夢も現も、幻装に舞う連鎖なり

「夢も現も、幻装に舞う連鎖なり」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

夢も現も、幻装に舞う連鎖なり」(2023/07/19 (水) 08:44:15) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

***ロンド・オブ・ファントム &font(26,b){&color(lightslategrey,#EFEDFF){「友よ、見てくれ&font(21){───}これが僕の辿り着いた&ruby(こたえ){真理}だ」}} **Status Power:&color(red){&bold(){10}} (攻撃判定が連続して成功した場合、+3) Hardness: &color(red){&bold(){9}} Speed: &color(red){&bold(){10}} Generate:&color(red){&bold(){9}} (交戦対象が&sizex(4){&color(blue){&bold(){秋月凌駕}}}である場合、+3) Consumption: &sizex(5){&color(gold){∞}} System: &sizex(5){&color(gold){∞}} &color(#7F7FFF){&bold(){「あの時こうしていたら、もしかしたらこんな可能性があったかもしれない」}}という、 人間なら誰しも抱いて当然な苦悩である&bold(){後悔と未練}故に至った、誰よりも人間臭い&bold(){[[緋文字礼]]の[[心装・真理]]。} &font(13,b){&color(lightslategrey,#EFEDFF){脆さと弱さを受け入れた、確率世界の海を飛翔する胡蝶。}} 外見上は、全身に[[刻鋼]]が追加され、中でも表情を覆い隠す白い仮面が特徴的である。 その能力は、&color(#7F7FFF){&bold(){&ruby(クォンタム・ロード){確率量子投射}}}――&bold(){&ruby(パーティクル・クラフト){素粒子創造}の究極系}とも言うべき代物であり、 &bold(){「あらゆる可能性世界」に観測域を拡大、手に入れた情報を設計図として正確に平行世界の存在と出来事を再現する機能である。} 礼は観測した「この時間、この場所で在ったかもしれない現象」の内から適切なものを自由に選択、放出した素粒子によって 影装段階と同等の強度をもつ幻像を創造(しかも同時に複数体を創れる)、それらを&bold(){一種の自立兵器}として扱うことを可能としている。 影装状態において存在した、幻像生成のためのエネルギー消費効率の劣悪さという欠点も、 &bold(){真の意味での永久機関と化した[[刻鋼式心装永久機関]]}から常時供給される素粒子によって完全に克服されている。 また、影装段階での基本戦法であった自己の多重分身作成も、作中での表現からみて 礼自身が真理段階に至ったことで&bold(){前段階とは隔絶した強度の幻像を創造できるもの}と思われる。 作中では、[[秋月 凌駕]]の[[影装>皆既滅拳]]、[[万里也 ジュン]]の[[影装>超光翔翼]]、[[青砥 美汐]]の[[輝装>永劫操姫]]、[[エリザベータ・イシュトヴァーン]]の[[影装>重鋼嵐弩]]、 [[イヴァン・ストリゴイ]]の[[輝装>叫喚滅爪]]、[[鵺乱丸]]の[[輝装>戯兵采配]]、[[アレクサンドル・ラスコーリニコフ]]の[[影装>絶戒刑刀]]、[[アポルオン]]の[[影装>暴蝕崩弾]]の幻像創造、 さらには限界を超えて、(幻像は生み出せなかったものの)凌駕の[[心装・真理>均衡の彼方に、森羅掌握されるべし]]およびジュンの[[心装・真理>響き渡れ、征界を翔ぶ絆の双翼]]の力を引き出すということまで行っている。 緋文字礼が辿ってきた道―― &color(silver){[[輝装>白漠葬牙]]=オールレンジ対応の隙がない武装化……&bold(){「より良い可能性を得たい」}}という想いから。 &color(black){[[影装>黒影罪牙]]=力を凝縮して質量を生み出す……&bold(){「より良い可能性を生み出す」}}という行動から。 それらを経て至った真理は、平行世界の情報を感知し力ある虚像を生み出す…… &color(#B1BFDB){&bold(){「より良い可能性を平行世界から見つける」}}という祈りから導かれたものだった。 &bold(){未練も後悔もなく、ただ一つと決めた絶対の道を踏破してしまう強者(凌駕)には決して至ることはできない能力。} またその&bold(){変幻自在の戦闘機動、応用}・&bold(){拡張性の高さ}こそは、&bold(){礼自身が持つ戦士としての特性を極めたもの}とも言える。 しかし礼自身の本心は、一つの極点に至ったことへの誇らしさなどとは別の所にあった。 &color(#040414){&bold(){本当は--}} &color(#040414){&bold(){[[敗北など味わいたくはなかった>ゼファー・コールレイン]]。}} &color(#040414){&bold(){[[挫折など望んではいなかった>クロウ・ムラサメ]]。}} &color(#040414){&bold(){[[傷など、負いたくはなかった>トシロー・カシマ]]。}} それでも茨の森の如き現実の理不尽さの中にあっては、無傷な心ではいられず…… 取捨選択を繰り返し、失敗や痛みの重なってゆく過去へ、未練や後悔は絶えず心の中に生まれてゆく。 &bold(){あの時、異なる選択をしていたなら───} &bold(){もしも、別の可能性があったならば───} &bold(){そして…なぜ自分は、何にも揺らがぬ黄金の心を持って生まれることができなかったのか、と。} &bold(){そんな己の真理とは、弱者だからこそ捨てきれぬ、見果てぬ夢の具現でしかないのだと自嘲し……} 焦がれ続けた「理想そのもの」である友と、其処に至れなかった己とを比べ、抱いてきた羨望を密かに呟く。 &size(15){&color(#B1BFDB){「普遍を追い求める君が、黄金の心を宿した超人で……}} &size(15){&color(#B1BFDB){万人に秀でる超人を夢見た僕が、ありふれた弱い心しか持ち合わせていないとは……なんて皮肉だ」}} &size(15){&color(#B1BFDB){&bold(){「ああ}――&bold(){僕たち二人は、逆ならばどんなにか良かっただろうに……」}}} &size(16){&color(#B1BFDB){&bold(){「……などと思ってしまうあたりが、未練な男だと言うのだろうな。}}} &size(16){&color(#B1BFDB){&bold(){まったく何処までも、つくづく僕は僕でしかないという事か&size(15){&italic(){───}}&size(15){」}}}} &size(14){そんな、&ruby(げんじつ){不格好な自分}に押し潰されそうになりながら、&bold(){&ruby(・・・・){それでも}}。} &size(21){&color(lightslategrey){&bold(){「ならば僕は貫こう。この弱さを。無様を。僕自身の……そして、君の為に───!」}}} &size(14){&bold(){礼はこれまでも、そして言葉と暴力によって否定の刃を振るう今でも、自分という男を信じ続けてくれる親友の『勝利』の為に}――} &size(14){&bold(){そして何より、真に友と対等に並び立つ為に、鉄仮面の奥に本心を隠しながら「超人」に全力で立ち向かう。}} &size(15){&color(#4a4f4d){&bold(){成功や名誉だけでなく、失敗や罪悪だけでなく、全てをその肩に背負い……}}} &size(15){&color(#4a4f4d){&bold(){たとえ幾度、往く道が潰えようと。たとえ幾度、夢が敗れ去ろうと。}}} &size(15){&color(#4a4f4d){&bold(){[[繰り返す夢を見るように>死んでもいい……違う、生きたい。どちらも違わず本心だよ]]、何度でも生まれ変わり決して立ち止まらない。}}} &size(16){&color(#4a4f4d){&bold(){[[超人>クリストファー・ヴァルゼライド]]でも[[賢者>オルフィレウス]]でもなく、ただ愚かで不屈の人間として、[[大切な人>https://w.atwiki.jp/vermili/pages/278.html]]との約束を胸に[[我が道を駆け抜けよう>そうか。僕は――ずっと、僕に成りたがっていたのか]]。