刀剣博物館


刀剣博物館行きました、ぐるっとパス2014年度版でno.45。
行きましたのは2015年の1月時点(1月31日まで前年度パスです)。

【新宿・練馬・池袋・王子エリア】分類ですが渋谷区です、渋谷区…単独分類貰えなかったんかい切ねぇなおい(オペラシティもあれ新宿区だし)(この刀剣博物館と同じ初台駅直近にあるんだけど道一本隔てて区が違うんだよ)。

ええとまず、新宿駅で京王新線ってのが見付けられなかったら小田急線乗って下さい(参宮橋駅です、行き方は知らん)、都営新宿線から入れる人は新宿駅過ぎたら1駅先です、京王線とは別です。「なに言ってんだかわからん」という向きの人もいると思いますが、複々線が単独で存在していて地下鉄と乗り入れしているのが京王新線です、普通に京王線行って聞いて下さいちょっとホーム側から行くと最初は遠すぎて泣きそうになるかもしれないけど昔みたいに途中で看板途絶えなくなったから大丈夫!!
(今この時点でどんなんだよと思われてる気もしないでもない。)
(ちなみに私は看板がなかったせいもあるし、そもそもホーム番号が存在しない時代にそのよくわからんホームを推測して辿り着く嵌めになったせいもあるんだけど本当に半泣きになった、迷うほど複雑な構造じゃないけど純粋に遠いんじゃ。)

すみません京王新線の話はいいんだよ。
ところで都の肝煎り事業だったオペラシティの経営は無事ですかね。
せっかく新宿から120円で5分間隔、10両編成で走っててそこそこの利便性もあるのにどうして駅が見付からないなんてことに…。

それもいいんだよ、とりあえず【刀剣博物館】です。
京王新線・初台駅、です、京王線ではないです、京王線乗っても無駄です。

ホームに下りたら「オペラシティと逆」に進みましょう、自信を持って進みましょう、道挟んで反対側に出るので大雑把に「南口」「甲州街道の南」に出るのが正解です。
で、出るとなんか遊歩道っぽいのがありますが、そこをぐるぐる辺りを見回して吉野家がある方向に進み、途中で横断歩道を渡ってもそのまま遊歩道に戻って進み、なんか住宅街っぽいところと合流したなー、と思ったら階段を降りた道路に電信柱があってそこに「刀剣博物館」と書いてあるのでその道をかなりずんずんと進むとわりとべーんとした看板があり。
そこを曲がるとわりとちゃんとした感じの建物です、ちょっと可愛い。

入ると一回にたたらがどうのって展示がありますが今回は子牛と行ってたんでスルー。
実は家から近いのでまた参ります。
近いは近いんだけど守備範囲と遠かったんでちょっときっかけ掴めなかったんだよね。

入場料は600円、目録みたいなものが貰えます、中はうーん、そこそこの広さかな、展示スペースはワンフロアですが結構な階数があったように見えたのであとのスペースは保管場所とか管理作業に使ってるのかもなぁ…。
(専門の技術者がいる美術館や博物館ってすごく少ないんだって。)

企画展として【幕末金工の美】というのが同時開催中でした。
ぐるっとパスには「企画展」のみのパスが付いてるんですが、基本的に常時展示と同じスペースで行っているので事実上の入場券になるようです。

ガラスに手を付いてはならないことはわかっているんですが、子牛が展示品カードを見ようとして額をぶつけてしまったのはご容赦下さい…どうもしゃがみ込んだほうがいい感じ。
(刀が人の目の高さに合わせてあるようなので展示カードが低いんだよね。)
で、まあ例の擬人化ゲームにつられて行ったのでずぶずぶの素人なのですが。
ざくっと見ていて感じたのがあれ「太刀と打刀にはサイズの違いはない」という辺り。
あと、反りが逆、と説明していた方がいらしたんですが、見た限りではそうでもないのでちょっとよくわからない。見方が間違っている気ももちろんしている。

使い方が違うんだよねー、というのが今のところ一番納得いくかな。
この刀剣博物館に行ったあとで馬に乗って主に相手の馬の足を薙ぎ払うために使われていた、と聞いたので、そうすると打撃武器に近いよね?
幅厚でないと到底その役には立ちそうもないので今度は注意して見てみよう。
相手薙ぎ払ってしまえばあとはあれか、組討ですね、足軽さんの出番かな。

