切り開いた運命

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    ...IZUMO 22.切り開いた運命 23.Acceptance 名前 コメント IZUMO4 オリジナルサウンドトラック 初回盤
  • ならば感謝いたしましょう、再会できた運命に。私から貴方に贈る報いと怒りの一撃と共に!
    発言者:アヤ・キリガクレ 対象者:ギルベルト・ハーヴェス 愛する少年に散々に実験を施し、記憶を塗りつぶし、己が主と愛と憎しみをぶつけ合いながら殺しあう原因となり、己の愛情と忠義をこれ以上ない形で冒涜した元凶に対して告げたアヤ・キリガクレの怒りの言葉。 ちなみに穏やかな彼女がこのように怒りを露にして向けた相手は作中の描写上ギルベルトのみである。 激突している最中の何故アッシュを実験体に選んだのか?他の誰かじゃ駄目だったのかとエゴ混じりのそれでも言わずにはいられないレインの問いかけに対してギルベルトは答える 彼でなくてはならない理由などなかった。たまたま付属性に優れ、たまたま記憶の転写に耐える事が出来た真実それだけの理由だったと。 むしろアッシュとレインが実は互いに懇意な仲であったことこそ自分にとって予想外だったと、気づけばレインを始めとするアッシュに縁のある人物が古...
  • 銀の運命
    シルヴァリオ───Silverio 新西暦サーガと称された三部作のタイトル、および能力、詠唱に登場する用語。 そして、本シリーズのコンセプト、「正しさという概念が持つ光と影」における主人公とヒロインが背負う運命の名でもある。銀月の運命とも呼ばれる。 『シルヴァリオ ラグナロク』公式サイトで公開中の「シルヴァリオ・サーガ一問一答?!」において、原作者の高濱亮氏は以下の経緯で銀の運命が誕生したかを語っている。 「『立ち向かう相手は光属性の権化にしよう』というノリがまず根底にあったので、じゃあ光り輝くもの、つまりゴールドに相対するのはまあシルバーだよねという発想から銀を主軸に持ってくるのを決意」 「そこからボスキャラ達にこそ完全無欠の正道や王道があり、それに相対することで初めて放たれる輝き。でも決して、太陽みたいなあの煌めきに負けないもの。尊く、美しく感じら...
  • 俺は……この娘を救うという建前の元、その運命とやらにただ意趣返しを……一矢報いる復讐戦を挑みたいだけなのかもしれん
    発言者:トシロー・カシマ 対象者:シェリル・マクレガー ケイトリンを縛血者に変え放任した血親(おや)を探す調査の中、 トシローは手掛かりとなるケイトリンを一度は捕捉するも、不意を突かれ彼女を探していたアンヌが何者かの手で血族にされてしまう。 K M探偵社の奥、トシローとシェリルは、棺桶の中で少女が順調に「死体」として肉体が変質する様子を見つめていた。 「この子を拾って、これからどうする(・・・・)のか」───問いかける相棒に、 トシローは一個人として、「出来得る限り彼女の意思を尊重し、その望みを叶えてやりたい」と告げる。 「この子は悪い友達を持った。ろくでもない事に巻き込まれた。あんたは助けようとしたけど駄目だった」 「運が悪かった。仕方なかった――それで終わりになる話だと思うのよ」 しかし、シェリルは行きがかり上出会ったに過ぎないこの...
  • 李剣栄
    リー ジェンロン CV:高根雪音 『眠れぬ羊と孤独な狼』の登場人物。 雲の経営する無許可風俗店でデリヘル嬢の送迎を担当する年老いた運転手。中国人。 温厚実直で嬢人気も高いが、その実かつて歌舞伎町で権勢をふるった伝説的な中国人マフィアのボスであり、雲の元上司。 いかなる時にも動じず、信頼や友誼を裏切らない男の中の男。 この人の声で「えみりちゃん」ってセリフ出ると面白い。 -- 名無しさん (2018-02-24 13 38 09) 名前 コメント
  • 俺らは戦い抜きましたぜ、誰かの明日を守るために!
    発言者:第九北部征圧部隊・魔弓人馬隊員 対象者:軍事帝国アドラー第三十七代総統 ミサキ√、無辜の民に平和をもたらすため、命を焚べて道を切り開いた誇り高き失敗作の鉄屑機兵(えいゆうたち)の残した台詞。 グレンファルトの極晃星(スフィア)により神天地(アースガルド)が展開した結果物言わぬ結晶樹と化した機甲巨人化創星録(フルメタルギガース)。 そんな彼らも、月の女神(ミサキ)の加護により蘇生を遂げて、戦友の集う最後の戦場に駆けつける。 しかし、その蘇生手順は正当な物では無い。葬想月華(ツクヨミ)として彼らと絆を繋ぐには余力(キャパ)が足りないのだ。 ならばと取った方法は嘆きと恨みの草薙剣(カースペイン)を思い起こさせる、 エネルギーを破裂するまで注ぎ込めばとりあえず復活はするという狂気の手法。 だがそれでも、際限なく蘇る量産型決戦兵器(アメノクラト)に力...
  • 狂い哭け、おまえの末路は“英雄”だ
    発言者:ケルベロス 対象者:アシュレイ・ホライゾン シルヴァリオ トリニティのキャッチコピーでもある闇の冥狼ケルベロスが主人公アシュレイ・ホライゾンへと告げた言葉 狂い哭けという前作主人公で散々に運命に弄ばれることとなったゼファー・コールレインを彷彿とさせる言葉。 英雄という、本来ならば賞賛と畏敬の念が込められているがシルヴァリオシリーズにおいて散々常人が真似られるような物ではないし、真似ていいものではない光として描かれた存在である、クリストファー・ヴァルゼライドを示す言葉。 そして主人公がそんな英雄へと憧れているという経歴、そして不吉な末路という言葉。 そして何よりもライターの溢れるサディズム精神からその背負った運命が碌なものではないという事が示唆される言葉であった。 彼がこの言葉を発したその真意とは…… +ーー最悪だな、反吐が出る 本命の...
