雑記:文アルとか近代芸術、113


3月24日めも。


リアルタイムは8月24日、なんとなくの日付け越えくらいまでの時間潰し、かしら、日付け越えたら文アルの歯車を取って寝ますです。
今のイベントがあと数日だけどあと7千ポイントくらいかな…。
そこまで余裕があるというほどでもないか。
あととうらぶ忘れてたのでパソコンで立ち上げています、アプリだと若干面倒臭い(文アルと違ってオートじゃないからねー)。

ところで少し、【文豪とアルケミスト】というゲームについて改めてまとめてみようと思っていたので勢いで始めます。
そもそも私、近代文学苦手でした。
いや、そこそこだけど読んでるはずです、小学校の頃は趣味が極端に少なくて読むものあんまりなかったし、漫画も確か小学校4年生くらいの時に父親が少女漫画を買って来るまで読まなかったな、ドラえもんとか児童文学とかとにかく親に依存してたんですけども、皆そうなので違和感もない。
近代文学に関してはわりと普通に読めましたが、胡散臭い。
そこまで違和感もなかったんですが、同世代は「夏目漱石以外ちょっとないよねww」みたいな会話を普通にしてました、小学生だけど。
成長したらもうちょっとマシな作家もいることに気付いたものの、尊ばれてるほどヤバい作家が多かったので薄気味悪いというのが正直なところでした。
なんか、非難しちゃならないみたいなんだよね、不文律みたいなものがあって、『舞姫』は怒って良かったのでそういう意味では悪い印象ではなく、皆で怒れて安心したかも。


3月25日めも。


ざくざくと【文豪とアルケミスト】の話。
なんでやったのかというと刀剣乱舞好きだったんですよね、システムが、もっと言うと艦これが好きでした、システムが。
というかそろそろDMMが文化振興という意味においては褒められてもいいんではないかということに気付き、なんか物語りを提供してくれるかもしれない! というような期待がないでもなかったような気もするんだけどよく覚えてない。
まあとうらぶがストーリー豊富とかはさすがに言わない。
設定だと萌えない性質なので、回想だと物足りない。
回想は積み重ねて欲しいのです、というか7面ステージみたいなのは大変なのはわかるんだけどたまーにああいうのが欲しいんだよ。

ただなにぶんにも私は近代文学にいい印象がなかったので、DMMじゃなかったら、あとシステムが好みじゃなかったらやんなかったかもなー。
戦闘は本当に好きなんだよね、この「兵站ゲーム」。
指揮官は兵隊を育てて備蓄すること以外にすることが特になく、兵隊を選ぶにもマスクシステムで曖昧なところが多いみたいなの。
始めた頃の話も一応ここに書き込んでる気がするけど微妙に覚えてない。
「文学」に関しての違和感も書いていたようなそうでもなかったような、いや、私の性格だと書いてたかもしれないな。
2018年の現状から申し上げますと、胡散臭いところが少なくて大変よろしいです、なんだあの気味悪いやつ、偽歴史だったんだ!? みたいな気分、やって良かった。


3月26日めも。


ところでこのゲーム、【文豪とアルケミスト】は基本的には女性向けのゲームらしくキャラクタは美化されています、わりと。
写真のほうがいい男なんだよ! というのは個人の好みだと思うけど、デフォルメ激しいところもなんか一部にはあるような、と思ってました。
ただ、いいとか悪いとかじゃなくてどうも普通というか、仕方ないんじゃないのかな、写真好きなら写真見ればいいし…、一部大好きな作家さんでデフォルメもう少し弱めにして下さい! みたいな意見なら愛があってとってもいいと思う。
ただ写真のがいい男だと思う的なあれも、別に嫌いではないです。
そう、かなぁ…とはなるんだけど、だって慣れるじゃない外見ってなんか。
私は写真を描き起こしたみたいなゲームでもそのうち慣れた気はしてますが、だが、今のつるっとしたキャラクタのほうが楽ではあるかな。
なんか生身の人間の凹凸って疲れるじゃない、ドラマみたいに動いてくれるわけでないなら情報が少ないイラスト風のほうがいいなというのが実感。
教育漫画風のイラストのほうがもうちょっといいですというところまでなら共感出来るかな、萌えが入ってるイラストだとは思うし。
だがまあ、若い女の子を、あわよくば呼びたい!!

