※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

大河:花燃ゆ(2015年)、その2


11 突然の恋

突然の恋を通り越してこの回で一気に結婚まで辿り着きましたが、まあ久坂さんに関しては文さんのことで頭がいっぱいだったのは見ればわかったので別にそこのところはよろしいと思います、なんか高杉さんがいくら挑発しても(ライバル的な意味で)、文さんのことばかりで全然暖簾に腕押しだったような記憶だけども。
なんでここでこういう関係性にしてるんだろうと今から気になるんだ。

ところで出てくるたびに浮いているように見えて仕方ない文さんのお姉さんですが、どう見ても悪い人じゃない悪い人じゃない。というか、本気で食べるものに困るような松下村塾で延々とおさんどんしてる妹さんを救いたいってのが悪い人のわけがない。
正直、その時に頼る相手がむくなしさんの奥方ってのも、すごく人を見る目があると思う、だってあの人、あの旦那に勿体無いくらいいい人だよ!?
むしろこの奥さんが先に出てきてたら、むくなしさんの「悪役」感が薄かったような気がしてならなかったと思うので、なんとなくそのあとでむくなしさん(偉いんだか偉くないんだかよくわからない右筆で吉田松陰さんをえらいこと目の敵にしてる方)(気持ちはわかるよあの人なんか全体的に変だもんな!!)が長州藩の中で微妙な立場になったのでなんとなく納得するものはないでもありませんでした。
というかむくなしさんもあれ、そもそも吉田松陰の妹を妻に貰った小田村さんなんかを信用していた時点であんまり悪い人のような気もしなかったけどね、しかも気持ちわかるし。
なんか思い切り婚姻以外の方向に突っ走った内容になってましたが、まあいいや、あれだ、結婚することは登場した段階で告げられていたし、久坂さんがなんか全体的に可愛かったから許されていいと思う。「可愛いこと」って奥方に言われてたの納得するよ!!


12 戻れないふたり

13話を書き終わって12話を書いて、それから11話に向かおうと思ってるところなんですが、とりあえず女の身だからこそなんだろうけどとても気になるのが「初夜はどうなったの?!」ということでしょうか、仕方ないじゃない、もう再婚相手予定の男がその辺にいるし、相変わらず兄目当てだなあの人、一回開き直ったら剥き出しだなホント!!
でも正直、久坂弟(お兄ちゃんもこの次で出てくるよ)と文さんてお似合いだと思う、というか、いつも久坂さんが文さんの前で露骨なまでに思いっきり挙動不振だったのでもう許されるべきだと思う。
もう文さんの場合はそのアプローチに気付かなかったとか気付いたというレベルでなく、あれに対してどう行動していいか微妙に迷うという域でいいと思う。女から口説くレベルじゃないと対応しにくかったと思うんだよあれマジで。

いや結婚話そのものは前話だったんだけども、この回ではよくよく見終わってから考えたら高杉さんが思いっきり引っ掻き回してた。だって誰がどう見ても照れ隠しだったのになんで不美人と言ってたとか結婚の場で言うの、どんだけ悪意があるのよ?!
と思ってたんですが、次の話では完全に文さんサイドで久坂さん詰ってた。
なんかもう全部見通して「馬鹿かお前」と脳内で小突いてみようかと思います。
馬鹿じゃねぇの、久坂さんとか文さんみたいな直線系もさすがに組み合わせると結構面倒で進展しない感じですが、もうちょっと真っ直ぐいこうよ、と思わないでもない。
だがしかし、久坂さんに対して彼がどうアプローチしていいかわからない。
本当に単に、文さんの噂話したりするような仲になりたいように見えるんだよ、多分長生きしたらそうなってたと思う。でも久坂さん死ぬんだこの後、どうなるんだ一体。


13 コレラと爆弾

ただいま13話を見終わった時点でこれから11話12話についてを遡って書くつもりなんですが、通して見ると「高杉さん高杉さん、久坂さんと友情を築きたいのならばもうそう言っちゃったほうがいいと思う、その人回りくどいの通じない」ということが一番気に掛かるでしょうか、文さんに手紙を書け、と言った時点であんた前話さんざん引っ掻き回しただろうがそれ以前の婚姻段階にもちょっかい出してなかったか!?
と思わないでもないんだけども、なんかもういいや、なんかもういい。