}}} **詠唱 &font(30,b){&color(lightslategrey,#EFEDFF){《&ruby(アライブ){到達}》}} &size(20){&bold(){&color(#0E0E44){【認証──汝が&ruby(ロウ){法理}を問う】}}} &font(27,b){&color(lightslategrey,#EFEDFF){《我が真理は繰り返し生まれる胡蝶の夢》}} &font(26,b){&color(lightslategrey,#EFEDFF){《&ruby(ほまれ){誉}も罪も等しく背負いて、ただ&ruby(ひと){人間}として&ruby(せかい){盤古}に立たん》}} &size(20){&bold(){&color(#0E0E44){【受諾───素粒子生成】}}} &size(20){&bold(){&color(#0E0E44){【&ruby(イマジネイター){刻鋼人機}、&ruby(エクストラドライブ・イグニション){最終段階到達}】}}} &font(30,b){&color(lightslategrey,#EFEDFF){&ruby(ゼロ){心装}・&ruby(インフィニティ){真理}───&ruby(ロンド・オブ・ファントム){夢も現も、幻装に舞う連鎖なり}}} ---- - やっとメインヒロインさんの真理も出来たか -- 名無しさん (2017-04-28 18:26:14) - やっとどんな能力かわかった。書いた人、ありがとう。それにしても……ヤバくね?後、この能力も使えるようになる凌駕のパーソナルアタラクシアって一体……。 -- 名無しさん (2017-04-28 18:45:32) - 礼さんの平行世界の観測と投影を凌駕さんの力の制御で平行世界を含めた上で平穏な形に調律できるって感じになってるからね -- 名無しさん (2017-04-28 23:19:26) - やっと追加されたか……おめでとう、メインヒロイン -- 名無しさん (2017-04-29 01:32:10) - この能力のやばい所は造りだされた幻像は倒された所で簡単に作り直せるところだよな。礼にダメージ与えるには幻像軍団倒さなきゃ倒さなきゃなのに軍団は無尽蔵 -- 名無しさん (2017-04-29 15:37:37) - 真理段階なら影装幻影はごり押しで突破できるからやっぱり同格ならパターン化されるけどなぁ。本編後だったら全真理段階呼べる正しくチート -- 名無しさん (2017-04-29 16:46:05) - ステータスの項、さらっと凌駕の事強調してんじゃねぇwww -- 名無しさん (2017-04-30 06:41:12) - RPGで言えばMP無限でゲーム内でのスキルを無制限で使い放題(頑張れば他者の秘奥義も可能)で一ターンで実質的に数十回行動になる挙げ句HPストック可能で更に増やせる訳か...頭痛が痛いな -- 名無しさん (2017-04-30 10:16:05) - 他の真理段階もそうだが、RPGで出しちゃアカン性能よな -- 名無しさん (2017-04-30 10:22:27) - シンフォニックエンゲージ「アクションRPGで言えば絶対回避、射程無視、防御同ランク未満ならダメージ0、挙げ句こんなレベルのスキルを仲間にそれぞれの形で与える」でエターナルクロックワーク「HPの最大値と同数値のダメージを与えても即全回復、ターンの最初に行動した後ほぼ無限回行動、倒しても何故かレベルアップして戦闘再開、全ステータスカンスト超えて無限」、 -- 名無しさん (2017-04-30 10:43:24) - ↑パーソナルアタラクシアは「ゲームシステムに干渉するチートコード(本来の使用外)、バットステータスにかかわる全て無力化」みたいな感じかな? -- 名無しさん (2017-04-30 12:35:07) - 正直この秋月凌駕のこと書きたくてトリニティからステータス書き始めた。後悔はしていない! -- 名無しさん (2017-04-30 22:13:57) - 失敗したら他の道を行く。決して立ち止まらないという答えなので、こんな人が自分は弱者だ……とか言ってたらそれがやれるおめーはすごいんだよって言いたくなるのわかる。 -- 名無しさん (2017-06-25 21:54:34) - 強者の基準が凌駕さんだからしかたがないね。 -- 名無しさん (2017-10-17 12:59:48) - 光に目を潰された人たちかよ -- 名無しさん (2017-10-27 18:09:44) - 他人にその基準を押し付けたりしないし、やっぱ礼さんはぐう聖 -- 名無しさん (2017-11-26 12:11:42) - ↑むしろ、相手を盲信しないでそれだけじゃ駄目なんだと命懸けて助言してくれるからな、互いに尊敬し合ってるしマジで最高の親友だわ -- 名無しさん (2017-12-09 23:41:30) - ところで礼さんの真理の「あの時こうしていたら、もしかしたらこんな可能性があったかもしれない」はイド(どうしようもない過去の自分とそれが生んでしまった現在)を受け入れた事になるの? -- 名無しさん (2017-12-26 18:01:50) - それもあるけど、挫折することそのものを受け入れてそれでも、決して立ち止まらずに前へ進み続ける覚悟でもある。 -- 名無しさん (2017-12-26 18:36:33) - そりゃ凌駕も「それ出来るアンタは凄いんだよ」言うわ -- 名無しさん (2018-02-25 11:41:16) - 家庭教師ヒットマンの白蘭みたいなことも出来るのかね? -- 名無し (2018-05-16 18:54:59) - トシローさんみたいな考えだけど変にこじれてない分すがすがしさを感じる -- 名無しさん (2018-10-06 15:32:16) - 能力自体もおかしいが相手が凌駕であるだけでスタミナがプラス3されてんのが一番おかしいというか好きすぎる -- 名無しさん (2021-01-11 21:45:42) - スフィアゲイザーがこれの上位互換っぽい能力よね -- 名無しさん (2021-06-11 18:44:47) - 生きてると諦めずに可能性を模索して進み続けるってすごいんだなぁって思う。最初から失敗しないに憧れてその上で何度失敗しても諦めないの道にいけるのがすげえわ礼さん -- 名無しさん (2021-06-12 11:51:23) - 玖錠紫織の太極のような能力と思えば良い? -- 名無しさん (2022-01-23 14:45:48) - 敗北、挫折、傷のリンク先の人たち、凌駕よりも礼さん見たときの方がダメージでかそう -- 名無しさん (2022-09-14 18:19:25) - 師匠はともかく他の連中は真性の化け物より立ち直ったまともな若人見た方が心ポッキリ逝きそうではある -- 名無しさん (2022-09-14 18:21:02) #comment
***ロンド・オブ・ファントム &font(26,b){&color(lightslategrey,#EFEDFF){「友よ、見てくれ&font(21){───}これが僕の辿り着いた&ruby(こたえ){真理}だ」}} **Status Power:&color(red){&bold(){10}} (攻撃判定が連続して成功した場合、+3) Hardness: &color(red){&bold(){9}} Speed: &color(red){&bold(){10}} Generate:&color(red){&bold(){9}} (交戦対象が&sizex(4){&color(blue){&bold(){秋月凌駕}}}である場合、+3) Consumption: &sizex(5){&color(gold){∞}} System: &sizex(5){&color(gold){∞}} &color(#7F7FFF){&bold(){「あの時こうしていたら、もしかしたらこんな可能性があったかもしれない」}}という、 人間なら誰しも抱いて当然な苦悩である&bold(){後悔と未練}故に至った、誰よりも人間臭い&bold(){[[緋文字礼]]の[[心装・真理]]。} &font(13,b){&color(lightslategrey,#EFEDFF){脆さと弱さを受け入れた、確率世界の海を飛翔する胡蝶。}} 外見上は、全身に[[刻鋼]]が追加され、中でも表情を覆い隠す白い仮面が特徴的である。 その能力は、&color(#7F7FFF){&bold(){&ruby(クォンタム・ロード){確率量子投射}}}――&bold(){&ruby(パーティクル・クラフト){素粒子創造}の究極系}とも言うべき代物であり、 &bold(){「あらゆる可能性世界」に観測域を拡大、手に入れた情報を設計図として正確に平行世界の存在と出来事を再現する機能である。