マレーネ・フランケンシュタイン

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マレーネ・フランケンシュタイン」(2021/02/25 (木) 03:00:25) の最新版変更点

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CV:[[尾藤彩子]] [[『Zero Infinity -Devil of Maxwell-』>Zero Infinity -Devil of Maxwell-]]の登場人物。ヒロインの一人。 [[時計機構]]に反逆する[[独立武装集団>時計機構への抵抗勢力・ロビンフッド]]を率いる、隻眼の少女。 年齢的にはまだ幼いが、天才的な頭脳と強靭な精神力の持ち主。 その能力と立場ゆえか、誰に対しても傍若無人な態度を通し、一切の感情を見せず無表情に振る舞うのが常である。 自身が唯一の生き残りである一族が背負わされた宿命を果たすため、日本にやってきた。 &size(13){&color(black){&bold(){[[凌駕>秋月 凌駕]]に取っては運命の女とも言える存在。}}} なお、フランケンシュタインは本名ではなく、&color(black){科学の罪人として自ら背負った汚名の十字架である。} &size(19){&color(#B5B5B5){&bold(){「生まれ変わった、その機械の命。この私が、今日から預かる&size(18){&italic(){───}}}}}  &size(19){&color(#B5B5B5){&bold(){ようこそ、&ruby(イマジネイター){刻鋼人機}・秋月凌駕よ。科学幻想が支配する、この時計に定められた鋼鉄の&ruby(セカイ){箱庭}へ」}}} &size(18){&color(#B5B5B5){「貴様が、&ruby(・・・){そんな}だから……&ruby(・・・){あの人}みたいに優しくするから───」}} ---- &size(24){&color(#B5B5B5){&bold(){「刻めッ! 我が名はマレーネ・フランケンシュタイン!}}} &size(24){&color(#B5B5B5){&bold(){貴様を破壊する事を、この命の&ruby(さだめ){宿業}とする者だ!」}}} 本名:&color(#00BFFF){&bold(){マレーネ・ヘルツォーク}}。 身長138cm。3月1日生まれ。AB型。 元は時計機構の一部門に属していたヘルツォーク家の人間であり、幼いながらその科学者としての才能は卓抜している。 現在名乗っている「フランケンシュタイン」の名は&bold(){[[ネイムレス]]}という科学技術の暗黒面を創造し、 制御することができなかったという、過去の罪を象徴した&bold(){誓いの自称}であり、同時に&bold(){[[亡き兄>ハインケル・ヘルツォーク]]から託された使命の証。} &size(19){&color(#B5B5B5){&bold(){「あの炎の中で拾ったこの命に、人としての未練などは既にない。}}} &size(19){&color(#B5B5B5){&bold(){今のこの身は、地獄から這い上がった&ruby(・・・){復讐鬼}でしかない………}}} &size(20){&color(#B5B5B5){&bold(){人間としての&ruby(・・・・・){最後の決断}など、いつでも我が身に下してみせるさ」}}} その性格は、当初独力で無名兵を追い、幼くして大国の暗部にも接近せざるを得なかった事情もあってか、 表面的には冷徹で計算高い指揮官という印象が強く、仲間である刻鋼人機達に対しても手駒の戦力である、という一線を引いてドライに接している。 ……が、年相応の未熟さ故に冗談や腹芸などは苦手であって、最初に仲間となった[[カレン>カレン・キリシマ]]からはそうしたギャップをよくからかわれていた。 カレン亡き後、そのポジションは彼女の「&ruby(・・){影響}」を受けた[[ジュン>万里也 ジュン]]に引き継がれているようだ。 &size(17){&color(#B5B5B5){&bold(){「いや、甘いのは私もか……なるほど確かに、たまには青臭い夢を後押ししてやるのも悪くない」}}}   &size(15){&color(#00BFFF){「ねぇ、そうでしょう? 兄さん………」}} また本人の中では冷徹に振舞っているつもりでも、他者の生き死にが関わる問題や、強い情動に任せた仲間の行動に直面した時に、 立場上の責任と一個人としての感情が入り混じったような反応を見せることも珍しくはなく…… 一人で抱え込ねばならない部分もあり余り表には出せないようだが、 作品後半での仮面が剥がれていく過程での反応を見る限り、彼女なりに仲間達を信頼しているのは確かであると思われる。 