魔導書・魔道具

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出版物

魔導書

『アメリカにおけるキリストの大いなる御業』

コットン・マザー(実在・セイレムの魔女裁判を推進した人)著
地方の血迷った流言を詰め込んだもの

『屋根裏の窓』

ランドルフ・カーター著
小説。『ウィスパーズ』1922年1月号に掲載された
アーカムの墓地近くの廃屋で発見された日記を元に執筆された
登場:『名状しがたいもの』

『フサンの謎の七書』

言及:『蕃神』『未知なるカダスを夢に求めて』

『ナコト写本』

ロマール滅亡時に夢幻郷に持ち込まれた(『蕃神』)
サンスがハテグ=クラに登ったが氷と岩しかなかったことと、バルザイ失踪後に発見された約23メートルの印と同じものが記載されている
言及:『蕃神』『未知なるカダスを夢に求めて』『北極星』

ウィルシャー著『ヴァークリイ谷』/ヒル著『セヴァン谷の伝説と慣習』/サングスター著『モンマスシャー、グロスタシャー、バークリイの妖術覚書き』

大英図書館所蔵
バイアティスの事について記されている
登場:『城の部屋』

『妖蛆の秘密』

ルドウィク・プリン著
  • 『城の部屋』
バイアティスの事について記されている
  • 『セベクの秘密』
「サラセン人の儀式」の章にセベクについて記されている
  • 『妖術師の宝石』
占いに関する章に、セクメトの星について書いている可能性が示唆される
  • 所在
大英図書館(『城の部屋』) ヴァニング蔵書・初版本(『セベクの秘密』)
登場:『城の部屋』『セベクの秘密』
言及:『妖術師の宝石』

セヴァン谷の郷土史

珍しい大冊。18世紀の牧師が回顧風に書き上げたもの
大英図書館所蔵
登場:『城の部屋』

『精選読本』

マガフィ著
アーカムの第七地区小学校で使用されている教材
1800年代に出版されたものを使っている
登場:『魔女の谷』

『屍食教典儀』


『魂の射出』

1783年にセイレムでヒュドラを崇拝する地下組織により自費出版された
10×12.5cmほどの大きさで、表装は粗末な茶色の紙
本文用紙は黄変してボロボロ
sが長く伸ばされる18世紀の活字が使われており、刊年も出版社もない
わずか8ページしか無く、うち7ページまでは陳腐な議論に費やされている
8ページ目にはアストラル体の投影法について書かれているが、これを実行すると投影先の人物がヒュドラに喰われる
ロバート・ルドウィクが入手したが、実験を行った後焼き捨てた
登場:『ヒュドラ』

『黯黒儀式』/『カルナクの書』/『古の鍵』/シニストラリの著書/ザンケリウスの著書/ググノー・デ・モッソーの著書/恐るべき60石碑

スコット蔵書。『黯黒儀式』は伝説的な写本。
『古の鍵』は2部しか存在しないらしい
言及:『ヒュドラ』

『侵略者の書』

アイルランドはキルデリイの伝承を記した本
ギリシア人のパルトランの子供たちが湿原を干拓しようとして呪いが降りかかり、疫病が蔓延して全員タライトに葬られたと記されている
言及:『月の湿原』

『歴史』

ヴェノ著
セクメトの星の来歴について、エジプト~ローマ帝国まで記されている
言及:『妖術師の宝石』

『イステの歌』

言及:『グラーグのマント』

グラーグの本

黄変した神に古い活字で印刷されたラテン語の本
『イステの歌』と「ネクロノミコン」?の特定ページを抜粋し註記を施したもの
"蛆"および「妖術師のマント」の呪いについて記載されている
登場:『グラーグのマント』

