チーフテン主力戦車 | ||
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性能諸元(M51) | ||
全長 | 29 b | |
車体長 | 22 b | |
全幅 | 9 b | |
全高 | 7.5/10 b | |
重量 | 82.7 t | |
主砲 | ロイヤルオードナンスディフェンス L119滑走砲 | |
副兵装 | L14M迫撃砲 | |
装甲 | 垂直/傾斜型複合装甲 | |
エンジン | HAC-ENGINE |
チーフテン主力戦車(M24/M28/M35/M51 Chieftain Main Battle Tank)はブリテン連合王国が開発した第4世代主力戦車である。 チーフテンとは「族長」「酋長」の意味。
チーフテン主力戦車はブリテン連合王国で1881年からM24として採用された第4世代主力戦車である。新技術を次々に採用した結果、今日まで第一線で活躍する主力戦車となっている。 垂直装甲や複合装甲、弾頭圧縮機構など多種多様な技術が投入された結果、GATO内主力戦車として不動の位置を占め、また他国の主力戦車開発に多大な影響を与えた。 ブリテンの主力戦車として改良に次ぐ改良を重ね、予算獲得の方便から数度に渡って型番も更新されている。
M13主力戦車は登場当時こそ十分な性能を備えていたが、時が経つと戦車に対する要求仕様の変化が生じ、M13の火力・装甲は不足しているという認識が出始める。 当初は改良によって凌いでいたものの、基礎設計の古さは否めず改良も限界に近づいていた。 そして新たに主力戦車開発計画が立ち上げられ、採用されたものがM24チーフテンである。 L105、105弾頭滑走砲を搭載し当時としては画期的な火力を誇り、更に装甲も新型複合装甲を採用している。 今日ではその拡大発展型としてM35シリーズや、最新のM51シリーズが登場し、今なお主力戦車として第一線で活躍している。 チーフテンは重火力・重装甲の重戦車としての性格が濃い主力戦車であり、仮想敵であるルテニアの地上部隊との戦闘を想定しており、ブリテン本国には殆ど配備されず、大陸のヴェルスラント王国やサズガディナ共和国連邦に配備されている。 火力を重視したチーフテンは、ルテニアから大いに警戒されているという。
チーフテンシリーズの初期モデルであるM24 |
主砲はROD 105mm滑走砲 L105(28装薬105弾頭砲)であり、M35A8からROD 120mm滑走砲 L119(28装薬119弾頭砲)に換装された。 L105は全方位HEATに対応し、手動装薬装填により遠距離に対応可能。また、弾頭を2点に圧縮し弾のバラつきを抑えている。 L119は弾頭数を増加させた他、全体的な弾のバラつきを更に抑え、最短の着弾点は350m程度になっている。
バリエーションによるが、砲塔上部には機関銃が搭載されていることが多い。 手動FC機銃であり、基本的に砲塔から身を乗り出して操作する。
M35A7から、砲塔上部にROD L14M迫撃砲(7装薬14弾頭砲)を追加することが可能となった。この迫撃砲は車内から発射ができる自動砲であり、主に歩兵支援に用いられるが、放物線を描く弾道の為に対装甲戦闘にも用いられることがある。
M51A6まではM5201 HEと、M5202 HEATの2種のみを使用していたが、仮想敵の装甲技術の発展によりこれらの弾種の有効性が疑問視されるようになり、新型弾種の搭載が検討される。 M51A8からは新型弾種として、M5203 HESH、M5204 LVHEAT、M5205 HEVTを搭載している。
チーフテンはM24の初期型から前方完全水流装甲や石壁装甲、放射型複合装甲を搭載していた。 派生型のM24A7より垂直装甲を採用し、M35A9から傾斜型複合装甲、ブローオフパネルを採用している。 またM24初期型から砲塔複合装甲も搭載している。 最新型のM51では、表面装甲には垂直装甲、石壁装甲を、複合装甲には傾斜型複合装甲、ブローオフパネルが採用され、極めて高い防護能力を誇る。 単純な石壁装甲と比較した場合、M51の戦車砲では石壁装甲は容易に貫徹が可能だが、垂直装甲と内部複合装甲を併せた装甲を貫徹することは難しい。
装薬可変機能 M35A9に搭載された機能。砲の装薬として4個のディスペンサを使う28装薬方式と、2個のディスペンサを使う14装薬方式の切り替えをワンボタンで変更することが可能。 装薬の節約や、微妙な射程距離調整に使用された。
レーザー測距装置 M51から搭載。砲塔内部に搭載されたコマンドブロックを使用することで、戦車正面方向のブロックを検知する。主に戦車の正面方向に存在するが、視界限界によって発見することのできない敵をより早く発見する為の装置。
M28"スーパーチーフテン" |
チーフテン主力戦車はブリテン軍の伝統的な設計思想に基づき、重火力・重装甲を追求した主力戦車となっている為、その支援を受ける前線兵士からの評判は良好である。各種紛争へも投入され、その戦訓が即座にフィードバックされる為登場から現在まで第一線級の能力を保持し続けている。 砲や装甲の最新技術を採用し続けてきた結果が多種多様な改良型の存在であり、主に管理面での不便さが指摘されている。
膨大な改良を施してきたチーフテンシリーズだが、その都度既に配備されているチーフテンにアップデートを施す事は事実上不可能であり、何度かの大幅な改良の際には中古品として他国に放出されることになった。 結果、戦車を求めている国家にとっては第4世代主力戦車が安価に手に入ることになり、チーフテン主力戦車の配備が西側で進む大きな要因となった。
・M24 初期モデル。105弾頭砲、複合装甲搭載型。
・M24A1 初期型の操作性を改良。
・M24A7 操作性の改良。垂直装甲の採用型。M24本国配備の最終モデルでもある。
・M24A7W GATO加盟国向けの輸出型。
・M28 砲塔からのTNT射出位置を1マス上昇させる砲機構、通称"ガンランチャー"を搭載。砲塔複合装甲はオミットされる。車体はM24からの流用。
・M28A1 操作性、安定性の向上型。試験の結果実戦配備はされなかった。
・M35 垂直装甲の本格的採用モデル。継戦能力も上昇した。初期型では車体を1マス分高くして防御性能の向上を図っているが、設計思想に移り変わりによりM35A1から廃止された。
・M35A1 装甲改良型。
・M35A7 迫撃砲を搭載したモデル。
・M35A9B 主砲をL119に換装。射程延伸型。更には複合装甲を傾斜型に変更。ブローオフパネルを採用。14装薬/28装薬可変装置を搭載。
・M35A9B+ M35A9Bに市街地戦闘向けに改造を行ったモデル。車体側面・砲塔側面に追加装甲。迫撃砲を搭載。
・M51 14装薬/28装薬可変装置を搭載をオミットし、代わりにレーザー測距装置を搭載。
・M51+ M51の市街地戦向けモデル。
・M51A2 / M51A2+ ブローオフパネルの改良、砲機構の改良、14/28装薬可変装置の追加を行ったモデル。レーザー測距装置と装薬可変装置を両立させている。
・M51A8 装甲の改良、湿式皮膜の導入。各種新型弾種の搭載。レーザー測距装置をオミット。
・M47 トロージャン 戦闘工兵車
ブリテン陸軍のAFV | ||||
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装甲戦闘車 | 主力戦車 | M8 / M13 / M15 / M24 / M25 / M28 / M34 / M35 / M44 / M51 | ||
歩兵戦闘車 | M9 / M18 / M41 / M46 | |||
自走砲 | AS-2 / M33 / M52 | |||
装輪装甲車 | M11 / M190 |