  • 渚に雨の降る如く
    なぎさにあめのふるごとく シルヴァリオ トリニティで流れるBGM。名前の通り本作のメインヒロインであるレイン・ペルセフォネの専用曲。 戦闘BGMであり、主にレインの戦闘シーンにおいて使用される。 他二人に専用BGMがないこともあり、本作唯一のヒロイン専用BGMでもある。 ホモどもに専用BGMはあるのにヒロインにはないとか本当にlightくんはさぁ… 初出は体験版1の範囲であるプロローグ「光と闇の後継者/Prologue」・第1章「天駆翔/Hyperion」。 凄惨な実験で記憶や心を弄られながらも幼き日に大切な彼女と行った小さな約束を忘れずにいたグラヴィティ幼馴染ガチ勢主人公英雄(ヒカリ)の後継者の少年アシュレイ・ホライゾン かつて自分を救ってくれた大好きな彼を守る為ならば文字通り自分の魂だって捧げてしまうグラヴィティトンチキ級アマツ幼馴染メインヒロイン逆襲(ヤミ)の継...
  • 私の、自慢の兄さんですから
    発言者:秋月高嶺 対象者:草笛 切 マレーネ√、天頂において始まった最後の闘い。 地上に残った“普通”の人々がその星々の輝きに映し出された各々の心を見つめ、思いを明かしていく中、 一人の少女が今戦っている、たった一人の兄の未来を思い、不安も期待も込めた上で発した言葉。 強さも弱さも、輝きも醜さも、“在りのままの人間”を知り、受け止め、愛することを誓い―― 大切なことを教えてくれた運命の相手・礼と融合し、 二人であり一つである流星として覚醒、孤高の恒星と化したオルフィレウスに立ち向かっていく凌駕。 広大な宇宙(そら)で繰り広げられる、輝く二つの彗星のぶつかり合い。 それを地上から見上げる者達の胸中には様々な思いが去来する……。 激動する現実に適応するため、 厚い化粧や、歪な仮面を纏い続けた二人の女性は星々の輝きを眩しげに眺めながら、...
  • 汝、希望の殉教者よ――我が心臓に牙を立て“神殺し”を完遂せよ
    発言者:葬想月華(ツクヨミ) 対象者:希望の殉教者 『シルヴァリオ ラグナロク』のディザームービーに登場した言葉であり、ミサキ・クジョウの星辰光(アステリズム)の起動詠唱(ランゲージ)の一節。 本編公開前は彼女を磔刑にして剣を心臓に突き立てる光景と相まって、いずれ彼女を犠牲にする状況が発生することを示唆している文面ではないかと予想されていた。 事実、本人のルート以外ではいずれも自身を犠牲にする結末が起きており、ミサキルートでも寿命と引き換えに眷属への力の譲渡を行うなど、同様の結末が起きるのではとプレイするユーザーを心配させたと思われる。 そして、明かされた真実から彼らは神殺しを成せば、どちらも生存することは不可能であり、いずれにしても二人の終焉は運命づけられており、希望などどこにもなかったが―――。 その運命は彼らと共に歩む大切な絆達によって大...
  • すまない、小麗。おまえを救えなかった……
    発言者:ナドレック 加護ルート、強大な個としての能力者としての自負心によって、組織の力に敗北した傭兵二人組の末路と…… 部隊を抜けながら、結局は生きた妹を守ることができなかった兄の無念を絞り出した言葉。 暴走する加護から“ザ・シックス”の能力者を遠ざけるように現れた虎一と虎二の二人組の超能力兵士。 バロック能力者を追ったウォーゼル、姿を消したナドレックを欠き、クラリッサは単独で虎一と対峙するが…… 能力の性質、戦士としての相性から彼女は劣勢を強いられ――肉体は限界近くまで追い詰められた。 高度な武術と超能力を組み合わせ、相手の反撃を悉く潰す接近戦のエキスパート。 容易く胴体を破砕できる一撃を倒れ伏すクラリッサに向ける虎一は嘲るように告げる――― 「一人じゃ所詮この程度。群れて粋がるなぞ雑魚のすることだろうがよ。 無力な者は強者にただ奪われ、蹂躙...
  • うんざりなんだよ、そういうのはなァッーー!
    発言者:ケルベロス 対象者:ギルベルト・ハーヴェス アヤ√、明かされた自身の真実に打ちのめされたアッシュの境遇を憐れみ、失われた「轢殺の車輪」の再現のため彼を玩弄し続けたギルベルトに対し、銀悠冥狼(ケルベロス)が憎悪と憤怒と、鬱陶しさを込めて言い放った言葉。 アヤと結ばれ、穏やかな日常を過ごしながらも、アッシュは再度生まれた自身の身体の不調が消えないことを訝しみ始めた。 そんな中、東部戦線の裏で自己の目的のために密かに蠢いていた審判者(ラダマンテュス)とその共犯者は、 プラハ城地下に備え付けられた神星鉄(オリハルコン)製の玉座を起動させ、 天駆翔(ハイペリオン)ないし蝋翼(イカロス)の“検証作業”を開始したのだった。 膨大な濃度の星辰体(アストラル)のオーロラの下、原因も分からぬまま、身体の変調を見せるグレイと、 より重度の自己が砕け散りそうな心身の苦痛...
  • 狂い哭け、末路に墜ちた蝋翼よ・滅奏之型
    M k . v a n i s h K e r b e r o s 「今の俺が負け犬なら───力を貸せよ、闇の冥狼!吟遊詩人の詩をくれッ」 「みなまで言うな、お前の嘆きが必要だ!」 闇の祈りに応えるべく、火の抜け殻が飛び出した。 ヘリオスが覚醒し、役目を終えて無用となった蝋翼(イカロス)が地を駆ける。 極晃星(スフィア)の器たる特異点との接続用に作られた増幅装置(モルモット)が、敗亡の泥にまみれてこの手をつかめと手を伸ばす。 敗者と敗者、罪業(かこ)に束縛された運命への生け贄たちが呼応する。 くすんだ焔の抜け殻が、今再び正反対たる奈落の闇で満たされて─── 融合し、誕生したのは冥界賛歌を奏でる翼。 奈落の底で邪悪を謳う地獄鳥が、冥狼を誘うように轟く瘴気を増幅した。 能力は言わずもがな、《狂い哭け、呪わしき銀の冥狼よ》の派生・強化型。 ...
  • ふざけるな
    発言者:ヘリオス 対象者:アシュレイ・ホライゾン 自らの片翼の決意を晒せという己が問いかけに対する 「揺ぎ無き勝利を」 「求めた理想の再生を」 「あの日の少女へ贖罪を」 といういずれかの返答を聞いてのヘリオスの言葉。 一見するとふざけていない真面目な選択肢にもかかわらず何故そこまで激怒するのか? となるが 彼の真意は「何かを選ぶ前にまずは己が決意でもってそれを超えて見せろ」という事である。 何故ならばアッシュはその真実故に過去を塗りつぶされ光に向かって飛ぶことを強要された生贄であるから…… 誰かに用意された選択肢をなぞるだけでは待っているのは体の良いモルモットとしての最期にしかならないからである。 彼がそうした思惑を乗り越えるためには「自らの道を貫く」にせよ、「優しい過去に気づく」にしても何よりもまず自らの意志を定める必要があった。 だから...
