眠らぬ螺旋

昏式・高濱作品 @ ウィキ内検索 / 「眠らぬ螺旋」で検索した結果

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  • BGM/シルヴァリオ ヴェンデッタ
    ....悪魔へ願え 11.眠らぬ螺旋 12.鋼の英雄 13.我を問うは誰ぞ 14.回避不能 15.高天原 16.我が力及ばぬ故に 17.胸に咲き誇る花よ 18.昔歳より今へ 19.地を満たす星達 20.語らい零れる滴 21.寄りそう寂寞 22.逆襲を訃げる歌 23.歪む因果律 24.銀狼の刃 25.煌めく星光 26.裁きの天秤 27.魔星狂乱 28.哀しき錬金術師 29.天神の雷霆 30.星を掲げる者 31.冥王と月天女 32.死想恋歌~冥 OP:アストラル/《CS版》狼希天月 ED:エウリュディケ 名前 コメント ...
  • さらばだ蝋翼、終りなき戦いの螺旋からどうか解放されてくれ
    発言者:ヘリオス 対象者:アシュレイ・ホライゾン 己の誇る比翼にして掛け値なしの敬意を抱く半身である蝋翼に対して別れと共に告げる最後の願い。 ヘリオスさんのアッシュに対するまるで主人公の親友キャラに送るが如き台詞パート1 アッシュを通して弱者の嘆きを知り、前任者達が紡いだ英雄譚から 先へと進んだ回答を見出したヘリオス。それはつまり、己が半身であるアッシュとの別れを意味していた。 そうして己の半身であるヘリオスを失ったアッシュはその場に抜け殻として倒れ伏す。元より彼は本命である煌翼を降臨させるための生贄だから ギルベルトがレインと貴賎なく、真実アシュレイ・ホライゾンを慮っているとは一体なんだったのか そうして倒れふすアッシュに対して駆け寄るレイン。そんな二人を見てアッシュの無念、屈辱を想い ヘリオスは更なる覚悟を固め、どの口でそんなことを言うのかと自分自身への...
  • 能力・術技/マガツバライ
    《霊煌術(れいこうじゅつ)》 名称 使用者 禍津祓菩提槍 石動隼人 日照御天道 祭祀怨漿闇月輪 災禍鵼・祀怨 陽剣術──逆剥・雪華ノ颪 石動亜麻祢 氷天末那識雪屏風 業報轆轤 斑鳩ツバサ 禅定螺旋 斑鳩皐 陰陽轆轤二重螺旋 斑鳩翼 禊白羽之鬼儺 北見浩太郎 十重禁戒縄冥加 朧々院西環 武辺・畢竟成佛 草壁玄之丞 輪転九霄 白天狐・彌瑞璃 八重垣相伝・影遁の術 八重垣恵真 鎖環闡提裏涅槃 暁一也 鎖環闡提真涅槃 穢界境哭 ディラン・E・ガルブレイス 万劫万華曼荼羅 土御門羅睺 昂穹虚空蔵 《星招術(せいしょうじゅつ)》 名称 使用者 燦燦迦具土神・来迎焱 白天狐・彌瑞璃 悖理綿津見・呪海嘯 魔戒僧・灰厭 煌煌迦具土神・日輪焱 土御門羅睺 狼牢印 ????? 閻魔王・鬼哭啾々黄泉降 ?????/地獄狼・陰顎 蒼昊月讀命・銀結晶 烏丸しおん ...
  • ならば、そのような道など……縛りなど、俺は要らぬ! 美影は美影、天にも地にも代わりなどおり申さぬ!
    発言者:トシロー・カシマ 暖かな祝福で迎えられるはずだった、『侍』鹿島杜志郎と美影の婚姻。 だが、春を前にして美影の父から伝えられた言葉に、杜志郎は我が耳を疑った。 ───美影を諦めよ(・・・・・・)と申したのだ。 殿の下命(・・・・)とあらば、もはや何とする事もできん…… お主も生まれながらの武士たる身であれば、その理(ことわり)は弁えていよう。 杜志郎が忠を尽くすべき対象…… 最高権力者である藩主が、偶々見初めた美影を側女とするように望んだというのである。 藩の重役を務めていた彼女の父は、初めこそ抗していたものの…… 主君の命である、という絶対の決定を前に、上下階層の定まりし社会に生きてきた彼は、 一個の「父」ではなく「臣」として役割を果たすためその意を受け入れたのだった。 加うるに、美影という一人の「女」など、男側の意思で如何様にもその道を左...
  • ……頼む、みんな。もう、兄さんを解放してあげて───お願い、っ
    発言者:マレーネ・フランケンシュタイン 対象者:彼女が得た“仲間”たち ジュン√終盤、時計機構、ギアーズ、ロビンフッド、そして心装永久機関の存在理由を明らかにし、 凌駕やマレーネに対して正体を明かした支配者オルフィレウス。 彼は輝装を起動し、自身と接続した衛星砲の絶大な破壊力、信じがたい程の射程範囲を見せつけた上で、 今回投入分のギアーズを含めた、最大戦力を以てしての反抗勢力掃討を予告する。 地球上から逃げ場を失い、企てや細工の類も全て見透かされ、 生き延びたければ、オルフィレウスの筋書の通り戦うという行動しか無くなった凌駕達。 そんな状況を理解しながら彼は笑う。 超えてみろよ、達してくれ。 君達ならば出来るはずだ信じているとも。 さあ、さあ、さあ覚醒してくれ。 二人、いや三人の最重要観察対象へ 前進前進前進のみ、それ以外は認めぬという圧...
  • 何処かで……誰かを……知らぬ間に、私は救えていたのかもしれないのか……ただ、この手を伸ばそうと……無様に、駆けずり回るだけで……
    発言者:アレクサンドル・ラスコーリニコフ 対象者:秋月高嶺 あなたの事は何も知らない……けれど、勝手を言うのを許してください。 あなたの今までの人生で、失敗と感じる事も幾つかあったのかもしれません……けれど、だからと言って、ご自分が為し遂げた価値あるものまで一緒に否定はしないでください……! だいたい、そういうの卑怯だと思いますっ。自分を責めて、何かを呪って、それで無責任に希望だけを押し付けて消えるだなんて…… あなたを許していた人だって、きっといっぱい居るんです。救われなくても、そう思ってくれただけで心は凄く暖かくなるものだって。わたし、知ってるんですから…… 数多の嘆きにも、悲しみにも気づかず取りこぼし、それどころか歯車となることでそんな幾多の嘆きを自ら生み出した愚者だと己を断じて 結果的に、現実的に救うことが出来ていなければ何の意味...
