雑記:文アルとか近代芸術、111


3月4日めも。


リアルタイムは6月18日、Wikiを引っ越ししたのでなんというか、背景の色とかレイアウトとかそういう感じで変わっています。
2018年以前の雑記はトップページからつながってるWikiに置き去りです。

で、超ざっくり、理由は特にあれなんですが松岡譲『漱石の印税帖』という本がありますのでそこと、そこと連動したみたいな情報をまとめておきます。
なんかあちこちに繰り返し切り貼りすることになってんだよな正直。
というか、新思潮はどうも現時点一部で「マイナー」という扱いになっているようで、正直論文関係だけ読んでるとそうなの?? となるんだけど、それ以下のところでそう扱われてるのなら仕方ないのかなー。
うーん、触れることはなくてもマイナー扱いすることはないと思うんだけど…。
なんというか、私の読んでる周辺ジャンルだと「常識」扱いなのでわざわざ触れることはないところもあるんだけど、なにかの説明するためにはよく出てくるしなぁ。
あれですね、刀の知名度の時もありましたが、にっかり青江とか薬研藤四郎とか小夜左文字とか、なんか本体の説明薄いんだわやたらと。
他の刀だの刀工の説明にはよく出てきてました、だからこう、本体だけ読んでると知名度低いって誤解することになるようです。
理解出来なくはないものの(数か月めくらいは似たようなもんだった)、通史読んでても出てくる単位のもののことをマイナーだからちゃんと遠慮しなきゃ駄目なのに!! と説教してるのは…気分はあんまり良くなかったかなぁ。
また、その桁でやらかしてる人、本職が近寄りたがらないし…。


3月5日めも。


刀の話ではないのです新思潮です、ただ、新思潮と粟田口って要するに似てるんだなー、とは思ってました、あくまでも菊池さんが業界トップずっとやってて、芥川が知名度って意味では並ぶことがなくて(日本ではだけどねー、死亡記事は欧州で流れてた形跡がないので)、久米さんが最年長組に達するずっと前からトップクラスでなんというか駆け出しちょいあとくらいから上の二人とは関係ない集団を率いてるとか。
松岡さんはなんというか単純に有名人なだけだけど「隠居」している時期にベストセラーに食い込んでたりするしね。
歴史紀行ものみたいな内容なので、単純に知名度だけで売れたよね? と思ってるけど現在でも評価されてる良い本のようなのでなによりです。
絶対にゴシップのせいで売れたと思ってるけどなにせ久米さん売れたのと同時で。

文学史的にこの人物たちが芥川以外にはその価値がなく、菊池さんはまあ、おまけみたいな位置で他の人ってちょっともう、偏りがあまりに酷すぎてゲームそのものが歴史改変の【歴史遡行軍】みたいなものだよねーwww という感じの洒落た感じの会話を拝見したのでまあなんというか、記憶に留めておきます。
会話の改変がちょっと緩めなのでご当人らが見たら気付くかもしれないけど、その辺はご容赦下さい、日付けズレてるから大丈夫だよ(リアルタイムともズレてます、雑記の日付だと未来みたいな関係だ!)。
いや菊池さんとか芥川とかは言ってなかったけどねー。
ただ、かなり初期に言われてたのは知ってる、まあそこは気持ちわからないとは言わないんですけどね、実際に伝わって来てる内容って実業家って側面ばっかりだ…。


3月6日めも。


ところで松岡譲さんの『漱石の印税帖』に触れるにあたって、まずこの内容をほぼ信用していることは先に明言しておきます、非常に単純に芥川(そもそも当事者体験で信用出来たことのほうが少ない、このケースでは全くの利害関係者じゃないから書いてたら参考になったんだろうけど書いてない)、久米(責めないけど要するに被害者って立場によって世に知られることになったんで、まあ膨らむ膨らむ)。
久米さんからしか情報を得てない節のある菊池さんなど、全く信用していないってのもあるにはあるんですがまず。
あ、言い忘れたけど上の本、漱石さんの話はあんまり出てこないです、あくまで本がどのくらい売れたのかっていうのを欠けた資料などの推測を含めて語った本でだからタイトルが『漱石』なのですがあとは主に漱石前後の第4次新思潮の仲間を語った内容です。
なので信用するしないってのが重要なんだけどその前提を忘れてた。
ところでこの本のタイトルそのものもある意味でカモフラージュなんかね?

