LAZU(ラズ)

製作者 はたけ
出場大会 第六回大会
経歴

設定

ある国が長い間続く戦争に終止符を打つため、開発した試作兵器1号。
人工頭脳にあらゆる兵士の「記憶」「遺伝子」を組み込み最強の兵士を作ろうとしたが、
開発の過程で何らかの不具合が起き、「人格」が生まれてしまう。
国の狙い通り、あらゆる兵士の戦闘技術を引き継ぐことは成功したものの、
人工頭脳に「記憶」を組み込んでしまったため、戦争時のトラウマも引き継いでしまい、戦いを拒否するようになってしまう。
国は「人格」を消去することを決定。
そのことを知ったラズは国から逃亡する。
ラズに莫大な資金、資材を費やしていた国が負けたのは、そのわずか一ヵ月後だった。

国が敗北したことを知り、罪悪感押しつぶされ、ラズはどうしていいかわからずさまよっていた。
そんな彼にに手を差し伸べてくれたのは、開発者。父だった。
父は言った。
「私は子供に恵まれなかった。私にとってお前はたった一人の息子だ。」
父は続ける。
兵器ではなく人として、私の子供として、一緒に暮らそう・・・と
父は、ラズの体に内臓された武器をすべて排除し、精一杯人として生きようとラズにうながした。

それから3年。
人離れした勘の鋭さ、身体能力など、どうしても隠せなかった「兵器」としての能力を、
「特殊な才能をもった人間」と偽り、菩氷学園に入学したラズ。
友達もでき、裕福とは言えずとも、幸福に暮らしていた。

しかし、変わったのはラズだけではなかった。
ラズの逃亡によって敗北した国。
その上層部達。
ラズへの復讐、そして新たな「世界征服」への野望。
この二つに取り付かれた彼らは、ラズの正規品、新たな兵器を開発していたのだった。

ある日、ラズはその「新たな兵器」に攻撃を受ける。
自分が以前付けていたものとほぼ同じ武器。
すぐに自分を元に作られたものと気づく。
逃げる彼を背に、延々と攻撃してくる「自分の分身」。
駆けつけた学園の友の能力で、なんとかその兵器を破壊することは出来た。
大破した自分の分身を見て、ラズは「兵器」だったことを思い出し、しばらくその場に立ち尽くし、何かを考えていた。

その日、彼は父に、人として生きる以前の体に戻してくれと頼んだ。
父は悲しい表情も見せたが、「息子(おまえ)の願いなら」と、立ち上がった。

「兵器」に戻ったラズ。
      • 友達がいなくなるかもしれない。みんなに嫌われるかも知れない。でも・・・
「ボクは決めたんだ。自分と向き合うこと、逃げないこと。
 ボクが望む「自分」を見つけ出すんだ。」

彼は自分の可能性を探し、調停委員の参加申し込み所にサインした。

■SPEC

  • 身長…155cm
  • 体重…99kg
  • 原動力…プラズマエネルギーを永久的に作り出す「プラズマ炉」
  • 装備
 プラズマバーナー・・・・プラズマ炉を一時的にオーバーヒートさせ、
             そのエネルギーを両手の機器に収集、圧縮。
             一瞬だけ手の平から高密度の電気の火柱を放出することができる。
             どんなものでも焼き尽くすことができるが、射程が短く、1~2mほどしかない。
             この武器を使うと、プラズマ炉の能力が5分ほどダウンし、普段の50%以下の能力しか引き出せなくなる。
             再使用までかかる時間は10分。
             どうやら異能の力を無視して攻撃できるようだが、その能力に本人は気づいていない。
 ナイフ・・・・・・・・・戦場で一般的に使われる物。手の平から微量なプラズマを流し、スタンガンのような使い方をすることもできる。
 拳銃・・・・・・・・・・上記同等一般的なもの。変わった能力はなし。
 手榴弾・・・・・・・・・上記と同じ。

身体能力

 腕力、脚力、跳躍力など、どの身体能力をとっても一般的な人間の数倍はある。
 近接戦闘に特化しており、近接戦闘術、ナイフの扱い等が得意。

能力 【the Intuition (ザ イントゥイション)】

 あらゆる兵士の遺伝子、記憶を引き継いだ彼は、歴戦の兵士が持つような、圧倒的な「勘」を持っている。
 敵が次にどこから来るか、どのように攻撃してくるかなど、直感的に感じ、対応することができる。


補足

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2014年06月20日 06:14