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くまさんとねこさん」(2015/12/16 (水) 18:05:48) の最新版変更点

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くまさんとねこさんのおはなし (2013年 7月)  ある夏の日。   ギーレンは、「大きな仕事」から途中で身を引き、街の皆に命を救われた。   その後、ギーレンは、とある財閥の令嬢のボディガートをすることになった。   令嬢とギーレンが、前途を祝して祝いのビールを乾杯しようとしていた時。   女装姿のローズも、偶然、酒場に居合わせていた。 ローズ(女装):(うわぁ、あの人カッコイイ!女性の方も綺麗……初めて見る人たちだなぁ)  あ、セリーナさん。  ブルー・ムーンをお願いします。(頼みつつ、ギーレンと令嬢を横目で見る)   令嬢はローズに気づき、一緒に飲みますか、とローズを誘った。 ローズ(女装):えっ!  良いんですか?お祝い事のようですが…。(迷うように尻尾が揺れる)   祝い事だからこそ、人数は多い方がいいと令嬢はローズに微笑み、名乗って握手を求めた。 ローズ(女装):では、ご一緒させて頂きます(二人ににこりと微笑む)  ローズ・グレナデンと言います。こちらこそ、宜しくお願いします。(令嬢の手を取り握手を)  あ、後…こんな格好ですが、男です(苦笑) セリーナ:どうぞ、ブルームーンでございます。(ローズの前に出す) ギーレン:へえ。そこらの女より美人だぜ。  耳と尻尾は自前かい?  俺はギーレン。よろしく頼む。  このお嬢さんの護衛役だ。 ローズ(女装):(セリーナに)ありがとうございます。  (ギーレンに)あ、ありがとうございます///(赤くなりつつ)  はい、黒猫なんです。(耳とパタパタと動かし、尻尾をゆらりと揺らしてみせる)  護衛…ですか、…ってことはこの方は何処かのご令嬢?   彼女は、世界に名の知れた財閥の跡取り候補なのだという。 ギーレン:黒猫さんか。こりゃまたかわいいな。(大きな手で頭をなでなで)  …おっと失礼、子供みたいなことしちまったな。 ローズ(女装):わわっ…いえいえ、撫でられるのは好きなので///  (うわぁ、手ぇ大っきい…)  次期当主!…凄い方なんですね〜(綺麗な子だもんなぁ)  ご一緒できるなんて嬉しいです^^ ギーレン:こいつは…まあ、お偉いさんなのは確かだ。  たとえそうでなくても、雇われた以上、全力で守るけどな。(笑顔)  じゃ、乾杯しようぜ。  出会えたことに感謝する。   乾杯する三人。   どことなく、ギーレンが「先日起こった大事件」の関係者ではないかと推測するローズ。   ギーレンはそれに気づき、隠す素振りを見せずにさらりと告げた。 ギーレン:(ローズに)どうした?  …そっちが言わないなら先に言っちまうぜ。  俺は、この前の事件で、多くの人間を傷つけた敵だ。  薬屋と病院には詫びに行ったが、全員が許してくれたとは思っちゃいねぇ。  …悪人だぜ?(笑) ローズ(女装):(ギーレンに)そうだったんですね…でも…皆さん無事だし。  …人には色々事情があるものですし、私にはギーレンさんは悪人に見えませんよ。 ギーレン:(ローズに)ここの街の奴ぁ、ちぃとお人好し過ぎやしねぇか?  みんなして、そんなことを言いやがる(ため息)  立派な悪人と呼んでいい経歴してんだぜ?  …まあ、猫はそういうのを察知するらしいから、ローズが俺を怖がらないならいいのかもな。(頭なでなで。さわり心地良かったらしい) ローズ(女装):(ギーレンに)この街は素敵な人が多いんですよw  それと…私だってあまり誇れる経歴ではありませんから(^_^;)  (撫でられつつ)んぅ…ゴロゴロ…(尻尾が左右に大きく揺れる) ギーレン:(ローズに)この街は、ちょっと居心地がよすぎらぁ。  あと、美人さんの経歴は、気にしねぇタチでな。  (ゴロゴロいうのがかわいくて、まだ頭をなでている)   撫でられているローズの姿が、令嬢には少し羨ましかった。   気づかないうちに、令嬢は、ギーレンに恋をしていたから。   しかし、ギーレンにとって、令嬢は雇い主で、妹のような存在であり、恋愛対象ではなかった。 ローズ(女装):お仕事ばかりでは大変ですからね。  ガーディアス港の近くには綺麗な砂浜がありますし、商店街も賑やかで楽しいですよ〜  後、私が働いてるバーもあるので息抜きがてら寄って見て下さいな^^  う〜、ゴロゴロ///…(び、美人!?///…撫でられると喉鳴るのが止まんない(^_^;))   支える覚悟を笑顔で示すギーレンと、それに安堵する令嬢の姿もまた、ローズには眩しく見えていた。 ローズ(女装):(ギーレンと令嬢を見て)なんだか素敵ですね… ギーレン:あー、優しいだの、悪い人には見えないだの…。  本当に、この街に来てから調子狂うぜ…。(頭かしかし) ローズ(女装):この街はなんだか皆さん暖かいですよね。      そのうち慣れますよw ギーレン:(ローズに)慣れる…か。ちょっと怖ぇな。  吹雪の中みてぇなところにずっといたからな。  暖かい場所なんざ、うまく想像できねぇよ。  いや、慣れてない分、くすぐったくて居心地悪ぃ(笑) ローズ(女装):(カクテルを一口)ふふ、最初はそんなものですよ。 ギーレン:最初は、か…。  慣れるもんなのかねぇ…。  場に慣れるのは、仕事柄早いほうだが、こう居場所があったけぇとペース狂うぜ、マジで(笑) ローズ(女装):この街…猫の私には暖かくて心地いいですw  ペースなんて崩されてなんぼですよ?(冗談っぽく)   酒に酔ったのか、ふらつき始めた令嬢をギーレンが慌てて支えた。   周囲の客も、ギーレンと屈託なく話している。   ローズは、ギーレンを「本当に優しい人だ」と思った。 ギーレン:(令嬢に)こりゃ、連れて帰ったほうが良さそうだな…。  ローズ、飲みに付き合ってくれてありがとうな。  バーに勤務してるって言ったよな?また寄らせて貰うぜ。  よっこいしょ、と。(令嬢を軽々とお姫様抱っこ) ローズ(女装):はい、お待ちしてます♪  お仕事の合間にでも是非。  私こそ、誘って頂けて嬉しかったです^^(撫でてもらえたし///) ギーレン:じゃあな。他の皆も、またな。       軽く手を振って酒場を出て行く。移動。 ローズ(女装):(手を振り替えして見送る)  …はぁ;(あんな綺麗な子…勝ち目ないし……今回の恋もダメなのかなぁ……)(しゅんとしつつ、カクテルを飲み干す)   ローズは、今まで何度も失恋経験があった。   好きになった人は、皆、離れて行ってしまう。   それに……「女の子にはかなわない」。 セリーナ:でも、あのギーレンさんって人…本当に、敵だったんですか?  全然そんな風に見えなくて、明るいから…。 