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「「廃墟の魔法学校」」(2015/02/08 (日) 13:36:55) の最新版変更点
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&bold(){過去のイベント・クエスト紹介 その1}
「廃墟の魔法学校」
これは、このサークルになる以前(世界観は違うけれどキャラクターは同じ)、削除されたサークルで、真衣 優夢がイベントマスターを担い行ったものです。
廃屋になって4~5年の、魔法学校が舞台。(現サークルには存在しません)
化け物が出るという噂を聞いて、肝試しがてらに、数名のキャラクターが「立ち入り禁止」の張り紙をものともせずに侵入。
彼らを待ち受けていた最初の敵は…「埃」。
歩くたびに舞い上がる、積もった埃に咳き込む人続出でしたw
教室に行ってみると、小さな動物のもののような足跡があります。
ごく最近のもののような…?
足跡はロッカーに続いていたので、ロッカーをひょいと開けると。
「きゃいんっ!!」という悲鳴とともに、小さくて白いものが飛びだして走り去りました。(当時は素早かった!驚愕の事実(笑))
もちろん、皆は追いかけます。
理科室の方向に逃げ込んだ白いものを追いかけて飛び込むと。
そこには、一人の女性がたたずんでいました。
#image(a_48993_snapshot_0033906001368431780.jpg)
Copyright(C) GCREST, Inc. All Rights Reserved.
とがった耳からして、年齢は推察できそうにありません。
片眼のモノクルや、魔女を思わせる紫のドレスが、彼女から魔術的な雰囲気を感じさせます。
彼女は「マレッサ・アダムスティ」と名乗り、過去、ここで教師をやっていたと告げました。
放置された学校のひどい有様にぶつぶつ文句を言い、「改装してフリースクールにするとかないのかしら」などと言っています。
マレッサに、白いもののことを聞くと、行った先を教えてくれました。
自分に驚いて飛びだし、さっきとは別の教室…封印されて開かない扉の教室のほうに逃げていったそうです。
「ここは魔法学校だったの。だから、校舎のあちこちに魔法のしみこんだ跡があるわ。
それを放置すると、変なモノがやってくることがあるのよ。
だから、だいたいの場所は封印しているんだけど…」
マレッサはそう言います。(もしかして、魔法学校内だから素早かったのか!)
封印された扉は、うんともすんとも開きません。
苦戦している皆の後ろに、音もなく人影が…。
がばっと振り返ると、それはマレッサでした。
彼女は、本気でびびった人をからかいながら、扉の封印を解いてくれました。
その中に危険があることを告げながら。
封印が解かれると、教室の扉は、ひとりでに勢いよく開きました。
教室全体から、ゆらゆらと妖気のようなものが吹き上がっています。
机は乱雑に隅に押しやられて積み上げられています。
周囲に、動物用のゲージがたくさん散乱しています。大きいもの、小さいもの…。
教室の中央の床には、魔法陣が描かれていて、青紫にゆらゆらと光っています。
魔法陣のすぐ外に、教室にはそぐわない、手術台のような台が倒れて転がっています。
ただならない雰囲気…!
魔法陣の中央から、どろどろの紫の半液体が、染みだして、うめき声をあげました。
これが…化け物の正体!?
よく見ると、その半液体には、ゆがんだ顔のようなものが…!
問答無用で襲ってきた化け物「クレイジージェリー」との戦闘が始まりました。
物理攻撃をすると、いったん破壊されますが、ずるずると水滴が集まって戻ってしまいます。
クレイジージェリーは三本の触手を操り、それに触れたキャラクターに紫のアザがつきました。
紫のアザは呪い属性で、体の力が抜け、立っていられなくなります。(他キャラをかばってオルフェウスがやられましたが、彼は歌えれば十分なので問題ありませんでした)
皆は魔法付与した武器や飛び道具で攻撃しつつ、触手をどうにか避けました。
氷属性の武器がとどめをさし、クレイジージェリーは凍り付いて砕け、動かなくなりました。
「ごめんなさい…。ごめんなさいです…、きゅう~ん…」
ぶるぶる震えている白いものが、奥にいます。
白い子犬…でしょうか?