} 礼は観測した「この時間、この場所で在ったかもしれない現象」の内から適切なものを自由に選択、放出した素粒子によって 影装段階と同等の強度をもつ幻像を創造(しかも同時に複数体を創れる)、それらを&bold(){一種の自立兵器}として扱うことを可能としている。 影装状態において存在した、幻像生成のためのエネルギー消費効率の劣悪さという欠点も、 &bold(){真の意味での永久機関と化した[[刻鋼式心装永久機関]]}から常時供給される素粒子によって完全に克服されている。 また、影装段階での基本戦法であった自己の武装を備えた幻像作成に関しては作中での表現からみて 礼自身が真理段階に至ったことで&bold(){前段階とは隔絶した強度の分身を創造できるもの}と思われる。 作中では、[[秋月 凌駕]]の[[影装>皆既滅拳]]、[[万里也 ジュン]]の[[影装>超光翔翼]]、[[青砥 美汐]]の[[輝装>永劫操姫]]、[[エリザベータ・イシュトヴァーン]]の[[影装>重鋼嵐弩]]、 [[イヴァン・ストリゴイ]]の[[輝装>叫喚滅爪]]、[[鵺乱丸]]の[[輝装>戯兵采配]]、[[アレクサンドル・ラスコーリニコフ]]の[[影装>絶戒刑刀]]、[[アポルオン]]の[[影装>暴蝕崩弾]]の幻像創造、 さらには限界を超えて、(幻像は生み出せなかったものの)凌駕の[[心装・真理>均衡の彼方に、森羅掌握されるべし]]およびジュンの[[心装・真理>響き渡れ、征界を翔ぶ絆の双翼]]の力を引き出すということまで行っている。 緋文字礼が辿ってきた道―― &color(silver){[[輝装>白漠葬牙]]=オールレンジ対応の隙がない武装化……&bold(){「より良い可能性を得たい」}}という想いから。 &color(black){[[影装>黒影罪牙]]=力を凝縮して質量を生み出す……&bold(){「より良い可能性を生み出す」}}という行動から。 それらを経て至った真理は、平行世界の情報を感知し力ある虚像を生み出す…… &color(#B1BFDB){&bold(){「より良い可能性を平行世界から見つける」}}という祈りから導かれたものだった。 &bold(){未練も後悔もなく、ただ一つと決めた絶対の道を踏破してしまう強者(凌駕)には決して至ることはできない能力。} またその&bold(){変幻自在の戦闘機動、応用}・&bold(){拡張性の高さ}こそは、&bold(){礼自身が持つ戦士としての特性を極めたもの}とも言える。 しかし礼自身の本心は、一つの極点に至ったことへの誇らしさなどとは別の所にあった。 &color(#040414){&bold(){本当は--}} &color(#040414){&bold(){[[敗北など味わいたくはなかった>ゼファー・コールレイン]]。}} &color(#040414){&bold(){[[挫折など望んではいなかった>クロウ・ムラサメ]]。}} &color(#040414){&bold(){[[傷など、負いたくはなかった>トシロー・カシマ]]。}} それでも茨の森の如き現実の理不尽さの中にあっては、無傷な心ではいられず…… 取捨選択を繰り返し、失敗や痛みの重なってゆく過去へ、未練や後悔は絶えず心の中に生まれてゆく。 &bold(){あの時、異なる選択をしていたなら───} &bold(){もしも、別の可能性があったならば───} &bold(){そして…なぜ自分は、何にも揺らがぬ黄金の心を持って生まれることができなかったのか、と。} &bold(){そんな己の真理とは、弱者だからこそ捨てきれぬ、見果てぬ夢の具現でしかないのだと自嘲し……} 焦がれ続けた「理想そのもの」である友と、其処に至れなかった己とを比べ、抱いてきた羨望を密かに呟く。 &size(15){&color(#B1BFDB){「普遍を追い求める君が、黄金の心を宿した超人で……}} &size(15){&color(#B1BFDB){万人に秀でる超人を夢見た僕が、ありふれた弱い心しか持ち合わせていないとは……なんて皮肉だ」}} &size(15){&color(#B1BFDB){&bold(){「ああ}――&bold(){僕たち二人は、逆ならばどんなにか良かっただろうに……」}}} &size(16){&color(#B1BFDB){&bold(){「……などと思ってしまうあたりが、未練な男だと言うのだろうな。