  • 交わした情けの分だけ、激しく……今度は殺し合いましょう、凌駕
    発言者:エリザベータ・イシュトヴァーン 対象者:秋月 凌駕 甘い、甘い、男女の睦み合いの時間――― だがそれは、ネイムレスの再起動と、機兵により閉ざされた地下に脱出口(・・・)が穿たれた事で終わりを告げた。 まるで、舞台装置の書割(はりぼて)が突然倒れ、劇に見入っていた観客が一瞬にして興醒めしてしまったかのように…… これまで閉ざされていた二人だけの理想郷は、現実の一穴により呆気なくも破壊されていた。 外へと出てしまえば、後は元の関係性に戻るしかない――殺し殺され合う敵同士という関係に。 「―――お別れね、凌駕」 切り開かれた夜空に、蒼く輝く月の光の下で、エリザベータは静かに少年へ別れを告げる。 彼女の表情は、ただ仕方がないのだと、そう物語っていた。 その突きつけられた現実(・・)に対し、凌駕は心地よかったあの時間が奪い去られることに、必死...
  • 俺の──俺たちの世界には、このブライアン・マックールと角鹿彰護だけがいればいい。それ以外の理解者など必要ないし、いてはならないんだ
    発言者:ブライアン・マックール 対象者:キャロル・ザ・ウィッチ ノーマルルート、角鹿の道を切り開くべくブライアンの前に立ちはだかったキャロル。 感謝も、愛情も、何の見返りも求めずにただ角鹿の道具、武器で在り続けると己に課した彼女の姿を前に、 僅かな興味と、嫉妬めいた怒りを籠めて、譲れぬ妄執をブライアンが口にした場面。 ブライアンの奇襲によって深手を負いながらも角鹿はスラムビル中枢へ向かう。 そして、何者も彼の行く手を阻む者は通さない。そう、武器を構える少女の姿は伝えているようだった。 ブライアンは問う。 「まるで忠犬だな。珍しい“魔女”もいたものだ。 その忠誠の意味は何だ? 見返りに奴の感謝や愛情を求めているのか?」 ……キャロルは黙するのみ。 ブライアンは我が身を語るように告げる。 「だとすれば無駄な事だ。奴はと...
  • 生まれる子を大切になさい、若人よ。家族はとても素敵なものだ
    発言者:スメラギ 対象者:ラグナ、セシル、次代を担う子供 「ならまぁ、うん。仕方ない。」 セシル√、スメラギと神殺し達の最終決戦。 ミサキが決死の想いで放った高位次元エネルギーを受け止めたラグナが、創成した神殺しの大剣でスメラギの従軍たるアメノクラトを滅殺する最中、その相手をしつつ、個別に迫りくるセシルに、スメラギは当初、然程の意識を割いてはいなかった。 なぜなら、彼女の星辰に対する第一使徒(エドワード)の恩恵は、同じく他の使徒に対して有効なもの。太原たる神祖には効果がないはずのものであったからだ。 だから、国津喰蛇の刃にも、拳でカウンターを繰り出すだけ。仮にそれで肉体が傷ついたとしても、通常通り一瞬で回復するのだから―― ――しかし。 「――馬鹿、なッ」 その僅かな傲りを、運命に紛れ込んだ小さな砂粒は見逃さない。 繰り出さ...
  • なぜ、御二方が争わなければならないのです。こんな悲劇を歓迎するといったい誰が言うのでしょうか。
    発言者:アヤ・キリガクレ 何処かの悪辣極まりない光の奴隷によって仕組まれた運命のままに争う 光の後継者と闇の後継者の死闘を見る無力な少女の嘆きの言葉。糞眼鏡死ね あの日死んだと思った愛する少年と敬愛する主で友人でもある少女、そんな二人と再びめぐり合うことが出来たという奇跡と幸福。 そんな喜びの中から味合わされた二人が愛と憎しみを交し合いながら本気で相手を殺す気で死闘を演じるという絶望。 まさしく彼女にしてみれば天国から一転地獄という状況である。 ……なお、この運命を仕組んだ外道はこの死闘について 「なんという覚醒速度、お前こそが光が育む後継者」と恍惚とした様子でコメントするのであった。 本当に早く死んでくれ糞眼鏡 糞眼鏡マジで死ね -- 名無しさん (2017-02-12 15 48 02) 糞眼鏡視ね -- 名無しさん (2017...
  • 私も、運命と出会う日が来るのでしょうか?
    発言者:ウィリアム・ベルグシュライン 対象者:グレンファルト・フォン・ヴェラチュール 聖教国武門派筆頭たるヴェラチュール家が要する施設の一つに、身寄りのない孤児へ戦闘技術の粋を教え、神祖のために戦う優秀な戦士を育成する養育機関があった。 千年かけて構築された英才教育により特に無理なく、一定の品質を持つ優秀な人材を恒久的に輩出する武門の学び舎に、名前も身寄りもない一人の少年が拾われた。 少年は同世代のものたちと同様の教育を受け、同様の環境に身を置いたが、過去に類を見ない優秀さで戦士としての完成形まで上り詰めた。 誰よりも訓練に真面目に取り組み、誰よりも命令を忠実にこなし、現状に不満を欠片も抱かず、鍛えるために整えられた環境を十全に使ったから。 彼は誰よりも、当たり前に強くなった。有力な対抗馬(ダークホース)が現れることも、若人にありがちな挫折が入...
  • 僕こそが、君にとっての運命だよ。凌駕
    発言者:“無二の超人に成りたかった男”───人間「緋文字礼」 対象者:“普通の人間で在ろうとした男”───超人「秋月凌駕」 マレーネ√、天上の支配者オルフィレウスによって突如開始された、刻鋼人機(イマジネイター)同士の生き残りをかけた無差別の闘争。 その中で凌駕は、苦悩の道の末に一つの小さな救いを得た者、降りかかる現実の理不尽に躓いてしまった者、 足掻く「意味」を否定された末に立ち上がる事を止めてしまった者、 そして、信じてきた“正しさ、強さ”の重みに深く傷ついた、大切な少女……そんな “普通の人間” の在り方に触れる。 彼らと自分(超人)との間にある断絶を正面から突きつけられながら、それでも凌駕は─── 己にとって大切な存在となったマレーネ(只人)を真に愛したいと、“今の自分”を乗り越えたいと、徐々に願い始めるのだった。 そして、見ない内にどこか打ち解け...