で、なんで私が松岡さんの話を信用するかというと、この人は久米さんへの感慨みたいなものをあまり書いてないんですよね、彼がやったことで周囲が知っていそうなことだけに留めて相手の単純な言動を書いて、個人的な付き合いなどは書いていない。
どっちかというと芥川や菊池さんに関してのほうが人となり詳しいんじゃないかなぁ。
ところで芥川って知ってたけどとことん薄気味悪いですね、いや、魅力的なんだけど魅力的なことをあまりにも意識し過ぎて動くというか、松岡さんはその手の魅力が通じるタイプではないので面倒な友人、として処理してるので、わりと全体の関係が維持されてたら芥川懐いてたかもねー、菊池さんに乗り換えてたけど(ひでぇな本当)。


3月7日めも。


で、松岡さんの『漱石の印税帖』に関して。
そもそも失恋事件に関してはそんなに書いてはないです、久米さんはところによってはとても計算高い感じの人物に描かれてるけど、そこまででもないのかなぁ。
なんかこう、やらかすにはやらかすんだよね。
人のネタぱくって小説書いたり、下級生の親類の経験で小説書いたり、山本さんのこともモデルにしたかもとか言われてたけど、やったんじゃないですかね、なんかもう常習犯だったらしくて松岡さんが一番やられてたので多分疑いもしないかなと思われる。
ただ、計算高いって言うとなぁ…。
どっちかというと考えなし?
どういうわけなのか菊池さんの前ではいい子みたいなんですけど彼(いろいろ読んだけど菊池サイドの人たちはだいたいそう思ってた、年下グループが微妙な態度取ってる)、松岡さんがネタを出し菊池さんの補足した内容もついうっかりぱくってたし。
この時だけ松岡さんに久米さんが謝りに来たというのも、多分菊池さんにだけ謝りに行ったんじゃなかろうか、で、松岡さんにも謝るようにって言われたんじゃなかろうか、だが、ぶっちゃけ所業を隠したいならあまりにも詰めが甘い。

だが、そんなこともろもろ書いてるんだけどさ松岡さん。
久米さんのことだけ信じてた菊池さんのことも、久米さんのことも特に責めてない、というか松岡さんどうも久米さんにしか未練持ってない、ぽい。
権力も知名度も与えてくれただろう菊池さんや芥川との友誼に関しては未練をさっぱり見せず、久米さんとの関係修復しか望んでない、趣味が悪いよ?!!


3月8日めも。


松岡さんの記述を信用する理由についてのだらだら。
まあなので、ぶっちゃければ「菊池さんと久米さんの交流」に関しては周囲の状況を考えば出てきてもおかしくないのに上手いこと不自然でもなく全カットしてたのも責めないでおきます。
同時期に周囲にいた人の証言でびびったわよ…。
久米さんが失恋した時に主に泣きついてたのが菊池さんだったので、奥さん見せに行った松岡さんとバッティングしちゃったよ☆ とか書かなきゃいけないとは思わないけど、まあ軽く触れてるほうが時系列的には自然だよな…。
(なんかかなりあとの、久米さんが病気で倒れてその時に菊池さんがなにをしてあげていたのかというところだけ書いてあった、というかそれ以前に菊池さんと久米さんが交流あるのかどうかが真面目に本にはないのでこれだけ読むと勘違いしそう。)
菊池さんが久米さんの言い分しか聞いていなかっただろうことに関しても、菊池さんに対しての怒りみたいなものが全くないんだよね。
別の友人がおいおい、と普通に突っ込んでたのにスルーかよ…。

まあうん、なので全面的に全てを信じてるわけではないんですけども、自分の名誉とか能力とか事態の推移とか、そういうことに関して「そもそも重きを置いていなさそう」な人なので全体の話に関しては信じてるみたいな所存です。
松岡さんの奥さんは自分の夫のほうが高い能力があるのに!! とか怒ってたと噂に聞くんですけども、なんというかまあ、普通の人っすよね。
引き換え松岡さんて、なんか…これはこれで変だよね、他ほどじゃなくても。


