バロック/七海やちる



「やだ……なんか、出たし。無我夢中で……危ない、助けなきゃって思ったら……」


七海やちるに目覚めたバロック
その能力は「音を操る」こと。基本は金属に似た質感のオウムを作り出して自在に操り切れていない節はある操る。
ちなみにやちるはこのオウムに毎日話しかけるなど非常に寂しい行動をとっている。
また、彼女はこのオウムに子供のころ飼っていたオウムの名前を名付けてヨンギと呼んでいる。現実のオウムと同じく返事もできるようだ。
やちるのバロックはこのヨンギが中心となっており、ヨンギ自体を音にすることで様々な能力を行使する。
例えばヨンギが不定形で透明なものへと変わると、特定の相手にだけ声を届ける指向性を持ったスピーカーとなりそれ以外の者へは一切自分の声を届かせない。
ヨンギが綻ぶように消えると、反響させた足音を周囲に響かせ敵の攪乱も行えるなど応用性は非常に高く、集団を相手取るにはむしろ加護バロックよりも有用となる。

ただし使い手であるやちる自身は戦闘の素人であり、覚悟を決めなければ攻撃どころかこの応用すらまともに使うことができない。
圧力を高めてヨンギを音の塊にすればそれを投げつけて攻撃に使用することも可能。音であるためその速度は音速を誇り、回避は困難。
加護の火球と比べれば威力は劣るものの、それでもまともに受ければ人の骨程度はたやすく砕く威力を持つ。
ただし音という特性上、大きな音をぶつけられると音同士相殺されてしまい、その威力が大きく減衰するという弱点を持つ。
以上から万能とはいえないまでも使い勝手はよく、バトルヒロインらしく(相手の油断や慢心があってこそとはいえ)戦闘者としては圧倒的に格上である相手相性最悪の相手に金星を収めるという大きな活躍を見せている。




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最終更新:2021年12月07日 02:12