  • 深淵
    『Maggot baits』の用語。 根源の魔力が渦巻く高次元の別宇宙。 俗に地獄、煉獄、魔界などとも呼ばれている魔法的な異空間。 物語の七年前、突如開いたこの空間と通常空間とを繋ぐ天空の門が開き、人智を超えた異形がはびこる関東邪法街が誕生した。 今なお不気味に地に向け口を開けるこの超常現象、それが開かれた真の目的を知る者は果たして…… 名前 コメント
  • わたしは、ただ――吸血鬼が、怖かった
    発言者:アリヤ・タカジョウ 対象者:トシロー・カシマ 獲物であるトシローを狩れず、彼の言葉に翻弄され続け、焦りと苛立ちが限界にまで達していた白木の杭・アリヤ。 平静を欠いた彼女が、憎悪のままに自らの「大事な」存在――― 主であるニナにまで害を及ぼす可能性に思い及んだ時、 夜警(ウォッチャー)トシローの心は冷たく研ぎ澄まされ、この狩人の少女の完全なる排除を決意した。 そして、迎えた決戦の時…… 師に鍛えられたアリヤの戦技は、確かに人類最高峰と評してよかったものだが、 かつて、その師本人と極限の死闘を繰り広げた経験のあるトシローには、今の彼女は真の『白木の杭』と呼ぶことはできなかった。 人類を「愛し」、滅私して人に害を成す一切を狩り尽くす究極の狂信者には、届かない。 アリヤ・タカジョウからは、あの男が謳った、その核心となる人間賛歌(・・・・)が出てこな...
  • いいから早く行け。トシローを絶対に死なせるな
    発言者:アイザック・フォレスト 対象者:シェリル・マクレガー 一発の銃弾が踵を捉えた。着弾の衝撃で吹っ飛ばされる。だが痛みよりも、倒れた拍子にトシローの躰を手放した事実にシェリルは凍った。 その悪寒を現実の物とするように、警備部署の縛血者たちが廊下の向こうから殺到する。 動けぬその身を銃弾から守る為に、シェリルは必死にトシローへと覆い被さった。 思わず瞑った瞼の奥で……一斉射撃の銃声が鼓膜に響く。だが、覚悟していた痛みはやっては来なかった。 その代わりにシェリルの耳を打ったものは……銀光と共に響き渡った鈴鳴りの音。 再び開いた彼女の視界には──── 「────よう。久しぶりだな、シェリル」 飄々と片目を瞑るアイザックの足元に、余さず二つに断ち切られた銃弾が転がっていた。 シェリル√、敵だらけのカルパチアで、瀕死のトシローを背負い決死の脱...
  • だから……その賭けに勝つべく、僕は今日ここへ来たのさ
    発言者:藤堂 綾鷹 忍ルート、一方的に他プレイヤーへ傷を負わせられる悪意の『パッチ』── すなわちType-Cプログラムを探知システムの穴を掻い潜り、プレイヤー間に流通させていた内通者……佐伯をようやく捕捉した綾鷹。 だが余裕を崩さず、見る者に嫌悪感を呼び起こすような嗤いを浮かべ、佐伯は殺人兵器へとアームズを変貌させていく。 それに対し、若社長も同じくC型プログラムを実装した管理者側の切り札……マスターアームを構え、その武装を解放しようとするが。 芝居がかったように裏切者が指を鳴らすと、一瞬にして展開された最強のアームズは、デジタルの記号情報へと分解されてしまう。 その現象を成せたのは、ここまで事態を優位に運んできた《ラプター》と並ぶプロフェッショナルが佐伯のバックにいたからであり―― 「───ごめんね、綾鷹クン。愉しかったゲーム(・・・)の時間...
  • 殺したくないなんて、馬鹿げた想いを抱いたりしなかった。その時点でもう、終焉吼竜はとうの昔に牙を抜かれていたんだよ
    発言者:ラグナ・ニーズホッグ 対象者:リチャード・ザンブレイブ 自身の秘めたる真実を明かしたリチャードへ、自身が兄の仇、“神殺し”であることを告白するラグナ。 そして、爆発する赫怒と慟哭。限界を無視した能力を全力で行使しながら薄汚い卑怯者(ラグナ)へと復讐者(リチャード)は雷撃を、剣戟を、怒りを、悲しみをぶつけるが―――。 「終わりだよ、リチャード。何度やってもこれが結果だ。おまえは俺を殺せない」 一切合切、及ぶことなく草薙剣(カースペイン)は邪竜の顎(フィンブルヴェトル)に噛み砕かれ、戦闘不能に追い込まれる。倒れ伏したリチャードに抗う術はなく、仮に即座に復帰できたとしても彼我の力量差は歴然で、仇を討つことなど不可能。 故に、リチャードの命運はここで尽きる、はずだったが―――。 「そして、その上で……俺もおまえを殺せない。勝手な言...
  • お前の運命に紛れ込んだ、小さな小さな砂粒だッ!
    発言者:グレイ・ハートヴェイン 対象者:ギルベルト・ハーヴェス 再来した光の運命を前に審判者は蝋翼を慕い焦がれる縛鎖姫と彼女に焦がれ守ろうとする運命を背負わされていない少年を灼烈恒星の加護により蹂躙、少年を葬り去り縛鎖姫に刃を振り落とす。 だが、これは天を目指した蝋翼が英雄となる物語 審判者の運命は蝋翼が英雄となった時、彼の英雄譚の前に滅び去る 灰と光の境界線の星をもたらす者(スフィアブリンガー)としての至星三界(トリニティ)の星屑を前に、アヤはグレイの星により守られ、グレイも彼女の星を含めた治癒により蘇生。更にグレイに錬金術を授けた愛に殉じた錬金術師。アヤが振るう朋友と信頼した天秤の女神とその剣の気流操作とプラズマ。そして記憶と未来を奪われ散った砂粒達の流星群。その他大勢の意志が界奏を介して審判者の運命を否定する。 そもそも、救世主は審判者など眼中に...
