「………やれやれ、まったく平和が恋しいよ」
頭を痛める材料ばかりが、気づけばそこらに転がっている。
多少人より頑丈ではあるものの、自分だって単なる恋する女なのだ。
超人でも英雄でもないのだぞと、チトセは一人ごちながら深くため息を漏らした。
冥王と
神星の激突、
聖戦の崩壊から約十ヵ月後の帝都。
師の工房を継ぎ穏やかな生活を送っている
ミリィのもとへ、
チトセからある一つの依頼が舞い込むことに……
魔星の遺産から創造された
星辰奏者用の
新技術を巡り、再び帝都の裏で動乱と策謀が動き出す。
ヴェンデッタルートの後日談となる、
未来へ続く新たな物語がここに。
- チトセ×ミリィ...キテル... -- 名無しさん (2017-11-13 01:39:25)
最終更新:2020年05月31日 19:21