この回ではコレラが出てきて(コロリって言ってたけど、結構聞くこの言い回し)、どうも外国船から回りまわって伝染した、ということが語られていたものの、なんというのかな、あんまり詳しくなかったんですがひょっとしたらあんまり詳しい記録が残ってないんじゃないのかなぁ。
文さんがお母さんが病気で倒れちゃった女の子の世話をするようなエピソードはあるものの、これもなんというか長州の地だったからじゃないのかなぁ、という気もしないでもない、江戸のほうではこの手の話聞いたことがないんだよね。
(しかしそうなると、横浜港に対して非常に警戒してたのも意味わかるわな、当然だ。)
ある意味で江戸の近辺だと庶民に起こったことでも意外と記録残ってるからなぁ。
なんだかその病気になす術がない、という状態と、外国船に対して通用しそうな武器である爆弾の製造というものが平行して展開していくんですが、そうなってようやく時々吉田松陰さんが口にする狂えって意味がわからないでもなくなって来たかもしれない。
そもそも蟄居の命令されてるのに「足を付かなければいい」という段階であれですが、駆け出した時に、ああ、この人死ぬのかなぁと、死ぬよなぁ、仕方ないのだろうね。


14 さらば青春

なんかもうすっかり3話ずつ書くのが癖になってますが、ここからだいたい3話で「吉田松陰(やっとその名前で呼ぶのが妥当になってるね)の暗殺計画の疑いにより、江戸送り」の前段が描かれるという感じなんですが。
正直ほとんど駄々っ子としか表現しにくいような状態になってしまっていて、青い炎、と表現されていたのも多分この時期だったと思うんですが、静かな激情というよりもどっちかというと幽鬼っぽいよなぁ、妄執の塊みたいに見える。
わりと初期から吉田松陰役としての伊勢谷氏に対しての違和感みたいなものに触れられていることがあって(ぎゃんぎゃん喚くみたいな批判ってあんまり意味も価値もないけど、どうだろ? みたいな軽いものって逆に説得力あるよね)、あー、ここからの流れをこういう完全な狂気に近いものとして描くつもりだったとしたら納得。
彼じゃなきゃ駄目だ、というほどでもないとは思うんですが、こういうずーっとがなり立てているような内容だと多分こういう演劇系に近い人のほうがいいよね…。
こういう展開になることの意義はわかるものの、教科書にも出てくるような「救世の英雄」に近い存在として認識しているような人物の狂気ってのはわりと辛いものがある。

自分の意見を上に届けたい、それを阻む家臣がいる、ならば殺してしまえ!
というところはなんというか、このご時世だと仕方ないんですよね、直訴というのは一応ぎりぎりの制度としては存在しているものの、それが本来許されていない地位であれば直訴が受け入れられようが受け入れられなかろうが死ぬことが前提。
で、それでもやれ、ということが松下村塾生に求められる、でも彼らにはもともとの生活がある、出来ない、出来ないということに苛立つ、という流れ、英雄じゃないよなぁ。


15 塾をまもれ

兄ちゃんが再度野山獄(女囚さんだけ留まってる状態なんだね、あの人の場合、お家に帰るわけにも行かないとか、女性だと自分の世話は出来るとかまあそういう理由もあるんだろうなとは思わないでもない)にぶち込まれまして。
なんであんなに自由気ままにテロル計画とか送りまくってんだよ、監視しようよww
しまいにゃ家族にやべぇから、とこっそり差し止めくらいました。
いやうん、現代人の感覚としてそもそも暗殺計画って段階からだいぶ受け入れがたいものがあるので、あそこを描くんならここまで容赦ないほうがいいと思うんですけどね。だがしかし、歴史趣味じゃない人たちが今どうやって見てるんだかもう見当が付かない。