ローズ(女装):信じがたいですよね。  …優しそうだったし、気さくだし。 セリーナ:はい。だから…あんな怖いことに関わってたのかと思うと、不思議でならないんです…。 ローズ(女装):そうですねぇ…      何か他ならない事情があったんですかね…; セリーナ:よし!今度聞こう!  ローズさん、お願いしますね(ウインク) ローズ(女装):ふえっ!私が聞くんですか!?(あたふた) セリーナ:そうですよ~?(笑) ローズ(女装):でも…聞かれたくない事とかだったら…とかって考えちゃいますっ(^_^;)  ギーレンさんを困らせたくないし……(なんだかんだで気になりますが…) セリーナ:もし聞かれたくないんだったら、あんな風に自分から「敵だった」なんて言わないと思うんですけど…。  普通隠しますよね?  だから大丈夫!(^^) ローズ(女装):うぅ…確かにですね……  じゃ、じゃぁ、今度あった時に聞いてみます! セリーナ:私もホントに興味あるんで、お願いしますね(^^) ローズ(女装):さて…私は一度帰って、出勤準備でもして来ます。  (セリーナに)もし聞ける機会があれば、聞いてみますね!  では、ごちそうさまでした〜   カクテル代を払って酒場を出て行くローズに、セリーナはにんまり笑った。   恋話が大好きなセリーナ。   思いっきり、ローズを後押ししたのだ。   それからしばらくして。   ギーレンが、ローズの勤務する「Ber・Cattleya」(バー・カトレア)に立ち寄った。 ギーレン:こっちのバーにも、寄ってみたかったんだよな。  洒落た内装だな。…俺ぁちょっと場違いか? ローズ(女装):ようこそ、バー・カトレアへ〜。  って、ギーレンさん!(ギーレンを見つけてかけよってくる) ギーレン:おう、ローズ。確かお前、ここで働いてるって言ってたろ?  ちょいと覗きに来たぜ。  大男にゃ可愛すぎる店だが、一杯いけるか? ローズ(女装):来て下さったんですね!嬉しいです!  ぜひ飲んでいて下さい♪(ギーレンを席に案内する) ギーレン:ありがとよ(笑う)  強めの酒を頼めるか?なかなか酔えないタチでな。 ローズ(女装):かしこまりました^^  少々お待ち下さいな(にこりと笑ってから席を離れる) ギーレン:こんなに可愛い店とは思わなかったぜ^^;  まあ、目の保養にはいいがな…。 ローズ(女装):お待たせしました。(琥珀色のカクテルをトレーに乗せ戻ってくる)  強めのお酒、という事でバーボネラをお持ちしました ギーレン:さすが、酒も洒落てんな。  ありがとよ。(ローズの頭をなでなで。猫耳が可愛いらしい)  この店は、店員も一緒に飲んで話せるタイプか? ローズ(女装):えへへ///(撫でられ嬉しそうにしながら、尻尾が揺れる) はい、…ご一緒しても良いですか? ギーレン:さすがに、ここに一人でぽつんといると、大男は肩身が狭い。  いてくれると助かるぜ(苦笑)     バーボネラをくいっと飲み、美味しそうに目を細める ローズ(女装):(美味しそうに飲んで…かっこいいな〜)  では、(魔法でポンッとキールを出して)  あの…ちょっとお聞きしたい事があって…良いですか? ギーレン:ん?何だ? ローズ(女装):その…ギーレンさんは、どうしてあの事件に関わったんですか?(少し不安そうにギーレンを見つめる) ギーレン:ああ…。まあ、そりゃ気になるよな。  かまわねぇぜ。隠してる訳でもねぇ。  …金が欲しかった。それだけだよ。 ローズ(女装):…お金が必要だったんですか? ギーレン:故郷に、親のないガキがたんまりいる場所があってな…。 ローズ(女装):!  ……じゃあ、その子達のために…。 ギーレン:俺もそこの出身だからな。恩返しのような…まあ、そんなもんだ。  ガキはどんどん増えてくから、いくら稼いでも追いつかねえのなんの(笑) ローズ(女装):…そうだったんですか。  誰かのために動けるって…素敵だと思います(やんわりと微笑む) ギーレン:そんないいもんじゃねぇよ。  前回の仕事は、人さらいに人殺しの手伝いだ。騎士にしょっぴかれて当然の男だぜ?  汚れ仕事は、割りがよかったからな…。 ローズ(女装):たしかに汚れ仕事だけど…  ちゃんと善悪の区別がついていれば、良いんじゃないかと思います ギーレン:区別してる…って訳でもねぇな。本当に金が目当てだった。  ローズ。お前さんは、俺を責めねぇのか?  お仲間を傷つけたのは俺だぜ? ローズ(女装):(一瞬きょとん、として)  そんな事…考えても無かったです。  皆さんが無事だって聞いて安心してたので、原因とか…そう言うのは頭からすっ飛んでました(^_^;) ギーレン:(驚いた顔をして)…っく、はははは!  何だよほんとに…。この街はお人好しの集まりなのか?(ローズの頭をなでなでなで)  ありがとうな…。  罵倒されて当然の俺でも、やっぱ…ホッとすらぁ。 ローズ(女装):ふふ///(撫でられてゴロゴロしつつ話す)  それに…あの事件がなかったらギーレンさんに会えなかったですしw ギーレン:まあ、確かにそうだな(ニカッと笑う)  本当は…でかい金額で請け負ったんで、前回のアレで死んでもいいと思ってた。  なのに、よってたかって俺を生け捕りにしやがってよ(笑)  今を生きてることを…お前さんのお仲間に、感謝してる。 ローズ(女装):皆さん、優しい方達ばっかりですからねw  私も皆さんに感謝しなくちゃ(ギーレンを見つめて微笑みながら) ギーレン:お前さんをはじめ、本当、お人好しだらけだよ。ここは。(くいっと酒を空け、優しく笑う) ローズ(女装):(一口飲み)ふふ。  あ…どうされます?もう一杯飲まれますか? ギーレン:ああ、もう一杯頼む。  ここの酒は美味いぜ。 ローズ(女装):ありがとうございます^^  同じの?それとも違ったものがよろしいですか? ギーレン:また違った味だと嬉しいなぁ。  混ざると酔いやすいしなw ローズ(女装):なるほど、  では少々お待ち下さいな〜♪ ギーレン:たまには、ちょっと酔ってもいいか…。 ローズ(女装):お待たせしました。  イエーガー・シューターになります。 ギーレン:(一口飲んで)ほう、こいつも美味しいねぇ。  後味の苦みが悪くない。  腕のいいウエイターだぜ? ローズ(女装):えへへ///  ありがとうございます。 ギーレン:…ローズの辛い過去ってのは、何だ?  この前、チラっと聞こえたのが気になってな。 ローズ(女装):え…。  そうですね…辛いというか…なんというか…。  私、結構夜遊びが酷かったんですよ…。 ギーレン:夜遊びくらいは、そこまで気にすることじゃないと思うが?  何か、胸につっかえるようなことがあるのか? ローズ(女装):…奥さんのいる人と…とか。  一晩だけとか…。  寂しさを紛らわすために…色んな人に相手をしてもらってたんです…。 ギーレン:…そうか。(ローズの頭をぽんぽん、なでなで)  お前さん、よっぽどさみしかったんだな…。 