  • 己の過去を……運命を打倒するのだ! それこそ、人間としてこの世に生を享けた意味に他ならぬ!
    発言者:ヴィクトル・シュヴァンクマイエル・クラウス 対象者:トシロー・カシマ 「思ったよりも早く現れたな───我が積年の汚点よ……トシロー・カシマ」 「ヴィクトル・シュヴァンクマイエル・クラウス───白木の杭(ホワイト・パイル)」 シェリル、アンヌ√共通部…… 弟子であるアリヤの窮地に姿を現し、瞬く間にアルフライラら叛徒を殲滅した先代ホワイト・パイル。 そんな彼の次なる標的となったアンヌの元に駆けつけたトシロー。 最強の狩人(イェーガー)と、異端の縛血者(ブラインド)。 共に常道より外れた存在。因縁深き二人の怪物は、半世紀の時を経て激突の瞬間を迎えようとしていた。 研ぎ澄まされた刀と、常人が扱うには余りに巨大すぎる白木の杭。 技量は互いに達人の域。己の持つ長所と短所を冷徹に見極めながら、歴戦の戦士らは敵手の命を刈り取るべく絶技を繰り出し...
  • 朱銀幻燈・人魂帰譚
    ヴァーミリアン バインド・オブ・ブラッド ようやく、覚悟が出来た――自分自身と、付き合い続ける覚悟を。 「さよならだ、吸血鬼(ヴァンパイア)。妄執の彼方へ還るがいい」 「俺はこれからも、此処で足掻いては嘆き続ける。葛藤と煩悶に揺れ続けよう……」 「だから、傷つかぬまま賞賛される偶像は……もう終わりだ」 終焉よ来たれ、理想と幻想よ、夜の喜劇はもう終わりだ。 現実と幻想は、地続きの避難場所ではないのだから。 「この縛られた世界(げんじつ)に――貴様の居場所はない」 心を惹きつけてやまない、その美しい絵空事に幕を下ろそう。思い描くことはただ明日を歩む力となればいい。 「久遠の幻想(ユメ)へと、消えるがいい……! 塵となり、灰となりゆくが相応しいのだ!」 つまらぬと嘆く日常を、出来うる限り愛してみよう。 ...
  • 神産み生母の蓮華往生、億万劫の誓約たれ
    Onogoro-birth Jotun's Loptr 「逃がさんよ、千年初の神殺し。おまえはここで確保する」 蒸発する哀悼、慈愛。冷徹な眼光が空を射貫き、意識を刹那に切り替える。 発現する真実の神威、超特級の星辰光(アステリズム)。 福音の雷など及びもつかない覇の星光が、三千世界(みちおほち)を震撼させて次元を穿ち闇を照らした。 Status 基準値(AVERAGE):A 発動値(DRIVE):AAA 集束性:A 拡散性:AAA 操縦性:C 付属性:D 維持性:EX 干渉性:AA 「徹底的に。続けて、念には念をだな」 生きた鉱石のように蠢き、増殖していく結晶の円環(リング)。 その数多の穴の中心部に膨大な熱量が凝縮され――全方位から雪崩れ込む破壊光線の嵐。音を超え、空間を超え、天の裁きが火を放つ。 迫り来る煌め...
  • さあ、参りましょう……愚かで至らぬ女でしたが……あなたの墓を生涯お守りする役は、どうかせめてお与えください
    発言者:アオイ・漣・アマツ 対象者:帰らざる、帝国の宝にして彼女の愛する誰よりも雄々しき男 チトセ√、英雄クリストファー・ヴァルゼライドと、彼に反旗を翻したチトセおよび、彼女と共に闘い抜くと誓ったゼファーとの最終決戦は、 傍らにいる愛する者を守らんとした銀狼(リュカオン)の捨て身の牙が決め手となり、“英雄” の敗北に終わった。 発動体を砕かれるほどの激戦を終え、チトセとゼファーは戦場跡に注ぎ込む陽光の下、 寄り添いながら互いの生をつなげたことにひとまずの安堵の吐息を漏らす。 そんな束の間の“勝利”を得た一組の男と女の目前では、 英雄、いやクリストファー・ヴァルゼライドの真の目的を知った上で、彼の“勝利”を信じたアオイが、呆然としながら敗北した彼の亡骸に歩み寄っていた。 「クリストファー……総統、閣下」 そう彼女は呟き、ヴァルゼライドの屍に嗚咽...
  • 伊東甲子太郎
    「この国を真に救いうる時代の担い手は、桂小五郎でも勝海舟でも、まして坂本龍馬でもない。この私───伊東甲子太郎武明である」 『双血の墓碑銘』の登場人物。 新選組参謀。常に理知的な物腰を漂わせつつも武人として一分の隙も見せぬ長身の美丈夫。 吸血種や十二氏族といった諸外国の社会事情など古今東西の知識に通じ、 同時に他の新選組幹部にも劣らぬ剣腕と近藤・土方に匹敵する統率力を有する文武両道を体現した存在。 隊内にも少なからぬ数の信奉者がおり、局長達からの信頼も厚い。 しかし実際の伊東という人物の心中には野望の炎が渦巻いており――各国吸血種の侵略とそれに揺れる幕府権力というかつてない動乱の時代を好機として遂に動き出す。 手始めに鳥羽・伏見の戦いにおいては密かに敵と内通、新選組が壊滅的な打撃を受け敗走するきっかけを生み、 その罪を隼人に擦り付け、彼の“侍”としての誇りを...
  • 仕方がないという言葉など理由にならん。まだ歩けると、俺の命は言っておる
    発言者:ヴィクトル・シュヴァンクマイエル・クラウス 対象者:《伯爵》 「おまえの生を支えてきたものは、何だ? 何がおまえに、ただひたすらに闘争の生を歩ませた?」 「信仰(いのり)よ。捧げることが、我が身を無限に強くする」 その言葉と共に始まった、真の吸血鬼(ヴァンパイア)と、人類の枠から逸脱した吸血鬼狩人(ヴァンパイアハンター)との対決。 魔を狩る為に積み上げた技術も、勝機を手繰ろうとする執念も無為とされ、一方的に傷を負わされた上に、秘薬の影響で加速度的に朽ちていく肉体。 そんな苦痛を味あわされながら立ち上がる老狩人に対し、《伯爵》は告げる。 果たして人類種には、お前のような精神を持った者がそんな苦しみを味わってまで守る価値があるのかと。 お前はあまりに人類というものを、無条件に肯定し過ぎてはいまいかと。 美醜賢愚入り混じるのが人...