  • 大好きよ、アッシュ。あなたに会えて本当に良かった
    発言者:ナギサ・奏・アマツ 対象者:アシュレイ・ホライゾン 大好きな少年を守り抜くために少女が不退転の決意を抱き告げた別れの言葉。 アッシュとレインがどちらも相手を守るためにと息巻いて、肝心の相手の心を置き去りにしてしまっている鏡写しの関係であることが顕著に現れたシーンである。 片翼(イカロス)へと別れを告げ、ついに救世主として降臨した煌翼(ヘリオス) 比翼を失ったことでもはや立ち上がることすら出来なくなったアッシュは未来のためへと前進を開始するヘリオスの姿を見ながら 愛しい少女と八つ当たりをしてしまった師に対して謝罪の言葉を口にする。 そうして告げるべき言葉を告げた後、かつて生き別れたあの日のように――― こんな自分よりも君の方がはるかに大切だから。自分なんか見捨ててどうか行ってくれと、愛しい少女へ掠れる声で訴えかけた。 しかし、そんな少年を、少女は優しく...
  • 聞こえるだろう、吟遊詩人。見えるはずだ、死想恋歌。俺は彼らを守りたい!
    発言者:ケルベロス 救世主であるヘリオスとの戦いの際に切り札として潜んでいた海洋王(ネプトゥヌス)の最後の仲間である闇の冥狼ケルベロスの絆のために我が身を犠牲にする事を覚悟した咆哮 海洋王(ネプトゥヌス)とその仲間達の4人を同時に相手取り、次第にそれを圧倒していく無敵の救世主 それでもと諦めず突き進むレインの胸を突き刺して、ヘリオスはレインに対して冷ややかな視線と共に呆れの言葉を吐く 「愚かだな本当にそれで良いと思っていたのか?仲間との絆を得て未だにこれなら進歩がないにも程がある」 「誰かがいることの強さ、俺には持てないその輝きを示さなければ結果をなぞって当然だろう。お前は半身から何を学んだのだ?」 そんなアレだけ片翼が教えてくれたのにまだわかっていないとか本当死ねよお前とでも言いたげなヘリオスに対して レインもまた答える。忘れているわけ無いだろ、そ...
  • 運命って奴に、あたしはやっと1勝1敗……ようやく星を取り返したばかりなのに、いきなり負け越す訳にはいかないのよ
    発言者:シェリル・マクレガー 決して、異端者や強大な力を持つ者には及ばないシェリル。 それでも、彼女が絶対に譲ることのできない――愛を貫くための咆哮。 決死の逃避行の最中、心臓に癒着した銀の呪いによって失われんとする大切な男の命。 その困難に対し絶望しかけたシェリルはしかし、自己の賜力と精神力を最大限に用い、銀の摘出に成功する。 大切な者を現世に繋ぎとめられたことに確かな“勝利”を感じるシェリル。 だが、過去の因縁に従い彼と彼女を狙うバイロンがその生の輝きごと、かつての継嗣である彼女を喰らおうと立ちはだかる。 「私に闘う気がないのかと問うたな? ああ、いかにもその通り。 私は戦士ではなく、吸血鬼として貪っているのに過ぎない。 その胸に芽生えたばかりの、ちっぽけな明日への希望とやらの蜜の味を」 「1909年6月。左鎖骨、胸骨、肋骨切断...
  • 流石のあざとさ、感服いたしました
    発言者:アヤ・キリガクレ 対象者:レイン・ペルセフォネ 『シルヴァリオ トリニティ』げっちゅ屋特典ドラマCD『女性に慣れろ。純情アッシュへ特別レッスン』にて 「ネコミミと尻尾をつけた状態でごろにゃーんという言葉と共にさり気無く胸まで押し付けながら身体をアッシュへすりすりとすりつける」 という、「あざとい」行為をした、「己の主」であるレイン・ペルセフォネに対してした、「従者」であるアヤ・キリガクレによる まるでソムリエのような論評。ちなみにこの後レインは恥ずかしさのあまり気絶するというとことんあざとい様子を見せ付ける。 この後もアヤによるアッシュへのキリガクレ印の薬を使った特別マッサージ、ミステルによるパフパフなどという風に、 彼を良く知る人物達が、 「酒池肉林とかちょっと大概にしとけよお前。無欲の勝利か?このムッツリが」 「超羨ましいんですけど……おの...
  • 吸血鬼だと……化物だと…………許さん、許さんぞぉォ――――ッ!!
    発言者:トシロー・カシマ 対象者:ヴィクトル・シュヴァンクマイエル・クラウス シェリル√――朽ち果てるのを待つだけだった恋人達を待ち受けていた、破滅の瞬間―――そして。 黝き水底より、狂気の同族殺しが生み出された始まりである。 朽ちて滅びよ───吸血鬼 戦後間もない日本に潜入した若き日の白い杭は、混乱する状況を密かに監視しながら、 直接排除すべき、特に危険である縛血者(えもの)を、冷徹に見定めていた。 そして、巨大で無骨な白木の杭がその命を吸ったのは――― 「美影……美影──ッ!!」 降りしきる雨の中、トシローは必死に胸を貫かれた彼女に、血を吸わせようと試みる。 その心は、彼女の命が失われる事と……自分を今日まで生かしてきた「夢」の灯火が消し去られる事への恐怖に染め上げられた。 しかし、愛しい女性(ひと)の顔を見...
  • 俺たちは、運命の車輪に紛れた小さな小さな砂粒だよ
    発言者:ゼファー・コールレイン 対象者:クリストファー・ヴァルゼライド 聖戦を目前にして誕生した逆襲の冥王。 反粒子の生成という反則的な能力を持ちマルス、ウラヌスをあっさりと虐殺したその最悪最後の魔星に対して、 体の損壊に耐えて果敢に挑みかかりながらも光の英雄は問いかける、自分の理解の範疇を超えた存在へと 「貴様は何(・)だ」「いったい何を我々は生み出してしまったというのだ」と 「それこそ、今さら何を言う」 「俺たちは、運命の車輪に紛れた小さな小さな砂粒だよ」 「おまえ達に比べれば取るに足らない、過ちを犯しただけの幼く惨めな姉弟だ。  つまるところ、負け犬だな。さして珍しいものじゃない」 「だが、それがすべてを狂わせた」 「運命を破綻させたのは、結局のところおまえ達自身の過失だろう。───失敗したな(・・・・・)ヴァルゼライド」 「未来を愛する余り、...