ローズ(女装):結構一人でいる事が多くて…。  誰かに愛されてるって実感が欲しかったんです…。 ギーレン:一人の孤独、分からなくねぇぜ。  でも、そういう愛され方じゃ、本当の満足はできなかったろ。 ローズ(女装):…はい。  だから…今も自分を磨いてるんです(苦笑) ギーレン:(ぐいっとローズを抱き寄せる)  (ローズに顔を近づけて)お前さんは、可愛くて美人だぜ?  自信持てよ。そのままでも、お前さんは愛される資質が十二分だ。 ローズ(女装):わっ////  ギーレンさんにそう言って頂けるなんて…嬉しいです。  (ギーレンを熱っぽく見つめ、うっとりと微笑む) ギーレン:(額に軽くキス)…危ねぇ危ねぇ、もうちっとで唇にしちまうところだった(笑)  そんな顔されたら、たいていの男はドキっとするぜ。  ホントに自信持てよ?  昔なんざ気にするな。俺だって、夜遊びの経験なら負けねぇ(笑) ローズ(女装):ん///(額…でも嬉しい…)  惑わされてはくれないんですね。  ギーレンさんのお相手をした方が羨ましいですw ギーレン:(ローズに)ははは、俺はわりと本気になっちまうタイプでな。  惑わされたら、一晩で終わりって訳にはいかねぇぜ?(軽く笑う) ローズ(女装):そうなんですか?  …ますます羨ましいですよ(艶っぽく微笑む) ギーレン:口説かれ上手は好きだぜ? ローズ(女装):特定の人がいない時は、だいたいのお誘いに答えてきましたが…どうなんでしょう?(軽すぎる…かな…) ギーレン:オトナの社交辞令って奴だろ? ローズ(女装):ギーレンさんって…懐の広い方なんですね(ギーレンを見つめ微笑む) ギーレン:(ローズに)誉めすぎだぜ。  なんでもイケる悪食と、懐の大きい賢者を一緒にしちゃいけねぇ。  俺は、相手を気に入ったら、酒の肴くらいなものにしか思わなかった過去があるだけだ。  今どうあるか、が一番大事だろ。 ローズ(女装):確かに、その通りですね。  でも悪食であれ…ギーレンさんは私からしてみれば魅力的な方ですよ?(冗談っぽく笑う) ギーレン:(ローズに)ははは、口説き返しか?嬉しいねぇ。  さっきも言ったが、俺はお前さんみたいなのは好みだぜ。(同じく冗談っぽく笑う) ローズ(女装):(ギーレンに)好みだと言って頂けると…引くに引けません///  私にとってもギーレンさんはドストライクですから、口説き返しくらいしますよ。 ギーレン:(ローズに)お前も変わってるなあ(笑)  悪人だって言ったはずだぜ?(ローズの頭をなでりなでり)  昔から…猫は好きなんだよ。 ローズ(女装):どんな経歴であれ…私を好いてくれるのなら拒みません。  んぅ……(気持ち良さそうに撫でられている)  …飼ってみる気はありませんか? ギーレン:(ローズに小声で)それ以上は…また後でな。   ギーレンは、本当はその場で返事をしたかったのだろう。   しかし、偶然にも、令嬢の弟が同席していた。   仕事とプライベートを混ぜたくないという理由で、ギーレンは後で返事をすることを約束した。 ローズ(女装):はい、お返事は…頂けるのならいつでも構いません。(やんわりと微笑む)  (良かった。はぐらかされちゃうかと思ってたけど…やぱり優しい人だなぁ…少し困らせちゃったかも…) ギーレン:(支払いはここに置いとくな。釣りはいらねぇから。  じゃあな、ローズ。また…な?(笑顔) ローズ(女装):いえいえ、お金は大切にしてくださいな。  (さっと勘定をし、おつりをギーレンのポッケへスッと入れる)  はい、ギーレンさん。…また今度(微笑む)   ローズは、胸が高鳴るのを押さえきれず、仕事上がりにセリーナのいる酒場を訪れた。 ローズ:どうも〜。  セリーナさん、オレンジジュースをお願いします セリーナ:ローズさん、お疲れ様です。  仕事上がりでしょう?(オレンジジュースを出す) ローズ:はい、そうです〜。ありがとうございます。(一口飲み     そうそう、ギーレンさんとお話しできましたよ! セリーナ:えっ!?お話しできたんですか!!  ど、どうでした?(ドキドキ) ローズ:故郷の親のいない子達のために、お金が必要だったみたいです。 セリーナ:…やっぱり、あの人、ホントはいい人だったんですね。  なんだかすごくほっとしました。 ローズ:私もです^^  あぁ〜、なんだか今日は凄くドキドキしっぱなしでした(苦笑) セリーナ:で、どうですか?ギーレンさんとの仲、進展しました?(期待の眼差し♪) ローズ:うぅん…そうですねぇ…結構ガンガンいってしまったような気もしますが…。  今はお返事待ちです/// セリーナ:ガンガン行くのが恋愛の基本ですよ!  お返事待ち…いいお返事だといいですね(^^) ローズ:(先日のやり取りを思い出して赤くなる)いい雰囲気には…なれた…かな?  お返事次第ではありますが…//// セリーナ:ローズさん、顔が赤いです♪  私、応援してますからね! ローズ:わわっ、赤いですか?///  セリーナさん、ありがとうございます!頑張ります^^ セリーナ:願えば叶う!ですよ(^^) ローズ:ふふ、願えば叶う…ですか  素敵な言葉ですね♪   しばらく談笑していると、ふと、こんな話になった。 セリーナ:あー、私、貴族じゃなくてよかったなー、ってたまに思います。  自由に生きたいですよね~? ローズ:そうですねぇ〜。  でも、……誰かに縛られるのも悪くないかも…なんてw セリーナ:ギーレンさんとか?(くすくす) ローズ:はい////(頬を真っ赤に染める) セリーナ:ローズさんかわい~い♪/// ローズ:うぅ///(真っ赤になりつつ耳をぺしょりと伏せる)  ずっと一人だったから…誰かに寄り添っていたいんです!///    それからしばらくして。    ギーレンは、仕事が休みのローズを誘い、セリーナのいる酒場に寄った。 ギーレン:近いと助かるな。まだ、この辺に慣れてないからな^^; セリーナ:いらっしゃいませ!(にっこり♪)  あ、ローズさんと…ギーレンさん!(心の中で応援!) ギーレン:(テーブル席で)一杯頼めるか?  俺はウイスキーで。 ローズ:セリーナさん、こんにちは〜。  僕はキールをお願いします。 セリーナ:はい、かしこまりました。  バランタイン12年と、キールでございます。 ギーレン:休みの日なのに、呑みに付き合わせて悪かったな。  ありがとよ。(笑顔) ローズ:いえ、…呑みに誘って頂けて嬉しいです///(赤くなりつつ微笑む) ギーレン:だったらよかったぜ。あそこでお前さんに会えなきゃ、帰ろうかと思ってたしな(笑) ローズ:そうだったんですか?  …なら、尚更嬉しいです(照れたように微笑む) ギーレン:…(ふと、ラッピングされた小箱に気づく)ん、買い物帰りか? ローズ:あぁ、はい。  綺麗な色のグロスだったので買っちゃいました。 ギーレン:…(何故か少し苦笑い)そうか。  