片翼のレジェンド ~銀髪の少女~

片翼のレジェンド ~銀髪の少女~(かたよくのれじぇんど ~ぎんぱつのしょうじょ~)」とは、ポケモンノベルにて掲載されている作品である。作者はリルト。表紙絵を編集したのも作者だが、素材は壁紙職人から。
108話完結(短編等を含め)。

このページは調査内容の参考になる可能性はあるものの、まだ書きかけの項目です。Wikiを大きく、より使いやすくするため、加筆、訂正などをして下さる協力者を求めています。

жжжжжжж目次жжжжжжж
жжжжжжжжжжжжжжжжжж


概要

 アニメ・ゲーム「ポケットモンスター」、ならびに漫画「ポケットモンスター☆SPECIAL」の設定を軸とし、さらに作者独自の設定・創造を加えた「リルト・ワールド」である。
 ときとして一人称や二人称が出てくることもあるが、基本的に三人称。
 本作品の続編として片翼のレジェンド ~青の片翼~が連載中。




世界観

「場所はカントー・ジョウト・ホウエン地方。シンオウ地方以降は出てきません。理由は、私がいまだにゲームをやっていなくて把握できないから」(作者自己紹介より)
 エージェントと呼ばれるポケモン何でも屋を中心に物語が進む。依頼を受け、解決するのが仕事。数人から数百人という単位でチームを組んで行動する者たちが大多数。


あらすじ


 過去を奪われたもの。

 未来を奪われたもの。

 己のかけらを奪われたもの。


 彼らは集う。さまざまな理由のもとに。

 彼らをつなぐはただ一つの願い。

 絡まり、ねじれ。あるいは断ち切られ、あるいは結ばれ。

 その思いの先は誰にも見えぬ。



 それは、翼をもがれた者たちがつむぎだす物語。
(ストーリーより抜粋)


登場人物

主要な登場人物


  • シェーリ
 本作品の主人公。5歳ごろにマグマ団に誘拐され、10年間かれらのもとで育つ。チーム・フィリアル所属のエージェント。“月光のディアナ”の通り名を与えられた。記憶喪失。
 「奏人(かなでびと)」の力を持ち、「銀君の娘」とも称される。
 性格は傍目には無言・無関心・無愛想と三拍子そろって見えるが、実際には懐が深く、情に厚い。ただし敵と味方をきっぱりと区別するため、この性格もあながち間違ってはいない。
 ポケモンバトル、および体術にもすぐれ、頭も切れる優秀なエージェントだが、一般常識と人の心の機微には疎い。小柄。銀髪・碧眼。


  • ウィルゼ(ウィルゼ・ローアン)
 本作品のサブキャラクター(初期設定)。シェーリと同じくマグマ団に誘拐され、彼女の相棒となる。記憶力に優れ、武術に秀でるが、シェーリに対して負い目がある*1ため、なかなか本来の能力を表立ってあらわさなかった。チーム・フィリアル所属のエージェント。
 「智人(さとりびと)」の力を持つ。
 ポケモンの扱いはそれなりだが、彼らを心の底から信頼することが難しいため、要修練。黒髪・黒目。


  • ティアル(ティアル・ロンディ・ワークス)
 作者いわく、本作品のマスコット。主要登場人物中最年少の12歳。ファウンスにある森の隠れ里「ワークス」の若長。頭は比較的よく、ポケモンバトルの腕もそこそこなのだが、比較対象が尋常でないため、まだまだ半人前扱いをされている。いたって素直な性格だが、信用できないと思った相手には遠慮なくかみつく。正義感が強く、子供らしい潔癖を発揮することも。
 チーム・フィリアル所属のエージェント。“果ての森の王麗石(リーシィ)”の通り名を与えられた。
 「愛人(いとしびと)」の力を持ち、ときたま未来を見る。金髪・碧眼。


  • オーラン(オーラン・グレイア もしくは オルド・チェイスター・キサラヅ)
 かつてマグマ団にとらわれていたが、同団に潜入していたエージェントの手により脱出。長じてのち、シェーリたちをマグマ団の基地から結果的に救い出した。他チームの実力者との個人的なつながりが強く、その度量の広さとエージェント界最強と謳われる実力から広範な支持を誇る。
 チーム・ノワールリーダー。“黒のオルド”の通り名を与えられた。
 「語人(かたりびと)」の力を持つ。