でも、喋っています。
白い子犬は、自分の名前が長すぎて言えず、メモを引っ張り出してきました。
『 実験体ナンバー「00046」 メモ
3年の実験により、この個体のみ完成。他はすべて死亡。
魔力付与が肉体に劇的な変化を与え、私の望む結果をもたらした。
00046の体液は回復解毒作用を有し、肉片は病を治し寿命さえも延ばす。
魔力の集中する心臓を喰えば、不老不死も夢ではない。
私はこれより最後の実験に移る。私が00046を食すのだ。 』
あのどろどろの半液体は、メモを書いた本人。
白い子犬は、自分が手術台に乗せられそうになった時、怖くて思わず抵抗し、魔法反射しました。
「ごしゅじんさま」は自分の魔法をくらい倒れ、一年ほどかけて体が変質していき…あの化け物が完成したというのです。
メンバーの一人、「リタ」が、特に感慨なく、白い子犬に「シロ」と名付けました。
その瞬間、名前変更の魔法プログラムが作動し(前の主人が死亡すると書き換えが出来る)、白い子犬(実際は狼の仔ですが)は「シロ」になりました。
名をつけたものが自動的に主人になるらしく、シロはリタを「あたらしいごしゅじんさま」と呼び始めました。
呪いのアザさえ消し去る、超回復能力を持った魔法生物。
シロ本人はそれを知らないけれど、「あたらしいごしゅじんさま」に出会えて、幸せそうです。
「魔法学校初代校長 マレッサ・アダムスティ」
理科室の奥に、最初は誰も気づかなかった肖像画がありました。
生年と没年も書いてあります。…40年ほど前に亡くなっています。
どこからともなく、女性のくすくすという笑い声が聞こえる…ような気が…。
肝試しのオチは、誰も知らないところで、そっと、そっと…。
おわり。
&bold(){過去のイベント・クエスト紹介 その1}
これは、このサークルになる以前(世界観は違うけれどキャラクターは同じ)、削除されたサークルで、真衣 優夢がイベントマスターを担い行ったものです。
廃屋になって4~5年の、魔法学校が舞台。(現サークルには存在しません)
化け物が出るという噂を聞いて、肝試しがてらに、数名のキャラクターが「立ち入り禁止」の張り紙をものともせずに侵入。
彼らを待ち受けていた最初の敵は…「埃」。
歩くたびに舞い上がる、積もった埃に咳き込む人続出でしたw
教室に行ってみると、小さな動物のもののような足跡があります。
ごく最近のもののような…?
足跡はロッカーに続いていたので、ロッカーをひょいと開けると。
「きゃいんっ!!」という悲鳴とともに、小さくて白いものが飛びだして走り去りました。(当時は素早かった!驚愕の事実(笑))
もちろん、皆は追いかけます。
理科室の方向に逃げ込んだ白いものを追いかけて飛び込むと。
そこには、一人の女性がたたずんでいました。
#image(a_48993_snapshot_0033906001368431780.jpg)
Copyright(C) GCREST, Inc. All Rights Reserved.
とがった耳からして、年齢は推察できそうにありません。
片眼のモノクルや、魔女を思わせる紫のドレスが、彼女から魔術的な雰囲気を感じさせます。
彼女は「マレッサ・アダムスティ」と名乗り、過去、ここで教師をやっていたと告げました。
放置された学校のひどい有様にぶつぶつ文句を言い、「改装してフリースクールにするとかないのかしら」などと言っています。
マレッサに、白いもののことを聞くと、行った先を教えてくれました。
自分に驚いて飛びだし、さっきとは別の教室…封印されて開かない扉の教室のほうに逃げていったそうです。
「ここは魔法学校だったの。だから、校舎のあちこちに魔法のしみこんだ跡があるわ。
それを放置すると、変なモノがやってくることがあるのよ。
だから、だいたいの場所は封印しているんだけど…」
マレッサはそう言います。(もしかして、魔法学校内だから素早かったのか!)