  • だから幼子であるわたくし達は、分からぬ誰かと分かり合うべく、日々を精一杯生きているのではありませんか
    発言者:パトリシア・フォン・クイーングラス 対象者:リチャード・ザンブレイブ 機甲巨人との関係を疑われ、軟禁状態となったラグナとミサキ。もはや、彼らを救うには使徒となる以外に道はないと、リチャードは理解しつつも真実を明かせずにいた。 他に手がないにも拘らず、今目の前にある幸せな風景が永遠に失われてしまうのではと怯えて決意を固められない。神祖(かみさま)の掌の上で事が進む限り悩もうがいずれ結末が訪れるというのに、自分から一歩を踏み出すことができない弱さに懊悩している。 そんなとことん受動的な自分に嫌気がさしながら答えを、勇気を出せないまま悩み続け……。 「何を苦しんでおられるのですか?」 いつの間にか傍でこちらを覗き込むパトリシアの姿があった。とっさに笑顔の仮面を(何でもないと)取り繕おうとしたが。 「ああ、隠す必要はございません。わたくし...
  • 貴様は自由だ。狂うなり滅ぶなり好きにするがいい
    発言者:『柩の娘』 対象者:ジョージ・ゴードン・バイロン アンヌルート……誰よりも早く、真実へとたどり着いたバイロンへと下される、王からの無情な宣告。 トシローを裏切りの牙で貫き……カーマインを確保したバイロン。 その目的は一つ、これまで血族として悪逆非道を重ね、それを罰するために現れる事を望みながら…… しかしこの6世紀もの間、一度も見える事の無かった裁きの王にして父―――《伯爵》、その手掛かりを、神秘の人型に求めていたからであった。 血に隠された情報を求めバイロンは、その首筋に咬みつく。 既に裡に蓄えられたマジェンタからの情報と融合し―――膨大な情報の波が今、大いなる真実の扉を開こうとしていた…… ……だが、その扉の向こうに垣間見えた秘密(もの)。 それ(・・)は、バイロンが望んでいたものなどではなく、致命の裏切りに等しいものだった。 見開か...
  • 呪戒黒鎖
    バインド・オブ・ダークネス 『では、更なる苦難を与えよう。 輝装段階(そのまま)である限り、勝機など絶無であると知るがいい』 『さあ、崩れ落ちよ』 宣誓と同時、再度揃って地表へと磔にされる。身体はひたすらに重く、立ち上がろうとすることすらできない。 重圧、重圧、何者も逃さない沈んで墜ちろ──平伏すがいいという、屈服の念がアポルオンを中心に展開した。 Status Power:6 Hardness:7 Speed:4 Generate:3 Consumption:5 System:5 アポルオンの輝装。正確にはその素体となった人物、ハインケル・ヘルツォークの悲痛な心境、 「自らが生み出してしまった怪物(過ち)を無力化したい」という願いが元になっている。 能力は重力操作。自身を中心に展開する最大半径187mの重縛結界に...
  • おまえはもはや不要だ、不肖の子よ
    発言者:《伯爵》 対象者:ジョージ・ゴードン・バイロン 「静まれ」 戦闘の熱を失い、沈黙する両者の前に……その男は姿を現した。 薄汚れた、どこか物悲しい外套から滲み出るのは、隠せぬ真の気品だ。 悠久の旅路を歩む旅人のようにくたびれながら、決して色あせぬ完成された芯が出会う者を否応なく威圧する。 “彼”はただ立っている。それだけで見る者は理解するだろう。この男と自らの間に横たわる絶対の差というものを。 厳かに、静謐に。一目で敵う者なき絶対者であると、そう知らしめる威厳と共に在った。 激情に駆られ、獣の如くアリヤを狙ったバイロンは、しかし覚醒していた人間の少女に翻弄され続ける。 決め手を欠きながらも盤面を支配していたアリヤは、微笑みさえ浮かべながら余裕の体で脱出しようとするも…… 彼らの動きを、たった一声で制止させて、伝説の縛血者―――《伯爵》が...
  • 違う。もはや俺は、そんな名前ではない
    発言者:トシロー・カシマ 対象者:ニナ・オルロック 狩人と縛血者。本来交わらぬはずの両者が想いを交わす時間は過ぎ……独りトシローは目覚める。 二時間ほどの眠りの間に、真の吸血鬼を打倒すると宣誓した少女は姿を消していた。――己の決戦の地へと向かって。 「そして、またも俺は置いていかれる……か。滑稽だな」 かつて愛していた女性(ひと)と同じように。いつも己は出遅れ、置き去りとなる。 怪物が再出現した……だから滅ぼす。クラウスに奪われた……だから仇を討つ。 ――何だこれは?結局、何かに巻き込まれ、その都度ただ翻弄されているだけではないか。 そんな己が、能動的に道を選択することなどできただろうか、と。自嘲の嗤いと共に浮かんだ疑念はトシロー・カシマの最も昏く、忌まわしい過去を呼び起こす。 三つ指の鴉を名乗り、縛血者を滅ぼすことに全てを賭けた時間を。 こんな過去...
  • あなたの他に、求めるものなど無いと言ったァァッ!!
    発言者:ジョージ・ゴードン・バイロン 対象者:《伯爵》 それだけ宿せば、これからの回収も容易かろう。励めよ、バイロン。今のおまえは良き器となった。 回収を続けるがいい、さすれば、おまえという器はより満たされるだろう。 ……《伯爵》よ、あなたは今の私を見てそれだけ(・・・・)しか思わぬと? 幼いこの身を導いていた時間……思い出しませぬか?我らが二人であった時、あなたは事有るごとに私を褒めてくれたではありませんか……! ……ああ済まぬな、忘れていた。 よくやったバイロン(・・・・・・・・・)、おまえは私の自慢だよ(・・・・・・・・・・)。──これでよいか? では行くがいい、迅速な仕事を期待する。 やはり、判りませぬか……! 強欲だな、まだ求めるか? 欲しい言葉があるなら言え、満足ゆくまで囁こう。 いいえ……そのような言葉遊びに意味など...