  • 私は白木の杭。吸血鬼を滅ぼすためなら、使えるものは何でも使います
    発言者:アリヤ・タカジョウ 「世間話ならさっさと済ませて。お帰りはあちら。もし手を組むと言うのなら、早く切り出したらどう?」 「脳細胞まで腐食しましたか、吸血鬼(ドラキュリーナ)? 獣を前に、狩り方を算段しない猟師はいない」 「あら、最近の狩人はわざわざ獣の前に姿を現すものなのかしら? 超一流である白木の杭が、何故?」 スカーレットとの邂逅の直後から、謎の眠りに落ちていたトシロー。 そんな彼が長い眠りから目覚めた時、ニナを中心とした仲間達は、怪物の群れを越え、カルパチアに陣取る滅びの元凶――《伯爵》を打倒する為に動き続けていた。 バイロンさえ勝てなかった相手を前に、彼らが望みをかけたのは『柩の娘』と共鳴を起こしたトシローの存在。 ニナは協力者(生き残り)をかき集め、怪物の包囲を破りトシローを《伯爵》の元へと向かわせる作戦を立てていたと語り…...
  • クロノゲイザー
    『第零式永久機関(オリジナル・クロノ・サーキット)───連結、確認』 『灰燼と化せ、天の崩落(タワー・オブ・バベル)』 衛星軌道上に存在する、オルフィレウスの居城である巨大人工衛星。 内部に第零式永久機関を搭載しており、対地攻撃手段として超大口径粒子砲「天の崩落(タワー・オブ・バベル)」を有する。 神の視界に入れば最後、傲慢な裁きの光が下されるであろう。 その威力は、接続者にして真理到達者たるオルフィレウスの並ぶ者無き精神強度により異界法則の具現化たる真理段階の到達者にさえ、力を及ぼし得る程である。 ジュン√では、位階の上では同格となったはずのジュンに対しても、その圧倒的な力で追い詰めていった。 なんかゼロインの記事も多くなってきたな -- 名無しさん (2017-03-14 21 33 33) これもトリニティと凌駕さんのお...
  • 何度も私を求めてくれたわ。傷を晒して甘えてきたの。私はそれを抱いてあげたし、幸せだったわ……とてもとても
    発言者:イヴ・アガペー 対象者:チトセ・朧・アマツ チトセ√、逃げ出したゼファーをめぐり、チトセと互いの星光をぶつけ合うイヴ。 そんな彼女が、尻を叩いてでもゼファーを立ち直らせると意気込むチトセに対して喜悦を露にして語った、ゼファーとの情事の感想。 逃げ出したゼファーを自らの元に取り戻すべく、魔星アフロディテ-No.θ(シータ)=イヴ・アガペーと対峙するチトセ。 風雷と機蜂が面と面で激しく入り乱れて続行される戦いの最中、 人と人のつながり、特に男女間の関係性について、二人の女性は言葉をぶつけ合う。 チトセは過去の苦い経験を踏まえた上で、迷うことなく“男の尻を叩いてでも強さを取り戻させる”と力強く宣言すると共に、イヴが説き実践してきた“絶えることのない癒し”は男の、いやゼファーの芯から再起の活力を奪いとるだけと批判する。 そんなチトセに対し、イヴはチ...
  • ち●ち●うずうずしなかったもん……
    発言者:ゼファー・コールレイン 対象者:チトセ・朧・アマツ 共通ルート、 イヴによって巨乳好きというゼファーの性癖がチトセに暴露され、ならなぜ5年前に自分に手を出さなかったと詰め寄られた際のゼファーの答え。 5年前であっても自分の肉体はストライクゾーンである筈であり、何かされればその時にゼファーへの気持ちを自覚して万事丸く収まっていたと。 しかし当時のチトセのスパルタぶりを知っているゼファーとしては、 今考えてみてもかつての自分がそんな気分になる筈が無く、下半身が怒張(エレクチオン)しなかった事実をそのまま伝えたのであった。 コメディ色の強いシーンではあるが、確かに5年前にゼファーがもう少し下半身に素直に何らかの行動を起こしていれば、現状が少しは改善していたことは間違いないだろう。 しかし、その時期のチトセは祖父を自らの手で殺め、その反動から心を殺して帝...
  • 己の過去を……運命を打倒するのだ! それこそ、人間としてこの世に生を享けた意味に他ならぬ!
    発言者:ヴィクトル・シュヴァンクマイエル・クラウス 対象者:トシロー・カシマ 「思ったよりも早く現れたな───我が積年の汚点よ……トシロー・カシマ」 「ヴィクトル・シュヴァンクマイエル・クラウス───白木の杭(ホワイト・パイル)」 シェリル、アンヌ√共通部…… 弟子であるアリヤの窮地に姿を現し、瞬く間にアルフライラら叛徒を殲滅した先代ホワイト・パイル。 そんな彼の次なる標的となったアンヌの元に駆けつけたトシロー。 最強の狩人(イェーガー)と、異端の縛血者(ブラインド)。 共に常道より外れた存在。因縁深き二人の怪物は、半世紀の時を経て激突の瞬間を迎えようとしていた。 研ぎ澄まされた刀と、常人が扱うには余りに巨大すぎる白木の杭。 技量は互いに達人の域。己の持つ長所と短所を冷徹に見極めながら、歴戦の戦士らは敵手の命を刈り取るべく絶技を繰り出し...
  • ……言ってみなさい。愚痴くらいなら聞いてあげるわ。どうせ、ずっと昔の思い出に浸って、今と比べたり煩悶したりしてるんでしょ、違う?
    発言者:ニナ・オルロック 対象者:トシロー・カシマ 互いに抱えた理想に縛られる主従。 そんな中、ようやく弱みを見せてくれた朴念仁の従者に、主である少女が電話越しに告げた言葉。 裁定者討伐の任務の後、会話の中で僅かな隙を見せたトシローに向けて、 「話してみなさい」と、張り詰めた余裕のない雰囲気ではなく…… 傷に震えた自分を不器用なりに気遣ってくれた彼のように、ニナは微笑と共に告げるのだった。 余りに的確に内心を見抜かれていた事に驚きつつも、同じく「理想通りに生きられない」己に悩む主に促されるまま、男は重い口を開いた。 「俺は……恥知らずだ」 「君は俺を忠義の騎士だと言ってくれた。信ずるに足る者だと言ってくれた。だが俺は────」 今まで、ニナ・オルロックを利用していた。過去に喪った自分の理想(みれん)を取り戻すために。 棄てた...