そういや、メイクを落としたお前を見るのは今日が初めてか。  こっちも可愛いもんだな。 ローズ:…?  お仕事の時はいつもメイクしますからね…  か、可愛いですか?///(嬉しい…///) ギーレン:どっちかというと、今の姿のほうが好みかもな?(くすっと笑う) ローズ:(顔を赤くしつつ)本当ですか?…そう言って頂けると嬉しいです//// ギーレン:(頭なでなで)バーで言ってた言葉…。  ありゃ、客へのリップサービスか?それとも…? ローズ:…リップサービスなら、あんなに躊躇いません。  ……心からの言葉…ですよ…。  (少し不安そうな顔でギーレンを見つめる) ギーレン:…だったら、俺も安心した。(微笑む) ローズ:それって……(僕のことどう思ってるんだろう…) ギーレン:今日バーに行ったのはな。「猫を飼おう」かと思って、だ。 ローズ:!  ……飼って…頂けるんですか? ギーレン:しかしな…。  俺は仕事で、仕事先に住み込みだ。  休みもなかなかねぇし、不定期だ。  家で飼えねぇなら、猫の巣におじゃますることになるんだが…どうだ? ローズ:お仕事が護衛だと聞いたときから、その辺は承知してました。  僕は、アパートで一人暮らしですから  我が家ならいつでも来て大丈夫ですよ。 ギーレン:じゃあ、決まりだ(ニカッと笑う)  俺と付き合わねぇか?…恋人として、な。 ローズ:!(ぶわっと顔が赤くなり、瞳が潤む)  お願いしますっ/// ギーレン:(ローズの頭をなでなで)  こちらこそよろしくな。可愛い黒猫ちゃん。  最初に見たときから思ってたんだよな。  抱きしめたら安心できそうな子だな…ってよ。(少し照れる) ローズ:んぅ(撫でられてゴロゴロ)  そんな風に思って頂けてたなんて…嬉しすぎます///  僕も…たくましくて素敵な人だな〜って思ってました(目を細めて笑いかける) ギーレン:お互い好みなら、まあ最初の一歩はOKだよな?  あと…。ちょいと恥ずかしいんだが…。     ラッピングされた小箱を取り出す。     ローズが買ったものと全く同じのようだ。  お前さんに何か手みやげでも…と思ったんだが…タイミング悪かったなぁ(苦笑)  バーの同僚にでもあげちまってくれ。 ローズ:そんなっ大切に使います!  消耗品ですし、2つあって嫌なものじゃありません^^  僕も…なにか用意しておけばよかったなぁ ギーレン:貰ってくれるなら、まあ無駄にならなくて済んだ訳だ(笑)  お前さんからは、これからゆっくりでいいんじゃねぇか?  今は、こうして触れさせてもらえりゃ…それで十分に有り難てぇ。(頭なでなでなで…) ローズ:…ふふ、そうですね。(これから…か、嬉しいな…)  (撫でられて嬉しいのか尻尾がゆらゆら)撫でられるのって気持ちよくて好きです///  好きに触ってもらっていいですよ?(冗談っぽく) ギーレン:おいおい、それは誘ってるって受け取ってもいいのかよ(笑)  よいしょっと!(ローズの隣に座り、ローズを抱え上げて膝に座らせる)  飼い猫は膝の上、だろ?w ローズ:ひゃっ!///(驚きつつも大人しくされるがまま)  誘う気ではありましたが…こうされるとは思いませんでした//// ギーレン:(心ゆくまでローズの頭なでなで…)  お前さんは、猫なのにホント、おとなしい性格だなぁ。  飼い主をひっかくとかしそうにねぇ(笑)  誘い方も純情でかわいいぜ?  心は汚れてない証だな。 ローズ:(ごろごろと喉が鳴る)大好きな人に、爪なんて立てませんよw  …ただ、心は綺麗じゃないかもしれません。  欲と嫉妬にまみれる事だってありますし…。 ギーレン:なんだ、爪は立てないのか?(くすくす)  お前さんの心は綺麗だよ。  そんな可愛い欲と嫉妬なら、いくらでもぶつけていいぜ?  全部受け止めてやるくらいの度量はあるつもりだ。 ローズ:…やっぱり優しいんですね。  そう言って頂けるだけで楽になります。  僕も、ギーレンさんの感情も何もかも受け止めるつもりですよ。 ギーレン:優しくない時もあるぜ?一応男だからなあ(笑)  じゃあ、お互い様って事で。  なんだろうな…。お前さんといると、ホッとするんだよ…。(後ろからぎゅっと抱きしめる) ローズ:ふふ、根が優しいんですよw  それに…好きな人にだったら割と何されても嬉しいです////  僕も…暖かくて安心します(ギーレンに体を預け、腕に手を添える) ギーレン:ははっ、ホントにあったかいぜ。お前さんは…。(なでなで…)  あんまり煽るな。二階連れ込むぞ?(くすっ) ローズ:ふふ(ごろごろ…)  (艶っぽく微笑み)我が家でも構いませんよ?w  なんて、お仕事に響いたら大変ですもんね(くすくす) ギーレン:悪かぁないが、今はちょこっと抜けてきただけだからな。  今度、一日休みを貰うことにするぜ。(猫耳のつけねをこりこり) ローズ:んァっ///(ぴくりと体が跳ねる)  わ、わかりました。楽しみにしてますね// ギーレン:あ、やっぱここって弱いのか(笑) ローズ:知っててやったんですかw  付け根は弱いんです///(照れつつ) ギーレン:昔飼ってた猫(本当に猫)が、そこ好きだったんだよw ローズ:飼ってたんですか~  通りで撫でるのが上手なわけですw ギーレン:ん、戦場で拾ってな。  ずいぶんと癒しになったもんだ。  一緒に寝ると、暖かくて柔らかくてな…。  まあ、気がついたらいなくなってたが。フラれたらしい(笑) ローズ:なら…今度は僕が癒します。  貴方が求めてくれれば、精一杯答えますよ^^ ギーレン:…ん。頼む。  ローズは、ふいっとどっか行っちまうなよ?(抱き寄せて少し目を閉じる。あたたかさを味わっているようだ) ローズ:もちろんです。 ギーレンさんが離れろと言うまでは、ずっと寄り添っていますよ(こちらも目を閉じる。ゴロゴロと喉が鳴っている) ギーレン:…まったく(微笑む)  そんなに相手に尽くすから、俺みたいな男にひっかかるんだぞ?(笑) ローズ:ふふ、だったら振られてきた甲斐がありましたw  素敵な人にひっかけてもらえたので(微笑む)  (少し小さい声で)ギーレンさん…大好きですよ…。 ギーレン:(耳元で小さく)俺も好きだぜ。ローズ…。(耳に軽くキス) ローズ:ん…(パタッと耳が一回振るえる)  (こんな風に大切にされたの…初めてだ…) ギーレン:(なでなで…) ローズ:(ごろごろ…嬉しい…あったかい)  ッハ、ギーレンさんっ!  お仕事戻らなくて大丈夫ですか? ギーレン:うおっと、やべぇか!?  ちょいと出るって言ったままだしな^^;  じゃあ、そろそろ戻らぁ。  今度こそ、一日休み貰ってくるからな?      ひょいと立ち上がり、ローズの頬にキスして酒場を出て行く。      酒代はちゃんとテーブルに置いてある。 ローズ:はい、お待ちしてます。     お互い、お仕事頑張りましょうね!(ギーレンを笑顔で見送る)   あれからもう、数年の月日が流れたけれど。   互いの心は変わることなく、「くまさん」と「ねこさん」は、寄り添い続けている。