家族が存命であった昔は特に兄と仲が良く、科学者としては尊敬し、家族としては 研究に没頭する余り私生活にあまり気を遣わなかった彼に世話を焼くなど、[[非常に懐いていたと思われる。>そ――そんな事はない! 私は、兄離れなどとっくのとうに果たしていた! 決してベッタリなどではなかったぞ!]] こうした兄に対する思い出の大事さは今も変わらないようで、 凌駕に対しては、彼から[[妹>秋月高嶺]]の話を聞いて以降、&bold(){妹をもっと大切にしろ}、などの個人的な感情をぶつける場面もみられる。 また、彼個人についても常に遠くの地平を見つめている[[その老成し過ぎている雰囲気>俺は機械なんかじゃない。幸せに笑い、哀しみに泣き、理不尽に怒る……ただの人間だ]]に当初は不審がっていたが――― だが戦局がより混迷の度を増していき、リーダーである彼女にも精神的に負担がより圧し掛かる中、 次第に年齢に似合わぬ彼の在り方に、兄の背中を重ね合わせ迷いや弱さを[[見せる>貴様の妹は、私ではないのだ。勘違いするな!]]ようになり…… 展開によっては、更に異性として凌駕の隣にありたいと強く願い始めることになる。 &size(18){&color(#00BFFF){「そのまま………撫でてほしい」}} &size(17){&color(#00BFFF){「不安な時……兄さんの大きな手で頭を撫でられると、いつも気持ちが楽になったから……」}} &size(19){&color(#00BFFF){「凌駕の手も、兄さんと同じくらい大きいから……その、駄目かな?」}} &size(17){&color(#00BFFF){&bold(){「……子供っぽいと思ったろ。口で言わなくても分かるんだから………」}}} &size(16){&color(#00BFFF){&bold(){「ふん、どうせ私は子供だよっ」}}} ***仕組まれた“闘い”の始まり &size(21){&color(#00BFFF){&bold(){「私は失敗できない。私は死ねない。この使命を果たすまでは………」}}} ――彼女が生まれたヘルツォーク家は、もともと古代ギリシャのロードス島の内で独自に機械工学を発展させ、 &ruby(自動人形){オートマタ}製造に特化した技術を蓄積してきた異能の職能集団にそのルーツがあった。 そうした歴史を持つ故に、マレーネの家族は現代の科学技術を統べる時計機構内部においては、「自動兵士」の創造を担当していた。 一族の中でも特に優れた才能を持ち生まれた彼女は、兄ハインケルや両親が当時取り組んでいた 「人間の代理で戦争を行う人造人型機械兵士」の研究開発に、&bold(){「夢と希望」}を抱きながら無垢な心のままに没頭したのだった。 家族と共に科学の光が照らす明日を信じ、幸せな幼少期を過ごしていたマレーネ。 だが、自分が確信してしまった科学文明の行き詰まりを打破し、その可能性を&ruby(・・){無限}に拡張するために、 「&ruby(ちょうじん){人間}の[[精神>心装・真理]]」を求めていた[[オルフィレウス]]の策謀が、少女からその時間を奪い去った。 両親や仲間達は、夢を託したはずのネイムレスの「暴走」により、物言わぬ肉塊に変えられた……… 目を背けたくなるような&ruby(げんじつ){惨状}に対し、一度は生を投げ出そうとしたものの、 ハインケルの叱咤により、マレーネは目の前の禍いを食い止め、必ず「創造者の責任」を果たすことを誓った。 だが、その導きを与えた兄も、妹の盾になって死亡し、その際彼女も左目を失うケガを負い機構の施設に収容される。 ――少女は放心状態にあったものの、その耳にネイムレスが再度暴走し行方をくらました事、 そして家族の命を奪ったあの暴走事故に、機構上層部の人間の関与があったのではないか、という話が&bold(){漏れ聞こえており……} &size(13){&bold(){この瞬間、何の疑いもなく科学による繁栄を信じてきた少女は&ruby(・・・){死んだ}。}} &bold(){科学者としての責任を――皆の、兄の復讐を。} 失った左目に決意を宿し、マレーネは機構を離脱。追手であったカレンを逆に味方に加え、更に[[刻鋼式心装永久機関]]一基を奪い逃亡。 米国内の反時計機構系の派閥と接触した後、資金提供やエージェントとして[[草笛切>草笛 切]]を加え、 [[レジスタンス>時計機構への抵抗勢力・ロビンフッド]]として本格的にネイムレス探索および同じく無名兵を狙う時計機構の戦力への応戦を開始する。 