  • アスクル(アスクル・アレン・セラフィールド)
 かつてアクア団にとらわれていたが、エージェントの手により脱出。長じてのち、結果的にシェーリたちをマグマ団の基地から救い出す。人懐こい性格に反して観察眼は鋭く、人の好き嫌いは意外と激しい。ただしそれを態度に表わすことはないので、人気は高い。手がけて解決した案件はオーラン・ユーリー両名をはるかにしのぐ。
 機械関係に天才的な才能を発揮するチーム・ノワール所属のエージェント。“銀のアッシュ”の通り名を与えられた。
 セラフィールド一族の出身で、「導人(みちびきびと)」の力を持つ。


  • ユーリー(ユーリー・エーヴェンハイツ・コルクレイト)
 弟をマグマ団に誘拐され、両親を殺された過去を持つ。その元凶となった協会とはいまだにぎくしゃくしている。オーラン・アスクルとともにシェーリたちをマグマ団の基地から救い出す。記憶力が抜群に良く、医療を修め、ノワールのバックアップを担当する陰の立役者。
 チーム・ノワール所属のエージェント。
 エーヴェンハイツ一族の当主。「願人(ねがいびと)」の力を持つ。



その他の登場人物


  • シヴァ(シヴィール・アクト・ユースティアイズ)
 チーム・ディラのリーダー。通り名は“夢幻の森の王白夜”。オーランの古馴染みで、総勢400人をまとめるエージェント。
 からっとした性格で常に人をひきつける。直観力はすさまじく、物事を考えるときあとから理屈を見つけるタイプ。

  • セイル
 正式名称不明、出身地不明、家族の有無不明、年齢不明。裏では「ゴースト」とも呼ばれているチーム・ハイフォンのリーダー“舞風”。
 本来は人を切るような雰囲気をまとい、敵には一切の容赦をしない無慈悲な性格の持ち主だが、エージェントとして注目されるようになったころから猫を被るようになった。シェーリの師匠のような存在。

  • ロスト
 四強リーダー紅一点、最年長でもあるチーム・白雅リーダー“娥王(がおう)”。活発なたちで曲がったことに我慢がならず、支持率は高い。
 学術専門チームを束ねるだけはあって知識は豊富で、バトルの腕もそこそこ。古代文明の謎を追っている。

  • リーン(リーンファイド・イオ・サーレクス もしくは リーンファイド・サーレクス・イオ・ドルク)
 ノワールの少年情報屋。彼も「ゴースト」。数多くあった勧誘を蹴ってノワールに身を預けた天才少年。12歳とは思えぬ思考力を持つ。
 情報屋としてはいい腕だが、バトルはからきしダメ。霧の隠れ里オークの出身。イオ一族の長*2




用語説明

  • エージェント
 日常の困ったことから地方を揺るがす大事件までをポケモンと一緒になって解決する者たち。トレーナーより広範な知識を持ち、競技としてのポケモンバトルではなく、ルール無用の純粋な戦闘としてのポケモンバトルを得意とするものがほとんど。
 多くは数人から数百人でチームを組む。
 四強と呼ばれるチームである程度の期間を「候補」として研修することによって資格を得る。

  • チーム
 エージェントたちが集まってできた集合体。数百から数千あるとも言われているが、名前だけ残っているチームもあるため、活動している正確な数は不明。

  • 裏エージェント・裏チーム
 協会公認の資格を得ていないエージェントやチーム。大概は犯罪者の集団であるが、協会のあり方に反抗し、あえて裏エージェントとして行動するものたちもいるため、一概には言い切れない。

  • 四強
 数あるチームの中でも候補の育成を任された特別なチーム。現在はチーム・ノワール、チーム・ディラ、チーム・白雅、チーム・ハイフォンの4つ。

  • ポケモン協会(協会)
 エージェントを統括する公的機関。20人ほどで構成された「理事会」が最高幹部会。エージェント資格の承認・剥奪など、エージェントに関するあらゆる権利を持つ。

