ブレイド
「ひれ伏せ、人間……血袋の分際で頭が高いぞ」
未知の力が迸る。それは森羅を鎖す黝き流動には非ず、千変万化する鐡血の武装。
アイザック・フォレストがその血に宿す
賜力。
自身の血液を様々な武装に変化させる能力。
劇中で主に使うのは有機的な形状をした真紅の剣だが、その他にも銃撃をわざと浴びてから射手にそのまま送り返す血の弾丸や斬り飛ばされた腕から伸ばした血で
ニナのような
鋼糸を形成したりといった様々なバリエーションがある。
その他にもこの能力を使い、
フォギィボトムでの
同族殺し後に
三本指の痕を残す様にしていた。
武器の創造はあくまでアイザック本人の血液の量と想像力に比例するもので、本人が見たことも聞いたこともないような武装は具現化できない。
また自身の血液を固めて放つという性質上、戦闘などであまりに出血が多いと十分な殺傷力を持たせることができなくなり、自滅の危険性がある。
血液を操作する性質上、アイザック本人の生命力はかなりのもので
アリヤルートで腕を斬り落とされてもすぐに接合できたりとそのタフネスぶりは相当なもの。
心臓の位置をずらしてアリヤの杭から逃れ、逆に彼女へ痛手を負わせる、
トシローの
賜力の封縛から逃れるために
汚染された血液を
全身から強制的かつ大量に放出する等といった、
負傷を厭わないクレイジーな戦いぶりは本作でもかなり印象に残る。
ニナルートにおいて、執念と憧憬、狂気を糧にトシローと一騎討ちをした際には技術の差を覆すほどの
凄まじい猛攻を見せた。
作中では血液を操る性質を利用して、トシローに対し、彼の心臓に埋め込まれた銀の銃弾を摘出する、あるいは心臓ごとアイザック自身の賜力を譲り渡すシーンがあり、そういった場面も
トシローに対する思い入れの深さも含めて印象に残ることと思われる。
アンヌルートでは彼から
力を継承したトシローも
絶戒闇手に代わりこの能力を使用。
折られた
同田貫の刀身を補うように、有機的な形状の血の剣を形成、
全盛期の力を取り戻した状態から十全に繰り出される剣技は、醜い怪物の
影の槍にさえ完全に勢いを止める事は出来なかった。
さらに自在に血液から形状を変化可能な性質を用い、
怪物の
吸血の習性を逆手に取る形で
内部から血液を武器化……急所破壊を実行するという、トシローらしい戦術を披露した。
詠唱
因果を断ち切る刃よ。雷鳴より疾く奔る弾丸よ。
我が血に宿りて武装を成せ―――殲器血装
- 作中一番好きなギフトだ -- 名無しさん (2015-03-27 16:50:51)
- 能力名の元ネタはアメコミ原作の映画『ブレイド』 -- 名無しさん (2015-03-28 12:56:38)
- やるか、がいやらしい意味に聞こえるwww -- 名無しさん (2018-02-04 13:48:38)
- 血を操る関係上自滅する危険性も大きいけど、汎用性高い上に扱い方次第ではトラップによる致死も狙い易いと、縛血者以外の視点を持つアイザックだからこそ最高レベルの運用が出来る能力なんだよな。コレが一般的な縛血者だったら血を使い過ぎて自滅とか普通にありえるケースだっただろうし -- 名無しさん (2018-02-05 20:04:01)
- ↑火力だけは高くできそうだから、我が必殺の一撃を〜〜とか言ってトシローに普通に何とかされて殺られそう -- 名無しさん (2018-05-08 00:28:22)
- 傷つきながらも前に進む妄執を止められないアイザックの気質とかみ合いすぎてる。 -- 名無しさん (2023-07-12 16:27:59)
最終更新:2023年07月12日 16:27