追跡と闘争を繰り返す中、日本に新たな永久機関とそれに反応するネイムレスの影あり……という情報を得て、 来日後、新たな実験体に選ばれていた[[美汐>青砥 美汐]]を新戦力に加える。 そして、ネイムレスの潜伏先が[[八紘市]]と判り、彼らと無名兵を追う[[ギアーズ>戦闘実行部隊・ギアーズ]]、 [[機構からの脱走者>緋文字礼]]が集い始め、この物語の幕が開かれる…… &bold(){全ては機械神の深謀遠慮により[[導かれている>君は実に動かしやすかったよ、マレーネ嬢……こうして実験の舞台が整ったのも君のおかげだ。生命の慟哭が、最も私の目論見通り成長を促してくれたよ]]――などとは思いもせずに}。 &size(15){&color(#00BFFF){「私……他に、何もできない……」}} &size(16){&color(#00BFFF){「高嶺のように、女の子らしい事なんて何一つ……料理とか家事とか、}} &size(16){&color(#00BFFF){さっきのお風呂でのような、私を慰めてくれた気遣いだって……私には何もないよ」}} &size(16){&color(#00BFFF){「作戦しか立てられない……設計図しか作れない……他に何も、何一つできなくて―――」}} こうして、無自覚のままに「科学」という神に捧げられた生贄の巫女となったマレーネ。 そんな彼女の宿命は、自身が持つ「人間」としての資質や未成熟とは無関係ではない。 &bold(){知能と分析力において傑出した稀代の天才少女科学者。} それがマレーネではあるのだが……&bold(){「それ以外の何者でもない」}というのもまた事実である。 &bold(){それは、幼いままに過酷な自立を強いられたが故の歪さ。} &bold(){兄から託された使命を果たすために、彼らの無念を晴らしたいと願い戦ってきた。} しかし、そうして駆け抜けた先に待っていたのは、&bold(){死してなお[[苦しみ続ける、>君の幸せを願うから、生きていてほしいから――だから奴から、あの炎から守らせてくれ! 鉄の悪魔を壊すためなら、俺の全てをくれてやろう……!]]&ruby(フランケンシュタイン){[[科学の怪物>アポルオン]]}と化した兄の姿。} &size(13){その事実に打ちのめされ膝を屈しながらも、} &size(13){新たに出逢えた兄の面影を持つ凌駕や、その妹である高嶺との交流を経て、} &size(13){&bold(){彼女は左目と共に失ってしまっていたものを取り戻し、少しずつ運命の歯車から脱する道を歩み始める。}} &size(14){&bold(){そして}―――} &size(18){&color(#00BFFF){「自分と、そして他者と向き合わなくては何も始まらない……}} &size(18){&color(#00BFFF){この戦いで、私も学んだこと───}} &size(20){&color(#00BFFF){一人じゃ&ruby(こたえ){真理}なんて見つからない。見つかったとしても意味がない……」}} &size(21){&color(#00BFFF){&bold(){「凌駕……大丈夫、私も絶対負けないから。}}} &size(21){&color(#00BFFF){&bold(){守り抜いてみせるよ、一緒に帰る優しい&ruby(バランス){平穏}の日々を」}}} &size(15){最後まで機械の、永久機関の力をその身に宿すことなく、「人間」として生の鼓動を刻み続けたマレーネは、} &size(15){それ故にこの物語の全てが決着する局面において、『秋月凌駕』を[[導く>ああ、初めて俺は…… “人間” を知れたような気がしたから]][[指標>俺はやっと、人間の弱さを愛することができたぞッ!]]たり得たと言えるだろう。} &size(16){[[科学幻想>永劫たれ、天頂に廻る機構時計よ]]に幕を下ろし、[[人類を等身大の穏やかなる未来へ導く>秩序を定め、混沌を擁する。之即ち “人” の生きる真である]]小さな女神として。} #center(){ &size(14){&color(#16B3E2){&bold(){昨日も、今日も……そして明日も明後日も。}}} &size(14){&color(#16B3E2){&bold(){平穏は優しく、古傷を癒すかのように穏やかな日々を与えてくれた。}}} &size(14){&color(#16B3E2){&bold(){ありがたみと尊さを深く噛み締める。そして誰が、この小さな幸福を与えてくれたかを……}}} &size(14){&color(#16B3E2){&bold(){思い出す度に少しだけ………少しだけ胸が痛むけど。}}} &size(14){&color(#16B3E2){&bold(){涙をぬぐって力に変える。傷も、痛みも、あっていい。