くまさんとねこさんのおはなし (2013年 7月)  ある夏の日。   ギーレンは、「大きな仕事」から途中で身を引き、街の皆に命を救われた。   その後、ギーレンは、とある財閥の令嬢のボディガートをすることになった。   令嬢とギーレンが、前途を祝してビールを乾杯しようとしていた時。   女装姿のローズも、偶然、酒場に居合わせていた。 ローズ(女装):(うわぁ、あの人カッコイイ!女性の方も綺麗……初めて見る人たちだなぁ)  あ、セリーナさん。  ブルー・ムーンをお願いします。(頼みつつ、ギーレンと令嬢を横目で見る)   令嬢はローズに気づき、一緒に飲みますか、とローズを誘った。 ローズ(女装):えっ!  良いんですか?お祝い事のようですが…。(迷うように尻尾が揺れる)   祝い事だからこそ、人数は多い方がいいと令嬢はローズに微笑み、名乗って握手を求めた。 ローズ(女装):では、ご一緒させて頂きます(二人ににこりと微笑む)  ローズ・グレナデンと言います。こちらこそ、宜しくお願いします。(令嬢の手を取り握手を)  あ、後…こんな格好ですが、男です(苦笑) セリーナ:どうぞ、ブルームーンでございます。(ローズの前に出す) ギーレン:へえ。そこらの女より美人だぜ。  耳と尻尾は自前かい?  俺はギーレン。よろしく頼む。  このお嬢さんの護衛役だ。 ローズ(女装):(セリーナに)ありがとうございます。  (ギーレンに)あ、ありがとうございます///(赤くなりつつ)  はい、黒猫なんです。(耳とパタパタと動かし、尻尾をゆらりと揺らしてみせる)  護衛…ですか、…ってことはこの方は何処かのご令嬢?   彼女は、世界に名の知れた財閥の跡取り候補なのだという。 ギーレン:黒猫さんか。こりゃまたかわいいな。(大きな手で頭をなでなで)  …おっと失礼、子供みたいなことしちまったな。 ローズ(女装):わわっ…いえいえ、撫でられるのは好きなので///  (うわぁ、手ぇ大っきい…)  次期当主!…凄い方なんですね〜(綺麗な子だもんなぁ)  ご一緒できるなんて嬉しいです^^ ギーレン:こいつは…まあ、お偉いさんなのは確かだ。  たとえそうでなくても、雇われた以上、全力で守るけどな。(笑顔)  じゃ、乾杯しようぜ。  出会えたことに感謝する。   乾杯する三人。   どことなく、ギーレンが「先日起こった大事件」の関係者ではないかと推測するローズ。   ギーレンはそれに気づき、隠す素振りを見せずにさらりと告げた。 ギーレン:(ローズに)どうした?  …そっちが言わないなら先に言っちまうぜ。  俺は、この前の事件で、多くの人間を傷つけた敵だ。  薬屋と病院には詫びに行ったが、全員が許してくれたとは思っちゃいねぇ。  …悪人だぜ?(笑) ローズ(女装):(ギーレンに)そうだったんですね…でも…皆さん無事だし。  …人には色々事情があるものですし、私にはギーレンさんは悪人に見えませんよ。 ギーレン:(ローズに)ここの街の奴ぁ、ちぃとお人好し過ぎやしねぇか?  みんなして、そんなことを言いやがる(ため息)  立派な悪人と呼んでいい経歴してんだぜ?  …まあ、猫はそういうのを察知するらしいから、ローズが俺を怖がらないならいいのかもな。(頭なでなで。さわり心地良かったらしい) ローズ(女装):(ギーレンに)この街は素敵な人が多いんですよw  それと…私だってあまり誇れる経歴ではありませんから(^_^;)  (撫でられつつ)んぅ…ゴロゴロ…(尻尾が左右に大きく揺れる) ギーレン:(ローズに)この街は、ちょっと居心地がよすぎらぁ。  あと、美人さんの経歴は、気にしねぇタチでな。  (ゴロゴロいうのがかわいくて、まだ頭をなでている)   撫でられているローズの姿が、令嬢には少し羨ましかった。   気づかないうちに、令嬢は、ギーレンに恋をしていたから。   しかし、ギーレンにとって、令嬢は雇い主で、妹のような存在であり、恋愛対象ではなかった。 ローズ(女装):お仕事ばかりでは大変ですからね。  ガーディアス港の近くには綺麗な砂浜がありますし、商店街も賑やかで楽しいですよ〜  後、私が働いてるバーもあるので息抜きがてら寄って見て下さいな^^  う〜、ゴロゴロ///…(び、美人!?///…撫でられると喉鳴るのが止まんない(^_^;))   支える覚悟を笑顔で示すギーレンと、それに安堵する令嬢の姿もまた、ローズには眩しく見えていた。 ローズ(女装):(ギーレンと令嬢を見て)なんだか素敵ですね… ギーレン:あー、優しいだの、悪い人には見えないだの…。  本当に、この街に来てから調子狂うぜ…。(頭かしかし) ローズ(女装):この街はなんだか皆さん暖かいですよね。      そのうち慣れますよw ギーレン:(ローズに)慣れる…か。ちょっと怖ぇな。  吹雪の中みてぇなところにずっといたからな。  暖かい場所なんざ、うまく想像できねぇよ。  いや、慣れてない分、くすぐったくて居心地悪ぃ(笑) ローズ(女装):(カクテルを一口)ふふ、最初はそんなものですよ。 ギーレン:最初は、か…。  慣れるもんなのかねぇ…。  場に慣れるのは、仕事柄早いほうだが、こう居場所があったけぇとペース狂うぜ、マジで(笑) ローズ(女装):この街…猫の私には暖かくて心地いいですw  ペースなんて崩されてなんぼですよ?(冗談っぽく)   酒に酔ったのか、ふらつき始めた令嬢をギーレンが慌てて支えた。   周囲の客も、ギーレンと屈託なく話している。   ローズは、ギーレンを「本当に優しい人だ」と思った。 ギーレン:(令嬢に)こりゃ、連れて帰ったほうが良さそうだな…。  ローズ、飲みに付き合ってくれてありがとうな。  バーに勤務してるって言ったよな?また寄らせて貰うぜ。  よっこいしょ、と。(令嬢を軽々とお姫様抱っこ) ローズ(女装):はい、お待ちしてます♪  お仕事の合間にでも是非。  私こそ、誘って頂けて嬉しかったです^^(撫でてもらえたし///) ギーレン:じゃあな。他の皆も、またな。       軽く手を振って酒場を出て行く。移動。 ローズ(女装):(手を振り替えして見送る)  …はぁ;(あんな綺麗な子…勝ち目ないし……今回の恋もダメなのかなぁ……)(しゅんとしつつ、カクテルを飲み干す)   ローズは、今まで何度も失恋経験があった。   好きになった人は、皆、離れて行ってしまう。   それに……「女の子にはかなわない」。 セリーナ:でも、あのギーレンさんって人…本当に、敵だったんですか?  全然そんな風に見えなくて、明るいから…。 ローズ(女装):信じがたいですよね。  …優しそうだったし、気さくだし。 セリーナ:はい。だから…あんな怖いことに関わってたのかと思うと、不思議でならないんです…。 ローズ(女装):そうですねぇ…      何か他ならない事情があったんですかね…; セリーナ:よし!