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ハートのラビリンス 1つめの試練「どしゃぶりの雨」 (2015年 2月4日)

(画像準備中)



  扉に入ったとたん、周囲の景色が一変した。
  入った扉は、跡形も無く消えている。

  どこまでも広がる草原…。
  見える範囲の前方に、違和感のある扉がぽつんと存在している。
  あれを開ければいいらしい。

  しかし、10分は歩かないといけないだろう。


フィニ:まあ!こんなに広い草原久しぶりだわ!
 少しスレイプニルを思い出すわ。 
 ゆっくり2人でお散歩もいいわね^^

アルバーン:(誰もいないので、微笑んで手を繋ぐ)
 ペガサスであなたの故郷を飛んだことを思い出すな…。


  歩き始めて2分もたたないうちに、突然空を暗雲が覆った。
  叩きつけるような土砂降りの雨が降り始める。


アルバーン:体を冷やしては…!
 危険が無いと言っていたが、十分危険ではないか!!(マントを脱ぎ、フィニの頭から被せる)

フィニ:まあ、雨!
 (アルバーンが濡れてしまうので一瞬迷ったが、自分の状態を考えて)ありがとう。
 多分危険はないと言っていたので大丈夫だとは思うけれど・・・
 急ぎましょう。
 雨をしのげる場所に行けたら、回復するわね。

アルバーン:あの少年は「試練」と言っていた。
 見渡す限りの草原に何もないのは、雨宿りできないことを示唆しているのだろう。(フィニを軽々とお姫様抱っこ)
 しっかり捕まっていてくれ。
 全力で扉まで走る!!(駆け出す)

フィニ:(一緒に走るよりもその方が早いと思い、ギュッとしがみつく)
 ええ、お願い。


  雨はどんどん激しさを増し、視界すらさだがではない。
  アルバーンはそれでも、扉のあった位置を確実に覚えている自信があるのか、全速力で走り続ける。

  扉がぼんやり見えた頃には、アルバーンの体は、フィニにも伝わるほどに冷え切っていた。


アルバーン:もう少しだ、マントを雨よけにしっかり持っているんだぞ!

フィニ:(しがみつきながら回復魔法をかける)
 ええ!


アルバーン:(回復魔法を感じ、少し微笑んで)扉に入る!


  アルバーンは、フィニを抱えたまま、扉を開けて飛び込んだ。

  扉を抜けると、薄い空色の壁の迷宮に戻った。
  なぜか、二人は全く濡れていない。アルバーンの体温も、フィニが消費した魔力も戻っている。
  今までのことが幻だったかのように…。


アルバーン:……!?

フィニ:すっかり元通りだわ…。
 これが大丈夫、って言うことだったのね。
(アルバーンにギュッと抱きついて)でも何もなくて良かった。
 さっきあなたすごく冷えてたもの。

アルバーン:大丈夫、か…。
 体温は確かに戻ったが、肝は冷えた^^;
 あなたに何も無くて、良かった…(ぎゅっと抱きしめ返す)

フィニ:そうね。
 あの子のことは信じていたけれど、それでも少しドキドキしたわ。
 こうして無事に試練を超えられたようで、良かったわ^^


   そして二人は、再び次の扉を捜して、ラビリンスをさまよい歩いた。