  • 誓え、三本指。貴様の命は貴様のものにあらず……その指の一欠片さえ、ニナ・オルロックの所有物であると
    発言者:エルンスト・ゴドフリ 対象者:トシロー・カシマ 「満足、か? 一時の主命で家令を殺し、罪悪感と自己満足に浸るのは…… さぞや、気持ちのいいことだろうな……」 氷結の異能により、力を封じ込められさらに、理想の完成形である先達の言葉に心を打ちのめされながら…… それでも譲れぬ我欲を叫び、過去の忌まわしき経験を以て、格上であるゴドフリに勝利を収めたトシロー。 電磁抜刀により、鋭く両断された肉体から命が消える僅かな時……ゴドフリは無念の声を絞り出す。 「ベラ様……済みません。私は守り抜けませんでした。あなたの残した鎖輪(ディアスポラ)も、あなたの託した愛娘も…… 毒蛇と鴉に、食い荒らされてしまった……もはや、取り戻しがつかない」 狼藉者に滅ぼされた家令のその言葉に、トシローはその意味を問い、ゴドフリは愚鈍な男を嘲笑いながら告げる ...
  • 無念だ。初めて口惜しい
    発言者:無銘の刀剣 神祖三柱を地上から葬り、最後にして最大の宿敵を討ち取らんとする人奏者(スフィアゲイザー)の行く手を、驟雨の如き究極剣技が切り裂く。 「律儀なことだ。この期に及んでまだやるか」 「愚問だろう、俺の異名を知らぬなどとは言わせんぞ」 立ちはだかる神の斬空真剣(ティルフィング)──大神素戔王(ヴェラチュール)の刀剣は主君に仇なす怨敵を決して見逃さない。 虚空を切り裂き迫る無数の究極剣技。以前の戦闘では抗することも出来ず切り刻まれたが、迫り来る煌めきはラグナを捉えることはない。万物断ち切る斬閃をラグナは己が大剣で残らず弾いてみせたのだ。 戦闘者としての技量は依然ベルグシュラインに軍配が上がるにもかかわらず、互角の剣戟を演じている要因は人奏者(スフィアゲイザー)としての特性だ。 人奏者(スフィアゲイザー)の真...
  • 邪魔だ──其処を退け、小娘共。貴様らに構っている余裕など、今の俺にはない
    発言者:トシロー・カシマ 対象者:ケイトリン・ワインハウス、アンヌ・ポートマン 霧の街を粛かに、だが確かな歩みで進む男が一人。 アルフライラから得た、混沌とした夜会と独り窮地に陥ったニナの現状。 相棒と別れたトシロー・カシマは、その苦境を打開すべく、ようやく定まった決意を胸にカルパチアに向かっていた。 去来するのは、少年時代の彼が無垢に信じ続けた『夢』。 夢を叶えようと剣の修練に打ち込んだ日々は、罪を負った後も、人ではなくなった後も、彼の一部として深く刻み込まれてきたのだ。 そして、この街に流れ着いて――消せない夢の残滓は、銀の髪の少女との関係の中で新たな縛りを形作ってきたことを再確認する。 ……他ならぬトシロー自身が、忠に身を捧げる覚悟を固めぬままにいたという事も含め。 だが、夜警という仮の立場を失い、また主であるニナの窮地に直面し、 彼は...
  • そう、もっと、もっとだ――全霊を賭して、我が矛盾を正すがいい!
    発言者:《伯爵》 対象者:トシロー・カシマ 「貴様ァァァアアアア───!」 愛する者を闇の世界へ墜とし、その死後の魂さえ貪っていた―― その元凶たる事実を淡々と語った《伯爵》を前に、かつてないほどにトシローは激昂する。 全力を取り戻した肉体の限界――その先へと彼はまさに立ち入ろうとしていた。 剣閃は秒刻みで鋭さを増し、一撃一撃を捨て身で放つトシローの意識は、《伯爵》の滅殺……その一事にのみ向けられる。 今この時、この瞬間、此処で吸血鬼を滅ぼせないなら――己が生に意義などない、と。 ……そんな一人の男の嚇怒を、まるで英雄譚を観劇する観客のような目線で《伯爵》は見つめる。 力量差は依然埋まらない。どれだけ友の託した力が、未知の可能性が、トシローを後押ししていても。 「羨ましいぞ、純粋にそう思う。それほどの敵意、殺意、狂える情動を私は感じ...
  • だからね―――終わらせて、神代くん
    発言者:古雅幸 対象者:神代直 病室のベッドからもう一歩も動くことも、他者に声を届ける事も叶わなくなった…… そんな変わり果てた姿の恋人の元へ、直はずっと通い続け、彼が一心に繰り返し続けたことで、 外界とほとんど接触を断たれた彼女に残っていた左手と、己の手を通して互いの想いを交わすようになっていた。 彼女の医療費を稼ぐため、遠方へと出るという彼女の父親を見送り…… 直は、彼女に自分が今見ている景色を、再び桜の花が咲いていると伝え、 それに対し、弱弱しくも彼の手に幸は“モウスグ”“イチネン”“ダネ”と「言葉」を返す。 付き合ってから一年――直は、彼女が告白してくれた風景を記憶から呼び起こし、 丁寧に字を綴る…… “ライネン”“モ”“イッショ”“ニ”“イル”“ヨ” “オレ”“サチ”“センパイ”“ガ”―― “ズット”“スキ”“ダ” ...
  • 好いたり惚れたりなんてのは、どうやら光のお気に召さない感情らしい
    発言者:ケルベロス 対象者:アシュレイ・ホライゾン 恋人相手に照れたり、恥ずかしがったりなどという、 英雄では決してありえなかったアッシュの様子により、憎悪が薄れていくことを感じたケルベロスの発言。 アッシュがボロボロに擦り切れながらもずっと抱き続けたのは、あの日の少女に対する想いであった事を考えると元凶が最初の選択から失敗していることが窺える発言である。 所詮愛を知らぬホモである だがそれはそれとしてレインルートではその愛も計算に入れたことをしていた。かーっ、ぺっ! 自らの持つ衝動に引きずられて両者共に常ならぬ喧嘩腰の態度により一触即発の空気となるアッシュとケルベロス。 しかし、そんな状態の中他ならぬアッシュの愛する女性であるミステルの仲裁により、場の空気を弛緩していく。 そうしてしっかりと手を握り合う二人を見ながらケルベロスは問いかける「無粋な事を聞くが...
  • マーサ・ジェーン・キャナリー
    「オレは、あのサムライを必ずぶっ殺す。奴はジムを───オレの血族としての《親》を殺した仇だ。この落とし前は、きっちりと付けさせてもらうぜ」 『双血の墓碑銘』の登場人物。 外見は13~14歳位の少女だが、背丈と変わらぬ大きさのウィンチェスターライフルを自在に操り、強い闘争心を秘めた紅い瞳と荒っぽい口調が印象的な吸血種である。 通称、《災厄の》(カラミティ)ジェーン。 彼女はヒコックと血の盟約を結び血族となると共に、彼から“狩人”としての美学と技を受け継いでおり、彼は《親》であり師とも呼べる存在。 そんな彼が、一人の侍に討ち取られた事を血の繋がりを通じて感知したジェーンは、憎悪に駆られるまま蒸気船へと飛び乗り――グラバー商会の傭兵として仇のいる日本の地を訪れた。 そして、十六夜村において“罠”に誘い込まれた隼人に対し、もう一人の雇われであり狂気の人斬り……岡田以蔵と共...