ていうかもう、家族も当人に黙ってこっそりと手紙を溜め込む、という手段を取るってどういうことだよ止めろよ、看守いないんか看守、なんのための牢獄だよー?!
と、思わず明らかに逆方向に心配してると思うんですがいまだかつて歴史題材の番組を見ながら曲がりなりにも主人公サイドに近い人物の言動を頼むから誰かあれを止めて欲しい、と祈ったことは多分ないです。
あいつやべぇ、マジやべぇ、ということをもう本当にしみじみと感じるんですが。
正直なところその辺はもともとの知識でもって身分制度などを頭の中で補いながら見ているので、この脳内捕捉がない場合はどう見られているのかよくわからない、ものの、あんまり印象離れてる気もしないんだよね、なんか!!
周囲が全く止められてないのは本当にどうすればいいのか、ところで高杉さんが久坂さんと江戸で松陰さんのテロル指令手紙受け取った時の冷静さと、久坂さんのことは止めたい、みたいな態度見てると地味にど突きたくなりました、なんだこの気持ち。


16 最後の食卓

兄も兄でなんか切羽詰った感じで喋るものの、妹も妹でどうして重要な時に切羽詰ってしまうのか(普段無駄なまでにどーんとしてる安定した精神はどうした)、暗殺計画を立てていたのは正直事実だし、江戸送りになったら死罪になるのではないかということで完全に沈み込んでいるんですが妹さん。
実際のところどうだったんだろうなぁ、というのがちょっとわからない。
ちらほらと「江戸送りと断罪は別にイコールではなかったよね」と言われてしまうとそんな気がするんだよね、なんというか、当時わりとよくあった暴走の一貫にしか見えないというか、だがしかし、むしろ家族のほうが兄のあまりの暴走っぷりに、なにをしでかのか全然わからなくて「このままだと殺されてしまう…!」と慌ててしまうのもわからないでもないというか、個人的には彼を野に放つほうが怖いです妹さん!!
江戸送りになる前に、脱藩して下さい、かつてのように逃げて下さい、と縋るものの、どっちかというと直接対峙して意見言っちゃる、とやる気満々。

なんだろう、今回の、というか今年の大河を見てるともはや「吉田松陰はどうして歴史に残ったんだよ、むしろどうやってあんな神抽出した内容ばっかり伝わってたの!?」としか思えないですね。もちろんドラマは史実じゃない、多分もっと酷いんだよね!!
で、この回を見終わったあとに実はね、吉田松陰は井伊直弼のことを評価してたんだよー、実際には対峙したことがあるかどうかは不明なんだけど(してても前後の状況的に不可能でもないのかな)、大河ではそういうシーンがありますからねー、という紹介が。
そこで、そこで暗殺の標的になっていた井伊直弼推しが来ると。
まあいいんじゃないかと思います、ちょっと認識揺らされて疲れたけど頑張る。


17 松陰、最期の言葉

今年の大河って正直ちょっと話の中間の部分で厳しいなー、と思うことがあるんですが、例えば一昨年の『八重の桜』でも似たようなイメージの回があったんだけども、あちらはそういう膠着回のほうがむしろ好きだった、というか、人間の美しさみたいなものがメインだったんだよね。
ところが今年はあれだ、普通に俗っぽい意味で辛い感じのエピソードががが。
松陰さんの錯乱はもうなんというか、本当に錯乱! て感じだったよね、お前ごときの生活なんぞよりももっと大事なことがあるだろうって、藩でも地位が高い人に言うんならば格好が付くんだろうに明らかに家族抱えて立場弱い人に言うっていう。
一歩間違えれば地位が低いから脅せば言うこと聞くって見えかねないという…(そんな意図はないのかもしれないけどね!! そう見えたのよおお正直)。

が、それがあくまでも自分を犠牲にして、最後の死に行く寸前だとしても幕府の上層部に見える可能性があるのならばそれに掛けるよ、と言い切ってしまうんならば、自分のことすらそう思っているんなら、今までのことだってそれと同じだよね。
むしろどっちかというと、自分ならばしてもいいような犠牲を、自分の門下生ならば誰でも同じような情熱を持ってるんじゃないかって勘違いしていたんだという話なのだとしたら、それは勘違いだったのだとしても、別に醜くはないよなぁ。
凡人にはわからない、みたいな話でしかないよね、凡人ってのは要するに見ている我々のことなんですが、今までの大河って「後世の視点」から時代の先駆者と同じように感じて見ることが出来たんだと思うんですよね、まあわかりやすく作ってあったわけだし。
本物の天才が題材だと、やっぱり辛いものはあるよね、まあ頑張って見ますw


