あかつき新都



『虚空のバロック』の用語。
震災により崩壊した暁市旧市街の廃墟に隣接した地域に、異例なまでの急ピッチで建造された新興都市。
その目的は、震災による時空間断層によって隔離された旧市街地区の研究と対策。
日本に対する復興支援として各国から資金が寄せられ、それを管理する法人として「あかつき財団」が設立される。
都市の自治体もまた財団が兼務する。
市の中心部には復興の象徴である、財団本部が存在する高層ビル「あかつきジグラット」がある。
外部から侵入不能の旧市街廃墟の現状を解決すべく、
各分野より招聘した多彩な人材による分析と研究が日夜そこでは行われているという。
さらにあかつき財団の経済的支援により、移住者に対しては税金や社会福祉面等で破格の優遇措置が取られている。
そのため、特筆すべき産業や名所がないにもかかわらず、その人口は年々増加傾向にあるという。

しかしその内実は、バロックの研究と、その発生源のグラウンドゼロである旧市街の監視目的で、多数の権力者が膨大な資金を投じて建設した財団の砦
財団が市の人口を増やすのは飽くまで表向きのカムフラージュで、一般市民の存在により権益をめぐる外部敵対勢力の攻撃に対する抑制力とするため。
廃墟から脱出した達は、この地で一躍地獄からの生還を果たした奇跡の人として、セレブ級の歓待を受ける事となるが……
あかつき財団やザ・シックス、密かにその意向とは別に行動する裏切者、
さらに彼らから優理を匿い、逃れつつ別目的で行動する人物など様々な「大人」達の思惑に翻弄され、
次第にバロックを持つ直たちは狡猾で入り組んだ罠の只中へと知らず知らずに誘われてゆく



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最終更新:2020年12月02日 10:16