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ハートのラビリンス アルバーン&フィニ 1」(2015/02/28 (土) 17:58:51) の最新版変更点

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ハートのラビリンス 1つめの試練「どしゃぶりの雨」 (2015年 2月4日) (画像準備中)   扉に入ったとたん、周囲の景色が一変した。   入った扉は、跡形も無く消えている。   どこまでも広がる草原…。   見える範囲の前方に、違和感のある扉がぽつんと存在している。   あれを開ければいいらしい。   しかし、10分は歩かないといけないだろう。 フィニ:まあ!こんなに広い草原久しぶりだわ!  少しスレイプニルを思い出すわ。   ゆっくり2人でお散歩もいいわね^^ アルバーン:(誰もいないので、微笑んで手を繋ぐ)  ペガサスであなたの故郷を飛んだことを思い出すな…。   歩き始めて2分もたたないうちに、突然空を暗雲が覆った。   叩きつけるような土砂降りの雨が降り始める。 アルバーン:体を冷やしては…!  危険が無いと言っていたが、十分危険ではないか!!(マントを脱ぎ、フィニの頭から被せる) フィニ:まあ、雨!  (アルバーンが濡れてしまうので一瞬迷ったが、自分の状態を考えて)ありがとう。  多分危険はないと言っていたので大丈夫だとは思うけれど・・・  急ぎましょう。  雨をしのげる場所に行けたら、回復するわね。 アルバーン:あの少年は「試練」と言っていた。  見渡す限りの草原に何もないのは、雨宿りできないことを示唆しているのだろう。(フィニを軽々とお姫様抱っこ)  しっかり捕まっていてくれ。  全力で扉まで走る!!(駆け出す) フィニ:(一緒に走るよりもその方が早いと思い、ギュッとしがみつく)  ええ、お願い。   雨はどんどん激しさを増し、視界すらさだがではない。   アルバーンはそれでも、扉のあった位置を確実に覚えている自信があるのか、全速力で走り続ける。   扉がぼんやり見えた頃には、アルバーンの体は、フィニにも伝わるほどに冷え切っていた。 アルバーン:もう少しだ、マントを雨よけにしっかり持っているんだぞ! フィニ:(しがみつきながら回復魔法をかける)  ええ! アルバーン:(回復魔法を感じ、少し微笑んで)扉に入る!   アルバーンは、フィニを抱えたまま、扉を開けて飛び込んだ。   扉を抜けると、薄い空色の壁の迷宮に戻った。   なぜか、二人は全く濡れていない。アルバーンの体温も、フィニが消費した魔力も戻っている。   今までのことが幻だったかのように…。 アルバーン:……!? フィニ:すっかり元通りだわ…。  これが大丈夫、って言うことだったのね。 (アルバーンにギュッと抱きついて)でも何もなくて良かった。  さっきあなたすごく冷えてたもの。 アルバーン:大丈夫、か…。  体温は確かに戻ったが、肝は冷えた^^;  あなたに何も無くて、良かった…(ぎゅっと抱きしめ返す) フィニ:そうね。  あの子のことは信じていたけれど、それでも少しドキドキしたわ。  こうして無事に試練を超えられたようで、良かったわ^^    そして二人は、再び次の扉を捜して、ラビリンスをさまよい歩いた。

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