18 龍馬! 登場

大河って時々主役周辺クラスではないところに妙に強烈な人物が出るものですが、今年の坂本龍馬にはちょっと期待したいかなぁ、なんか自然な重みがあって、でもなんかいい加減で曖昧そうなところがあってちょっといい気もする。
(もちろんまだこんな時点では未知数なんだけどね。)
去年の豊臣秀吉&おね、一昨年の勝海舟と槇村正直氏とか良かったよなぁ。
まあ、おねと勝海舟は個人の意見だろうけど、豊臣秀吉と槇村さまに関しては一般評価だと思うんだよね、なんというかこう、善だけでもなく悪だけでもない、という兼ね合いが時々非常に良い印象を残すんじゃないのかしら。
大雑把に言えば私は大河の主人公がひたすら善の側っての悪いとは思わないんだよね。
だってそうしないと話がわかりにくくなるし、でも全部がそんなばっつり色分けされていたら道徳教育みたいで不自然っていうか話が詰まらんし、したらその匙加減はもう本当に製作側の手に委ねられてると思うんですが、その中の良いものだけ覚えている感じ。

松陰さんが処刑された、ということがなんというかすごく薄っすらと全くそれを描かれない形で終わってしまった、というのは、これ、長州の彼の家族らにとっては本当にそうだったんじゃないのかね、だって殺されるようなこと実際にはしてないし。
この回で松陰なんて名前知らん、て妹の文さんが泣いてたけど、なんかねぇ、もうその名前っていうかその役目だけで死んでしまったようなところがあるよね。
そこで土佐の坂本龍馬が訪ねて来たのだってそういう意味だよね、死んだからこその英雄。んで、史実では多分こっからもこのあと死人が続く。
そんなことかけらも望まない、そのたびに泣く文さん視点なんだよなぁ、この大河。


19 女たち、手を組む

とりあえず高杉晋作さんの奥方にいろいろ掻っ攫われたんですが(確かに可愛いんだけどもうちょっと自分で言わないほうがいいよ?! というか、史実の美形役が出てくると主人公廻りのほうが実際には整ってるんでなんとなく見比べる嵌めになるよね)(ドラマ内における重要度のせいですね、仕方ない仕方ない)。
口先だけでなくて本当に器用でやんの、というか、旦那とそっくりじゃね…。
この人だと、なんかもう顔さえ良ければあとは気にしないという低姿勢の相手とか、仮面夫婦になりそうな感じだったので、高杉父の采配グッジョブな感じです。
そうか、息子からの評価はそんなに高くなかったけど、ガチで息子のこと理解してんな。
しかしあれだ、私も上海に行きたい、と言われてお前が男だったらな、と答えているのを見てそこはかとなく心配になりました。いやうん、男でないと洋行出来ない、という意味なんだと思うんだけども、なんでいきなりそういう言い回しになったの。
女だとちょっと無理だなぁ、とかそっち先に出てくるよねフツー。
本当に心の底から面白いから好き、という評価なんだろうか、空恐ろしい(ノ´∀`;)
あと、久坂玄瑞どのとは友人になれたっぽくて良かったね、うん。

内職に精を出したり、そもそも旧・松下村塾の塾生らが写本によって稼いでその資金を溜めて国を動かそう、墓を作ろう、としているというのは個人的には、というより多分女だから良い描写だよなぁ、と思っているんですが、いつも食べるための苦労忘れない。
天下を動かす工作が描かれていない、とか、長州の若者らがじたばたしていて見苦しい結果悪役に見えるとか、そういう非難指摘が歴史好きの近辺から回ってきてがっくり。
なんだろう、硬派でも女はあんまりそういうこと言わないんだよなぁ、不思議。

(大河:花燃ゆ、その2)