バインド・オブ・ダークネス
『では、更なる苦難を与えよう。
輝装段階である限り、勝機など絶無であると知るがいい』
『さあ、崩れ落ちよ』
宣誓と同時、再度揃って地表へと磔にされる。身体はひたすらに重く、立ち上がろうとすることすらできない。
重圧、重圧、何者も逃さない沈んで墜ちろ──平伏すがいいという、屈服の念がアポルオンを中心に展開した。
Status
Power:6
Hardness:7
Speed:4
Generate:3
Consumption:5
System:5
能力は
重力操作。
自身を中心に展開する最大半径187mの重縛結界によって、周囲の敵を圧潰させる。
また、その逆として有効範囲内に無重力を発生させる事も可能。
本来ハインケルの能力値は、極限まで特殊機能に偏った性質を示すもので普通の
刻鋼人機ならば強敵とは成り得ないものだった。
だが、アポルオンは躯体の大半を機械化、さらに
ネイムレスが備える修復機能を付加された結果、存在するはずだった弱点を補われている。
加えて出力に関しても、
ハインケルという人間が死の間際に抱いた怒り、嘆きという余りに強すぎる心の絶叫……
それが最高潮の状態のまま心装永久機関のエネルギーとして供給され、体内の原子炉によってその絶大な出力は維持・
増幅されている。
作中においても、操者と敵対者の練度の差、能力の相性といった要素を加味したとしても、
同位階の輝装どころか、影装に到達したばかりの
凌駕と
ジュンの二人を相手取っても尚、互角かそれ以上の戦闘能力を発揮している事が注目される。
「せめて妹だけは救いたい」という当たり前の感情、「そのために、守るための力が欲しい」というハインケルの遅すぎる願いが核となる輝装。
それ故に
妹を思う肉親の愛、それが尊くあればあるほど
彼はいま自分が誰を破壊しているのかさえ見失ったまま、激烈な誓いと共に出力を向上させ──その果てに更なる破壊の力を解き放つ。
詠唱
【起動】
「認証───汝が希求を問う」
我は斃れし者なり。我は喪いし者なり。我は縛られし者なり。
太陽は要らぬ。灯は要らぬ。希望は要らぬ。
故に我黒き鎖を持ちて、光悉くを撃ち墜とさん
「受諾───素粒子生成」
「輝装展開開始」
【心装】
輝装・呪戒黒鎖
- Power(攻撃力):6 Hardness(防御力):7 Speed(機動性):4 Generate(瞬間出力):3 Consumption(消費効率):5 System(特殊機能):5 ネイムレス共々中ボス張るだけあって輝装段階でもパラメータは高めだな。 -- 名無しさん (2015-03-31 04:34:34)
- より厳密には「せめて妹だけは救いたい」という当たり前の感情、「そのために、守るための力が欲しい」というハインケルの遅すぎる願いから生まれたのが、この輝装。 -- 名無しさん (2015-03-31 04:56:05)
- グラヴィティ系お兄ちゃんの誕生である -- 名無しさん (2019-12-30 21:22:41)
- ジュンの影装すらこれで攻略するオルフィレウスのオペレートの厄介さよ -- 名無しさん (2020-06-12 20:44:11)
- ↑さらに完全に一方的とは言えなくともカウンターでその大半を潰せるアレクサンドル少佐…… -- 名無しさん (2020-06-13 20:05:01)
最終更新:2021年12月21日 00:24