  • 騒ぐことでもない。おまえ達の語る“吸血鬼”とは、そういうものであろう?
    発言者:《伯爵》 対象者:アリヤ・タカジョウ アリヤ√終盤、これまで藍血貴を恐るべき執念と技の冴えにより、彼らの驕り諸共葬り去った最悪の狩人―白き杭。 その決死の一撃と命の灯が消える様さえ見届けて、その美しさを愉しみつつ再生してみせる、 「縛血者」とはとても呼べない、《伯爵》の際立った異常性が示される場面。 崩壊する鎖輪において、始まった《吸血鬼(ヴァンパイア)》と最強の狩人の闘争。 爆炎に全身を焼かれ、巨腕により風穴を空けられながら……クラウスが僅かな余命を賭けて抉じ開けた隙を、 弟子であるアリヤが最高のタイミングで突き───怪物の頭部は鋼鉄の杭により木っ端微塵に粉砕された。 自らの生涯の最後に、強大なる鬼を討ち取り。後継者として誇りを以て送り出せる程に成長した少女の姿を瞼に焼き付けて…… 白木の杭の誇りと、称号を継承し終えた一人の老人は満たさ...
  • 神埼 新三郎
    CV:深川緑 『Electro Arms -Realize Digital Dimension-』の登場人物。 六本木でスポーツインストラクターをしている実直な武道師範。 元々は『水鴎流』という剣術を受け継いできた家の生まれ。忍は幼い時、彼の家の道場に通っており交流があった。 仁義礼智を何より重んじ、規律や規範を堅く奉じている。 その考えは融通が欠片もないほど凝り固まっており、僅かな独善も許容しない。 EAに参加後も一般プレイヤーながら違反プレイヤーを率先して正し、PK行為の禁止を掲げるなど徹底している。 この世は正論で成り立つと信じているため、ブリューナクとは犬猿の仲。 だが、かつて彼が助けた初心者からはサムライと呼ばれ慕われている。 使用アームズ:アサルトキャリバー/ストームアックス 「仁義を知らぬ。礼智が足りぬ。加えて忠すら持たぬな...
  • 君は実に動かしやすかったよ、マレーネ嬢……こうして実験の舞台が整ったのも君のおかげだ。生命の慟哭が、最も私の目論見通り成長を促してくれたよ
    発言者:アポルオン 対象者:マレーネ・フランケンシュタイン 時計機構(ホロロギウム)の創設者と名乗る、アポルオンを操作する謎の男。 彼が、闘争を加速させ、永きにわたって心待ちにしてきた、同属・秋月 凌駕ともう一人の重要な観察対象を、 真理の頂目前まで運ぶ手助けをしてくれた事に対し、恐るべき真実とともにマレーネへと贈った祝福の言葉。 アポルオンを介して、謎の男は期待の後進たる凌駕に話したくて仕方がないというように、時計機構、刻鋼人機(イマジネイター)の存在理由を熱を込めて語り出す。 そして刻鋼式心装永久機関が“何処から来たのか”という真実へと話は移っていく――― 『無論、私が作ったものだ。いやそもそも、永久機関それ自体など1710年代後半には完成している』 『嘘は吐かんよ。重ねて明かすならこれらは改良を重ねて生み出した新型であり、同時に亜種(・・...
  • ならば問おう。おまえの誇る現実とは、何だ?
    発言者:《伯爵》 対象者:トシロー・カシマ 解き放たれた《吸血神承》を前に、トシローの肉体は急速に朽ち果てていく。展開前でさえ明確だった実力差は、ここに来て絶望的な隔たりを見せる。 それでも、と……弱体化し続けながら、積み上げた技と執念で剣士は一撃離脱を繰り返す。 一層鋭さを増す剣閃を難なく捌く、御伽噺の怪物はその様子を眺め―― 「勇敢だな、英雄の気質だ」 「しかし、悲しいかな。地に足が着き過ぎている。理屈として正しいがために、算数の域を出ていない」 その評論は、事実であった。どれほど集中力を研ぎ澄ました剣技(人の業)が迫ろうとも、 超常の力の塊となった《伯爵》に近づくだけで、トシローの躰は襤褸同然となり、相性も戦術も関係なく蹂躙される。 それならばと怪物は、宿敵を見下ろすように「現状の打開策」を口にする…… 「勇者とは常に狂人だ。狂って...
  • 暴蝕崩弾
    グラトニィ・イレイザー 「さあ、来るがいい! 殺戮に踊る鉄の猟犬、争いの火種になる武装共!」 「消えろ鋼鉄、失せろよ戦火ッ」 「この子には、マレーネにだけは───指一本も触れさせないッ!」 流れるのは、激烈なまでの憤怒と慚愧。自らにさえも呪詛を振り撒きながら、遍く鋼鉄を憎み破壊せんと猛る獰猛な宣誓。 自己にそんな資格などもはや無くなっていると知りながら、壊れた思考回路はそれを正しく認識できていない。 行き場のない悲しみだけがそこに募り、救済の意思と共に憎悪へ変わる。 だからこそ彼は叫ぶのだ──── 全ては消えろ、無に帰すがいい。最愛の妹(マレーネ)を苦しめる鋼の鬼め、森羅万象から滅してやろう。 Status Power:10 Hardness:8 Speed:5 Generate:8(精神状態が錯乱している場合、+2) C...
  • 邪魔だお願い死んで死にたく死にたく死にたく───痛い、痛い、いたいイタイ嫌だァァッ!!
    発言者:真栄城 司 レオナルート、適用範囲内でリアライズシステムを利用、現実(リアル)の危険な衝撃はHPゲージの減少というダメージ設定に置換され…… 超高高度からIgel社屋上に生身のダイブを成功させたエヴァン(ラプター)。 懐刀からの報告でモノリス内部にも兵士達が侵入した事を知った綾鷹は、この突然の襲撃に不可解な点を感じながらも…… ここまで守り抜いてきた自社の宝、己の夢を奪われる訳にはいかないと―――王の武装、マスターアームを顕現させる。 その威容に対し、略奪者としての強欲を瞳に爛々と輝かせながらエヴァンは嗤う。 綾鷹の意思に従い正規(リーガル)の究極の力を以て、猛禽を無力化せんと第八のアームズは猛ったのだが。 「祝福するよアヤタカ……君は紛れもなく正気(・・)だ」 「────だから俺に届かねぇんだよぉ!」 お前には“執念”が足らぬの...