}}} &size(14){&color(#16B3E2){&bold(){それを感じた分、今日は誰かに優しくしようと心に決めて。}}} &size(27){&color(#2DBAE5){&tt(){&italic(){―――ここで私は、ずっと待っているから……凌駕。}}}} } ---- - 凌g……じゃなくてルシードさーん、貴方好みな女の子ですよー -- 名無しさん (2016-11-03 16:30:16) - マレーネは兄さんがプラネテス状態だったし、ルシードと気が合うかも -- 名無しさん (2016-11-03 21:30:56) - 成長したら結構美人になりそうな気が -- 名無しさん (2016-11-04 23:31:55) - 女キャラの中じゃ、ハインケル兄さん関連とか割とヒロインやってた方だと思う -- 名無しさん (2016-11-04 23:35:13) - 最終ルートの終盤までとエンディング後はバッチリヒロインやってたんだけど、礼さんという別のヒロインが突如出てきてダーリンを奪っていってしまったからな・・・。つまり礼さんは泥棒猫 -- 名無しさん (2016-11-04 23:39:22) - ↑戻ってきたら礼さんフルボッコフラグ立ったwww -- 名無しさん (2016-11-04 23:42:22) - 高校の国語が苦手なの笑った -- 名無しさん (2016-11-05 08:44:21) - ↑3むしろ共通からして礼さんは常にそこに居たヒロインだから... -- 名無しさん (2016-11-05 10:41:20) - マレーネ「凌駕。私にもメンコを教えてくれ」 -- 名無しさん (2017-02-22 09:45:25) - 超人に逆レ◯プ仕掛けた西洋ロリっ娘、と書くとなかなか業の深い設定である -- 名無しさん (2017-04-15 11:39:03) - 凌駕「ふみふみ、と」 -- 名無しさん (2017-04-15 16:22:05) - さらっと流してたけどあの時代背景で西洋人が日本の学校に通うのは何気に大変だったのではなかろうか -- 名無しさん (2017-04-15 22:05:29) - ↑2 「あなた偽者の兄さんねっ、そんな性癖うちの兄さんにありゃしません!」 -- 名無しさん (2017-04-16 06:39:58) - というか手を出してない童貞のルシードより、手を出した凌駕さんのがヤバいよね... -- 名無しさん (2017-04-16 11:02:03) - ルシードはその気になればいくらでもアレなこと出来るのにふみふみで留めている紳士ロリコンだけど凌駕さんは手を出しているからな -- 名無しさん (2017-04-16 11:05:44) - ルシードは本命いるから…… -- 名無しさん (2017-04-16 13:27:48) - 一回目は軽い逆レだって言ってんだろォ!! -- 名無しさん (2017-04-16 14:13:46) - 好きになった相手が偶々幼女だった相手より、幼女が元々好きな方がヤバイだろ? -- 名無しさん (2017-04-16 14:24:15) - ↑前者はまあ、成長するまで待てば良いからな -- 名無しさん (2017-04-16 16:40:27) - イエスロリータノータッチ。この原則を守れなかった凌駕さんは三流ロリコンやな -- 名無しさん (2017-04-16 16:45:27) - ↑2成長するまで待ってないんだよなぁ…… -- 名無しさん (2017-04-16 17:01:00) - 凌駕さん「だが誘ったのは――彼女からだ」 -- 名無しさん (2017-04-16 19:25:01) - 第一次成長が始まりかけた18歳以上だからセートだよ -- 名無しさん (2017-04-20 21:11:02) - 男同士で合体♂とロリ系キャラに逆レ〇プされるのはこのラインの伝統行事なのか…? -- 名無しさん (2017-04-26 21:40:35) - 凌駕さんブッダ系男子だから、初回大体逆レなのは釈迦が兎だった頃に自分の身を相手に食わせたとかの話に則ってるんだよ(適当) -- 名無しさん (2017-04-27 13:03:15) - でもこの娘も現在は、60代なんだよなあ… -- 名無しさん (2017-11-18 23:46:28) - 凌駕くんは大往生しそう -- 名無しさん (2017-11-18 23:50:53) - 眼帯ロリとか俺得過ぎる。マレーネ然り、シュライバー然り。 -- 名無しさん (2019-06-08 17:21:08) - シュライバーは♂では……? -- 名無しさん (2019-06-08 17:31:38) - その胸は平坦であった -- 名無しさん (2020-05-15 15:51:43) #comment()