今度聞こう!  ローズさん、お願いしますね(ウインク) ローズ(女装):ふえっ!私が聞くんですか!?(あたふた) セリーナ:そうですよ~?(笑) ローズ(女装):でも…聞かれたくない事とかだったら…とかって考えちゃいますっ(^_^;)  ギーレンさんを困らせたくないし……(なんだかんだで気になりますが…) セリーナ:もし聞かれたくないんだったら、あんな風に自分から「敵だった」なんて言わないと思うんですけど…。  普通隠しますよね?  だから大丈夫!(^^) ローズ(女装):うぅ…確かにですね……  じゃ、じゃぁ、今度あった時に聞いてみます! セリーナ:私もホントに興味あるんで、お願いしますね(^^) ローズ(女装):さて…私は一度帰って、出勤準備でもして来ます。  (セリーナに)もし聞ける機会があれば、聞いてみますね!  では、ごちそうさまでした〜   カクテル代を払って酒場を出て行くローズに、セリーナはにんまり笑った。   恋話が大好きなセリーナ。   思いっきり、ローズを後押ししたのだ。   それからしばらくして。   ギーレンが、ローズの勤務する「Ber・Cattleya」(バー・カトレア)に立ち寄った。 ギーレン:こっちのバーにも、寄ってみたかったんだよな。  洒落た内装だな。…俺ぁちょっと場違いか? ローズ(女装):ようこそ、バー・カトレアへ〜。  って、ギーレンさん!(ギーレンを見つけてかけよってくる) ギーレン:おう、ローズ。確かお前、ここで働いてるって言ってたろ?  ちょいと覗きに来たぜ。  大男にゃ可愛すぎる店だが、一杯いけるか? ローズ(女装):来て下さったんですね!嬉しいです!  ぜひ飲んでいて下さい♪(ギーレンを席に案内する) ギーレン:ありがとよ(笑う)  強めの酒を頼めるか?なかなか酔えないタチでな。 ローズ(女装):かしこまりました^^  少々お待ち下さいな(にこりと笑ってから席を離れる) ギーレン:こんなに可愛い店とは思わなかったぜ^^;  まあ、目の保養にはいいがな…。 ローズ(女装):お待たせしました。(琥珀色のカクテルをトレーに乗せ戻ってくる)  強めのお酒、という事でバーボネラをお持ちしました ギーレン:さすが、酒も洒落てんな。  ありがとよ。(ローズの頭をなでなで。猫耳が可愛いらしい)  この店は、店員も一緒に飲んで話せるタイプか? ローズ(女装):えへへ///(撫でられ嬉しそうにしながら、尻尾が揺れる) はい、…ご一緒しても良いですか? ギーレン:さすがに、ここに一人でぽつんといると、大男は肩身が狭い。  いてくれると助かるぜ(苦笑)     バーボネラをくいっと飲み、美味しそうに目を細める ローズ(女装):(美味しそうに飲んで…かっこいいな〜)  では、(魔法でポンッとキールを出して)  あの…ちょっとお聞きしたい事があって…良いですか? ギーレン:ん?何だ? ローズ(女装):その…ギーレンさんは、どうしてあの事件に関わったんですか?(少し不安そうにギーレンを見つめる) ギーレン:ああ…。まあ、そりゃ気になるよな。  かまわねぇぜ。隠してる訳でもねぇ。  …金が欲しかった。それだけだよ。 ローズ(女装):…お金が必要だったんですか? ギーレン:故郷に、親のないガキがたんまりいる場所があってな…。 ローズ(女装):!  ……じゃあ、その子達のために…。 ギーレン:俺もそこの出身だからな。恩返しのような…まあ、そんなもんだ。  ガキはどんどん増えてくから、いくら稼いでも追いつかねえのなんの(笑) ローズ(女装):…そうだったんですか。  誰かのために動けるって…素敵だと思います(やんわりと微笑む) ギーレン:そんないいもんじゃねぇよ。  前回の仕事は、人さらいに人殺しの手伝いだ。騎士にしょっぴかれて当然の男だぜ?  汚れ仕事は、割りがよかったからな…。 ローズ(女装):たしかに汚れ仕事だけど…  ちゃんと善悪の区別がついていれば、良いんじゃないかと思います ギーレン:区別してる…って訳でもねぇな。本当に金が目当てだった。  ローズ。お前さんは、俺を責めねぇのか?  お仲間を傷つけたのは俺だぜ? ローズ(女装):(一瞬きょとん、として)  そんな事…考えても無かったです。  皆さんが無事だって聞いて安心してたので、原因とか…そう言うのは頭からすっ飛んでました(^_^;) ギーレン:(驚いた顔をして)…っく、はははは!  何だよほんとに…。この街はお人好しの集まりなのか?(ローズの頭をなでなでなで)  ありがとうな…。  罵倒されて当然の俺でも、やっぱ…ホッとすらぁ。 ローズ(女装):ふふ///(撫でられてゴロゴロしつつ話す)  それに…あの事件がなかったらギーレンさんに会えなかったですしw ギーレン:まあ、確かにそうだな(ニカッと笑う)  本当は…でかい金額で請け負ったんで、前回のアレで死んでもいいと思ってた。  なのに、よってたかって俺を生け捕りにしやがってよ(笑)  今を生きてることを…お前さんのお仲間に、感謝してる。 ローズ(女装):皆さん、優しい方達ばっかりですからねw  私も皆さんに感謝しなくちゃ(ギーレンを見つめて微笑みながら) ギーレン:お前さんをはじめ、本当、お人好しだらけだよ。ここは。(くいっと酒を空け、優しく笑う) ローズ(女装):(一口飲み)ふふ。  あ…どうされます?もう一杯飲まれますか? ギーレン:ああ、もう一杯頼む。  ここの酒は美味いぜ。 ローズ(女装):ありがとうございます^^  同じの?それとも違ったものがよろしいですか? ギーレン:また違った味だと嬉しいなぁ。  混ざると酔いやすいしなw ローズ(女装):なるほど、  では少々お待ち下さいな〜♪ ギーレン:たまには、ちょっと酔ってもいいか…。 ローズ(女装):お待たせしました。  イエーガー・シューターになります。 ギーレン:(一口飲んで)ほう、こいつも美味しいねぇ。  後味の苦みが悪くない。  腕のいいウエイターだぜ? ローズ(女装):えへへ///  ありがとうございます。 ギーレン:…ローズの辛い過去ってのは、何だ?  この前、チラっと聞こえたのが気になってな。 ローズ(女装):え…。  そうですね…辛いというか…なんというか…。  私、結構夜遊びが酷かったんですよ…。 ギーレン:夜遊びくらいは、そこまで気にすることじゃないと思うが?  何か、胸につっかえるようなことがあるのか? ローズ(女装):…奥さんのいる人と…とか。  一晩だけとか…。  寂しさを紛らわすために…色んな人に相手をしてもらってたんです…。 ギーレン:…そうか。(ローズの頭をぽんぽん、なでなで)  お前さん、よっぽどさみしかったんだな…。 ローズ(女装):結構一人でいる事が多くて…。  誰かに愛されてるって実感が欲しかったんです…。 ギーレン:一人の孤独、分からなくねぇぜ。  でも、そういう愛され方じゃ、本当の満足はできなかったろ。 