  • 沖田総司
    「だが……白刃の下を潜るときには、背中を預けたいのはそういう奴のほうだ」 『双血の墓碑銘』の登場人物。 新選組一番隊組長で、隼人の元上司かつ剣の師匠にあたる人物。 隼人より頭2つは小さい小柄な体格をしている。 「侍」を体現したような高潔な青年だが、反面非常に冷静で現実的な性格で、情に流されずバッサリと状況判断を下すタイプでもある。 天才的な剣の才能を持つ人物であり、その技量と経験だけでスペック的には格上であるはずの吸血種と普通に勝負ができるという、どこぞの狩人師弟や大尉殿のような御方。 さらに、作中では敵との死闘の経験を活かし新たな技術を体得、闘いの度に自己の限界を超えるなどその成長性も登場人物の中で随一といえる。 ある「秘密」を抱えているらしいが…? + ...
  • 飯綱
    いづな CV:民安ともえ 『IZUMO4』の登場人物。 狗神の神霊で元気な女の子。戦闘も遊び感覚だったりする。 戦闘では味方のHPを回復してくれる。 裏出雲に伝わる縁起絵巻に書かれている精霊のうちの一体。 犬とも狐とも見える四つ足の獣として描かれている。 かつては黄泉軍と戦うための戦力として裏出雲が契約を交わし、裏出雲の支配下に置かれていたが長い年月で契約が切れていた。 あやかしの種類としては狗神にあたる。 必ずしも犬の精霊というわけではなく、狐やイタチも含む山野のケモノ全般の霊が神格化したもの。 三つ目の黄泉路の最奥にある祠で祀られている。昔は現実にあった祠だったらしいが、忘れ去られていたために黄泉路にしか居場所がなかった。 登場した祭の姿は巨大な獣ではなく、犬耳の生えた小柄な美少女。 人里にいる時は人の姿の方が便利だからこの姿をとっているらしく、...
  • そう、まだだ。俺たちは答えを出せてなんかいない
    発言者:灰と光の境界線 対象者:怒りの救世主 グランド√において、自分を超えた自らの誇りである比翼にして尊敬すべき宿敵海洋王(ネプトゥヌス) その輝きと成長を心の底から賞賛し、敬意を払い、認めた上で最後は必ず超える(ころす)ために 「まだだ」と覚醒を遂げる無敵の救世主に対しての救世主(おまえ)とも手を取り合いながら皆と一緒に未来(まえ)へ進むことを絶対に諦めないという救世主(頑固者)へ語りかけようとするアッシュ(人たらし)の言葉。 これが、勝利や敗北という軛から解き放たれた、『無敵』の到達点の一つ。 そう、アッシュの本当の目的は、再融合(、、、)を果たすこと。 ヘリオスを斃すことではなく、もう一度語り合いたかっただけなのだ。 かつて蝋翼(イカロス)と呼ばれ、煌翼(ヘリオス)と共に二人で天駆翔(ハイペリオン)と呼ばれ 天空を目指していた頃のように、言葉と...
  • 世の中全部クソだってツラしながら、妙なところで甘い夢みてやがる。――だから俺の場所まで堕ちてきたのさ
    発言者:アルフライラ・ワ・ライラ 対象者:トシロー・カシマ 夜警職を追われたトシローはシェリルの激励を受け、主であるニナの力となるべく独自に活動を開始する。 その矢先……邂逅を果たしたのは、これまで幾度も刃を交えた、因縁深い相手であるアルフライラであった。 ボロボロの状態から回復したアルフライラとトシロー、双方は互いの知り得る情報を交換し合う。 ――鎖輪中枢は既にバイロンが思うままに操れるも同然であり、本来の公子であるニナは身動きできなくなってしまっている事。 ――そのバイロンがここまで事態を上手く運んだ裏には、間違いなく表裏に通じた“三本指(あの男)”が力を貸している事。 考え得る限り最悪の苦境に主が陥っている事に歯噛みするトシロー。 そんな横顔を、アルフライラは愉快そうに見つめるばかり。 「さあて、忠実な飼い犬(ワンコ)は、これからどうするつ...
  • 救ってあげるのは、この私だと言ったでしょうが!
    発言者:真の魔女 対象者:キャロル・ザ・ウィッチ 「人が人を救うなど許されないのよ。イエスがその咎で殺されたように――身の程を知るがいいッ!」 地獄の中にありながらも、自分達の行動は一人の少女の魂を救えていたという事実と その事実を自身を救ってくれた恩人に伝えられた事で、角鹿とキャロルの魂を祝福の歓喜が満たしていく。 そしてそんな己の内に入り込んだキャロルの希望に対し、救世主となることを誓った魔女は吐き捨てる。 「ああ、気持ち悪い」 「そんなみすぼらしい光など要らないのよ。何を勝手に救ったり救われたりしているの? 救ってあげるのは、この私だと言ったでしょうが!」 情を持つ人間ならば感じ入るものがあるであろうその光景を前にして、 自らの愛によって世界を救うと豪語した魔女の心を満たすのは、自らに反逆した道具に対する怒り。 ...
  • 美影
    CV:桜坂かい 『Vermilion -Bind of blood-』の登場人物。真ヒロイン。 トシローの元恋人であり、思い出の中に存在する少女。縛血者(ブラインド)であり、故人。 元々は武士だった杜志郎の婚約者で、そこそこ名の在る家の娘だったが、重なる運命の悪戯により人間から縛血者となってしまった。 トシローに洗礼(バプテスマ)を施し、縛血者へと変えたのも彼女である。 今でも彼の心を縛る影であり、同時に新たな一歩を踏み出すための鍵ともいえる人物。 「美影は、口惜しゅう御座います……」 「これほど近くに、これほど確かに、杜志郎様を感じられるようになったと言うのに……」 「もはや、貴方と共に生きることが許されぬとは……」 杜志郎様……わたくしの肌は、もはや石のように冷とう御座います。 この身を繋ぐ...