CV:[[尾藤彩子]] [[『Zero Infinity -Devil of Maxwell-』>Zero Infinity -Devil of Maxwell-]]の登場人物。ヒロインの一人。 [[時計機構]]に反逆する[[独立武装集団>時計機構への抵抗勢力・ロビンフッド]]を率いる、隻眼の少女。 年齢的にはまだ幼いが、天才的な頭脳と強靭な精神力の持ち主。 その能力と立場ゆえか、誰に対しても傍若無人な態度を通し、一切の感情を見せず無表情に振る舞うのが常である。 自身が唯一の生き残りである一族が背負わされた宿命を果たすため、日本にやってきた。 &size(13){&color(black){&bold(){[[凌駕>秋月 凌駕]]に取っては運命の女とも言える存在。}}} なお、フランケンシュタインは本名ではなく、&color(black){科学の罪人として自ら背負った汚名の十字架である。} &size(19){&color(#B5B5B5){&bold(){「生まれ変わった、その機械の命。この私が、今日から預かる&size(18){&italic(){───}}}}} &size(19){&color(#B5B5B5){&bold(){ようこそ、&ruby(イマジネイター){刻鋼人機}・秋月凌駕よ。科学幻想が支配する、この時計に定められた鋼鉄の&ruby(セカイ){箱庭}へ」}}} &size(18){&color(#B5B5B5){「貴様が、&ruby(・・・){そんな}だから……&ruby(・・・){あの人}みたいに優しくするから───」}} ---- &size(24){&color(#B5B5B5){&bold(){「刻めッ! 我が名はマレーネ・フランケンシュタイン!}}} &size(24){&color(#B5B5B5){&bold(){貴様を破壊する事を、この命の&ruby(さだめ){宿業}とする者だ!」}}} 本名:&color(#00BFFF){&bold(){マレーネ・ヘルツォーク}}。 身長138cm。3月1日生まれ。AB型。 元は時計機構の一部門に属していたヘルツォーク家の人間であり、幼いながらその科学者としての才能は卓抜している。 現在名乗っている「フランケンシュタイン」の名は&bold(){[[ネイムレス]]}という科学技術の暗黒面を創造し、 制御することができなかったという、過去の罪を象徴した&bold(){誓いの自称}であり、同時に&bold(){[[亡き兄>ハインケル・ヘルツォーク]]から託された使命の証。} &size(19){&color(#B5B5B5){&bold(){「あの炎の中で拾ったこの命に、人としての未練などは既にない。}}} &size(19){&color(#B5B5B5){&bold(){今のこの身は、地獄から這い上がった&ruby(・・・){復讐鬼}でしかない………}}} &size(20){&color(#B5B5B5){&bold(){人間としての&ruby(・・・・・){最後の決断}など、いつでも我が身に下してみせるさ」}}} その性格は、当初独力で無名兵を追い、幼くして大国の暗部にも接近せざるを得なかった事情もあってか、 表面的には冷徹で計算高い指揮官という印象が強く、仲間である刻鋼人機達に対しても手駒の戦力である、という一線を引いてドライに接している。 ……が、年相応の未熟さ故に冗談や腹芸などは苦手であって、最初に仲間となった[[カレン>カレン・キリシマ]]からはそうしたギャップをよくからかわれていた。 カレン亡き後、そのポジションは彼女の「&ruby(・・){影響}」を受けた[[ジュン>万里也 ジュン]]に引き継がれているようだ。 &size(17){&color(#B5B5B5){&bold(){「いや、甘いのは私もか……なるほど確かに、たまには青臭い夢を後押ししてやるのも悪くない」}}}   &size(15){&color(#00BFFF){「ねぇ、そうでしょう? 兄さん………」}} また本人の中では冷徹に振舞っているつもりでも、他者の生き死にが関わる問題や、強い情動に任せた仲間の行動に直面した時に、 立場上の責任と一個人としての感情が入り混じったような反応を見せることも珍しくはなく…… 一人で抱え込ねばならない部分もあり余り表には出せないようだが、 作品後半での仮面が剥がれていく過程での反応を見る限り、彼女なりに仲間達を信頼しているのは確かであると思われる。 家族が存命であった昔は特に兄と仲が良く、科学者としては尊敬し、家族としては 研究に没頭する余り私生活にあまり気を遣わなかった彼に世話を焼くなど、[[非常に懐いていたと思われる。