  • 無念だ。初めて口惜しい
    発言者:無銘の刀剣 神祖三柱を地上から葬り、最後にして最大の宿敵を討ち取らんとする人奏者(スフィアゲイザー)の行く手を、驟雨の如き究極剣技が切り裂く。 「律儀なことだ。この期に及んでまだやるか」 「愚問だろう、俺の異名を知らぬなどとは言わせんぞ」 立ちはだかる神の斬空真剣(ティルフィング)──大神素戔王(ヴェラチュール)の刀剣は主君に仇なす怨敵を決して見逃さない。 虚空を切り裂き迫る無数の究極剣技。以前の戦闘では抗することも出来ず切り刻まれたが、迫り来る煌めきはラグナを捉えることはない。万物断ち切る斬閃をラグナは己が大剣で残らず弾いてみせたのだ。 戦闘者としての技量は依然ベルグシュラインに軍配が上がるにもかかわらず、互角の剣戟を演じている要因は人奏者(スフィアゲイザー)としての特性だ。 人奏者(スフィアゲイザー)の真...
  • 見切ったぞ、こう造るのだな。貴様らは
    発言者:ラグナ・ニーズホッグ 対象者:神祖と眷属達 誕生した神世界(アースガルド)、その完成を阻むため三次元に帰還したラグナと、その運命に付き合うため神祖(カミ)から離反したリチャードはその帰還を待ち構えていた神の眷属達によって絶体絶命の窮地に立たされてしまう。 既に瀕死の親友(ラグナ)のため、不滅の身体を盾にして戦うリチャードに戦線を支えられながら離脱、あるいは逆襲の機会を。そう狙うラグナであったが。 「――――、ァ」 この時のためにあえて残しておいた裏切り者(リチャード)を主たるイザナは有効活用する。 洗礼解除――不滅の使徒から只人に堕ちるリチャードが袈裟切りに両断される。そして死にゆく友の姿に生じた動揺を突かれ、ラグナも行動不能の損傷を与えられてしまう。 二つに分かれた友人の亡骸へ、地に堕ちた憐れな邪竜は血濡れの手を伸ばす。千年...
  • この世ってのはな、そんな風にはできちゃいねえんだ。訳が判らないなら判らないまま、あがくしかねえってことさ
    発言者:サンディ・ザ・ウィッチ 対象者:キャロル・ザ・ウィッチ そこら中で命が消える邪法街に降り立ち、“キャロル”と名付けられたばかりの“魔女”の少女。 街の中をさまよっていた彼女は突然、同じ存在……サンディから襲撃される。 「欠けていた最後の一人」「“魔女”の運命」……何を言っているのか理解できないままキャロルは異形の武器で両脚を切り飛ばされ、体中を殴打された上に窒息させられそうになる。 以前の記憶も何も持っておらず何らかの恨みや憎しみ、痛めつけられる理由にも覚えがないのに…… 「……なぜ?」少女は、己が身に降りかかった理不尽な痛苦の理由を問わずにいられなかった。 そんな痛みに苦しみ戸惑う末っ子の姿に、サンディは嘲笑いながらも苛立ちの籠った言葉を吐き捨てる。 何人も同じように痛苦を齎してきたであろう彼女の貌には、直接的な暴力への愉悦だけではなく、あるい...
  • 私は――その運命を受託する!
    発言者:《伯爵》 対象者:始祖リリス 「こう生きて(・・・・・)、そう死ぬしかない(・・・・・・・・)という無機物(マテリアル)。成る程な、道理だ母よ。 理想を叶え続けることなど生物には不可能、歯車にしか出来はしない!」 「生命は間違いを犯す。惑う、悩む、悔やむ、逸れる……この男に言わせれば、 自分自身すら判らぬらしい!そんな者には任せられぬな、納得だとも。理が通る───ッ」 「最初から完全で、間違えるべくもなく、己に疑問を持たぬ者が必要だ」 「……くく、くくくく。よって、私は遂に破綻した。 矛盾を見抜かれ、己が深淵を暴かれた。 かつての自動人形ではない。この身は今や、まさに────」 「嗚呼、素晴らしいぞッ! 私は今や、吸血鬼(ヒト)の心を得たようだ!」 アイザックとの会話で生まれた自分の起源への疑問。 そしてトシロ...
  • 負けないのですか? ……勝てるのですか?
    発言者:アリヤ・タカジョウ 対象者:ヴィクトル・シュヴァンクマイエル・クラウス 狩人アリヤ・タカジョウ、彼女がそう生きることを自らに課した際の言葉。 ―――『杭』により、両親を物言わぬ肉塊に変えられた少女。 命乞いをしても、無惨に殺された親。 何事か愉し気に嗤っている、人間とは明らかに異なる怪物。 それらの光景に、彼女の瞳からは光が消え失せ、抵抗さえ無駄だと悟り…… 不可避であろう死という結果を、他人事であるかのように諦観しながら受け入れていた。 だが、アリヤという少女は、巨大な『白木の杭』を操る老人によって救い出される。 全てが終わった後――― 老人……クラウスは、未だ立ち上がれずにいるアリヤを、難しそうな顔で見つめ続け、遂にその重い口を開いた。 「生きたいか?」 少女は思う。どうなのだろう、だって今、自分が生きて...
  • ごめんね……こんなことに、なって……こんなところ、見せてしまって……
    発言者:七海やちる 対象者:神代直 やちるルート、財団の影、謎の二人組の超能力者……自分達を取り巻く大人達の陰謀を感じながらも、やちると結ばれた直は、 華々しく活動する彼女の明るさに引っ張られるように、積極的に今の生活を受け入れようという思いを抱き始めたのだが…… ジグラット内のレジャー施設で恋人同士の時間を満喫し、直と別れたやちるは突然襲われ、気づけば密室に身柄を拘束されてしまっていた。 彼女を攫った犯人である虎一は、身動きのとれないやちるの姿を嘲笑し、「雇い主」の指示通りに姿を消す。 入れ替わりに部屋に現れたのは、欲望に目をギラつかせた数人の男達。 彼らも、虎一と同じ「雇い主」の実験を進行させるために新都の外から招かれた者達であり…… 神代直と七海やちるの「愛」の影響をより劇的に深めるための実験、そのエキストラなのだった。 ――バロックで何とかしな...