3月9日めも。


ここまで前置きなので5日分になります、ひでぇな構造。
で、『漱石の印税帖』に出てきた怪文書の話なんですが、他の場所での記述はよく知らんのですが正直(だってさあ…、久米さんの話ってそもそも誰のために付いた嘘なのよとかかなりげんなりするし、土下座してるし)。
この怪文書は「女性の文字」のもので、当時結婚するのしないのでごたごた揉めていた漱石未亡人のもとに久米正雄の悪行を暴くという体裁のものが届いたというところから始まるのですが。
ぶっちゃけてどうも松岡さんと菊池さんが見た限りでは、悪く書いてあるけどそこまで事実無根ってわけでもなさそうだったので、どうなのかねそれ。
(主に女性関係のスキャンダルだったようですが、久米さんって姉語肌とか玄人筋にモテたらしい、あー、がっちりしてたからいかにもだよなぁ。)

そもそもなんでこの怪文書に松岡さんが関わったかというと、漱石未亡人が怒り狂い、てんぱった久米さんがその頃暗雲が立ち込め初めていた松岡さんに罪を擦り付けてしまったからのようです。
怒ろうよ松岡さん(そうさして怒ってなかった、ねえ)。
信用出来るからって菊池さんのところに持ち込みまして、ああでもないこうでもないという中で犯人かもしれないということで芥川の名前も挙がってまして、あんな無関心冷徹な人間は怪文書も書かないだろっていう理由で疑い取り消してました、そっかー。
犯人は山本有三かな、というところで怪文書は置いたまま、菊池さんが話を持ち帰ってしまい、あとのことは全くわかりません、どうなったのなにをしたの菊池さん!!


3月10日めも。


松岡さんのもとに怪文書は残り、どういうわけか犯人ではないかと推測された山本有三は菊池グループとの付き合いをするようになり(というかこのグループはいつ菊池さん筆頭になったのかしら、どっかでそう呼ばれ始めている)。
そして月日は流れ第4次新思潮は松岡さんを残して全滅し。
そこまで早逝ってわけでもないんだけど平均年齢が絶妙に低いよな…。
なんというかこう、そんな中でぽつぽつと昔の話をするようになったためか松岡さんの手元に残っていた怪文書を引き取りにある日女性が現れまして。
これが山本有三さんの元奥さん。
あんまり学がなかったという彼女に面白がって書かせたまま、その後延々と放置したらしいです山本さん(その後離婚しました)。
ぶっちゃけてこの経緯のどこかに嘘がある可能性がないでもないけど、女性が偽者とか、松岡さんが嘘付いたとか。
まあ、この嘘をつくことによって各々得るメリットが皆無なので正直…。

その時点で山本さんって生きてるんだよねー、どうしたんだろうねー、その後。
山本さん側になんかの記述が残ってたら多分さすがに常識として知られてるよなぁ、「手紙を書いた女性」と「犯人」が別のため、犯人の自白がなしに犯人が確定するという事態になってしまっているという。
山本さん視点だと松岡さんは関係者ではないので無視ったってことになるのかどこかでこっそり話をしたものか。
久米さんとか菊池さんがいないとなんともわからん、どっか書いてあるかしら…。


3月11日めも。


ところでこれは10日分単位ずつで書いているのでこの段階までであと残り3日分でなんとも半端なんですけどねー、あと、きちんと確認とかしてないから今の段階で触れるの、とか気にしないでおこう。
いや、今後調べる予定だけど前提は間違ってはないはずなので(この場所は仮説もろもろ書き散らす前提で作られてます、資料名が書いてない時は信じなくてもいいし、細かいところまで確認しながら書いてもないよ)、書くんですが。