  • 幻獣顕身
    フィーヴァー・ドリーム 「わたし、あそこに行かなきゃ……あそこなら、お月さまに手が届く───」 アンヌ・ポートマンが血に宿す賜力。 発動すると爪が大型化、熊じみた獣毛が全身を覆い、身体能力が大幅に引き上がる。 効果は単純明快ながら、増強されたパワーは相当なもので当たりさえすれば裁定者(テスタメント)の頑丈な身体でさえボロ布のように引き裂いてしまう。 回復能力の増強も地味ながらかなりのもので、暴走時には軍用ヘリに搭載された機関砲の直撃でさえ意に介さない凄まじい生命力を見せた。 暴走時以外にもアルフライラの攻撃を耐えながら、冷静に急所に狙いをつけ傷を負わせる場面もあり、いざという時には意外な度胸を見せることもある。 ただ今まで平和に育ってきたアンヌには無理からぬことではあるが、苦痛や恐怖に対する耐性が弱く、悪意を持って自分に襲ってくるケイトリンにはいいように弄ばれ...
  • 恩田
    おんだ CV:西崎一騎 『眠れぬ羊と孤独な狼』の登場人物。雲のデリヘルの常連客。 一見して競馬場や競輪場にたむろする日雇い労働者風の、風采の上がらぬハゲ頭の中年男。 いつも飄々と笑っていて親しみやすい人物。 なんだこの可愛らしいおじさんは。 -- 名無しさん (2017-12-22 21 43 42) 中身はガチで屑だけどな(ネタバレ) -- 名無しさん (2018-02-20 01 08 29) 屑というよりアイザックや本気おじさんの同族。凄い人間に価値観破壊されて自分もああなりたいで天元突破しちゃった人だよね -- 名無しさん (2018-02-20 10 44 23) 脇役一掃おじさん -- 名無しさん (2018-02-20 23 24 45) マゴベイの至門的立ち位置かな? これからプレイする。 -- 名無しさん (2018-...
  • 誰かがやらねばならぬ時。それが己しかいない時。軍人とはその局面で身命を惜しんでいい存在ではない
    発言者:キニスン 対象者:クラリッサ 地上から300億kmも離れた真空の宇宙空間に退路の手段もなく赴こうとする男───ただただ軍人としての使命を果たそうとするべく不退転の決意を抱いてのザ・シックス隊長たる人類最強の超能力者(サイオニクサー)キニスンの言葉。 その言葉は決して何らかの過ちから逃れるための代償行為でも、己は救われるべきではない罪人とみなしているが故の自傷的な行為でもなく、『力なき弱者を護るために命を賭ける』 そんな誰もが一度は聞くであろう軍人としての原理原則、そんな綺麗事のために己が命を使おうとする男の矜持と覚悟が籠められた言葉であった。 人類を護らんがため、帰還したナドレックのアポーツ能力によって自らを真空の宇宙空間に送れと告げるキニスン。 生存の手段がないと告げるナドレックとただの部下と上官を超えた私情故にそれを止めようとするクラリッサに対し、キニ...
  • あざぁっす。ぐうたらさせてもらいます。あ、僕のことは以降親しみを込めてケルちゃんとお呼びください。うん、うん。なんならもう犬でも可
    発言者:駄目狼 対象者:ファヴニル・ダインスレイフ 『シルヴァリオ トリニティ』グッドウィル特典ドラマCD『ホントのホンネのケルベロス』における、中の人の思考回路がダダ漏れなケルベロスの迷言。 終わりのない勝負の螺旋、その現状を変化させるためにケルベロスと語り合いに来たレイン。話し合うべきだというレインの提案を特異点の情報はどの勢力にも渡すわけにはいかない、ましてや英雄の後継者もいる以上話し合いの余地もないと一蹴するケルベロス。そこにミステルが冥狼討伐のために現れる。レインはケルベロスを庇うが、ミステルは立場上矛を収めるわけにはいかないと引かない姿勢をみせる。交戦もやむなしと混迷とした場にダインスレイフも乱入して…… +Q. ダインスレイフは何をしに来たの? A. 商談。正確にはミツバのメッセンジャー 略すると内容は、ほんの少しの身体の検査をする代わり...
  • 縛血者(にんげん)――鹿島杜志郎
    発言者:縛血者(にんげん)――鹿島杜志郎 対象者:吸血鬼(かいぶつ)――《伯爵》 新生したトシローと覚醒した伯爵との相剋はトシローに軍配が上がった。 「ああ――無念だ。後一歩であったというのに」 「やはり、お前は素晴らしいな……宿敵(とも)よ。まさか私に敗北まで授けてくれるとは」 跡形もなく粉砕された心臓の痛みと、生涯を通じて最初で最後の失敗と辛酸を味わって・・・ 伯爵は苦笑しながら、勝者たるトシローに事切れんとする虫の息のまま語りかけた。 「口惜しい……たまらぬな、この痛苦。 成る程…誰もがこぞって私に敬服したわけだ。強い殻(よろい)を纏わねば軋む心に耐えられん……」 「全て、為すがまま――闇の寵愛が恋しくもなろう」 だから人間は吸血鬼になりたがる。別の何かに生まれ変わって解消してしまわなければ。 こんな激烈な痛み...
  • ───斬る。貴女の命あらば
    発言者:トシロー・カシマ 対象者:ニナ・オルロック ニナルート、トシローとニナ、そしてシェリルとアルフライラ。 大々的に公子を攫った者と、それに協力する叛徒の長……『ノーマ・ジーン』に集った彼らは、わずかなミスさえ許されない中、反撃の一刀を何処に振り下ろすのか―― 権力者が欲を隠さず暴力を奮う現体制と、切り札の欠けた今の自分達の状況を振り返りながら、今後の方針を話し合っていた。 そうしてトシローは、行き詰った現状を打破する術を考え…… 最も謎の多い影、現在の混沌とした状況の引鉄を引いた藍血貴殺しの犯人“三本指”の首級を取る事さえできれば、と口にする。 その元凶の素性について、いかにもトシローはよく知っているように聞こえると、シェリルは当然の疑問を口にするも。 トシローは知り合い達に明かしてこなかった、胸の内の真実を言葉にする。 「……俺の行動原理を知る...
  • 俺の闘いは、終わった……終わりに、できた……
    発言者:角鹿 彰護 トゥルー√―――暴走の果て……キャロルを取り込み、聖遺物の弾丸に撃ち抜かれ生を終えたはずの角鹿は、不思議な感覚の中目覚めた。 そこは、あまりにも安らぎに満ちた場所。暖かさに抱擁されながら、彼はもう一人の存在を知覚する。 キャロル……相棒(どうぐ)としてここまで共に地獄を駆け抜けてきた“魔女”の少女。 彼女と一体化した今、角鹿には感じ取れることがあった。 ――この少女は、自らの前に現れるべくして現れたのではないか。 それに、自らの真実に辿り着いたキャロルも、穏やかに頷きを返す。 ――全ては偶然なんかじゃない。七年間、あなたがこの地に戻るのを、私はずっと待っていた(・・・・・)。 キャロルの裡の真実を問いかける角鹿に、キャロル──いや、あの日の少女(・・・・・・)は告げる。 「あなたはもう、それを知っているはず。ただ、思い出すだけでい...