『マージナリア』

ラヴクラフトの伝記。実在するかもしれないが確認できず
登場:『アーカム計画』

実在の本

『アウトサイダーおよびその他の小説』/『眠りの壁の彼方』

ラヴクラフト著
短篇集
登場:『アーカム計画』

ディ・キャンプ著『ラヴクラフト伝』/ロング著『夜の夢想家』/ウィリス・コノヴァー著『最後のラヴクラフト』

ラヴクラフトの伝記
『最後のラヴクラフト』は1930年代のラヴクラフトを扱う。10代のファンとして文通を交わした思い出
『夜の夢想家』は1920年代に会った時のことを中心としている。父性像として描かれている
『ラヴクラフト伝』は研究書。奇行や虚飾を調べあげ、心理的背景にまで探りを入れている
登場:『アーカム計画』

雑誌・新聞社など

『アーカム・ガゼット』

編集長が第七地区の教育委員会の一人
登場:『魔女の谷』

『ボストン・ダイアル』

ジェイスン・ウェクターの批評を掲載していた
登場:『謎の浅浮彫』

『キャムサイド・オブサーヴァ―』

スコットが寄稿している雑誌
登場:『城の部屋』

『ハリウッド・シティズン=ニューズ』

エドマンドの日記を虚構と言い切った新聞
登場:『ヒュドラ』

『ロス・アンジェルス・タイムズ』

8月20日の記事でケネス・スコットの死を報じた
登場:『ヒュドラ』

魔道具

海神

クトゥルーの姿を彫った木彫の彫刻
カロリン諸島のポナペ島で作られた
異界と接触する窓になり、ジェイスン・ウェクターは取り込まれて浅浮彫の一部となった
インスマス沖の悪魔の暗礁に沈められた
登場:『謎の浅浮彫』

エルダーサイン

おおよそ五芒星形をした石。旧神の印またはルルイエの印と呼ばれる
旧支配者を封印した印であり、ハスターや深きものどもに有効
なぜかビヤーキーには効果がないように見える
登場:『永劫の探求』『魔女の谷』

結晶物

『魂の射出』に従って麻薬その他の薬品を調合し、火鉢で燃やすことで生成される
あらゆる角度と面を含む、高さ15cmほどのピラミッド型のつや消しガラスのような物質
砕かれると白い粒状になる
強力に視線を引き寄せる力がある
ヒュドラがいる外世界への門になる。ただし、ヒュドラが出てくるのは最初の一回きり
空間の歪みを作り出しているため、その気になれば結晶物より大きなものの行き来もできる
登場:『ヒュドラ』

ボクラグの像

イブの住人に崇拝される像
サルナスがイブを滅ぼした際証としてサルナスに持ち帰られたが、その晩に大神官タラン=イシュをショック死させ消失
サルナス滅亡後に藺草に埋もれるような形で再び発見され、イラーネクの大神殿に安置された
登場:『サルナスの滅亡』

セクメトの星

異界への扉を開く水晶
プトレマイオス朝のセクメト像からアウグスト・ルッラが強奪
神聖を冒涜したものに死をもたらす。具体的には、宝石を加工する、誤用する、別のものに備え付けるなど
ルッラ、ディアーナの女神官、ジル・ド・レ、ラスプーチン、ロシア人神官(失明)、アイザック・ヴーアデン、デイヴィッド・ナイルズがこれにより死亡
ヴーアデンの手によりカメラレンズとして加工され、ナイルズが最後に撮影した写真を見て取り乱した『妖術師の宝石』主人公により、踏みつけられた上で窓から投げ捨てられた
登場:『妖術師の宝石』

アルハザードのランプ

金のようなもので作られている。伝説上の部族、アド族が作ったもの。アイレムから発見された
楕円形の小さなツボのような形をしており、一方には取っ手が、他方には灯芯に火を付けるための口が付いている
表面には文字のようなものが彫られているが解読は不能
ランプに照らされている範囲にアブドゥル・アルハザードの記憶を投影する。後にウォード・フィリップスのフィリップスの記憶も投影した
投影された風景に入って行くこともできるが、現実世界では失踪扱い
登場:『アルハザードのランプ』

その他

『旧神』

C・A・スミス作
クトゥルーの姿を彫った彫刻
木彫ではない
ジェイスン・ウェクターのコレクションの一つ
登場:『謎の浅浮彫』
最終更新:2015年09月28日 21:42