が目的の場合、若干地味目なジュヴナイル風のイラストに近い作風の今というのはありうる選択肢の一つだったと思っています。
萌えがあるかとか好みかとか言われると、微妙だけど、不愉快かというと別にというか、無難だったんじゃないのかなー、的な評価、このまま続きます。


3月27日めも。


【文豪とアルケミスト】の絵柄の話引き続き。
ただ、なんかたまに「萌え改変」とは無関係の違和感はありました、例えば菊池寛がでかい、どうもやたらと細いのは当人の希望な気もするんだけどなんかでかい。
というかなんか妙に細いし、やたら長い。
甲高い声が有名だったのに低めボイスで有名らしい声優さん。
だがお顔は子どもの頃を多少美化してそのまま成長させればいけるんじゃないかという範囲でわりと平べったく、なんというか微妙な原型がある。
あとなんか雲を突くような大男だという高村光太郎が小さい、細い、可愛らしい。
大柄でごつっとしてたという田山花袋がなんとなくころころしてて背が高いようにはとても見えない。
やたら小さかったらしいという小林多喜二が異様なまでにでかい、ただし体格はひょろんひょろんでがりがり。

一つだけならまあただの美化かなって気がするものの、菊池、花袋、多喜二に関しては当人が望んでいただろう変化というのは容易に想像が付くので…。
でも多喜二、さすがにその高身長だと逆の意味で目立つと思うな。
しかしそこまで大きいと腕力でなんとか逃げ切れるかもしれないし、ターゲットになりにくかったのかもしれないとも思え…。
いくつか見てると改変の仕方そのものになんかの意味が込められてるっぽいんだよね、とりあえず菊池さんの記念館さんが「イケメン好きだから喜んでると思います!」というコメントされててこう、良かったです、さすが菊池さん系、身も蓋もねぇな!!


3月28日めも。


【文豪とアルケミスト】のイラスト問題(絵柄は終了)。
一番なんというか考えこんだのが芥川龍之介、彼の場合は公称で出回ってる写真とは全くの別人のお目めくりくりの可愛い感じの顔になってます。
なんか体格はわりといいけど。
あの顔であの身体ってどういう兼ね合わせなのいいけど。

で、何度か言ってるけど田端の文士村記念館行ったらほとんどイラストまんまの芥川の写真が出てきて「わあ?!」となったんですよね、美化ってほどの改変もされてなくてほぼまんま、目の細さまでよく似てる。
顎がちょっとだけ短いな、ゲームのほうが、と思っていたら芥川が顎を気にしていたのだという逸話が流れて来てこれかー、となりました。
ただあの、芥川の顔ってゲームの中でそれほど傑出してるというわけでもなく、半ば汎用の型のようにも見えてたんだよね…。
あれ、あの、その、リアル芥川に似た汎用型の顔がこう、ゲームの中でわりと多用されているみたいな、その。
これに関しては私の目がぼんくらという可能性も高いのでどうこう言うのは危険なのですが、珍しくもないよね? という印象があった上でガチにモデル人物の似た写真を見せられた時の「あれ?」感だけは通じてもいいように思います。
あとあれ、なんか奥さんに似てない? という人が数人。
光太郎さんなんかはそう認定しちゃってのいいんじゃないかなー、中野重治も似てるって話になったけどもともと似てた可能性もないでもないから保留。