ローズ(女装):…はい。  だから…今も自分を磨いてるんです(苦笑) ギーレン:(ぐいっとローズを抱き寄せる)  (ローズに顔を近づけて)お前さんは、可愛くて美人だぜ?  自信持てよ。そのままでも、お前さんは愛される資質が十二分だ。 ローズ(女装):わっ////  ギーレンさんにそう言って頂けるなんて…嬉しいです。  (ギーレンを熱っぽく見つめ、うっとりと微笑む) ギーレン:(額に軽くキス)…危ねぇ危ねぇ、もうちっとで唇にしちまうところだった(笑)  そんな顔されたら、たいていの男はドキっとするぜ。  ホントに自信持てよ?  昔なんざ気にするな。俺だって、夜遊びの経験なら負けねぇ(笑) ローズ(女装):ん///(額…でも嬉しい…)  惑わされてはくれないんですね。  ギーレンさんのお相手をした方が羨ましいですw ギーレン:(ローズに)ははは、俺はわりと本気になっちまうタイプでな。  惑わされたら、一晩で終わりって訳にはいかねぇぜ?(軽く笑う) ローズ(女装):そうなんですか?  …ますます羨ましいですよ(艶っぽく微笑む) ギーレン:口説かれ上手は好きだぜ? ローズ(女装):特定の人がいない時は、だいたいのお誘いに答えてきましたが…どうなんでしょう?(軽すぎる…かな…) ギーレン:オトナの社交辞令って奴だろ? ローズ(女装):ギーレンさんって…懐の広い方なんですね(ギーレンを見つめ微笑む) ギーレン:(ローズに)誉めすぎだぜ。  なんでもイケる悪食と、懐の大きい賢者を一緒にしちゃいけねぇ。  俺は、相手を気に入ったら、酒の肴くらいなものにしか思わなかった過去があるだけだ。  今どうあるか、が一番大事だろ。 ローズ(女装):確かに、その通りですね。  でも悪食であれ…ギーレンさんは私からしてみれば魅力的な方ですよ?(冗談っぽく笑う) ギーレン:(ローズに)ははは、口説き返しか?嬉しいねぇ。  さっきも言ったが、俺はお前さんみたいなのは好みだぜ。(同じく冗談っぽく笑う) ローズ(女装):(ギーレンに)好みだと言って頂けると…引くに引けません///  私にとってもギーレンさんはドストライクですから、口説き返しくらいしますよ。 ギーレン:(ローズに)お前も変わってるなあ(笑)  悪人だって言ったはずだぜ?(ローズの頭をなでりなでり)  昔から…猫は好きなんだよ。 ローズ(女装):どんな経歴であれ…私を好いてくれるのなら拒みません。  んぅ……(気持ち良さそうに撫でられている)  …飼ってみる気はありませんか? ギーレン:(ローズに小声で)それ以上は…また後でな。   ギーレンは、本当はその場で返事をしたかったのだろう。   しかし、偶然にも、令嬢の弟が同席していた。   仕事とプライベートを混ぜたくないという理由で、ギーレンは後で返事をすることを約束した。 ローズ(女装):はい、お返事は…頂けるのならいつでも構いません。(やんわりと微笑む)  (良かった。はぐらかされちゃうかと思ってたけど…やぱり優しい人だなぁ…少し困らせちゃったかも…) ギーレン:(支払いはここに置いとくな。釣りはいらねぇから。  じゃあな、ローズ。また…な?(笑顔) ローズ(女装):いえいえ、お金は大切にしてくださいな。  (さっと勘定をし、おつりをギーレンのポッケへスッと入れる)  はい、ギーレンさん。…また今度(微笑む)   ローズは、胸が高鳴るのを押さえきれず、仕事上がりにセリーナのいる酒場を訪れた。 ローズ:どうも〜。  セリーナさん、オレンジジュースをお願いします セリーナ:ローズさん、お疲れ様です。  仕事上がりでしょう?(オレンジジュースを出す) ローズ:はい、そうです〜。ありがとうございます。(一口飲み     そうそう、ギーレンさんとお話しできましたよ! セリーナ:えっ!?お話しできたんですか!!  ど、どうでした?(ドキドキ) ローズ:故郷の親のいない子達のために、お金が必要だったみたいです。 セリーナ:…やっぱり、あの人、ホントはいい人だったんですね。  なんだかすごくほっとしました。 ローズ:私もです^^  あぁ〜、なんだか今日は凄くドキドキしっぱなしでした(苦笑) セリーナ:で、どうですか?ギーレンさんとの仲、進展しました?(期待の眼差し♪) ローズ:うぅん…そうですねぇ…結構ガンガンいってしまったような気もしますが…。  今はお返事待ちです/// セリーナ:ガンガン行くのが恋愛の基本ですよ!  お返事待ち…いいお返事だといいですね(^^) ローズ:(先日のやり取りを思い出して赤くなる)いい雰囲気には…なれた…かな?  お返事次第ではありますが…//// セリーナ:ローズさん、顔が赤いです♪  私、応援してますからね! ローズ:わわっ、赤いですか?///  セリーナさん、ありがとうございます!頑張ります^^ セリーナ:願えば叶う!ですよ(^^) ローズ:ふふ、願えば叶う…ですか  素敵な言葉ですね♪   しばらく談笑していると、ふと、こんな話になった。 セリーナ:あー、私、貴族じゃなくてよかったなー、ってたまに思います。  自由に生きたいですよね~? ローズ:そうですねぇ〜。  でも、……誰かに縛られるのも悪くないかも…なんてw セリーナ:ギーレンさんとか?(くすくす) ローズ:はい////(頬を真っ赤に染める) セリーナ:ローズさんかわい~い♪/// ローズ:うぅ///(真っ赤になりつつ耳をぺしょりと伏せる)  ずっと一人だったから…誰かに寄り添っていたいんです!///    それからしばらくして。    ギーレンは、仕事が休みのローズを誘い、セリーナのいる酒場に寄った。 ギーレン:近いと助かるな。まだ、この辺に慣れてないからな^^; セリーナ:いらっしゃいませ!(にっこり♪)  あ、ローズさんと…ギーレンさん!(心の中で応援!) ギーレン:(テーブル席で)一杯頼めるか?  俺はウイスキーで。 ローズ:セリーナさん、こんにちは〜。  僕はキールをお願いします。 セリーナ:はい、かしこまりました。  バランタイン12年と、キールでございます。 ギーレン:休みの日なのに、呑みに付き合わせて悪かったな。  ありがとよ。(笑顔) ローズ:いえ、…呑みに誘って頂けて嬉しいです///(赤くなりつつ微笑む) ギーレン:だったらよかったぜ。あそこでお前さんに会えなきゃ、帰ろうかと思ってたしな(笑) ローズ:そうだったんですか?  …なら、尚更嬉しいです(照れたように微笑む) ギーレン:…(ふと、ラッピングされた小箱に気づく)ん、買い物帰りか? ローズ:あぁ、はい。  綺麗な色のグロスだったので買っちゃいました。 ギーレン:…(何故か少し苦笑い)そうか。  そういや、メイクを落としたお前を見るのは今日が初めてか。  こっちも可愛いもんだな。 ローズ:…?  お仕事の時はいつもメイクしますからね…  か、可愛いですか?///(嬉しい…///) ギーレン:どっちかというと、今の姿のほうが好みかもな?