H2・851-852

今日もまた……私は彼女を裏切って
無垢な体に調教を施していく
日進月歩
ゆっくりとじんわりと拡がりゆく
決して落ちることのない染みのように
友奈ちゃんの体に快楽を与える
焦ってはいけない

「……今日は第一関節まで」

人差し指で友奈ちゃんの恥丘をなぞり、
爪先数ミリを秘所へと差し込み、下腹部側
隠された陰核を刺激して快楽への電源を入れると

「んっ……」

友奈ちゃんが小さく呻く
最初は不快感を感じていたのか、
寝返りを打ったり、身を捩ったり
抵抗というより拒否反応を示していた友奈ちゃんの体

「………………」

それが今は拒否なく無防備なまま
むしろ、先を求めて股を開いたようにさえ見える
愛しい親友を許可なく壊していく背徳感に
私は罪の意識を抱く所か悦楽を得てしまっている

「っ、ん……」

指先だけで可愛らしい秘所を愛撫して
友奈ちゃんの体を温めていく
小さな呻きは微かな熱っぽさを纏い始めて
心無しか、頬が紅潮してきたように見える

「ん……ふ……」

普通に過ごしていたら一生聞けなかったであろう友奈ちゃんの淫靡な声
耳に馴染ませ、堪能しながらも
浸り、我を忘れないように息をつく

「……来たのね」

友奈ちゃんの下着越しに、溢れ出す露を感じて
更に指を沈めて行くと
ぬちゅりと淫猥な音が響く

「っ!」

びくびくっと友奈ちゃんの体か震える
期待して
求めて
でも、知らない先に不安を覚えて
恐怖する
そんな友奈ちゃんの唇を
蜜に濡れた指でなぞって笑みを向ける

「今日はまだ、お預け」

果てさせるのはまだまだ先
快楽なしでは生きられなくしなければいけない
だから もっともっとじっくりと染み渡らせていかないと駄目

「ふふっ」

日課の接吻はいつもと違って仄かな酸味と甘さがあった
誰かはこれが美しい白百合を黒く染め上げるような愚劣な行いだと言うだろう
けれど黒に侵されていく白百合もまた、美しい。と、
私は思うようになってしまった
だからもう……きっと私は戻れない

「友奈ちゃん、朝だよ」

体を揺らして覚醒を促すと
友奈ちゃんはいつものように無垢な
寝ぼけ眼のまま私を認めて……

「おはーーっ!?」

恥丘付近の不自然な水分に気付いたのか
友奈ちゃんは顔を真っ赤にして掛け布団ごと股を抑え込む

「友奈ちゃん?」

白々しく心配そうな声を掛ける
大丈夫、それはお漏らしじゃないわ。友奈ちゃん

「な、なんでもない!」

恥辱に染まる友奈ちゃんの表情に
良からぬ何かが刺激され、身体中をゾクゾクと駆け巡る

「なら、良いけれど」

早く果てを感じさせたい
果ての蜜を味わわせ、浸らせたい
そしてお漏らしだと勘違いし
それを友人に見られたという絶望の顔が見たい

「学校の準備しておいてね」

急かす心を押さえて笑みを向け、私はそう告げて部屋を出ていく
ゆっくり、優しく、慎重に、丁寧に、じっくりと、じんわりと……

「急がなくて良い……時間はあるのだから」

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最終更新:2015年06月06日 02:26