3月29日めも。


【文豪とアルケミスト】のイラスト問題引き続き。
ところで、最近というほどでもないけど久米正雄さんが来まして、ぶっちゃけてなんか外見罵倒してる人もいるけどあの分厚い身体ならそんなにお顔は問題ないと思うし、あれはあれでいいと思うんだよね。
田端の記念館で見たんだけど芥川と並んでて「歳の離れた兄にしか見えない」「軍人かよ」と思ったけどね、頼りがいありそうだしお顔普通だし別に身体はいいじゃない!! と正直しばらく思ってました。
なんであんなにぺらぺらに薄くすんだよ! みたいなの。
そもそもこのゲーム、女性向けのわりには筋肉にわりと寛容なんだよね、ちゃんとした設定がある人たちに限ってだけどむっきむきだし。
ただどうも、菊池さんに対して18歳の頃は美青年だったんだからね! って言ってたらしかったのでだいたい全てを許容しました(>半自叙伝)。
支援受ける前だと細身の可能性も高い(高等学校に入れる人にはなんらかの形で支援付くことが多いです、コネ作りたいんだと思う、まったく珍しくない)。
たまにいるんだよね、栄養状態が極端に悪い環境に育っていて、食事がきちんと出来るようになってから体格が短期間で激変する人。

言い方からして、激変したくなかったように聞こえるんだよこれ。
つか、男色趣味のある人の前で美青年だったとやたらと口にしていたところ辺りからしてだいぶこう、菊池さんは不細工仲間って扱ってたけどね! 普通だってば!
他で特に言ってなかったらさらに楽しいです、てか見たことない正直。


3月30日めも。


【文豪とアルケミスト】のイラスト問題ではなかった気もする前日分。
ところで記念館さんの反応の話をしましたが、別にぶっちゃけて題材にしているゲームのことは嫌ってもいいし利用してやると半ば思っていてもいいと思っています、そういう権利は関係者には正直あると思うんだよね。
特に美化って言っても、美化の仕方によっては嫌味になりそうだし。
ちびでぶ甲高い声、顔はぐしゃっとか言われたい放題だった菊池さんとか、しかし思い返すと「多分喜ぶだろうなぁ…」と思えていかん。
だってあの人、見た目はいまいちでもメンタル健全なのだもの。
ところで大概な表記をしてすみません、何人かを忠実に合成しました、貴方が一番酷かったです吉川さん、後光差してるという対比だからいいかもしれないんだけど、当時の大御所相手になぜそこまで容赦なく、ていうか皆知ってたわよ!!
(だってカメラマンが「うちの社長見てー!」と言わんばかりに容赦なく全身写してたし、いつもすごい顔憮然としてたし菊池さん。)
じゃなくて、いやまああれですね、親友だわこりゃ、と一番思ったのはその言及だったんですがさすがにあそこまで言い切れる仲は相当に親しい。

で、吉川さんに関してはもごもごもご。
しかしやっぱりどうしても敵意を持つことまでは非難しません、権利があると思う。
その言い方は尊敬はしないけど、怒っていたら取り乱してもいいなんかそれとも違ったけど、ただ一つだけ、ご老人の写真とキャラを比べて「全然違う」とか言ったのだけは根に持ってる、中年じゃないよ写真データに年齢あったよ、40歳と比べるよね普通!?


3月31日めも。


前日分もどうもイラスト問題じゃない、いや範囲内ではあるか主題そこかよ的な内容ではありました【文豪とアルケミスト】の話引き続き。
というか芥川の写真ってなんであんな写り方なんだろうね?
家族向け写真とかでは別段写るの嫌がってる様子は全くないし。
見事なまでのお人形顔だし奥さんもなんかちょっと似てるし、可愛い。
子どもたちのルックスに関してはもう保証されたようなものでってなんの話。
そういや、荷風さんもなんか変な写り方してんだよな…、若い頃の写真ってあんまりあてにならないことも多いけど顎の形が変わったりしないと思うんだよね、なんで顎の形が違う写り方してるのかがよくわからない。
たまにあったことなんだろうか…。
あ、でも、芥川の公的写真はあれ「ぽてっとした唇を隠し、くりんとした目を細め、長いと気にしていた顎を隠して写真に写る」だと思います、褒められたところと気にしてるところを隠してるっぽい。
つか、公的写真の写り方大抵同じだったしな、なんだろうあの顔も。