(くすっと笑う) ローズ:(顔を赤くしつつ)本当ですか?…そう言って頂けると嬉しいです//// ギーレン:(頭なでなで)バーで言ってた言葉…。  ありゃ、客へのリップサービスか?それとも…? ローズ:…リップサービスなら、あんなに躊躇いません。  ……心からの言葉…ですよ…。  (少し不安そうな顔でギーレンを見つめる) ギーレン:…だったら、俺も安心した。(微笑む) ローズ:それって……(僕のことどう思ってるんだろう…) ギーレン:今日バーに行ったのはな。「猫を飼おう」かと思って、だ。 ローズ:!  ……飼って…頂けるんですか? ギーレン:しかしな…。  俺は仕事で、仕事先に住み込みだ。  休みもなかなかねぇし、不定期だ。  家で飼えねぇなら、猫の巣におじゃますることになるんだが…どうだ? ローズ:お仕事が護衛だと聞いたときから、その辺は承知してました。  僕は、アパートで一人暮らしですから  我が家ならいつでも来て大丈夫ですよ。 ギーレン:じゃあ、決まりだ(ニカッと笑う)  俺と付き合わねぇか?…恋人として、な。 ローズ:!(ぶわっと顔が赤くなり、瞳が潤む)  お願いしますっ/// ギーレン:(ローズの頭をなでなで)  こちらこそよろしくな。可愛い黒猫ちゃん。  最初に見たときから思ってたんだよな。  抱きしめたら安心できそうな子だな…ってよ。(少し照れる) ローズ:んぅ(撫でられてゴロゴロ)  そんな風に思って頂けてたなんて…嬉しすぎます///  僕も…たくましくて素敵な人だな〜って思ってました(目を細めて笑いかける) ギーレン:お互い好みなら、まあ最初の一歩はOKだよな?  あと…。ちょいと恥ずかしいんだが…。     ラッピングされた小箱を取り出す。     ローズが買ったものと全く同じのようだ。  お前さんに何か手みやげでも…と思ったんだが…タイミング悪かったなぁ(苦笑)  バーの同僚にでもあげちまってくれ。 ローズ:そんなっ大切に使います!  消耗品ですし、2つあって嫌なものじゃありません^^  僕も…なにか用意しておけばよかったなぁ ギーレン:貰ってくれるなら、まあ無駄にならなくて済んだ訳だ(笑)  お前さんからは、これからゆっくりでいいんじゃねぇか?  今は、こうして触れさせてもらえりゃ…それで十分に有り難てぇ。(頭なでなでなで…) ローズ:…ふふ、そうですね。(これから…か、嬉しいな…)  (撫でられて嬉しいのか尻尾がゆらゆら)撫でられるのって気持ちよくて好きです///  好きに触ってもらっていいですよ?(冗談っぽく) ギーレン:おいおい、それは誘ってるって受け取ってもいいのかよ(笑)  よいしょっと!(ローズの隣に座り、ローズを抱え上げて膝に座らせる)  飼い猫は膝の上、だろ?w ローズ:ひゃっ!///(驚きつつも大人しくされるがまま)  誘う気ではありましたが…こうされるとは思いませんでした//// ギーレン:(心ゆくまでローズの頭なでなで…)  お前さんは、猫なのにホント、おとなしい性格だなぁ。  飼い主をひっかくとかしそうにねぇ(笑)  誘い方も純情でかわいいぜ?  心は汚れてない証だな。 ローズ:(ごろごろと喉が鳴る)大好きな人に、爪なんて立てませんよw  …ただ、心は綺麗じゃないかもしれません。  欲と嫉妬にまみれる事だってありますし…。 ギーレン:なんだ、爪は立てないのか?(くすくす)  お前さんの心は綺麗だよ。  そんな可愛い欲と嫉妬なら、いくらでもぶつけていいぜ?  全部受け止めてやるくらいの度量はあるつもりだ。 ローズ:…やっぱり優しいんですね。  そう言って頂けるだけで楽になります。  僕も、ギーレンさんの感情も何もかも受け止めるつもりですよ。 ギーレン:優しくない時もあるぜ?一応男だからなあ(笑)  じゃあ、お互い様って事で。  なんだろうな…。お前さんといると、ホッとするんだよ…。(後ろからぎゅっと抱きしめる) ローズ:ふふ、根が優しいんですよw  それに…好きな人にだったら割と何されても嬉しいです////  僕も…暖かくて安心します(ギーレンに体を預け、腕に手を添える) ギーレン:ははっ、ホントにあったかいぜ。お前さんは…。(なでなで…)  あんまり煽るな。二階連れ込むぞ?(くすっ) ローズ:ふふ(ごろごろ…)  (艶っぽく微笑み)我が家でも構いませんよ?w  なんて、お仕事に響いたら大変ですもんね(くすくす) ギーレン:悪かぁないが、今はちょこっと抜けてきただけだからな。  今度、一日休みを貰うことにするぜ。(猫耳のつけねをこりこり) ローズ:んァっ///(ぴくりと体が跳ねる)  わ、わかりました。楽しみにしてますね// ギーレン:あ、やっぱここって弱いのか(笑) ローズ:知っててやったんですかw  付け根は弱いんです///(照れつつ) ギーレン:昔飼ってた猫(本当に猫)が、そこ好きだったんだよw ローズ:飼ってたんですか~  通りで撫でるのが上手なわけですw ギーレン:ん、戦場で拾ってな。  ずいぶんと癒しになったもんだ。  一緒に寝ると、暖かくて柔らかくてな…。  まあ、気がついたらいなくなってたが。フラれたらしい(笑) ローズ:なら…今度は僕が癒します。  貴方が求めてくれれば、精一杯答えますよ^^ ギーレン:…ん。頼む。  ローズは、ふいっとどっか行っちまうなよ?(抱き寄せて少し目を閉じる。あたたかさを味わっているようだ) ローズ:もちろんです。 ギーレンさんが離れろと言うまでは、ずっと寄り添っていますよ(こちらも目を閉じる。ゴロゴロと喉が鳴っている) ギーレン:…まったく(微笑む)  そんなに相手に尽くすから、俺みたいな男にひっかかるんだぞ?(笑) ローズ:ふふ、だったら振られてきた甲斐がありましたw  素敵な人にひっかけてもらえたので(微笑む)  (少し小さい声で)ギーレンさん…大好きですよ…。 ギーレン:(耳元で小さく)俺も好きだぜ。ローズ…。(耳に軽くキス) ローズ:ん…(パタッと耳が一回振るえる)  (こんな風に大切にされたの…初めてだ…) ギーレン:(なでなで…) ローズ:(ごろごろ…嬉しい…あったかい)  ッハ、ギーレンさんっ!  お仕事戻らなくて大丈夫ですか? ギーレン:うおっと、やべぇか!?  ちょいと出るって言ったままだしな^^;  じゃあ、そろそろ戻らぁ。  今度こそ、一日休み貰ってくるからな?      ひょいと立ち上がり、ローズの頬にキスして酒場を出て行く。      酒代はちゃんとテーブルに置いてある。 ローズ:はい、お待ちしてます。     お互い、お仕事頑張りましょうね!(ギーレンを笑顔で見送る)   あれからもう、数年の月日が流れたけれど。   互いの心は変わることなく、「くまさん」と「ねこさん」は、寄り添い続けている。

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