>そ――そんな事はない! 私は、兄離れなどとっくのとうに果たしていた! 決してベッタリなどではなかったぞ!]] こうした兄に対する思い出の大事さは今も変わらないようで、 凌駕に対しては、彼から[[妹>秋月高嶺]]の話を聞いて以降、&bold(){妹をもっと大切にしろ}、などの個人的な感情をぶつける場面もみられる。 また、彼個人についても常に遠くの地平を見つめている[[その老成し過ぎている雰囲気>俺は機械なんかじゃない。幸せに笑い、哀しみに泣き、理不尽に怒る……ただの人間だ]]に当初は不審がっていたが――― だが戦局がより混迷の度を増していき、リーダーである彼女にも精神的に負担がより圧し掛かる中、 次第に年齢に似合わぬ彼の在り方に、兄の背中を重ね合わせ迷いや弱さを[[見せる>貴様の妹は、私ではないのだ。勘違いするな!]]ようになり…… 展開によっては、更に異性として凌駕の隣にありたいと強く願い始めることになる。 &size(18){&color(#00BFFF){「そのまま………撫でてほしい」}} &size(17){&color(#00BFFF){「不安な時……兄さんの大きな手で頭を撫でられると、いつも気持ちが楽になったから……」}} &size(19){&color(#00BFFF){「凌駕の手も、兄さんと同じくらい大きいから……その、駄目かな?」}} &size(17){&color(#00BFFF){&bold(){「……子供っぽいと思ったろ。口で言わなくても分かるんだから………」}}} &size(16){&color(#00BFFF){&bold(){「ふん、どうせ私は子供だよっ」}}} ***仕組まれた“闘い”の始まり &size(21){&color(#00BFFF){&bold(){「私は失敗できない。私は死ねない。この使命を果たすまでは………」}}} ――彼女が生まれたヘルツォーク家は、もともと古代ギリシャのロードス島の内で独自に機械工学を発展させ、 &ruby(自動人形){オートマタ}製造に特化した技術を蓄積してきた異能の職能集団にそのルーツがあった。 そうした歴史を持つ故に、マレーネの家族は現代の科学技術を統べる時計機構内部においては、「自動兵士」の創造を担当していた。 一族の中でも特に優れた才能を持ち生まれた彼女は、兄ハインケルや両親が当時取り組んでいた 「人間の代理で戦争を行う人造人型機械兵士」の研究開発に、&bold(){「夢と希望」}を抱きながら無垢な心のままに没頭したのだった。 家族と共に科学の光が照らす明日を信じ、幸せな幼少期を過ごしていたマレーネ。 だが、自分が確信してしまった科学文明の行き詰まりを打破し、その可能性を&ruby(・・){無限}に拡張するために、 「&ruby(ちょうじん){人間}の[[精神>心装・真理]]」を求めていた[[オルフィレウス]]の策謀が、少女からその時間を奪い去った。 両親や仲間達は、夢を託したはずのネイムレスの「暴走」により、物言わぬ肉塊に変えられた……… 目を背けたくなるような&ruby(げんじつ){惨状}に対し、一度は生を投げ出そうとしたものの、 ハインケルの叱咤により、マレーネは目の前の禍いを食い止め、必ず「創造者の責任」を果たすことを誓った。 だが、その導きを与えた兄も、妹の盾になって死亡し、その際彼女も左目を失うケガを負い機構の施設に収容される。 ――少女は放心状態にあったものの、その耳にネイムレスが再度暴走し行方をくらました事、 そして家族の命を奪ったあの暴走事故に、機構上層部の人間の関与があったのではないか、という話が&bold(){漏れ聞こえており……} &size(13){&bold(){この瞬間、何の疑いもなく科学による繁栄を信じてきた少女は&ruby(・・・){死んだ}。}} &bold(){科学者としての責任を――皆の、兄の復讐を。} 失った左目に決意を宿し、マレーネは機構を離脱。追手であったカレンを逆に味方に加え、更に[[刻鋼式心装永久機関]]一基を奪い逃亡。 米国内の反時計機構系の派閥と接触した後、資金提供やエージェントとして[[草笛切>草笛 切]]を加え、 [[レジスタンス>時計機構への抵抗勢力・ロビンフッド]]として本格的にネイムレス探索および同じく無名兵を狙う時計機構の戦力への応戦を開始する。 追跡と闘争を繰り返す中、日本に新たな永久機関とそれに反応するネイムレスの影あり……という情報を得て、 来日後、新たな実験体に選ばれていた[[美汐>青砥 美汐]]を新戦力に加える。 