そもそも日本刀というものの形が作られたのが平安時代らしく、鎌倉が結構細かく別けてあるというか、初期中期と末期と分類されているらしい。素人向けの可能性もあるけど。
ていうかやっぱり僕【銘】に関してを勘違いしてる気がする。
うーん、基本的に作った人の名前ってことでいいのかなぁ?
ああ、やっぱりサインみたいなものですね(検索してみた)、この時点で名前以外を書いたりもするみたいです、お寺の依頼だとすごく長い文章が彫ってあるし、子牛が言ってましたが幕末くらいになるときちっと正確な日付けまで入ってる。
基本的に時代が下るほど長くなる、みたいな感じのようです

で、ざっくばらんに言うと鎌倉くらいまでしか実戦武器として見做せないぽい。
お二方ほど座ってらしたんで別の件で声を掛けさせて貰ったんですが、室町くらいからかな、もう美術品の系統になってしまっていて(戦国は知らない)、江戸なんかはもう完全なお飾り品、まあでも幕末の頃から明治になると最後の実戦刀が登場する、みたいな。
見てて書いてあったんですが、「復古」って言葉があるんですよね幕末くらいに。
実戦時代のものに戻そうとしたんじゃないかなー。

この辺は【目貫】という刀を鞘に止める穴とそれを止める道具があるんですが、その位置がなんか移動してることにも薄っすら現れているようです。
「邪魔になるから外側に移動しちゃったんですよね」みたいな。
私、剣道の類はしたことないんですが、完全にお尻のほうで止められた刀を実戦刀として振り回す気にはなれませんね…、鍔の少し外側で止めて欲しい。
(なんか穴が二箇所になってるんだけどねー、どういう機微かはわからん。)

そもそも声を掛けたのも目貫がかなり派手で、見ていた子牛が「刺さるよね?」と言い出したせいなんですが、え、あー、右手で持てば目貫が指の側に来るのかな、ということは考えないでもなかったんですが「目貫 フィット感」で検索しようとか言い出すので耐え切れず吹き出しました申し訳なく…、いやでも別にふざけたかったわけでは!
そこに関しては学芸員の方かな? ボランティアガイドの方なのかはちょっとわからないんですが、どうしていたのかはわからないそうです。そうなのか。
そういや、同時開催していた目貫もなんか急にボタンみたいな形があってね。
なんでこんなに形が変わったんだ?? と二人で言ってたんですが、多分それっぽい。

展示品を見ているうちに気付いたんですが、だいたい三箇所くらいのコレクターが持っていたものがほとんどのようです。まああれだ、コレクターの方と寄贈した方のお名前が苗字同じだけど別人なので「持て余したんだな」「数多いしね」「しょうがないよね」というような感じになりました、多分息子さんが寄贈したのと奥さんが寄贈したのが!
あとは別の施設や皇室関係からのものもあったかな? ちょっと経済界のほうで見たことがあるような名前のものもありました。逸話みたいなものがある刀はそれこそ入り口近くに飾ってあった【延吉】くらいかな?
中身と拵えが別になってまして鞘が漆と金糸刺繍という、こうなるともう完全な祭事用らしい。
まあただ、あまり戦には出ていないらしいですが、全く使われてない刀もなかったんじゃないのかなー、みたいな雑感。ひょっとしたら手入れが途切れてしまった時期があったせいなのかもしれないんですが「使ってなかった刀」って独特の気配があるし。
(少なくとも確実に使われてた刀は混じってるのは解説でもわかったしね。)

子牛がもっとも気になっていたのが【大根鼠図小柄】。
なんで大根?! みたいに超気にしてましたよ、なんでだろう、別にいいじゃない。
ほら、ネズミも齧りついてるよ、と言ったんですが大根フィーバーでした。
帰ってからもずっと大根大根って言ってたよ、大根小柄のレプリカあったら買ったのに、的なことも言ってましたww
えーと、小柄の説明はちょっと難しくてわからなかったかも。
なんかねー、鍔のところに小柄ともう一個を刺して以外と実用品だったり、ということは実は時代劇などの絵柄的には知ってるんだけどどうもピンと来なかったんだよね。

まー、最初はこんな感じかな、また伺います。
えーと、その、騒がしくてすみませんでした…。
内容は真面目だとは思うものの、基礎知識少な過ぎ、現地でいろいろ言いすぎ感はある。
ゲーム関係だと「来」や「長谷部」「之定」(2代兼定ですね)なんかの作品がありました。
子牛が流派ってのはやっぱり親類や子ども、弟子のことでいいんじゃないかね、みたいなことも言ってましたが、まあおいおいと。
最終更新:2015年02月07日 18:15