吸血



『Vermilion -bind of blood-』の用語。
縛血者(ブラインド)はその視線によって人間を魅了し、吸血を行う。ほぼすべての場合において、吸血後には同一の能力で記憶を消去させる
方法は牙を用いた経口で、牙からはある種の生物毒のように、吸われる対象の苦痛や恐怖を麻痺させ快感に転化する成分が分泌される。
咬まれた痕は消え、縛血者が吐息を吹きかけると再び出現する。

なお同族同士で咬んだ場合、苦痛は快感に転換されない。それゆえに同族の血を喰らう事が禁じられている側面もある。
牙は吸血時には長く伸びるが、普段は歯茎の中に収納されており、人間と見分けは付かない。
よって外見だけで縛血者かどうかを判別するのは非常に難しくなっている。

血の優劣は男女間では特にないが、行為自体が性衝動とリンクする為か血を吸う対象はやはり異性である場合が多い。
性衝動の昂りと共に、吸血のみならず対象と性行為そのものを行う場合も少なくない。

そして、吸血には単に食餌として血を吸うだけのものと、吸われた対象に二次的な影響を及ぼすものとに分類される。
後者は更に細分化される。

第一に、自身の血を逆に与えることで一時的に眷族の力を付与するもの。
力を付与された人間は、効力がある間はその縛血者に対し無条件に隷属する。これを施されたものを血奴隷(サーバント)と呼ぶ。
第二に、完全に血を吸い尽くして自我を失ったゾンビ……《亡者》に変えるもの。
第三は、血と共に自身の中にあるリリスの魂を分け与え、同族とする洗礼(バプテスマ)と呼ばれるもの。
これらは全て、縛血者側の意思により決定される。



  • 心臓は血液を作っているんじゃなくて循環させる機能だから、実態は脊髄も死んでいることになるのでは?、とちょっと思った。縛血者で生きている機能ってどんだけあるんだろ。 -- 名無しさん (2020-07-02 01:09:30)
名前:
コメント:

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2021年07月27日 23:45