  • アソック
 協会直属のエージェントたち。戦闘・諜報・研究・広報など、様々な部門に分かれている。

  • 調停者
 「ポケモンと人間、異なる種族の決して交わってはならぬ領域を守る盾」。人知を超えた力をその身に宿し、ポケモンと人間にたびたび干渉してきた。
 美しい響きで心に触れる奏人(かなでびと)、ポケモンを使役しまとめる司人(つかさびと)、力なき力で戦う求人(もとめびと)、ポケモンと心を通わせ信愛を寄せられる愛人(いとしびと)、その知識で土台を支える智人(さとりびと)、調停者同士を引き合わせる導人(みちびきびと)、ポケモンと真正面から向き合う留人(とどめびと)、心と体をひもとく癒人(いやしびと)、ポケモンと人を直接に繋ぐ語人(かたりびと)、調停者の力を補助する願人(ねがいびと)の10人。
 初代はエージェントの開祖でもある。
 その強力さゆえに、力を使うごとに命を削り、使わずとも肉体と精神が耐えられないと言われている。 



データ

  • 2010年4月19日連載開始
  • 2012年12月8日完結
一章年表
短編 ~願い、踏み出す~
短編② ~銀色の花~
短編③ ~ユグドラシルの森で~
第一章――銀髪の少女――
1話 変化の調べ
2話 反逆の序章 前・後編
3話 孤島からの脱出
4話 誰が偽物? 前・後編
5話 ポケモンバトル! 前・後編
6話 応え(いらえ) 前・中・後編
7話 チーム・ノワール 前・中・後編
8話 闇を引き裂く月 前・後編
9話 罪の虚像 前・後編
10話 この痛みは誰がため 前・後編
11話 決意と決別 前・後編
12話 南西の空 前・中・後編
13話 先駆けの鳥 前・後編
14話 「閉ざした心」
15話 疑惑の名前 前・後編
16話 奏人の伝説 前・中・後編
17話 物語の始まりは 前・後編
ファースト・ミッション
18話 ①~前途全難!? 第一の依頼~
19話 ②~売り言葉に買い言葉~
20話 ③~証明~
21話 ④~一人ぼっち~
22話 ⑤~依頼中止~
23話 ⑥~翠の炎~
24話 ⑦~依頼の言葉~
ファウンスの愛人
25話 ①~逃走~
26話 ②~風の引力~
27話 ③~奪われた絆~
28話 ④~刻まれた記憶~
29話 ⑤~敵襲~
30話 ⑥~護るためにこそ~
小休止
31話 ①~立ち往生~
32話 ②~“紅蓮”のケイガ~
シダケの擾乱
29話 ①~邂逅~
30話 ②~フィリアルvs白雅~
31話 ③~紫の毒と輝きの炎~
32話 ④~破滅の凶星“破軍”~
33話 ⑤~痛哭~
34話 ⑥~対アクア団戦線~
35話 ⑦~天の剣、天の盾~
36話 ⑧~カーテン・フォール~
37話 ⑨~覚悟~
38話 ⑩~銀色の石~
神王共闘
39話 ①~フィリアル、始動~
44話 ②~大丈夫だよ~
45話 ③~罠~
46話 ④~夢のカケラ~
47話 ~餓(かつ)えた心~
48話 ⑥~古代戦争~
49話 ⑦~忘れられた禁忌~
50話 ⑧~我は求める~
望む知、望まぬ知
51話 ①~〈秘密の部屋〉~
52話 ②~原初~
表裏の虚実
53話 ①~ケースR(リバイバル)~
54話 ②~王の誓約~
55話 ③~愛人の先見~
56話 ④~戦略空中要塞~
57話 ⑤~動き出すモノたち~
58話 ⑥~十五年の雌伏~
59話 ⑦~狐か狸か~
60話 ⑧~哭くのは誰?~
61話 ⑨~その絆は~
62話 ⑩~それは闘いか休息か~
63話 ⑪~始まりの歯車~
64話 ⑫~セクション「護衛」~
65話 ⑬~夢、現~
66話 ⑭~ならばそれを何と呼ぼうか
闕焉の終章
67話 ①~隔絶~
68話 ②~よびかけるもの~
69話 ③~ホオズキ村で~
70話 ④~星なき夜に~
71話 ⑤~翻意~
72話 ⑥~時告げる光~
73話 ⑦~不完全の完全~
74話 ⑧~断崖の洞窟~
75話 ⑨~トレーナー~
最終話 ⑩~月は満ち蝕(は)ゆる~
あとがきもどき

関連項目



リンク

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2013年03月10日 23:05
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。

*1 「シダケの擾乱」第五部「痛哭」に彼の心情が書かれている

*2 イオ・ドルク