封印された扉は、うんともすんとも開きません。
苦戦している皆の後ろに、音もなく人影が…。
がばっと振り返ると、それはマレッサでした。
彼女は、本気でびびった人をからかいながら、扉の封印を解いてくれました。
その中に危険があることを告げながら。
封印が解かれると、教室の扉は、ひとりでに勢いよく開きました。
教室全体から、ゆらゆらと妖気のようなものが吹き上がっています。
机は乱雑に隅に押しやられて積み上げられています。
周囲に、動物用のゲージがたくさん散乱しています。大きいもの、小さいもの…。
教室の中央の床には、魔法陣が描かれていて、青紫にゆらゆらと光っています。
魔法陣のすぐ外に、教室にはそぐわない、手術台のような台が倒れて転がっています。
ただならない雰囲気…!
魔法陣の中央から、どろどろの紫の半液体が、染みだして、うめき声をあげました。
これが…化け物の正体!?
よく見ると、その半液体には、ゆがんだ顔のようなものが…!
問答無用で襲ってきた化け物「クレイジージェリー」との戦闘が始まりました。
物理攻撃をすると、いったん破壊されますが、ずるずると水滴が集まって戻ってしまいます。
クレイジージェリーは三本の触手を操り、それに触れたキャラクターに紫のアザがつきました。
紫のアザは呪い属性で、体の力が抜け、立っていられなくなります。(他キャラをかばってオルフェウスがやられましたが、彼は歌えれば十分なので問題ありませんでした)
皆は魔法付与した武器や飛び道具で攻撃しつつ、触手をどうにか避けました。
氷属性の武器がとどめをさし、クレイジージェリーは凍り付いて砕け、動かなくなりました。
「ごめんなさい…。ごめんなさいです…、きゅう~ん…」
ぶるぶる震えている白いものが、奥にいます。
白い子犬…でしょうか?
でも、喋っています。
白い子犬は、自分の名前が長すぎて言えず、メモを引っ張り出してきました。
『 実験体ナンバー「00046」 メモ
3年の実験により、この個体のみ完成。他はすべて死亡。
魔力付与が肉体に劇的な変化を与え、私の望む結果をもたらした。
00046の体液は回復解毒作用を有し、肉片は病を治し寿命さえも延ばす。
魔力の集中する心臓を喰えば、不老不死も夢ではない。
私はこれより最後の実験に移る。私が00046を食すのだ。 』
あのどろどろの半液体は、メモを書いた本人。
白い子犬は、自分が手術台に乗せられそうになった時、怖くて思わず抵抗し、魔法反射しました。
「ごしゅじんさま」は自分の魔法をくらい倒れ、一年ほどかけて体が変質していき…あの化け物が完成したというのです。
メンバーの一人、「リタ」が、特に感慨なく、白い子犬に「シロ」と名付けました。
その瞬間、名前変更の魔法プログラムが作動し(前の主人が死亡すると書き換えが出来る)、白い子犬(実際は狼の仔ですが)は「シロ」になりました。
名をつけたものが自動的に主人になるらしく、シロはリタを「あたらしいごしゅじんさま」と呼び始めました。
呪いのアザさえ消し去る、超回復能力を持った魔法生物。
シロ本人はそれを知らないけれど、「あたらしいごしゅじんさま」に出会えて、幸せそうです。
「魔法学校初代校長 マレッサ・アダムスティ」
理科室の奥に、最初は誰も気づかなかった肖像画がありました。
生年と没年も書いてあります。…40年ほど前に亡くなっています。
どこからともなく、女性のくすくすという笑い声が聞こえる…ような気が…。
肝試しのオチは、誰も知らないところで、そっと、そっと…。
おわり。