そして、ネイムレスの潜伏先が[[八紘市]]と判り、彼らと無名兵を追う[[ギアーズ>戦闘実行部隊・ギアーズ]]、 [[機構からの脱走者>緋文字礼]]が集い始め、この物語の幕が開かれる…… &bold(){全ては機械神の深謀遠慮により[[導かれている>君は実に動かしやすかったよ、マレーネ嬢……こうして実験の舞台が整ったのも君のおかげだ。生命の慟哭が、最も私の目論見通り成長を促してくれたよ]]――などとは思いもせずに}。 &size(15){&color(#00BFFF){「私……他に、何もできない……」}} &size(16){&color(#00BFFF){「高嶺のように、女の子らしい事なんて何一つ……料理とか家事とか、}} &size(16){&color(#00BFFF){さっきのお風呂でのような、私を慰めてくれた気遣いだって……私には何もないよ」}} &size(16){&color(#00BFFF){「作戦しか立てられない……設計図しか作れない……他に何も、何一つできなくて―――」}} こうして、無自覚のままに「科学」という神に捧げられた生贄の巫女となったマレーネ。 そんな彼女の宿命は、自身が持つ「人間」としての資質や未成熟とは無関係ではない。 &bold(){知能と分析力において傑出した稀代の天才少女科学者。} それがマレーネではあるのだが……&bold(){「それ以外の何者でもない」}というのもまた事実である。 &bold(){それは、幼いままに過酷な自立を強いられたが故の歪さ。} &bold(){兄から託された使命を果たすために、彼らの無念を晴らしたいと願い戦ってきた。} しかし、そうして駆け抜けた先に待っていたのは、&bold(){死してなお[[苦しみ続ける、>君の幸せを願うから、生きていてほしいから――だから奴から、あの炎から守らせてくれ! 鉄の悪魔を壊すためなら、俺の全てをくれてやろう……!]]&ruby(フランケンシュタイン){[[科学の怪物>アポルオン]]}と化した兄の姿。} &size(13){その事実に打ちのめされ膝を屈しながらも、} &size(13){新たに出逢えた兄の面影を持つ凌駕や、その妹である高嶺との交流を経て、} &size(13){&bold(){彼女は左目と共に失ってしまっていたものを取り戻し、少しずつ運命の歯車から脱する道を歩み始める。}} &size(14){&bold(){そして}―――} &size(18){&color(#00BFFF){「自分と、そして他者と向き合わなくては何も始まらない……}} &size(18){&color(#00BFFF){この戦いで、私も学んだこと───}} &size(20){&color(#00BFFF){一人じゃ&ruby(こたえ){真理}なんて見つからない。見つかったとしても意味がない……」}} &size(21){&color(#00BFFF){&bold(){「凌駕……大丈夫、私も絶対負けないから。}}} &size(21){&color(#00BFFF){&bold(){守り抜いてみせるよ、一緒に帰る優しい&ruby(バランス){平穏}の日々を」}}} &size(15){最後まで機械の、永久機関の力をその身に宿すことなく、「人間」として生の鼓動を刻み続けたマレーネは、} &size(15){それ故にこの物語の全てが決着する局面において、『秋月凌駕』を[[導く>ああ、初めて俺は…… “人間” を知れたような気がしたから]][[指標>俺はやっと、人間の弱さを愛することができたぞッ!]]たり得たと言えるだろう。} &size(16){[[科学幻想>永劫たれ、天頂に廻る機構時計よ]]に幕を下ろし、[[人類を等身大の穏やかなる未来へ導く>秩序を定め、混沌を擁する。之即ち “人” の生きる真である]]小さな女神として。} #center(){ &size(14){&color(#16B3E2){&bold(){昨日も、今日も……そして明日も明後日も。}}} &size(14){&color(#16B3E2){&bold(){平穏は優しく、古傷を癒すかのように穏やかな日々を与えてくれた。}}} &size(14){&color(#16B3E2){&bold(){ありがたみと尊さを深く噛み締める。そして誰が、この小さな幸福を与えてくれたかを……}}} &size(14){&color(#16B3E2){&bold(){思い出す度に少しだけ………少しだけ胸が痛むけど。}}} &size(14){&color(#16B3E2){&bold(){涙をぬぐって力に変える。傷も、痛みも、あっていい。}}} &size(14){&color(#16B3E2){&bold(){それを感じた分、今日は誰かに優しくしようと心に決めて。}}} &size(27){&color(#2DBAE5){&tt(){&italic(){―――ここで私は、ずっと待っているから……凌駕。