どう考えてもイラスト問題ではないんだけども、いやだってあの、改変してないとそんなに離れてるわけではないんだよねこの二人。
てことはあれ、写真の改変というものもあるんだろうかと気になり。
中原中也氏は写真が改変されてる! ていうけどいやあれは…写真写りだと思うよ、話聞いてる限り白目が多いらしいんだけどその…あの…、背が低い人の場合、上を見上げたのを上から見るとかなり白目が増えるので…その…うん…あの…。


4月1日めも。


さっき日付け越えて気付いたら1時半くらいです、あと2日分だから気にすまい、これを書くことでなにかいいことがあるかというと頭の中が整理されるとかそのくらいだけどそれも気にしない。
【文豪とアルケミスト】のそろそろイラストがきっかけで思い出したことみたいな感じになりつつあるけど、いやもうイラストはいいか。

ところでこう、私はあんまり逸話というものが好きではありません、なんでかというとあれが基本的に「当時語られていた噂話」なのに歴史事実みたいな扱いでしれっと紛れ込んでくるからですが…。
ちゃんと相応しい地位にいてくれれば君のことは愛せるんだよ、と正直思ってます、なんというか、逸話がないと説明が難しいことって確かにあるし。
少なくとも人柄を示すのにそんなに不都合があるわけでもないしね。
いや、正確に言うと逸話があると他の現実の事情を押しのけて第一位の出来事としてのさばるのが嫌いなだけだな…。
あ、ちなみに後世作った逸話なんかも結構あるから気を付けてね。
マイルド改変ならともかく、他の事情と結び付けたり推理に使わないほうが無難だよ、逸話ってのはあれです、人物と人物がなになにした、全般。
史実ってこのジャンルで呼ばれてるものの8割くらい。
わかりやすい話だと荻原朔太郎は田端には越して来てすぐに逃げました、「湿気多い!」が理由らしく、色んな本でずっと在住だったかのように語られていてうざい。
いやまあ、二次創作は責めないよ…、あんなにたくさん本あるとなにぶん…。


4月2日めも。


なんの話だという感じで【文豪とアルケミスト】の話つれづれ。
逸話はぽちぽちあるものの、まあ、無難な範囲なんじゃないのかなー、という気がするというか、逸話単体でそういうお話として扱う分にはまあいいかなって。
ただ、これ、あとでガチ関係者が語ってて適当ではないということは把握されているのではないかな…(なんというか同じ本からのネタがあったので)、というケースがあったりで、その辺はどうなんだろう一体。

ただなにぶんにもあれだよね、逸話はあくまでも大抵が「当時の噂話」なので当人たちが聞いているというのも十分に考えられるというか、まあ知ってるだろうとも思う、そもそもキャラのイラストには後世の作品の映画化のモチーフが盛り込まれてるとも聞くし、それ考えたらそもそも昔の会話を丸っと再現するというより、当時流れていた噂話を再現するというのもなんかこう…なんだ…どういう意味だそれ…。
あれだよね、かつての会話を丸ごと再現するにはあんまり意味がないんだよなよく考えたら、このゲームの内容って。
逸話を下敷きにした系のゲーム内ネタってどういう意味なのか今更ながらよくわからなくなって来たんだけど、あの。
ええと具体的には菊池さんの「睡眠薬事件」です、芥川がでろでろに心配してたのも、起きてから愛情たっぷりの会話してたのも書いてるんだ小島くんが、あと、この二人って二人だと酒飲まないから楽でいいという会話を同じ旅でしていたのになんでわざわざ酒の話すんのよというのもなんか妙で、そもそも逸話としても変なんだよねあれ。
なんでそれを…再現したのか、今更ながら、その…なんで?

(文アルとか近代芸術、113)
最終更新:2018年08月25日 03:57