}}} &size(16){&color(#B1BFDB){&bold(){まったく何処までも、つくづく僕は僕でしかないという事か&size(15){&italic(){───}}&size(15){」}}}} &size(14){そんな、&ruby(げんじつ){不格好な自分}に押し潰されそうになりながら、&bold(){&ruby(・・・・){それでも}}。} &size(21){&color(lightslategrey){&bold(){「ならば僕は貫こう。この弱さを。無様を。僕自身の……そして、君の為に───!」}}} &size(14){&bold(){礼はこれまでも、そして言葉と暴力によって否定の刃を振るう今でも、自分という男を信じ続けてくれる親友の『勝利』の為に}――} &size(14){&bold(){そして何より、真に友と対等に並び立つ為に、鉄仮面の奥に本心を隠しながら「超人」に全力で立ち向かう。}} &size(15){&color(#4a4f4d){&bold(){成功や名誉だけでなく、失敗や罪悪だけでなく、全てをその肩に背負い……}}} &size(15){&color(#4a4f4d){&bold(){たとえ幾度、往く道が潰えようと。たとえ幾度、夢が敗れ去ろうと。}}} &size(15){&color(#4a4f4d){&bold(){[[繰り返す夢を見るように>死んでもいい……違う、生きたい。どちらも違わず本心だよ]]、何度でも生まれ変わり決して立ち止まらない。}}} &size(16){&color(#4a4f4d){&bold(){[[超人>クリストファー・ヴァルゼライド]]でも[[賢者>オルフィレウス]]でもなく、ただ愚かで不屈の人間として、[[大切な人>https://w.atwiki.jp/vermili/pages/278.html]]との約束を胸に[[我が道を駆け抜けよう>そうか。僕は――ずっと、僕に成りたがっていたのか]]。}}} **詠唱 &font(30,b){&color(lightslategrey,#EFEDFF){《&ruby(アライブ){到達}》}} &size(20){&bold(){&color(#0E0E44){【認証──汝が&ruby(ロウ){法理}を問う】}}} &font(27,b){&color(lightslategrey,#EFEDFF){《我が真理は繰り返し生まれる胡蝶の夢》}} &font(26,b){&color(lightslategrey,#EFEDFF){《&ruby(ほまれ){誉}も罪も等しく背負いて、ただ&ruby(ひと){人間}として&ruby(せかい){盤古}に立たん》}} &size(20){&bold(){&color(#0E0E44){【受諾───素粒子生成】}}} &size(20){&bold(){&color(#0E0E44){【&ruby(イマジネイター){刻鋼人機}、&ruby(エクストラドライブ・イグニション){最終段階到達}】}}} &font(30,b){&color(lightslategrey,#EFEDFF){&ruby(ゼロ){心装}・&ruby(インフィニティ){真理}───&ruby(ロンド・オブ・ファントム){夢も現も、幻装に舞う連鎖なり}}} ---- - やっとメインヒロインさんの真理も出来たか -- 名無しさん (2017-04-28 18:26:14) - やっとどんな能力かわかった。書いた人、ありがとう。それにしても……ヤバくね?後、この能力も使えるようになる凌駕のパーソナルアタラクシアって一体……。 -- 名無しさん (2017-04-28 18:45:32) - 礼さんの平行世界の観測と投影を凌駕さんの力の制御で平行世界を含めた上で平穏な形に調律できるって感じになってるからね -- 名無しさん (2017-04-28 23:19:26) - やっと追加されたか……おめでとう、メインヒロイン -- 名無しさん (2017-04-29 01:32:10) - この能力のやばい所は造りだされた幻像は倒された所で簡単に作り直せるところだよな。礼にダメージ与えるには幻像軍団倒さなきゃ倒さなきゃなのに軍団は無尽蔵 -- 名無しさん (2017-04-29 15:37:37) - 真理段階なら影装幻影はごり押しで突破できるからやっぱり同格ならパターン化されるけどなぁ。