松岡さんは菊池さんの死後に久米さんのことをひょい、と前足で押さえて一緒に本出してました、多分。
というか久米さんのほうはもろもろの事情があって公職追放の類は受けてないんですが、ぶっちゃけて各種メディア筆頭が菊池さんでその右腕的に動いてるんだよね戦中。
そして出版社幹部がまとめて公職追放を食らったので若手以外の知り合い下手すると全滅みたいな状態になっております久米さん。
(まあ簡単に言うと、ちょいと満州にて軍部に逆らってるのが記録に残ってるせいだと思う、久米さんがその手の処分受けてないの。)
(そもそも雑誌の一律処分は業界の混乱収めるためっぽいし、経緯見るとな…。)
そんな時期に業界全く無関係の松岡さんに声掛けるわけないじゃん、巻き込みかねないし、てのが正直なところなんですけども、今後調べます資料どこわからない。
まあなので、松岡さんが声掛けたんだろうなと推測します怒られはすまい。
なんというのか松岡さんは、本当に久米さんのことは親友だと思ってたんだろうなぁ、としみじみします、ところでなんで菊池死後なの真面目に。


3月12日めも。


ところで本気で特にネタがなくなったので「山本有三さんは一体なにが?」と思っている事情を書き連ねておくつもりなんですが。
この怪文書出した方、もともとそんなに褒められた性格でもないようです。
当時の一高からの伝統だと思うんだけど、バンカラ気風が一部に残っててそういう態度のほうが受けがいいみたいなんだよね(久米さんとか芥川とか、なんかあんまり根っこがしっかりしてなさそうな面子は要するにその影響を受けてたぽい)(年齢上とか、わりと家庭の教育しっかりしてるとかだとそうでもない)。
まあ、そんなだから怪文書出した時もあいつだなー、と疑われるわけだし。
菊池さんが松岡さんとの話し合いの結果この件を持ち帰りあとがわからず。

ふと気付くと人道的な人物として名を馳せていました。
本当なんだろうか…、と確認したけど、弱い立場の人を庇って劇場主に食って掛かっていたりとか、正直損得感情や売名だけで出来るようなことでもないよな。
そもそも劇作家協会という菊池さんらと立ち上げていた協会も、これは著作権の確立のために働いていた団体で、ぶっちゃけて当時それなりに名前が売れていた彼らには直接必要はないんだよね、自分で交渉出来るから。
どんな条件であっても一律で著作権を得られるというものなんだ、のちに小説家たちの協会と合体してたりするんだけどさぁ。
そうね、なんか、わりとブレることなく偉いんだ、明治大学でも文学部切り盛りして若いお金のない文士に講師の職を得られるようにしていたし、山本さん。
上段と下段の間になにがあったの? いやマジで、どうしたの一体。


3月13日めも。


ところで山本有三さんに関しては詳しく読んだのは青空文庫の百合子さんの文章なんだけどね、タイトルとか忘れたけど、なんか年表まであって詳しかったんだ。
中条百合子、もしくは宮本百合子さん。
戦前の女流作家の中でトップクラスの男性作家と完全に肩並べてた女性ってあるいは彼女だけって気もするんだけど、なんというかプロ文として分類されることもある人です、旦那さんがわりと有名な人だったらしいんだ(文藝春秋の昭和まとめ本で読んだ、徳も格も高そうな人だったマジで)。

今思い出したけど、百合子さんて久米さんの元カノだったんだよねー。
いやマジで、漱石さんのお嬢さんにアタックするために直近で捨てられたという、よく考えたら準関係者みたいな人でそもそも皆揃って知り合いだわ。
芥川周辺の新人なんかと同時期に世に出てるし。
なんか、その、あの、山本さんいい人だよねー、的な文章だったんだけど、よく考えたらあの文章になぜ「一年間くらい引きこもりしてたよ☆」みたいなところまで盛り込んだ年表が必要だったのか冷静に考えたらわからないや。
だってなんにも活動がなかったら空白にすればいいだけじゃん、正直。
百合子さんは周辺にいただけで遠ざけられてしまっていたものの、よく考えたらなんやんあれ? という違和感を覚えるのは無理もない位置だった気もしないでもないな。
山本有三さんはあくまで学生という意味で有名だった人で、社会に出てからはしばらく鳴かず飛ばずだったみたいなんですよ食べてはいられたんだけど、そして引きこもったあと、花形&善人の道を突っ走りました、なーにがあったのー? ほわい??

(文アルとか近代芸術、111)