バロック/伊里谷加護



「はいはーい。直さん以外は初めてかな? お披露目だよっ」


伊里谷加護に目覚めたバロック
その能力は「火の球を生成して自在に操る」こと。
酸素を燃やして火を生み出しているわけではなく、異能で直接火を生み出している。
火球は彼女本人の意思で、まるで生き物が飛び回っているかのように動かすことができる。
仲間たちの中でも非常に攻撃的な能力であり、単純な威力なら仲間たちに目覚めたバロックの中でもトップクラス。
その威力は訓練で試しに放ってみただけでも爆発とともに鉄を融かし、人間がまともに受ければ火達磨では済まないとされるほど。
ただしいくら異能の力といえど本人は触れても大丈夫というような都合のいいものではなく、加護本人が触れても火傷を負う。

使い方を誤れば自滅の可能性もあるために、扱いには細心の注意が必要だが本人のセンスもあってか自由自在に使いこなしている。
攻撃だけでなく、火球を変形させて盾のように扱うこともでき戦闘における使い幅は広い。
そのセンスは、最初こそ慣れない修羅場に焦って火球の生成すらできないほどだったがコツを掴んでからは修練と経験を積んだ戦闘のプロを相手にして勝てないまでも持ちこたえることができるほどである。

こうした形で異能が発現した背景には、震災時家族を喪った火災に対する加護のトラウマがある
自身のルートではそれを意図的に外部に表出するよう心理的に誘導された結果、
破壊衝動に従う別人格(キャリー)を生み出し……新都を夥しい人血により赫く染め上げてしまう事となる。



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最終更新:2021年03月08日 16:06