本編後だったら全真理段階呼べる正しくチート -- 名無しさん (2017-04-29 16:46:05) - ステータスの項、さらっと凌駕の事強調してんじゃねぇwww -- 名無しさん (2017-04-30 06:41:12) - RPGで言えばMP無限でゲーム内でのスキルを無制限で使い放題(頑張れば他者の秘奥義も可能)で一ターンで実質的に数十回行動になる挙げ句HPストック可能で更に増やせる訳か...頭痛が痛いな -- 名無しさん (2017-04-30 10:16:05) - 他の真理段階もそうだが、RPGで出しちゃアカン性能よな -- 名無しさん (2017-04-30 10:22:27) - シンフォニックエンゲージ「アクションRPGで言えば絶対回避、射程無視、防御同ランク未満ならダメージ0、挙げ句こんなレベルのスキルを仲間にそれぞれの形で与える」でエターナルクロックワーク「HPの最大値と同数値のダメージを与えても即全回復、ターンの最初に行動した後ほぼ無限回行動、倒しても何故かレベルアップして戦闘再開、全ステータスカンスト超えて無限」、 -- 名無しさん (2017-04-30 10:43:24) - ↑パーソナルアタラクシアは「ゲームシステムに干渉するチートコード(本来の使用外)、バットステータスにかかわる全て無力化」みたいな感じかな? -- 名無しさん (2017-04-30 12:35:07) - 正直この秋月凌駕のこと書きたくてトリニティからステータス書き始めた。後悔はしていない! -- 名無しさん (2017-04-30 22:13:57) - 失敗したら他の道を行く。決して立ち止まらないという答えなので、こんな人が自分は弱者だ……とか言ってたらそれがやれるおめーはすごいんだよって言いたくなるのわかる。 -- 名無しさん (2017-06-25 21:54:34) - 強者の基準が凌駕さんだからしかたがないね。 -- 名無しさん (2017-10-17 12:59:48) - 光に目を潰された人たちかよ -- 名無しさん (2017-10-27 18:09:44) - 他人にその基準を押し付けたりしないし、やっぱ礼さんはぐう聖 -- 名無しさん (2017-11-26 12:11:42) - ↑むしろ、相手を盲信しないでそれだけじゃ駄目なんだと命懸けて助言してくれるからな、互いに尊敬し合ってるしマジで最高の親友だわ -- 名無しさん (2017-12-09 23:41:30) - ところで礼さんの真理の「あの時こうしていたら、もしかしたらこんな可能性があったかもしれない」はイド(どうしようもない過去の自分とそれが生んでしまった現在)を受け入れた事になるの? -- 名無しさん (2017-12-26 18:01:50) - それもあるけど、挫折することそのものを受け入れてそれでも、決して立ち止まらずに前へ進み続ける覚悟でもある。 -- 名無しさん (2017-12-26 18:36:33) - そりゃ凌駕も「それ出来るアンタは凄いんだよ」言うわ -- 名無しさん (2018-02-25 11:41:16) - 家庭教師ヒットマンの白蘭みたいなことも出来るのかね? -- 名無し (2018-05-16 18:54:59) - トシローさんみたいな考えだけど変にこじれてない分すがすがしさを感じる -- 名無しさん (2018-10-06 15:32:16) - 能力自体もおかしいが相手が凌駕であるだけでスタミナがプラス3されてんのが一番おかしいというか好きすぎる -- 名無しさん (2021-01-11 21:45:42) - スフィアゲイザーがこれの上位互換っぽい能力よね -- 名無しさん (2021-06-11 18:44:47) - 生きてると諦めずに可能性を模索して進み続けるってすごいんだなぁって思う。最初から失敗しないに憧れてその上で何度失敗しても諦めないの道にいけるのがすげえわ礼さん -- 名無しさん (2021-06-12 11:51:23) - 玖錠紫織の太極のような能力と思えば良い? -- 名無しさん (2022-01-23 14:45:48) - 敗北、挫折、傷のリンク先の人たち、凌駕よりも礼さん見たときの方がダメージでかそう -- 名無しさん (2022-09-14 18:19:25) - 師匠はともかく他の連中は真性の化け物より立ち直ったまともな若人見た方が心ポッキリ逝きそうではある -- 名無しさん (2022-09-14 18:21:02) #comment

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: