少々調べさせて頂きました。
アリス:この会社は、土木建築用重機類から、航宙船までの、
大型搭乗機を取り扱ってるようですが
アリス:それだけの取引では考えられない利益を上げています
アリス:ズバリで言ってしまうと、
戦争屋として稼いでいるようですね
魔理沙:ベタだけど、「死の商人」ってやつか
藍:タチの悪い言い掛かりは止せ!
紫:藍、下がっていなさい
紫:確かに、根も葉もない言い掛かりね
紫:それに、貴方が調査しているのはエーリン博士殺害の件ではなくて?
魔理沙:今回の殺人の動機として、おおいに関係があるんだよ
(ズパッ!)
魔理沙:パチュリー博士の机の上にあった明細
魔理沙:重火器の明細だ
魔理沙:ロボット工学者の机には普通無いんだよ
魔理沙:
ロボットは、第一条のせいでそもそも銃口を人に向けることが出来ないんだ
紫:明細の内容だけで私を攻めるの?
紫:証拠不十分で起訴出来ないわよ
アリス:そこは、追い追い詰めるけど
橙(ロボ):紫様、
お茶をお持ちしました
紫:ありがとう、橙
紫:刑事さん、
根を詰めた話ばかりで疲れたでしょう
紫:ライムのフレーバーティーよ、よかったらどうぞ
魔理沙:その飲み物大丈夫か?
アリス:魔理沙、問題ないわ
アリス:ロボットが持ってきてくれたのよ
魔理沙:確かに、最大の保障だな
魔理沙:ハイ、アリスどうぞ(パス)
アリス:アリガト
アリス:いただきまーす!
(ごっきゅん)
アリス:・・・あっ、あれ?・・・
アリス:(バタンっ!)
魔理沙:アリス?
魔理沙:・・・・アリスが、わたっ、し、の・・・渡した、モノ、で・・・・
魔理沙:(ガシャン!)
紫:自分の行動と、第一条の制約のズレが過負荷になって、電子頭脳が壊れたようね
紫:藍!橙!客人が倒られたわ
すぐに私の部屋へ運んで
藍:了解しました
橙:ラジャー!
霊夢(市長):ちょーっと待ったー!
紫:あれ?市長さん?
妖夢(ロボ):アリスさん!魔理沙さん!
幽々子(C-5級私服警官):妖夢、すぐに二人を搬送して!
紫:何故、あなた方がここに?
霊夢:アリスから来て欲しい、って言われてたのよ
霊夢:
理由付けは自分がするから、貴方を逮捕するのに協力してくれって
霊夢:まさか自分を犠牲にしてやるとわね
霊夢:とんでもない刑事ね
幽々子:公務執行妨害、並びに傷害罪、
並びに私有財産破壊の容疑で逮捕致します
幽々子:
後から他の容疑が浮上すれば、再逮捕となりますので
紫:なかなか、やるじゃないここは私の負けね
紫:ただ、投資金があまりにも多いわね
紫:事業家だったら最悪ね
アリス:・・・ううん、・・・
にとり(ロボ):アリスさん!
やっと目が覚めたんですね!
文(店長):アリス、身体の具合はどう?
霊夢:まさか、重度のきのこアレルギーだったとはね
霊夢:紅茶から少量のきのこエキスが検出されたわ
アリス:それで、魔理沙は?
文:
・・・・・・魔理沙、さん、は・・・
霊夢:
電子頭脳がぐちゃぐちゃで、
もう使い物にならないわ
アリス:ええっ!!
にとり:だっ、大丈夫です!
にとり:
今、こちらで修理中です!
にとり:
絶対に直してみせますから!
アリス:わたしが、無茶な作戦を立てたから・・・・・・
文:アリスさん・・・・・・
霊夢:確かに、魔理沙を犠牲にしたのは、貴方の落ち度よ
霊夢:けど、
まだ落ち込む時じゃ無いわ
アリス:魔理沙・・・・・・
霊夢:敵を取るのです!(申エN)
文:そうだよ、アリス
文:今のままだと、
魔理沙が直ってきた時に、
合わせる顔が無いだろ
霊夢(恐らくアリスの間違い):そう、ね
アリス:がんばってみる
霊夢:そう、その意気!
霊夢:それで、早速だけど
貴方に合わせたい人がいるの
輝夜:こんにちわ、刑事さん
アリス:・・・あなたは?
輝夜(フィアンセ):
エーリン博士のフィアンセです。
輝夜:
刑事さん伝えておきたいことがありまして
輝夜:実は、
エーリンは妊娠していたんです
輝夜:
犯人は、エーリンだけじゃなく生まれてくるはずだった子も、
殺してしまってるんです。
輝夜:どうか仇を討って下さい!
アリス:そうだったん・・・ですか
霊夢:アリス?
アリス:最後に引っ掛かっていたことが分かりました
輝夜:仇が討てるんですか!?
アリス:
市長、関係者全員を集めるよう、手配して下さい
アリス:特にパチュリー博士を
霊夢:分かったわ
アリス:博士には、
アリス:ロボット工学三原則の、
特に第一条の欠点が見付かったと、言っておいて下さい
にとり:三原則に欠点なんてあるんですか!?
To be Continued
最終更新:2019年08月10日 23:01