  • リリス
    己の理が及ぶ世界を越える者を、怪物として排斥する傲慢と狭量。 それがお前たち、老いと病に怯えるアダムの子らの本性よ。 我を怪物と呼ぶならば、望み通りに真正の怪物となってやろう。 お前たちアダムの子の血を喰らう獣として、暗闇に君臨しよう。 闇に潜む縛血者達の物語、その歴史の背後で巨大な謀の糸を引いていた女性。 元は人類の始祖たる女にして、全ての縛血者(ブラインド)の母神。 そして後述するように、縛血者は彼女の“分身”とも言うべき存在である。 『まだ判らぬか。この滅亡劇(ほろび)は時計仕掛け。定められしままに、粛々と実行される熱なき機関(からくり)。情念など一切が無効にして徒労』 西暦の発生──その時期に大地に足をつけた一組の始まりの男女。 不死なる存在として、永遠の時間を確約されていた彼らは、いつしか いつしか自分達の、...
  • 台詞/虚空のバロック
    神代直 「本当の人間ってのはこんなもんじゃない」 「―――なんだ……これ?」 「幸先輩に……これ以上生きていて欲しくないと思ったからだ」 「誰かと道を共にすることはあっても、決して“絆”に融けたりはしない! 人間が孤独な存在であることを……決して忘れ去ったりはしない!」 「あなたのいない世界を、俺はちゃんと生きていくよ」 古雅幸 「私ね………あなたが、好き」 「ありがとう。二人で一緒に幸せになりたいね」 「だからね―――終わらせて、神代くん」 日下部優理 「これは、俺自身の問題なんだ。俺が、あんたを……直にいちゃんのことをどう思っているのか。ただそれだけの話なんだよ」 「なあ、直にいちゃん───俺は、強くなれたのかな?」 ナーラ 「ずっと、二人を見ているのが好きだったから。この世で一番幸せそうな二人だったから……」 「幸せはみんなと同じになることじゃないんだって...
  • 賢帝遊戯
    ウィズダム・オブ・クロコダイル 『――焼かれて踊れよ(・・・・・・・)、白木の杭!』 藍血貴(ブルーブラッド)ウィリアム・ギャラハッドの有する賜力(ギフト)。 その実態は、縛血者(ブラインド)の持つ異能では珍しい、暗示系の精神攻撃。 作中一回のみ見せた発動手続は、ライターを点火するという行為であったが、 ギャラハッドは、こうした特定動作(アクション)を起こしながら、自らの声を聞かせる事で、精神の暗示力が肉体に変化を与える現象(聖痕(スティグマ))を相手に強制的に引き起こす。 これにより、彼が発した言葉に脳は踊らされ、銃創や刀傷、火傷などを発生させることができ、しかも一体の相手に限らず複数の相手を対象とする事も可能、一度声を聞いてしまえば逃れる術はない。 実際の効果は己と相手の力量差に左右されるが、彼自身が藍血貴という事もあり、人間相手ならばその威力は絶...
  • だから――好きにすればいい。
    発言者:美影、アイザック・フォレスト 対象者:トシロー・カシマ 惑い揺れ、傷だらけの己の軌跡を振り返り、 相対的な現実の中、唯一の解を得る事も、我侭を可能とする力もないと……もう、己はどうすれば判らぬと嘆く男。 そんな不器用な男に、彼にとっての安らぎ(愛)と修羅(憧憬)が贈る、身勝手で、そして思い遣りに満ちた、言葉。 内面世界での魂の対話…… 憧れに揺れ続けていたと、無い物ねだりをしていたと、その“普通”の事実をトシローへと伝える美影。 そして、微苦笑を口元に浮かべながら、彼女の言葉を、 自分達が厭いしかし捨てきれなかった“人間”の在り方だと言葉を継ぐのは、願いを託したアイザック。 そのまま……… 今も感じる、トシローという人間に対しての「真実の想い」を語り出す――― 『共に杜志郎様の事を想っていながら、かける言葉も、願いも……...
  • 結果――美醜だけが残る。美しい者には輝きが在る、白であろうと黒であろうと、その閃光は眼の裏へと焼きつくだろう
    発言者:《伯爵》 「よって────」 「私という他者にしか“善”を見出せないおまえは、ここへ何をしに来た?」 「我が裾を未だに掴む幼子……ジョージ・ゴードン・バイロンよ」 「答えなど、とうに知っておりましょう。 あなたに口付けられたいがため、私は舞い戻ってきたのです」 グランド√……摩天楼(カルパチア)の高層より、《伯爵》は薔薇の命が狩られていく様を観察し続ける。 二勢力に分かれた『裁定者』の群れはこれ以上ない速度で殲滅を進め、縛血者の九割以上が既に消滅していた。 そして――縛血者ではない人間も、その多くが霧の街を離れ始める。 歓楽街、賭博、荒事の元締め―――人間の「夜遊び」を取り仕切っていた縛血者の不在は、都市の経済に大きな打撃を齎す。 また、ブラインドと個人的な親交を持っていた者も、隣人の所在が知れない事に不安を抱く。...
  • ……あんたみたいな夢幻が生まれる土壌なんて、この世界にはない
    発言者:アイザック・フォレスト 対象者:《伯爵》 グランド√、血族の頂点と誰もが畏怖し崇めてきた《伯爵》…… 彼が纏っていた神秘のヴェールを剥ぎ取っていく、アイザックの発言。 現実のしがらみを厭い、そこから超越したいと欲しながらも─── 求めた“彼”のようにそれを成せない、只人としての醒めた視点が暴いた、「不明確な最強」という在り方。 本編より アイザックの“あんたを噛んだ親は誰だ”……その問いに《伯爵》は迷いなく答える。 「母、であろうな。流浪の時を逆算すれば、それ以外にない」 ……その言葉に、アイザックは血族の王の持つ歪さを確信する。 「忠告痛みいるな。言葉足らぬ部分でもあったか?」 「ある。真実という点では不足はないが、言い方に俺は引っかかった。バイロンに講釈していた時からずっとだ」 そして、存在の圧による激痛を感...
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