  • おまえは、“運命”であらねばならない。おまえは、“終焉”であらねばならない。おまえは、“希望”であらねばならない。なぜなら、おまえは“■■”なのだから───
    発言者:葬想月華(ツクヨミ) 対象者:希望の殉教者 ラグナ・ニーズホッグが初めて神殺しとして覚醒した際に授けられた神託。 正体を示すだろう伏字について、発売前から様々な予想がユーザーから発せられており、同時にライターの高濱亮氏が期待を裏切らないサディズム精神で今回も禄でもない運命を仕組んでいるだろうと期待させていたことだろう。 そもそも、運命の片割れであるミサキについては九条榛士(グレンファルト)の九条御先(にくしん)であることが暗に示されていたが、ではラグナは何故ミサキの片割れになったについて理由は不明であった。 ――何故、千年間神祖以外に不可能であった星辰体(アストラル)結晶化能力を発現できたのか? ――何故、旧暦の遺物である次元間相転移式核融合炉・一号機(オリジン)を元にした必殺兵器、終焉兵装(フィンブルヴェトル)を創造できるのか?...
  • よくまあ素直におまえが好きだの愛してるだの、ポンポンと。ひねくれていてよかったよ。とても言えるようなものじゃない
    発言者:九条御先 対象者:ラグナ・ニーズホッグ 「やれやれ、まったく……恥かしいほど家族愛(ブラコン)だな」 神天地に呑まれたラグナとミサキの2人の甘く濃厚な逢瀬を出歯亀見届けた九条御先は揶揄するように告げる。 「よくまあ素直におまえが好きだの愛してるだの、ポンポンと。ひねくれていれてよかったよ。とても言えるようなものじゃない」 ああなんて恥かしいヤツらだ、と煽るような口調だが、 しかし、「ひねくれていてよかった」ということはひねてくれておらずミサキのように素直だったら自分もこうなっていただろう、という自嘲にもとれるわけであり、 あれだけの激しい睦み愛をただのブラコン(家族愛)と言ってのけたりと、 九条御先の、クールで皮肉屋を気取りながらもダダ漏れの家族愛(ブラコン)っぷりをさらりと匂わせる一節である。 何故、高濱ァ!には幼馴染...
  • 分かったろう? この子を救いたいのなら、その道だけは決して選ぶな。英雄なんて、独りぼっちになるんじゃない
    発言者:ケルベロス 対象者:アシュレイ・ホライゾン シルヴァリオ トリニティ共通√『死想冥月/Persephone』の終盤、 カレル橋での天駆翔(ハイペリオン)と銀悠冥狼(ケルベロス)との激突がレインにより鎮められた後、 冷静さを取り戻したケルベロスが去り際、アッシュに告げた心からの忠告であり警告。 強欲竜団の強襲から始まり、そこに集結した三国の軍もある少女の暴走をきっかけに一気に衝突し、果ては反粒子を操る異形の存在・ケルベロスまでが襲来したカレル橋での争い。 その星辰体感応奏者(エスペラント)中心の新世代の戦場でも一際異常性を見せていたのは、 近づく第三者を轢殺しながら、壮絶な殺し合いを演じるアシュレイとケルベロスの姿であった。 そんな彼らはしかし、互いに敵手への不可解な破壊衝動に意思と理性を絡め取られたまま、自分の存在を削ることも頓着せずに焔の剣と闇黒の爪...
  • そこの姉ちゃんちょっと介抱してくんね?出来れば気兼ねなくエロいことさせてくれるとなお最高、ただなら君こそ僕の女神
    発言者:絵に描いたような酔っ払いのダメ人間 貧民窟(スラム)出身でありながら帝国軍特務部隊の副隊長という地位にまで登り詰め、裁きの女神の相棒人狼と謳われるようになりながらも、 それまでに得た地位も、立場も、友情も、信頼も何もかもかなぐり捨てて、それでもこの子だけは守ると決めて“勝利”を手にした矢先―― またもや迫ってきた次の試練によってついに心がへし折れた主人公(ゼファー)。 そんな彼が親友との運命の邂逅とも言える時に酔っぱらいながら喋っていた言葉。 この後、妙なシンパシーを感じて興味を持った金持ちの御曹司はこの酔っ払いに話しかけて意気投合。 「だからよー、毎度無茶振りしやがってよー! お前なら必ず出来る、出来る、出来る……じゃあ頑張れってなんじゃそりゃあ!」 「いるよねぇ、そういう女。 私が信じているんだからお前はきっとスゴイ奴っ...
  • 英雄め、バケモノ共め!勝手にやってろもうたくさんだーー!
    発言者:ゼファー・コールレイン 対象者:クリストファー・ヴァルゼライド 愛する民を守らんがために宣誓と共に胸を張って雄々しく戦う英雄と二人の魔星の死闘を見ての、 主人公であるゼファー・コールレインの台詞である。 才能はあれどその才能に見合った精神性は持たなかった故に流されて擦り切れて、それでも守りたい子が出来たからと 今にも泣き叫びたいような恐怖を抱きながらも、地位も名誉も真実たった一つの大切なもの以外総て捨てて、彼にとって絶対の強さの象徴であった相棒さえも倒したゼファー。 しかし、そんな彼の前に立ちはだかったのは「勝利からは逃れられない」とライターに告げられるかのようなまた次の試練であった。 そうして大切な者の命さえも降臨した救世主に任せるしかない状況の中、英雄と怪物の死闘に巻き込まれた哀れな犠牲者の残骸を見た瞬間にゼファーの心は決壊した…… ...
  • どうしてよ。あたしは大それた望みなんか持っちゃいなかった。ただ一番小さな幸せだけでいい……ずっと、そう思っていたのに
    発言者:シェリル・マクレガー とある事件をきっかけに、相棒・トシローが忌呪により死ぬ運命にあることを知ってしまったシェリル。 その事実を前に、しかしシェリルは迷いながらも、40年の間ずっと……自分達二人の間にあった『一線』を越えることを決意。 トシローへ向けて、精一杯の歌声に乗せずっと形にできなかった“愛”を伝えるのだった。 ――その肝心の告白相手である朴念仁は、何も返事を寄こさぬまま、ふらり、と。夜の闇に消えてしまい……。 二人の棲家であるK&M探偵社のオフィスに一人、シェリルはやり場のない思いを抱えていた。 そんな彼女の前に現れたのは、意中の相手……などではなく、 かつて自分達を妨害し、トシローに謎の執着を見せていた、“三本指(トライフィンガー)”を名乗る謎の包帯男。 トシローの不在と、彼を狙う危険人物の到来に不吉な予感を感じつつも、 相棒の現...
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