ジャガーノート



巡航形態(キティホーク)から戦艦要塞(ジャガーノート)へ移行──撃滅せよ、鵺乱丸」


鋼と鋼が組み合い軋むような音を立てて駆動する。艦が形を変えていく。
眼前に、幾つもの砲門が迫り上がってくる。それは銃口という生易しいものではない。


『はーい、1、2、3、ゴー! 木っ端微塵にしちゃいましょう、っと』

それじゃあ───たーまやァァアアアアアッ!!』


人一人分を遥かに超えるその威容は紛れもなく対艦砲、対空砲、機関銃の列だった。
それが甲板の至る箇所から鎌首を擡げ、墜落する機兵に砲身を合わせている。
破壊、蹂躙、殺戮。その存在意義を強烈に感じさせる夥しい数の漆黒の兵器群を司っている指揮者の声が、割れんばかりに空に響いた。



鵺乱丸輝装を用いて操作する巨大艦船にして、ギアーズの移動拠点

航空母艦形態から、無数の火砲を露出させた戦艦形態への変形機構を備えている。
その内部には、乱丸が操る他の機動兵器用の格納庫や居住施設が存在している。
これほど巨大艦であるにもかかわらず、乱丸の脳波のみによって管制される為、
実際の搭乗人員はギアーズの4名のみとなっており、さながら機械仕掛けの無人幽霊船といった佇まいを漂わせている。

そのコードネームはインド神話における神の化身を乗せた巨大な車輪を意味する。


乱丸の操作するこうした超兵器群は、いずれも時計機構(ホロロギウム)将来的に流出する予定の未来技術を搭載しており、作中での戦闘行動には、そういった技術の実地での試験運用という目的も兼ねている。
その技術の高度さは彼の操る機動兵器だけでも、ちょっとした小国の軍隊を全滅可能であるということからもうかがえるだろう。



物語中においては基本的に大破、沈没する
主に美汐ルートでの出番が(比較的)多く、同√終盤では覚悟を決め影装を纏った美汐が対峙した。
他の3人の√でも、戦艦形態で運用され襲撃者を迎え撃っているが……
内二つの物語においては、ネイムレスの襲撃が主な原因で、破壊又は自爆に追い込まれている
ジュンルートでは、乱丸の精神性を嫌悪するオルフィレウスがネイムレスに彼を殺害させ、艦を動かす部品として組み込ませた。
そしてオルフィレウスが体内の永久機関を操る事で、ロビンフッドを待ち構える第一の壁にして決戦場としたが、
マレーネは移動拠点だった大型トレーラーを有人操縦により高速で突撃、中枢制御指令部……その一点にぶつけ、機能停止に追い込んだ。




  • ジャガーマン -- 名無しさん (2017-05-16 15:29:51)
  • 王者の爆進 -- 名無しさん (2017-05-18 09:48:14)
  • やめなされやめなされ -- 名無しさん (2020-05-26 00:30:40)
  • ソロのネクロマンサー -- 名無しさん (2020-12-14 17:34:59)
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最終更新:2023年08月08日 14:10