}}}} } ---- - 凌g……じゃなくてルシードさーん、貴方好みな女の子ですよー -- 名無しさん (2016-11-03 16:30:16) - マレーネは兄さんがプラネテス状態だったし、ルシードと気が合うかも -- 名無しさん (2016-11-03 21:30:56) - 成長したら結構美人になりそうな気が -- 名無しさん (2016-11-04 23:31:55) - 女キャラの中じゃ、ハインケル兄さん関連とか割とヒロインやってた方だと思う -- 名無しさん (2016-11-04 23:35:13) - 最終ルートの終盤までとエンディング後はバッチリヒロインやってたんだけど、礼さんという別のヒロインが突如出てきてダーリンを奪っていってしまったからな・・・。つまり礼さんは泥棒猫 -- 名無しさん (2016-11-04 23:39:22) - ↑戻ってきたら礼さんフルボッコフラグ立ったwww -- 名無しさん (2016-11-04 23:42:22) - 高校の国語が苦手なの笑った -- 名無しさん (2016-11-05 08:44:21) - ↑3むしろ共通からして礼さんは常にそこに居たヒロインだから... -- 名無しさん (2016-11-05 10:41:20) - マレーネ「凌駕。私にもメンコを教えてくれ」 -- 名無しさん (2017-02-22 09:45:25) - 超人に逆レ◯プ仕掛けた西洋ロリっ娘、と書くとなかなか業の深い設定である -- 名無しさん (2017-04-15 11:39:03) - 凌駕「ふみふみ、と」 -- 名無しさん (2017-04-15 16:22:05) - さらっと流してたけどあの時代背景で西洋人が日本の学校に通うのは何気に大変だったのではなかろうか -- 名無しさん (2017-04-15 22:05:29) - ↑2 「あなた偽者の兄さんねっ、そんな性癖うちの兄さんにありゃしません!」 -- 名無しさん (2017-04-16 06:39:58) - というか手を出してない童貞のルシードより、手を出した凌駕さんのがヤバいよね... -- 名無しさん (2017-04-16 11:02:03) - ルシードはその気になればいくらでもアレなこと出来るのにふみふみで留めている紳士ロリコンだけど凌駕さんは手を出しているからな -- 名無しさん (2017-04-16 11:05:44) - ルシードは本命いるから…… -- 名無しさん (2017-04-16 13:27:48) - 一回目は軽い逆レだって言ってんだろォ!! -- 名無しさん (2017-04-16 14:13:46) - 好きになった相手が偶々幼女だった相手より、幼女が元々好きな方がヤバイだろ? -- 名無しさん (2017-04-16 14:24:15) - ↑前者はまあ、成長するまで待てば良いからな -- 名無しさん (2017-04-16 16:40:27) - イエスロリータノータッチ。この原則を守れなかった凌駕さんは三流ロリコンやな -- 名無しさん (2017-04-16 16:45:27) - ↑2成長するまで待ってないんだよなぁ…… -- 名無しさん (2017-04-16 17:01:00) - 凌駕さん「だが誘ったのは――彼女からだ」 -- 名無しさん (2017-04-16 19:25:01) - 第一次成長が始まりかけた18歳以上だからセートだよ -- 名無しさん (2017-04-20 21:11:02) - 男同士で合体♂とロリ系キャラに逆レ〇プされるのはこのラインの伝統行事なのか…? -- 名無しさん (2017-04-26 21:40:35) - 凌駕さんブッダ系男子だから、初回大体逆レなのは釈迦が兎だった頃に自分の身を相手に食わせたとかの話に則ってるんだよ(適当) -- 名無しさん (2017-04-27 13:03:15) - でもこの娘も現在は、60代なんだよなあ… -- 名無しさん (2017-11-18 23:46:28) - 凌駕くんは大往生しそう -- 名無しさん (2017-11-18 23:50:53) - 眼帯ロリとか俺得過ぎる。マレーネ然り、シュライバー然り。 -- 名無しさん (2019-06-08 17:21:08) - シュライバーは♂では……? -- 名無しさん (2019-06-08 17:31:38) - その胸は平坦であった -- 名無しさん (2020-05-15 15:51:43) #comment()

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